5年に1度の「自殺総合対策大綱」の見直しスタートへ/2022年夏頃に閣議決定の見込み

自殺総合対策大綱の5年に1度の見直しがスタートします

本日、自殺総合対策会議(第20回)が開かれました。

といっても書面持ち回り開催なので、事務局案はそのまま決定となりました。

今回の最大のテーマは、5年に1度の自殺総合対策大綱(大綱)の見直し作業のスタートについてです。

自殺総合対策大綱の見直しが決定しました(2021年9月28日)
自殺総合対策大綱の見直しスケジュール
自殺総合対策大綱の見直しスケジュール

具体的な見直し作業を10月以降からスタートして、来年2022年夏頃までに閣議決定されることと決まりました。

大綱は、自殺対策を進める「根拠」であり「取り組みを進める重要な武器」なのです

フジノたち自殺対策に関わる人間にとっては『大綱』はとても重要です。

国・県・市、全ての行政機関が取り組むべき自殺対策の、実施の『根拠』となる文書だからです。

全国の自治体が取り組みを進めていく上で、重要な武器になります。

例えば、ある取り組みを実施してくれない行政に対して

「わがまちは『大綱』に記されているのにAという取り組みをしていない。『大綱』のとおり、実施すべきではないか」

と強く求めることができます。

ぜひ自殺対策に取り組むみなさま、今後の動きにご注目下さい。

孤独・孤立対策担当大臣が自殺総合対策会議のメンバーに加わりました

今回の会議のもう1つの大切なことは、新たなメンバーとして『孤独・孤立対策担当大臣』が加わったことです。

自殺総合対策会議の新たなメンバーとして「孤独・孤立対策担当大臣」が加わりました
自殺総合対策会議の新たなメンバーとして「孤独・孤立対策担当大臣」が加わりました

コロナ禍以前から、自殺に追い込まれるまでのプロセスにおいて孤独・孤立は重要な要因でした。

わが国は担当大臣を新設しましたので、当然のことではありますが、自殺総合対策会議のメンバーに孤独・孤立対策担当大臣が加えられました。

このことは、全国の自治体に向けたメッセージにもなりますので、とても重要なことだと受け止めました。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

一人でも多くの方に情報をお届けする為にどうかシェアお願いします
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!