「ジェンダー平等の実現をめざすアクション」に参加しました
横浜駅西口で開かれた『ジェンダー平等の実現をめざすアクション』に参加しました。
「そもそも『ジェンダー』って言われても何のことだか分からないよ」
という方がほとんどだと思います。
2分で分かりますので、どうかまずは下の動画をご覧下さいね。
「共産党がジェンダー平等を掲げたとき、え、本気か?と驚きました」。
政治思想史・フェミニズム理論研究者の岡野八代さん。共産党が本気でジェンダー平等を掲げたことによって、新しい政治がひらかれるかもしれないと、期待を語ります。 #比例は共産党#HopeForTomorrow pic.twitter.com/8jYz9Biu2G
— 日本共産党⚙🌾 #比例は共産党 (@jcp_cc) July 13, 2019
今までも恐ろしいほどたくさんあったのに無かったことにされてきた、性暴力・性犯罪・セクシュアルハラスメントなどの問題。
これまでも被害に遭った当事者が声を挙げると、世間やメディアにセカンドレイプされて叩き潰されてきました。
フジノはずっとこのテーマに取り組んできたので、涙がでるような安堵感でいっぱいです。
横須賀市議会でも一生懸命取り組んできました(例えば、2014年に感じた怒りを3年かけて変えさせたりしてきました)。
これまでは味方がほぼ存在しませんでした。
例えば、性暴力・性犯罪について言えば、信頼できるのはNPOの方々と、県警と県のほんの一部の方々だけでした。
それがもついに国政選挙のテーマになる時代がやってきたのです!
例えば、日本共産党は今回の参院選で重要政策としてジェンダー平等を掲げています。
こちらが政策集です。
こちらはわかりやすいリーフレットですね。
暴力・ハラスメントだけでなく、女性と男性の間の公私にわたる社会的な差別(慣習も制度も)、そして多様な性の在り方を否定する社会とも闘ってきました。
そうした姿勢を評価していただいたのか、政治家・藤野英明として共産党から公式にお招きいただきました。
とてもありがたい機会なので喜んで参加させていただきました。
(※今日はあさか由香さんを応援する勝手連としての参加ではないのであさかコスは着てません)
たくさんのメディアを前にスピーチのリレーが行なわれました
参議院選挙のまっただなかなのでどうしても最終的には選挙カラーが出てしまいますし、フジノもそれを自覚して訪れました。
けれども逆にそうでも無ければこのテーマでこんなにたくさんのマスメディアが集まってはくれなかったと思うのです。
新聞、テレビ、インターネットなど本当にたくさんのメディアが取材に来てくれていました。ありがたかったです。
伊藤詩織さんの告発をはじめ、多くの方々が苦しみながら声を挙げてくださるようになりました。
そして、海外とも連動した#MeToo運動のように、少しずつ広がりをみせはじめました。
この動きを絶対に止めてはならないとフジノは願っています。
あさか由香さんのスピーチはとても内省的で胸を打たれました
やがて順番がまわってきて、あさか由香さんがマイクを握りました。
フジノは、語られた内容がとても内省的でとても胸を打たれました。
動画を撮影しましたので、どうかご覧下さい。
フジノなりに短くまとめてみました。
私はいち市民の立場で参加したが、こんなお話をさせていただいた。
私が会社に務めていた時に、同僚が職場を去っていった時に声を挙げられなかった。社会が「そんなの当たり前」という雰囲気の中で声をあげるのが怖かった。
伊藤詩織さんが性犯罪の被害を告発をした時に連帯の声をすぐには挙げられなかった。セクハラは山のようにある日本で、セクハラの被害を受け流すことで生き抜いてきた事実がある。
そしてそのことに傷ついてきた自分に向き合うことも怖かった。セクハラを受け流すことで生き抜いてきた自分に向き合うことに時間がかかった。
様々なことが起きていることに向き合ってほしい。
声を挙げなかった時、最も犠牲にしたのは、自分自身の尊厳・良心・誇りだった。
このままでは自分自身の尊厳・良心・誇りが失われるところだった。
今日は、政治家の立場でもお話をしたい。
セクハラや差別を無くす時に一番必要なことは、自分自身の壁としっかり向き合って、自分自身の想いと誠実に向き合って、温かい社会を作っていくことが大切。
世界のジェンダーギャップ指数で日本は149カ国中110位という低さにある。
女性の賃金は男性の半分しかない。
同一価値労働同一賃金を法律に明記しなければならない。
最低賃金を1500円に上げる。そして女性の所得を引き上げる必要がある。
セクハラ被害に遭っても泣き寝入りする方が6割を超えている。
ILOはハラスメント禁止条約を採択したが、日本経団連は棄権をした。
セクハラの禁止規定が無いのは、OECDでは日本を含めてたった3か国しかない。
性暴力の被害者の6割が誰にも相談できずにひとりで苦しんでいる。
性暴力・性犯罪ワンストップ支援センターを拡充する。
『強制性交罪』から『暴行脅迫要件』を撤廃すること、『同意要件』を新設することが必要だ。
選択的夫婦別姓を認めないのは日本だけ。あまりにも時代遅れ。
同性婚も法律で認めるべき。
憲法13条では、ひとりひとりの個人の尊厳、命と幸福を追求する権利が明記されている。
自分が自分らしく生きたい権利を政治は何よりも尊重し無くてはならない。
全ての人に優しい社会、ありのままの自分として生きられる社会を創らなければならない。
スピーチを終えてステージを降りると、市民の方々があさかさんのもとに歩み寄りました。
おひとりおひとりとあさかさんは語っておられました。
選挙は単に当選を求めてアピールする場ではありません。
こうして大切な問題を丁寧に市民のみなさまと語りあって、想いを共有して、問題意識を社会全体で高めていく貴重な機会だとフジノは信じています。
だから、あさかさんが市民の方々と語りあう姿を見つめながら、フジノはありがたい気持ちでいっぱいになりました。
フジノからは「性的な多様性の保障」についてスピーチをしました
フジノは勝手連としてあさか由香さんを応援しているのであって、共産党という政党を応援している訳ではありません。
けれども、ジェンダー平等だけをあえて訴えているリーフレットを作ってくれていることには感謝しかありません。
喜んで配らせていただきました。
このリーフレットを受け取ってくれた方の中には、実際に被害に遭っておられる方々もたくさんいらっしゃると思います。
どうかあなたはひとりでは無いということを知ってほしいです。
個人としても、政治家としても、絶対にあなたをひとりにさせないといつも思っています。
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最後に、フジノもスピーチをしました。
『性的な多様性の保障』の為に12年の活動を続けてきて、LGBTs関連施策実施自治体全国1位に横須賀市を導いたことが評価されて招かれたのだと思いますので、改めて横須賀の取り組みについて語りました。
続いて、あさか由香さんがこのアクションを締めくくるスピーチをして下さいました。
(あさかさんは10分40秒から)
こんな現実を変える為にどうかあなたの力を貸してください!
性暴力・性犯罪は、世間のイメージとは真逆で赤の他人から襲われることは少ないです。
加害者はとても身近な存在で、職場の上司であったり、学校の教師であったり、親であったり、被害者よりも優位な立場を悪用して抵抗できないようにします。
最低かつ最悪な行為で、『魂の殺人』です。
フジノは、幼い頃に被害に遭った方をNPOや弁護士の方につないで裁判にも同行しました。
すでに10年以上経ちますがPTSDが起こることもあり、少なくとも成人になるまではずっと見守り続けていくつもりでいます。
こうした被害者の方々がたくさんおられるのです。
それなのに、支援をする側の人があまりにも少ないのです。
絶対に許してはならない加害者ですが、加害者をそもそもうまない為の取り組みも必要です。
4月の市議会議員選挙でフジノが配った政策チラシでも、このように記しました。
被害に遭った方々を継続的に支援を徹底すること、相談しやすい体制を作ること、そして加害者をうまない仕組みをつくらねばなりません。
地方自治体だけではできないことがたくさんあります。
だからこそフジノには、国会議員に同じ想いを持つ存在が必要なのです。
あさか由香さんが国会議員になれば必ずこの現実を変える大きな力になってくれるはずだとフジノは信じています。
だからどうかあなたに力を貸してほしいのです。
ジェンダー平等、世界では当たり前なのに日本はビリから数えた方が早い。こんな現実を変えたいのです。
性暴力・性犯罪・ハラスメントの被害に遭った方々がみんな泣き寝入りをしている。そして社会復帰もできずに苦しみ続けている。そんな異常な社会を変えたいのです。
同性婚も、先進国で実現していないのは日本だけです。もっと良い国に日本を変えたいのです。
どうかあなたの力を貸して下さい。
どうか投票に足を運んで下さい。お願いします!