「2021年度予算案」の目玉はこの新規事業です!
本日、正式に来年度予算案が上地市長から提出されました。
たくさんの新たな取り組みがもりこまれていますが、最も市民のみなさまにとって大切な取り組みだとフジノが受け止めたのは、こちらです!
福祉に特化したLINEアカウントの運用(相談受付など)
(2022年2月25日スタート時の正式名称は「よこすか福祉LINE相談」)
記者クラブにも配布された『予算の概要』では、下のように記されています。
よこすか福祉LINE相談とは・・・
横須賀市が新たにスタートさせる『よこすか福祉LINE相談』とは、24時間365日いつでも福祉の相談をLINEで受け付ける、というものです。
返信は残念ながら市役所がオープンしている平日9〜17時に、地域福祉課の職員が行なう形となります。
その為、土日祝日や平日の17時以降は「翌営業日にお返事します」的な自動返信が届く形になります。
この中途半端な形ではフジノは納得できていないのですが(もちろん改善を強く提案していきます)、それでも今までの市役所よりも大きく前進しました。
現在の横須賀市役所は若い世代に全くアプローチできていないという背景があります。
「窓口に相談に来ないとダメ」「電話も平日8:30〜17:00しか受け付けていない」というとてつもない不便さが相談のハードルをとても高くしています。
そもそも若い人たちが我が身に困ったことが起こったとしても、そもそも「横須賀市役所に相談しよう」「福祉の相談をしてみよう」という発想が起こる人はなかなか居ません。
そこに加えて、国レベルの調査でも完全に明らかになっているのですが、若い世代は固定電話を全く使いません。
平日の市役所がオープンしている時間、ふつうの人たちはみな学校や仕事をしています。窓口を訪れることなんてできません。電話も使いません。
そこで、フジノが長年提案を続けてきたのが市役所がSNSで24時間365日いつでも相談を受け付けることです。
特に、若い世代に最も身近に広く使われているLINEを横須賀市も積極的に活用するように提案をしてきました。
それが実現したのがこの『よこすか福祉LINE相談』なのです。
(ここ2〜3年いろいろな議員が「LINEを導入しろ」と提案していますが、横須賀市議会で最も早くから提案をしてきたのはフジノで、2017年12月議会で市長に提案しました。今回の新規事業が発表された時に複数の議員が自慢気に「自分が実現した!」と主張しているのを聞いてフジノは「へえ、そうなんだ(笑)」と苦笑いしてしまいました)
横須賀市の新規事業説明シートには、このように記されています。
【政策などを必要とする背景及び経緯】
・ 市民ニーズに即したサービスを展開するために、市民と行政のタッチポイントを増やす必要がある。
・ 誰も一人にさせないまちに向け、福祉サービスが必要なのに、つながらない、つながりにくい人が行政につながりやすくなる取り組みを実施する必要がある。
【事業の内容など】
●福祉に特化したLINEアカウントの運用
・LINEによる相談を受け付けることで、市民が相談しやすい環境を整備する。
・ 福祉部アカウントの登録者を確保し、アンケート調査などを実施する。
・ 調査により、課題の整理、顕在化をすることで、施策の改善または新たな施策につなげる。
【将来にわたる事業効果】
必要な人が福祉サービスにつながるとともに、市と市民が手軽に関係性を構築することを目指している。
どの世代の市民の方にとっても、横須賀市の相談が利用しやすくなる為の新たな手段をスタートさせます。
このコロナ禍においても、本当に多くの方々が福祉サービスを受けられるのに相談をちゅうちょしてしまっている姿をたくさん見てきました。
また、「市役所に相談したくても平日に相談なんて行かれない」「仕事を休めない」といったお声もたくさん頂いてきました。
こうした現状を必ず変えていきます。
どうかスタートまでもう少し待っていて下さい。
コロナ禍もいつまで続くか先が見えない中で、誰もが必要な時に必要な福祉サービスを受けられるように、そのきっかけとなる相談につながりやすくなってほしいと強く願っています。