今年も横須賀で「多様な性にYESの日」街頭キャンペーンを開催します!
本日5月17日は『多様な性にYESの日』です。
日本では『多様な性にYESの日』の名称で記念日として認定されているのですが、国際的には『IDAHO(アイダホ)』あるいは『IDAHOT』として広く知られています。
『International Day Against Homophobia, Transphobia and Biphobia』の頭文字をとって『IDAHO』です。
直訳すると『国際反ホモフォビアデー』、分かりやすく言い換えると『LGBT嫌悪に反対する国際デー』ですね。
2019年度も様々な取り組みが行なわれますが、4月18日の兵庫県尼崎市の展示を皮切りに東北から福岡まで全国各地で、さらには世界各地で様々な取り組みが開催されています。
2019年度の横須賀アクションは、5月19日(日)に街頭キャンペーンを開催します!
過去4回は記念日を大切にして5月17日当日に開催をしてきました。
けれども取り組みが定着してきた今回5回目は、あえて17日をずらします。
そして『人通りの多い日曜日』に開催してより多くの方々に訴えかけることをめざすことにしました。
- 日時:2019年5月19日(日)13〜18時
- 場所:京急横須賀中央駅・東口のYデッキ上
- 内容:メッセージの朗読、スピーチ、チラシ配布
- 参加費:無料
- 対象:多様な性への理解ある優しいまちづくりを望む方はどなたでもOKです(市外からの参加も毎年いらっしゃいます)
- 予約:不要です。参加を希望する方は直接お越しください
- 後援:横須賀市、横須賀市教育委員会
ぜひあなたのご参加をお待ちしております!
2019年度も横須賀市は「多様な性にYESの日」をさらに応援しています
そもそも東京でスタートしたこの取り組みにフジノは参加し続けてきて、横須賀で開催することが長年の願いでした。
そこで2014年に、フジノが横須賀アクションをスタートさせました。
いち政治家としてではなくて、あくまでも市民活動として開催してきました。
昨年8月には市民団体『多様な性にYESの日横須賀』が立ち上がり、今年度の開催に向けた準備をすすめてきてくれました。
フジノはいちおう『アドバイザー』という位置づけになっていますが、あくまでもいち参加者としてアクションに参加します。
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これに対して、行政としての横須賀市は初回からずっと協力関係を続けてきてくれました。
後援名義をいただいたり、横須賀市が作成したリーフレットも提供していただいてアイダホのチラシと一緒に配ってきました。
毎年、担当課の職員さんが来訪して参加者を激励する言葉をかけてくれました。さらにレインボースカリンバッジを参加者にプレゼントしてくれた年もありました。
こうした5年間にわたる信頼関係から、フジノは「この取り組みを横須賀市の公式行事とすべきではないか」と2018年6月議会で一般質問をしました。
フジノの質問
(2)市内の当事者のみなさまに本市の取り組みを周知する必要性について
これまで僕に協力をしてきて下さった当事者の方々は本市の先進的な取り組みを知っていたので、(LGBTs関連施策実施自治体の中で横須賀市が)全国トップとの報道にも全く驚きませんでした。
しかし、報道を通じて初めて僕に連絡をくれた当事者の方々は
「横須賀がこんなにがんばっていたとは知らなかった」
と驚き、
「どんな取り組みをしているのか教えてほしい」
と尋ねられました。
確かに今まで本市はまず着実に取り組みを進めることを最優先して「取り組みを広く知ってもらう」という視点はとても弱かったと気づかされました。
素晴らしい取り組みをしていても、当事者のみなさまに知られていなければ実施していないのと同じです。
そこで『街頭キャンペーンの実施』を提案します。
1990年5月17日にWHOが精神疾患のリストから同性愛を外したことを記念して、毎年5月17日は『LGBT嫌悪に反対する国際デー』、日本では『多様な性にYESの日』として全国で街頭キャンペーンなどが行なわれています。
【質問】
本市でも有志によって今年で4回目の街頭キャンペーンを行なったところですが、これを本市の主催として、広く市民を対象に、性的な多様性への理解を広げ、本市の取り組みを周知すべきではないでしょうか。
上地市長の答弁
街頭キャンペーンは当事者の方が主体的に行なうことがより共感を得られると考えます。
多様な性については多くの人に理解をしていただくことは大変重要なことではないかと考えます。
市としても毎年度市内各所で行なっている性的マイノリティ啓発のパネル展示を来年の5月17日に合わせて開催するなど協力をしたいと考えております。
残念ながら、横須賀市の公式行事にするという提案は実現しなかったのですが、さらなる協力を約束する答弁が返ってきました。
実際に上地市長の答弁どおりに、今年はすでにいろいろな形で横須賀市の協力が進められています。
例えば、すでに4月から横須賀市ホームページでは正式に『多様な性にYESの日』を掲載しています。
さらに、横須賀市の公式ツイッターでもアナウンスしてくれています。
上地市長の答弁どおりに、パネル展示も5月13日からスタートしました。
さらに、全議員宛にパネル展示のおしらせがなされて、市政記者クラブへのプレスリリースも行なわれました。
パネル展示とあわせて様々な啓発リーフレットも置いています。
そこに『多様な性にYESの日』のリーフレットとステッカーも一緒に置かせていただいています。
5月19日当日には、市役所から有志の職員の方も街頭キャンペーンに参加して下さる予定です。
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このように、横須賀市も全面的に応援してくれている『アイダホ』=『多様な性にYESの日』の横須賀アクションです。
ぜひあなたもご参加ください。
市外からのご参加も大歓迎です。
全国からお寄せいただいたメッセージの朗読、あなたの想いをワイデッキでマイクを通してスピーチ、ときどきツイキャスで全国にインターネット生中継、そしてリーフレット配りを行ないます。
当日は長丁場なので、途中参加・途中退出でも大丈夫です。
ぜひご参加下さいね!