「pena」の坂上彩代表が横須賀市を訪問しました
今年10月8日に黒岩・神奈川県知事が来年度に『リトルベビーハンドブック』作成を明言した直接のきっかけとなったのは、当事者団体である『pena』のみなさんの要請でした。
TVK、神奈川新聞などで大きく報じられたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
同じく10月に、フジノは坂上代表から横須賀市の赤ちゃんにかかわる担当部署との面会の依頼を受けました。
リトルベビー(低出生体重児、極低出生体重児、超低出生体重児などのいわゆる小さく生まれた赤ちゃん)とご家族の支援は、フジノにとって10年にわたって取り組んできたテーマでしたので
大変ありがたいお申し出だと感じて、こども育成部こども健康課との面会をセッティングしました。
あわせて、先日の12月定例議会ではリトルベビーとご家族へのさらなる支援について市長へ一般質問を行ないました。
そして本日、坂上彩代表が横須賀を訪問してくれたのです。
市長面会はどうしても予定が合わず実現しなかったものの、熱意はすごかったです
ところで、さきの12月議会でフジノは、上地市長に
「ぜひ『pena』のみなさんとお会いしてほしい」
と提案しました。
上地市長はタイミングがあえば必ずお会いすると即答してくれました。
さらに本会議中すぐ秘書課にメモを回してスケジュールの確認をしてくれました。
そして本会議が休憩に入った瞬間に秘書課の方がフジノのもとにやってきて
「市長の面会したいという想いは強いのですが、当日はどうしても市外で重要な会議がある為に『pena』さんとの面会は難しいです。ごめんなさい!」
と言われました。
面会が実現しないことそのものは残念ですが、ここまで熱意をもって対応してくれたことに上地市長の熱い想いを感じて、逆に謝意をお伝えしました。
横須賀市、上地市長を筆頭に、リトルベビーとご家族へのさらなる支援への想いはとても強いです。
フジノへの答弁をご覧いただけると「人道上必要なことなのだからお会いします」と断言しています。
市議時代・市長選挙期間中・市長1期目と、上地市長とは赤ちゃんに関する様々な意見交換を重ねてきて、とにかく上地市長が赤ちゃんを全力で守りたいという気持ちをひしひしと感じてきました。
ベイビーロスアウェアネスウィークの全国初の取り組みもそうですが、今回のリトルベビーとご家族へのさらなる支援についても、その想いを実現する本気度の高さもとても感じています。
上地市長、ありがとうございます。心強いです。
3時間にわたる実務的な意見交換ができました!
市長とお会いすることは叶わなかったかわりに、今日は、担当課(こども健康課長とすこやか親子係長)と3時間にわたってとても密度の濃い実務的な意見交換ができました。
まず、坂上代表から『pena』設立のいきさつ、県知事とのリトルベビーハンドブック実現へのやりとりなどのご紹介がありました。
坂上代表ご自身のおこさんが早産で小さく生まれて、こども医療センター、地元病院への転院、そして現在に至るまでの子育ての日々をお話して下さいました。
その日々をふりかえり、つらかった出来事をお話される時には涙を流される瞬間もありました。
課長も係長も現場を常に最重視してきた保健師でもありますので、坂上代表の言葉に思わず涙することもありました(フジノはこの本市職員の感受性・共感性の高さを心から大切に感じています)。
続いて、全国のリトルベビーママの声(お困りごと・行政に対応してほしいこと)をこの日の為に集めて下さり、18項目にまとめて下さいました。
「横須賀市の現状はどうか?」
「横須賀市では実践できているか?」
の確認を1つずつ行なっていきました。
例えば、搾乳機と母乳バッグ(ご存知のない方はこちらをご覧下さい。一例をご紹介します)。
搾乳機はレンタル、母乳バッグは購入、というケースがほとんどですが、ともに費用がとてもかかります。
いつまで使わねばならないのかの見通しも立ちづらく、経済的にも心理的にも負担感が大きいです。
こうした必要不可欠な道具への助成をしている街もあります。
横須賀市ではどうか、という問いかけについては、残念ながら「現在は行なっていません」と確認しました。
そして、今後対応できるか否かについてはフジノが協議していくことを約束しました。
項目の中によっては、他の係や他の課の職員にも途中参加をしてもらって、1つずつ現状を確認していき、実現できていないならばその具体的な背景や理由を説明してもらいました。
ありがたいことに18項目のうち多くの項目が横須賀市では実践済みでした。
ただこれからもさらに改善ができないか、今後の宿題としてフジノが各課と協議をしていくことを坂上代表にお約束しました。
1回で終わるつもりはありません。ずっと改善していきます
実は、横須賀市は小さく生まれた赤ちゃんとご家族への支援の取り組みはとても充実しています。
1つずつ提案してきた立場のフジノは、現状でも横須賀市は全国に誇れると自負しています。
けれども、まだまだ足りていない部分があります。
また、市長は「実施しています」と答弁したものでも、実際に市内にお住まいのリトルベビーママにお尋ねすると情報が伝わっていなかったこともあります。
横須賀市だけではどうしても解決できない医療制度などもあります。医師会をはじめ、民間病院や診療所や助産院のご協力が不可欠なこともあります。
でも、それらを必ず1つずつ解決していくことで、小さく生まれた赤ちゃんとご家族がより暮らしやすいように社会の側を変えていきたいです。
ここまで来るのに10年かかりましたが、フジノはまだ全く現状に満足していません。
『pena』のみなさんとの協力関係はこれからも続いていきますし、あらゆる取り組みを進めていきたいです。
本日は、坂上代表、ありがとうございました。
担当課のみなさん、ありがとうございました。
横須賀だけでなく、全ての小さく生まれた赤ちゃんとご家族が安心して暮らしていかれるように、一緒にがんばっていきましょうね!