発言通告書を提出しました
6月7日からスタートする2019年6月定例議会。
一般質問を行なう議員は12名で、6月7日と10日の2日間にわたって本会議で市長らを相手に議論が繰り広げられます。
フジノは市長と教育長に対して一般質問を行ないます!
一般質問をする為にはあらかじめ質問の要旨を記した『発言通告書』を提出しなければなりません。
けさが締め切りで、朝一番で署名してきました。
今年3月の予算議会は長期休職をしてしまった為に質問に立てませんでした。
昨年12月議会以来、半年ぶりの本会議登壇です。
今回も全力でがんばります!
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本日提出した発言通告書の内容を3回に分けてご紹介していきます。
質問1.食べたくても食べられない人々、特にこどもたちへの支援の必要性について
1問目は、市民の方からつい先日5月30日にご相談を受けたことから質問を決意しました。
すでに用意していた質問を9月議会に行なうことにして、今目の前の問題に集中するべきだと判断しました。
食べたくても食べられないこどもがいるならば、政治・行政が全力で守らねばならないからです。
1.食べたくても食べられない人々、特に子どもたちへの支援の必要性について
(1)小学校で給食以外の食事をとれていない児童が存在している可能性があり、調査と支援を行う必要性について
先日、市民の方から「小学校に朝食を食べて来られない児童がいて先生が自腹でパンを買ってきて食べさせてあげている。何とか対応できないか」と伺い、大きなショックを受けた。
小学校の教職員の方々にヒアリングをすると、こうした事態は複数の小学校で起きている可能性があることがわかった。
1カ月半後には給食さえ食べられなくなる夏休みが迫っていることから、強い危機感を抱いている。そこで教育長に伺う。
【質問1】
小学校の教職員の皆さんに対して、給食以外の食事がとれていない児童の有無について調査をしていただけないか。
【質問2】
調査の結果、該当する児童がいれば早急にスクールソーシャルワーカーなどと連携して、その背景を調査して、必要な支援を行なっていただけないか。
(2)中学校で昼食を用意できない生徒への2015年度以降の調査・支援の実施の有無について
かつて僕は中学校にお弁当を持って来られない生徒がいるから調査をしてほしいと提案し、教育委員会は2015年に調査を実施してくれた。
2015年12月議会で報告された「昼食を用意できない生徒に関するアンケートの結果」によれば、頻度の差はあれど51名の生徒が該当し
特に毎日持って来られない生徒が6名、週2~3回持って来られない生徒が7名、
それに対して周りの生徒がお弁当を分けているのが14件、教職員が持参や購入したパンやお弁当を与えているのが22件、といった実態がわかった。
教育委員会は学校を訪れてヒアリングを行なうとのことだったが、ネグレクトの可能性を指摘し、児童相談所の介入を求めた。
さらに2016年予算議会において今後も調査を継続すべきだと提案し、前教育長は今後学校現場と相談しながら毎年定期的にやっていきたいと答弁した。
しかしその後、教育委員会から報告はなく、僕自身も質問してこなかったことを強く後悔している。
そこで教育長に伺う。
【質問3】
前教育長の答弁どおりに、2016年度以降現在まで中学校で昼食を用意できない生徒の有無は調査したのか。
【質問4】
調査したのであれば、その結果はどうだったのか。
【質問5】
昼食を持ってこられない生徒がいたならば、個別に家庭環境の調査やソーシャルワーク的な対応を行なって、昼食がとれるように支援し解決につながったのか。
【質問6】
中学校給食がスタートする2021年夏休み明けまでは調査を続けていただきたいが、いかがか。
(3) 食品ロス削減推進法成立などを受けて本市がフードバンク活動などをさらに積極的に支援する必要性について
全ての世代を対象にした取り組みとして、本市では2016年から市役所内で職員フードドライブを実施し、市職員の皆さんから食料品の提供を受けて、福祉部やこども育成部の窓口を訪れた年末を乗り越えることが難しい困窮世帯の方々に提供してきた。
さらに2018年からはリサイクルプラザアイクルでの年3回のアイクルフェアに合わせて、市民の皆様を対象にフードドライブを実施している。
今国会で食品ロス削減推進法が成立し、市町村にも推進計画策定が努力義務化されフードバンク活動のための連携強化も促されることとなった。
さらに、子どもの貧困対策法改正案の成立が確実視されており、市町村にも対策計画の策定が努力義務化される。
こうした国の動きも追い風にして、本市は全ての世代の食べたくても食べられない人への支援などより一層の取組みを進めていくべきだ。そこで市長に伺う。
【質問7】
すでに本市では生活保護世帯の方々にもフードドライブで集めた食料を提供しているが、今後も引き続き生活保護世帯への食料の提供を継続していただけるか。
【質問8】
意識の高まりからしばしば「食料を提供したい」との御相談を受けるが、現在は市民の皆様を対象にしたフードドライブは年3回のアイクルフェアしか機会が無い。
食品ロス削減を推進する観点からも、本市は常設のフードドライブ拠点を設けるべきではないか。
【質問9】
フードバンク団体の育成や支援を積極的に行なっていく取り組みが重要だが、生涯学習センターでの各種講座や、コミュニティセンター主催の講座などさまざまな機会を捉えて、フードバンクなどのボランティア養成講座を開催すべきではないか。
【質問10】
市役所窓口での提供だけでなく、新たな提供方法もぜひ検討していただきたい。
例えば、2016年に山梨県中央市と中央市教育委員会とフードバンク山梨が連携協定を結んでスタートさせた、学校給食のない長期休暇の食料支援プロジェクトはとても有効な好持例だ。
学校側が前年度の就学援助利用家庭や教師が必要と感じる子どもに対してフードバンク山梨の申請書を配布し、申し込むか否かは家庭が判断する。
市と教育委員会はあくまでも橋渡し役で、家庭にはフードバンク山梨からの食材が届くようになる。
こうした事例を研究して、本市の現状に応じた本市らしい新たな取り組みをぜひ検討していただきたいが、いかがか。
以上が1問目です。
教育長に対して質問をします。
小学生・中学生・全世代について、食べたくても食べられない方々を支援する必要性を強く訴えます。
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2問目は次の記事に続きます。