新たな「平和モニュメント」の点灯式が行なわれました
中央公園のリニューアル工事が終わり、4月1日から新たに『平和中央公園』と改名されてオープンしました。
そして本日、新たな『平和モニュメント』の点灯式が行なわれました。
コロナ禍ということで、残念ながら市民のみなさまに広くお知らせすることはできませんでした。本当に申し訳ございませんm(_ _)m
はじめに、文化会館中ホールでささやかな式典が開かれました。
メイキングムービーが上映されました。こちらは横須賀市公式You Tubeチャンネルで公開されています。
そして、場所を移って『平和モニュメント』前へ。
撤去された『平和モニュメント(=ヘイワオーキクナーレ)』に替わって、新たな『平和モニュメント(=平和の軸)』の点灯が初めてお披露目されました。
上地市長・齋藤精一さん(パノラマティクス)・板橋議長の3人が点灯スイッチを押すと、レーザーのように空にまっすぐな明かりが灯されました。
偶然にお散歩にいらした市民の方々と、政治・行政・建築に関わった企業・近隣町内会長など参加者一同で黙祷を捧げました。
(その様子をフジノの撮影した動画でご紹介します↓)
毎月1日、2月15日、8月6日、8月9日、8月15日にライトアップします
平和モニュメントがライトアップされるのは、次のタイミングです。
- 毎月1日
- 2月15日(横須賀市の市政記念日)
- 8月6日(広島への原爆投下の日)
- 8月9日(長崎への原爆投下の日)
- 8月15日(終戦の日)
以上の合計16日間となります。直近でご覧になれるのは、5月1日ですね。
点灯は日没からで、消灯は4~9月は21時、10~3月は20時となります。
この年16日間の他に、『平和の軸』の真ん中の部分の点灯(文字演出と呼んでいます)は毎日行なわれます。これは今も日没から毎日ご覧になれます。
旧平和モニュメント・ヘイワオーキクナーレを後世に伝える看板とマケットも展示されています
当初フジノは『平和モニュメント(ヘイワオーキクナーレ)の撤去と新たなモニュメントの建設』に反対をしてきました。
けれども議会での議論をとおして
- 初代の平和モニュメントであるヘイワオーキクナーレのマケット(本体作成前に制作されたミニチュア)を文化会館に永年展示する
- 後世に旧平和モニュメント・ヘイワオーキクナーレを伝えるべく公園内に案内板の設置を行なう
という横須賀市側の方針変更が打ち出された為、フジノは予算に賛成することとしました。
そして実際にこの約束は守られました。
ヘイワオーキクナーレのマケットは、文化会館の入口のすぐ脇に展示されています。
また、新しい平和モニュメントへと続く階段のふもとには『ヘイワオーキクナーレ』について解説した掲示板が設置されました。
行政のチェックミスによる老朽化の進行と突然の撤去決定、という経緯はとても残念でした。
制作者である故・最上久之さん、ご遺族のみなさま、そしてヘイワオーキクナーレを愛してこられた市民のみなさまには、本当に申し訳なく感じております。
けれども、たくさんの市民の方々の募金によって建設が始まったヘイワオーキクナーレの存在が将来にわたって語り継がれるように、フジノ自身も努力していきます。
フジノ自身とてもヘイワオーキクナーレを愛していたひとりなので、あの勇姿を決して忘れることは無いと思います。
できれば新しい『平和の軸』も市民のみなさまに『ヘイワオーキクナーレ』と同じように愛していただけたらと心から願っています。
フジノも責任をもって新しい『平和の軸』を通じて先達の核兵器廃絶・平和都市への想いを市民のみなさまにお伝えしていく努力を続けてまいります。
上地市長「毎月ついたちに祈りを捧げに行くよ」
上地市長とフジノは、ふだんは二元代表制のそれぞれ別の立場に居るので、公の場では私的なおしゃべりをすることはまずありません。
これは吉田市長時代にも気をつけていたことです(前市長は高校時代から知っている、リアルな後輩でした)。
けれども上地さんとフジノの根っこの部分は同じ想いを持っていて、当選同期として18年前からともにたくさんのことを議論したり条例提案をしてきた間柄です。
だから、ふとした瞬間に、お互いの本音が漏れることもあります。
今回フジノが撮影していた時に動画に映り込んだ上地さん(市長モードを離れての発言なので敬称を外します)のひとことは、胸を打ちました。
上地市長「やっと・・・やっとできたよ」
フジノ「良かったです!」
上地市長「良かったよ・・・おれ、ついたちのたびに祈りを捧げに来るよ」
万感の想いが籠もっている上地さんの本音が吐露された瞬間でした。
今回の平和モニュメントの撤去と新設は、上地さんにとってもフジノにとっても、本当に心が痛む出来事でした。
市長という立場上、上地市長はそれを表に出すことはできません。
けれどもフジノは、本音では上地さんがヘイワオーキクナーレを撤去せねばならないことにどれほどつらい想いを抱いていたか、よくよく知っています。
だからこそ、ヘイワオーキクナーレを後世に伝える掲示板の設置もマケットの文化会館での展示も議会の指摘を受けてすぐに実施を決めたのです。
この先ずっとライトアップが行われる毎月1日に「祈りを捧げに来るよ」という言葉は、誰よりも平和を愛する上地さんの本音が漏れたのだと思います。
フジノも同じく、平和への祈りを捧げに毎月必ず平和モニュメントに足を運ぼうと思います。