不妊・不育専門相談センターで新たな取り組みをスタートします
今日は、2020年度当初予算案の目玉の1つをご紹介します。
2019年4月から不妊・不育専門相談センターが新たにスタートしました。
市内には高度な生殖補助医療を行なっている専門クリニック・病院が1つもありません。
その為、不妊症・不育症について相談したいと思った市民の方がまず最初の選択肢となる可能性が高いのが、この不妊・不育専門相談センターです。
とても重要なセンターです。
フジノにとっては念願が叶ってスタートした訳ですが、オープンする前からの心配がいくつかありました。
- 不妊症・不育症に対する社会の理解が低い現状では周囲の人に知られたくないのが率直な気持ち。けれども狭い横須賀、相談したい市民の方にとって、相談を受ける側が同じまちに暮らす市民である市職員では、相談がしづらい…。
- センターに所属する保健師・助産師は研修を受けているとはいっても常に最新の不妊症・不育症についての知識を持っている訳では無いこと、またドクターではありませんので専門性の高い相談には対応しきれない…。
この2つの心配を解決するのが、2020年度当初予算案の新たな取り組みです!
不妊症・妊活の専門家にLINEで相談できるようになります
それがこちらです。
150人の専門家に不妊症・妊活についてLINE相談できる取り組み
全国初の取り組みとなる予定です。
これによって、フジノが挙げた2つの心配事がクリアされます。
- 相談を受けるのは横須賀市の職員ではありません。このLINE相談は、民間企業に委託して行ないます。相談員が同じ横須賀市民である可能性は、ほぼありません。
- その民間企業(*)では培養士や看護師をはじめ不妊治療の専門家を約150人擁しているとのことでした。つまり、最新の知識を持っていること、専門性の高い相談員がいることで、あなたの求めるニーズにしっかり対応できるはずです。
(*)フジノが調べた範囲では、こちらは株式会社ファミワンではないかと予想されます。他に同様の事業を行なっている民間企業は見当たりません。
登録は5月1日スタート
こちらの取り組みを利用したい方は、横須賀市が新たに作るLINE相談に登録をして頂く必要があります。
登録がスタートするのは5月1日を予定しています。
締切は10月31日までです。
1度登録して下さった方は、2021年3月末まで相談を無料で受けることができます。
人数制限はありません。
このスケジュール感からすると正式発表は4月頃ではないかとフジノはイメージしています。
まずは1年間の試行事業です
予算はわずかに29万7000円で、まずは1年間の試行事業として実施します。
相談件数・内容など本当に不妊症・妊活の相談として効果が出るのかを検証します。
次年度も継続するかどうかはその検証の結果をもって判断することになります。
フジノとしては、ぜひあなたに利用していただいて率直なご意見を頂きたいと思っています。
まちがいなく2020年度の目玉です
昨年2019年度の目玉は、不妊・不育専門相談センターの新設でした。
さらに2020年度の目玉はまちがいなくこの不妊症・妊活LINE相談だとフジノは考えています。
不妊・不育への専門的な相談機能が必要なことはずっと訴えてきた通りです。
あくまでもスタートこそ1年間限定の試行事業ですが、こうした専門性の高い相談機能は必ず継続的に必要となります。
また、不妊症治療に取り組んでいらっしゃる世代のみなさまにとって、LINE相談は身近な手段だと感じています。
正式な発表が待ち遠しいです。
以上、ご報告でした。