多頭飼育崩壊の防止の為のガイドラインの公表、待っていました
また、複数の予備軍が存在しています。
そして、たくさんの猫や犬が苦しんでいます。
その為フジノは2019年12月議会で市長への一般質問で取り組みの必要性を訴えました。
この時、質問の中で国の取り組みも紹介しました。
2016年の調査では、全国で多頭飼育による苦情は約1,800件、多頭飼育崩壊は全国で問題化しています。
2019年12月議会・本会議・一般質問より
そこで政府も検討に乗り出し、動物愛護法を所管する環境省が、介護や福祉を担当する厚生労働省と連携し、社会福祉施策と連携した多頭飼育対策に関する検討会を開催し、3年の議論の後に、2021年度中にガイドラインをまとめる方針です。
それから2年が経ちました。
ついに本日このガイドラインが公表されました!
待っていましたよー!
128ページにも及ぶのでまだ3分の1くらいしか読めていないのですが、しっかり読み込みたいと思います。
サブタイトルの通りで、このガイドラインでは
動物愛護管理部門と社会福祉部門の連携
を強く打ち出しています。
『にゃんずネット横須賀』をはじめ、市内でがんばってくださっている動物愛護ボランティアのみなさんに行政はとても助けられています。
みなさん手弁当で昼夜を問わず活動を続けて下さっています。
そうした団体・個人のボランティアのみなさんのご負担を少しでも減らせるように、積極的に多頭飼育問題を抱えている飼い主の方々に行政として働きかけていきたいとフジノは考えています。
その為にも国が自治体に示したガイドラインの存在はとても大きいです。
時代とともに動物と暮らすという行為は大きく変化していき、今では多くの人々にとって動物は『ペット』ではなく『家族』として存在しています。
けれどもわが国の現状は、ドイツのように動物たちと人とがともに暮らしやすいような社会ではありません。
コロナ禍で家に居る時間が長くなったからペットショップで動物を飼う(買う?)人たちが増えた、という報道があります。
ペットショップに行かなくとも、家族を待っているたくさんの保護猫・保護犬たちが居ます。
コロナが収束しても最期を迎える時まで家族として暮らしてほしいと切に願うばかりです。
多頭飼育問題を抱える人はこれからさらに増えていくのではないかとフジノは予想しています。
その予想を現実のものとしない為にも、担当である動物愛護センター・生活衛生課をはじめ、福祉部門とも連携をして、しっかりと取り組んでいきたいです。