ベイビーロスアウェアネスウィークを日本に導入したAngieのみなさんが上地市長と面談しました
1年間、フジノが望み続けたことが叶いました。
『ベイビーロスアウェアネスウィーク』を日本へ導入したAngie(アンジー)のみなさんと、上地市長との面談がついに実現したのです。
両者の面談は、本当に実り多いものとなりました。
この横須賀市の取り組みが全国に広がっていくきっかけとなることを心から願ってやみません。
面談実現まで1年がかりの取り組みでした
そもそもは昨年(2020年)のベイビーロスアウェアネスウィークの前に、面談を実現させたかったのです。
Angieのみなさんの想いとその活動は、これまで横須賀市が取り組んできたことや目指している方向は一致しているとフジノは考えてきました。
だから両者がじかにお会いすればもっと良い化学反応が起こるはず、とフジノは考えてきました。
けれどもコロナ禍で移動の自粛が要請される中で、他都市にお住まいのAngieのみなさんを横須賀市にお招きすることは難しい状況が続きました。
さらに今年(2021年)のベイビーロスアウェアネスウィークが近づいてきましたが、8月に神奈川県は緊急事態宣言を発令しました。
今年も面会はムリかもしれないという想いがよぎることもありましたが、それでもフジノはずっとタイミングを待っていました。
そして9月28日、ついに政府が『緊急事態措置及びまん延防止等重点措置』を9月30日をもって終了すると発表したのです。
そこからはとにかく必死でフジノは、Angieのみなさんと上地市長の面会の実現に向けて走り回りました。
なんとか全ての関係者の方々の調整を終えて、今日の面会が叶うことになりました。
秘書課長はじめ、関係者のみなさまのご尽力には感謝してもしきれません。ありがとうございました。
ベイビーロスアウェアネスウィーク最終夜、平和モニュメントのレーザー照射を特別にピンクアンドブルーで実施決定!
さて、お話を面談に戻します。
今年、横須賀市はわが国では初となるピンクアンドブルーのライトアップを行ないます(それだけでも素晴らしいことです)。
一方、「海外ではスタジアウムやランドマークなどあらゆる施設がライトアップされるのですよ」というお話をしていた時に、上地市長がひとつの決断をしました。
「横須賀市には平和中央公園に平和モニュメントがあって、宇宙からも見えると言われるレーザー照射をしています。このレーザーの色をピンクとブルーにして、ベイビーロスアウェアネスウィークの最終日の夜、ライトアップしましょう」
そして上地市長は、平和モニュメントを所管する部署にその場で実施の可否を確認させて、ライトアップを約束したのです。
この決断にはフジノも本当に驚いてしまって、涙がこぼれました。
Angieのみなさんも確かに喜んで下さいましたが、その場で誰よりも喜んだのは、実はフジノでした。この平和モニュメントのレーザー照射の重みを誰よりも知っているひとりだからです。
平和モニュメントのレーザー照射は『本当に特別な日』にしか実施されません。
他の日にも点灯してほしいという希望はこれまでもありましたが、実現していません。
あくまでも毎月1日、市政記念日の2月15日、8月6日・9日・15日の先の大戦にまつわる重要な日、年間わずかに16日間だけしか点灯されないものなのです。
そこに新たに特別に、ベイビーロスアウェアネスウィーク最終夜(Wave of Lightというキャンドルを灯すイベントが行なわれる夜です)を加える、ということの重み。
つまり、横須賀市は赤ちゃんを亡くしたご家族への支援はすさまじい重みをもって取り組むのだという決意を内外に示す意味を持つことなのです。
これぞフジノが待ち望んでいた、Angieのみなさんと上地市長がじかにお会いしたら良き化学反応が起こる、でした。
最終夜のWave of Light、上地市長に灯してほしいとAngieがキャンドルを贈呈しました
さらにもう1つの化学反応だとフジノが感じたことがありました。
Angieのみなさんから
「ベイビーロスアウェアネスウィーク最終日の夜に、天国の赤ちゃんを想ってキャンドルを灯すWave of Lightという取り組みが世界中で行なわれます。上地市長にもぜひキャンドルを灯していただけたら」
とキャンドルを贈呈しました。
上地市長はこのAngieからの要望に対しても
「Wave of Lightの点灯時間である19時ちょうどにはつけられないかもしれないけれど、必ずこのキャンドルを灯して天国の赤ちゃんとそのご家族に想いをはせるようにしたいと思います」
と即答してくれました。
フジノは司会進行役を務めましたが、流れだけ決めて、あとはシナリオや下打ちあわせなどは一切行ないませんでした。
(唯一、事前に上地市長からフジノに要望があったのは「本音で語りあいたいので今回の面談はマスメディアの取材は無しでお願いしたい」ということだけでした。この時期、AngieはNHK大阪の密着取材を受けていたのです)
上地市長から発せられる言葉は全て上地市長の心の底から出てくる言葉ばかりでした。
本当に素晴らしい瞬間にフジノは立ち会わせていただくことができました。
横須賀市によるベイビーロスアウェアネスウィーク2021の取り組みにどうかご期待ください
こうして、Angieのみなさんと上地市長との面談が終わりました。
まもなく10月9日からベイビーロスアウェアネスウィークが始まります。
昨年、全国から大きな評判を呼んだ横須賀市公式ツイッターアカウントからのメッセージですが、今年は1週間毎日メッセージ発信を行ないます。
すでに横須賀市では、市役所の1階北口の人通りの最も多い窓口そばの壁面にベイビーロスアウェアネスウィークの啓発パネルを展示しています。
さらに10月9日からは、国内初となるピンクアンドブルーのライトアップをティボディエ邸(ヴェルニー公園内)で毎晩実施します。
さらにさらに、Angieが作成した啓発ポスターの掲出に横須賀市は全面協力をして、市内130ヶ所に今後1年間を通じて貼り出します(他の自治体でもポスター掲出を行なうまちがありますがベイビーロスアウェアネスウィークの期間中のみとお聞きしています)。
そして何よりも、横須賀市ではベイビーロスアウェアネスウィーク期間中であろうと無かろうと、これまでも取り組んできたエンジェルサポート事業をはじめ、様々な形で取り組みを進めていきます。
どうか横須賀市の取り組みにご注目ください。