コロナ禍であなたをはじめ全ての人の自殺リスクが高まっています
とても心が痛む、とても悲しいニュースが続いています。
身近な路線で相次ぐ人身事故、親しみを感じてきた複数の芸能人の死・・・。
フジノのもとにも、いわゆる『コロナうつ』で苦しんでいる方々からの相談が続いています。
また、2〜4月以来ぶりに再会した方々の中にはとても表情が暗くつらそうな方々がたくさんいらっしゃいます。
今は全ての人々にとって自殺リスクがとても高まっている緊急事態
です。
こうした状況を深く憂慮した上地市長と「いま何ができるか」について1時間にわたって意見交換しました。
フジノからは「どうか全ての市民のみなさまに『今この瞬間あなたも実はハイリスクな状況にある』ということに気づいてもらえるように、市長からメッセージを発信していただきたいです」とお願いをしました。
それから1週間、上地市長が市民のみなさまに向けたメッセージを発信してくれました。
フジノからお伝えしたい想いも全てメッセージに込められています。
どうかあなたにこの想いが届くことを心から祈っています。
全ての市民のみなさまに市長からメッセージです
You Tubeで配信されたメッセージと、全文を下に掲載します。
私たちの日常生活は、新型コロナウイルス感染症により、大きな影響を受けて変わりました。
様々な活動の自粛の中で経済は大きく停滞し、倒産や解雇、収入の大幅な減少に見舞われる方が増えています。
その結果、生活困窮に陥り、抑うつ症状となり、最終的に自殺に追い込まれる方が全国的に増えています。
先のリーマンショックにおいては、全国において年間3万人を超える方が自殺し、本市においても年間100人を超える方が自殺により尊い命を失っています。
その後、様々な自殺対策を行うことで自殺者数は全国では2万人、本市においては50人台まで減少しましたが、今回の新型コロナウイルス感染症拡大は、前回同様または前回以上の危機であると考えます。
また、有名人が自殺し、その影響も懸念されるところです。
自殺は「個人の問題」としてとらえられていましたが、多くの自殺が、様々な要因によって追い込まれた末の死であり、社会問題であると考えます。
また自殺は、本人だけではなく身近な人を苦しめることにもなります。
私の最大の責務は、市民の命を守ることであると考えます。
人間関係が希薄になってきた現在において、「誰も一人にさせないまち」の実現を目指すことで、より良い社会に近づけることができるものと確信し、新型コロナウイルス感染症拡大から市民を守るべく、速やかに様々な取り組みを行ってきました。
ただ、自殺に追い込まれてしまうことは、だれにでも起こりうるものだと考えています。
市民の皆さん、新型コロナウイルス感染症拡大の中で、不安やストレスを抱え、一人で悩んでいませんか。
まずは身近な人に相談をしてください。
身近な人に相談できなければ、市役所や保健所をはじめ、相談できる場所は、たくさんあります。
ぜひ一人で悩まず相談をしてください。
そして、市民の皆さんにお願いがあります。
自分の身近にいる人たちの中で、「食事の量が減った」「眠れていないようだ」「普段より疲れた顔をしている」「ため息が目立つようになった」「口数が減った」など、いつもと違う様子に気が付いた時に声をかけてくれませんか。
「最近、眠れてますか?」と
勇気のいることかもしれませんが、一言、心配していることを伝えることだけで、「自分は一人ではない」と思い、防げる自殺があります。
悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげる人を「命の門番」、ゲートキーパーといいます。
皆で力を合わせ、自殺の原因となる問題を解決し、私たちの住んでいるまちをより良いまちにし、市民の皆さんが「安心して暮らせるまち」にしましょう。
自殺予防は悩んでいる人を一人にしないことが重要です。
「孤立」「孤独」を防ぎましょう。
相談先や必要な支援がわからなければ、保健所等に相談してください。
保健所では、様々な相談先を載せた「相談窓口紹介冊子よこすか心のホットライン」を作製し、保健所、市役所、行政センターで配架し、ホームページでも公開していますのでご活用ください。
結びに、人生には困難や障害はつきもので、人は一人では生きていくことはできません。
私自身も、多くの友人がいたからこそ、救われ、今、生きています。
ぜひみなさんも、これまで申し上げたように、大切な人の命を守るためゲートキーパーになってください。
何卒、よろしくお願いいたします。
実は、あなた自身が自らのうつ状態に気づいていないこともあります。
うつ症状は気持ちの落ち込みが起こるイメージが強い為にあまり知られていないのですが、実際には、頭痛や腹痛がずっと続いたりなど、しばしば体に不調が現れます。
バファリンやイブをのんでも頭痛が全然治らない、そんな時はうつ症状を疑ってみてください。
また、何をしても気持ちが上がらなかったり、理由もなく不安が続いていたり、眠れないことがしばしばあったり、ということもあります。
それは決しておかしなことでもなければ、恥ずかしいことでもありません。
そしてあなたは今、誰にも相談できずにいるかもしれません。
どうか、横須賀市に相談してくださいませんか。
少しだけ、お気持ちを軽くすることができるかもしれません。
どうかそのお手伝いをさせて下さいませんか。
●
17時までは保健所へ。
こころの健康についての相談を行っています。必要に応じて精神科医師による相談も行っています。
ぜひお電話ください。
また「電話ではうまく話せない」という方は、保健所での来所相談でもOKです(ご希望の場合は事前にお電話ください)。
- 電話番号:046-822-4336
- 受付時間:月~金/8時30分~17時(祝日および年末年始を除く)
17時を過ぎたら『横須賀こころの電話』へ。
気持ちが晴れない、生きる望みが持てない、ひきこもっている、大きな悩みに押しつぶされそう・・・。
そんな時、お電話ください。
一緒に心の整理をして、問題解決のために動き出す勇気や元気を引き出すお手伝いをします。
匿名でどうぞ。費用は無料です。(通話料のみ自己負担)
- 電話番号:046-830-5407
- 受付時間
平日:16時~23時
土日祝:9時~23時
毎月第2水曜日:16時~翌朝6時
あなたからのお電話をお待ちしていますm(_ _)m