この小さな小さなスペースが最も投票の参考にされるそうです
あなたは『選挙公報』をご覧になったことがありますか?
選挙期間中に、新聞に折り込まれる大判の冊子みたいなものです。
実は、複数の調査結果によると『投票する時に最も参考にしたもの』で常に1〜2位になるのが『選挙公報』なのだそうです。
(例えば、ウェブサイト『政治山』が継続的に実施している調査が分かりやすいです。こちらの調査やこちらの調査の記事などをご参照下さい。投票行動に関する専門的な研究はたくさんありすぎるので除きました)
フジノには頭痛のタネでしかありません・・・
けれどもフジノにとって、いつも頭が痛くなるのが『選挙公報』を書くことです。
何故なら、あまりにもスペースが小さすぎるからです。
縦11センチ×横15センチしかありません。
書けるスペースはあまりにも小さいのに、フジノには書きたいことが山ほどあって、いつも「何を書くのを諦めるか」で本当に悩まされます。
4年間の実績は毎回本当にたくさんあります。
フジノが提案しなければ、他の誰も提案しなかったことが本当に多く、実績としてお知らせしたい。
取り組んできた分野はとても広くて、同時に、テーマごとにめちゃくちゃ深く掘り下げて取り組んでいくのがフジノ流です。
例えばフジノが取り組んでいるメイン政策である自殺対策だけでも、『選挙公報』の1スペースを使っても書ききれません。
だから、いつも「何を書くのを諦めるか」がフジノの悩みなのです。
1日半ひたすら書き直し続けました
昨日夕方から書き始めて、書いては文字数を減らし、書いては文字のフォントを小さくし、書きたいことをとにかくカットしまくりました。
カットすればするほどに、フジノが実現してきたことや提案してきたことの全体像がどんどん見えなくなっていきます。
昨晩6時間かけて書き上げて眠りました。
けさ10時から印刷をして、専用の台紙に貼り付けて、いったん完成したのが13時27分でした。
でも、読み直してみるとどうしても納得ができません。
あまりにもカットしすぎて自分の文章では無くなってしまっている気がしました。
ゼロから書き直すことに決めました。
しめきりは16時のところ、何とか15時45分に完成させました。
本当に危なかったです。あやうく掲載してもらえないところでした。
専用の封筒に写真と原稿を入れて提出です
4年前のブログ記事に、原稿の書き方や写真にはいろいろなルールがあることを記しました。
デザインや写真を全て業者に任せている人はラクなのだと思うのですが、フジノは全て自分でやります。
例えば写真は、縦9センチ×横6.5センチ、てっぺんから髪の毛までは1.5センチのスペースが必要です。
このルールを守る為に、フジノは鉄の定規で必死にはかってボールペンで線を引いて、細かく細かくハサミで切っていきます。
そして何とか完成させて、専用の封筒に入れます。
今回、写真の左上に誤ってボールペンで「点」を書いてしまいました。
1枚しか無い写真なので、印刷された『選挙公報』をご覧いただくとその「点」がきっと見つかるはずです。
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こうして、原稿と写真が全て揃いました。これらを全部セットにして袋に入れて、提出します。
この1日半は胃が痛くてしかたがありませんでした。
特に、印刷する為の用紙探しに苦労しました。
16年前から用紙を買うのは横須賀中央のKという文房具屋さんだったのですが、今回、売っていませんでした(レーザープリンタ対応のマット紙)。
そして、ヤマダ、コジマとバイクを走らせても在庫なし。
最後にダメ元で立ち寄ったホームズで、ようやく買うことができました(結局ほしかったものそのものは無くて代用品で対応しました)。
Amazonや楽天の普及によって、リアルの文房具店が品揃えを売れ筋のみに限定するようになってしまい、フジノが必要としたものはありませんでした。
とにかく1時間半近くいろいろな店舗を回って、現実を知りました。
ネット通販が当たり前の時代もまた切ないものですね。
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ともかく無事に完成しました!
やっと立候補に向けて一歩前進することができました。
こんなふうにバタバタしてしあげた『選挙公報』ですが、内容には自信があります。
フォントは8ptと小さくて、拡大鏡を使わないと読めないような文字がびっしりといっぱい書き連ねられています。
フジノはデザインを一切無視しました。
「落選の危機」と言われている今回の選挙、最後になるかもしれません。
今までも自分流をずっと貫いてきました。最後になるならば、よけいに一片の悔いも残したくありません。
文字ばかりで読みづらいと言われても、11センチ×15センチの紙にフジノはフジノの伝えたい想いを凝縮しました。
どうか、無事にあなたのお手元に届きますように。
どうか、極小の文字だらけに負けずに拡大鏡を使って読んで下さる方が居ますように。