【ピンチ!】スタート目前の「よこすか福祉LINE相談」最悪の方針転換/LINE社の個人情報問題を受けて横須賀市が方針転換・・・

2021年度予算の目玉がスタートを前に方針転換、大ピンチです!

市民のみなさまにとって今年2021年度予算最大の目玉だとフジノがご紹介した『よこすか福祉LINE相談』が大ピンチです!

フジノが担当課に進捗状況を尋ねると、なんと方針転換したと報告を受けました。

  • LINE社による個人情報問題をうけて、地方自治体はLINEを使って個人情報をやりとりしてはいけないというルールができた
  • したがって『よこすか福祉LINE相談』も個人情報を扱うことができない
  • その為、当初予定していたLINEを使った相談体制はとりやめる
  • かわりに、スタート予定の10月からはLINEで一般的な福祉情報を発信する

上に記したことが担当課が決定した新たな方針です。

これは、市民のみなさまにとって大ピンチです!

おひとりおひとり異なる背景(個人情報)をもとに対応するのでなければそれは相談ではない

相談とは、おひとりおひとりの異なる背景や事情をもとに双方向にやりとりするものです。

単なる福祉情報を一方的に伝えるだけでは、もはや相談とは言えません。

例えば、本来の相談はこんな感じです。

フジノ「藤野英明と申します。相談があります。僕の母は現在75歳で西地区に一人暮らしなのですが、最近、認知症が進んだようで悩んでいます」

LINE相談「それはご心配ですね。お母さまのお住まいの地域ですと、西第2地域包括支援センターが細やかな相談支援をしてくれています。センターのAさんにお母さまのお住まいを訪問していただくように、こちらからご連絡させていただきます。フジノさんからもセンターのAさんにお電話をしていただくことはできますか?」

フジノ「Aさんには介護認定の申請の時にもお世話になりました。電話します。ありがとうございます」

けれども、方針転換された現在のモノだと個人情報が一切書けず、かつ一般的な福祉情報の発信のみになりますので、こんな感じになってしまいそうです。

フジノ「私の母が認知症ではないかと悩んでいます」

LINE相談「それはご心配ですね。ご高齢の方のご相談は地域包括支援センターが対応しています。こちらのURLをクリックして、お住いの近くのセンターにお電話してみて下さい」

これはもはや相談とはいえません。インターネットで検索すれば分かるレベルの返信しか来ないのです。

当初予算案で示されたものとは完全に別のモノです。

せっかく時間にも空間にもとらわれずにLINEを使って福祉相談を行なえる予定だったのに・・・。

フジノはこの方針転換には断固反対です。

しかも、決定された方針転換については市議会にも報告されておらず、知っているのはフジノだけという状況です。

これまでもずっとフジノは、自分が提案した取り組みや関わっている取り組みはスタート前もスタートしてからも定期的に進捗状況を担当課にヒアリングをしてきました。

今回もその取り組みのおかげで情報を事前に知ることができました。

けれどももしもフジノがこうして進捗状況を確認していなかったら、スタート予定の10月に名前とは全くかけ離れた『よこすか福祉LINE相談』がしれーっと始まってしまうところでした。

決めました。

フジノはまもなく開かれる9月議会で、上地市長に一般質問をして、方針転換を取りやめて、元の姿で相談が行えるように代替案を必ず提案します。

このままでは市民のみなさまに大きなメリットをもたらすはずだった『よこすか福祉LINE相談』が単なる情報発信SNS1つになりさがってしまいます。

そんな税金のムダづかいをするくらいなら、むしろ無い方がマシです。

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