防衛省に要請書を提出しました
本日2020年4月20日、横須賀市は防衛省南関東防衛局に要請書を提出しました。
タイトルは『在日米軍基地勤務の日本人従業員の新型コロナウイルス感染拡大防止について』です。
在日米軍基地勤務の日本人従業員の新型コロナウイルス感染拡大防止について
横須賀市では、新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言の発令以前から全市域において感染拡大防止策を講じてきましたが、他の地域と同様に日々感染者が確認されており、予断を許さない状況となっております。
このような中、4月4日と6日にそれぞれ在日米海軍横須賀基地に勤務する市民の感染が確認されました。また、同15日には米陸軍キャンプ座間に勤務する市民の感染も確認されています。
これらの状況を踏まえ、米軍基地に勤務する日本人従業員(以下、基地従業員)の感染拡大防止と基地従業員並びにその家族をはじめとした市民の不安払拭のため、以下の通り要請いたします。
- 基地従業員の新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のための措置を徹底するとともに、仮に基地従業員に感染者が発生した場合には、日米当局間で緊密に連携の上、速やかに適切な措置を講ずること。
- 基地従業員への新型コロナウイルス感染症に関する情報提供の実施や相談窓口を構築すること。
- 上記1及び2に関し必要に応じ本市に対し情報提供を行うこと。
これまで米軍基地で新型コロナウイルスに感染した米軍人への対応(行動制限など)は横須賀市に情報提供があり、メディアでも報じられてるとおりです。
けれども、同じ米軍基地の中で働いているたくさんの従業員への対応についてはなんら情報提供がありませんでした。
しかし、日本人従業員の感染も起こっている中、従業員やそのご家族から横須賀市に対して不安の声が寄せられています。
そこで今回の要請書の提出に至りました。
- 従業員への感染拡大の防止策を行うこと
- 感染が判明した場合の日米間ですみやかな対応を取ること
- 従業員への情報提供や相談窓口を開設すること
- 横須賀市への情報提供を行なうこと
防衛省にはすみやかに在日米軍と対応を検討して実施するように求めていただきたいです。