14本の議案が市長から提出されました
本日6月9日10時から本会議が開かれました。
上地市長から14本の議案が提出されて提案理由が述べられました。
- 議案第63号 市政功労者を定めることについて
- 議案第64号 一般会計補正予算(第3号)
- 議案第65号 財産条例中改正について
- 議案第66号 浄化槽保守点検業者の登録に関する条例中改正について
- 議案第67号 手数料条例中改正について
- 議案第68号 都市公園条例中改正について
- 議案第69号 建築基準条例中改正について
- 議案第70号 物品の買入れについて
- 議案第71号 物品の買入れについて
- 議案第72号 物品の買入れについて
- 議案第73号 物品の買入れについて
- 議案第74号 物品の買入れについて
- 議案第75号 市道路線の認定について
- 議案第76号 職員特殊勤務手当支給条例中改正について
この14本の中で市民のみなさまの生活に最も深い関わりがある、第3次補正予算案をご説明します。
補正予算のコロナ対策の概要が分かりました
そもそも補正予算案とは『緊急度の高い取り組み』に充てられるものです。
第3次補正予算案では、新たに1億9290万円を増額します。
このうち、新型コロナウイルス感染症対策に関連する部分は次のように説明がありました。
- 地域活動の回復を図る為、ツアーバスの誘致や運慶仏像を活用した観光面の活性化を行なうこと、および、三浦半島の豊かな自然とサイクルスポーツを組み合わせた新たな観光資源の開発を目指し、モデル事業を行なう。
- 『新たな生活様式』への対応を進める為、企業等の業務の多角化などに対し助成する為の経費を計上するもの、および、キャッシュレス決済やRPAの導入など市の業務おいてデジタル・ガバメントを推進するための経費を計上する。
- 先の招集議会で決定された議員の期末手当などの減額を計上する。
- 市民や企業の皆様からの寄付金をコロナ基金に積み立てる為に増額計上する。
フジノの率直な第一印象は
「ああ、追い込まれてしまった人々の暮らしを守る生活保障の政策は打たないのか!」
「ツアーバスの誘致や運慶仏像の活用やサイクルスポーツなどの観光活性化はまだ早すぎる」
「第2波・第3波が来るのを危惧している段階なのに、急いで盛り込むべき内容じゃないだろう」
というものでした。
もちろん景気のV字回復は目指さねばなりません。
もちろん企業が多角化すべきですし、市民のみなさまが市役所の窓口に来なくてもあらゆる対応ができるようにすべきです。
けれどもフジノが市民の方々から受けている声からすると、何故それらをさしおいてまで先にやることなのか、疑問を感じます。
特別定額給付金10万円もまだ入金されておらず、生活設計がうまくいかない方も多くいらっしゃいます。
まだ市民のみなさまの暮らしは回復できていないのに、と残念に感じます。
実際の議案説明資料で詳しい内容を精査していかねばなりませんが、第3次補正予算案の市長からの提案説明をお聞きする限りでは、フジノの期待とは離れていました。
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補正予算案とは別に、議案第76号では
新たに特殊勤務手当のひとつとして、新型コロナウイルス感染症対応など防疫作業に従事した方に手当の特例の規定を設ける条例改正が提案されています。
議案第76号はとても良い提案だと感じました。
コロナ対策以外の補正予算を紹介します
次に、補正予算案から新型コロナウイルス感染症関連以外の部分をご紹介します。
- 長井漁港の機能保全計画について、見込みを上回る国庫補助の採択を受けたので、これを活用して工事を前倒し実施するための経費
- 宝くじを原資としたコミュニティ助成の補助採択を受けたので、浦賀地区連合町内会の備品の購入に助成するための経費
- 現在、県立大学駅に設置している自転車等駐車場の用地を返還することに伴い、新たな駐車場を整備する費用。
- 市営住宅八幡ハイムの給水設備の劣化が想定以上に進んでいる為、前倒しして更新するための経費。
- 長井海の手公園の整備や管理運営を行う事業者の選定、および、南処理工場特別高圧鉄塔撤去にかかる工事負担金について、それぞれ債務負担行為を設定する。
以上となります。
その他の議案については、機会があればブログでご紹介します。