選挙後初の市長への質問は6月7~8日です
選挙が終わって5月に初めて議会が招集されましたが、それはあくまでも人事決めがメインでした。
6月7日からスタートする6月定例議会では、ついに市長への質問を行ないます。
今回は質問者が11名の予定なので、7~8日の2日間にわたって本会議を開きます。
上の画像は、5月30日に開いた議会運営委員会の配布資料です。
この11名が選挙後初の市長への質問に立ちます。
ところであなたが投票した候補者はちゃんと質問の機会を活用していますか?
選挙公約を実現するには、1年にたった4回しか無い市長への質問の機会(4年間で16回しかありません)をフルに活かさないと難しいと思いますよ・・・。
投票したあなたは責任をもってその人が働くようにチェックして下さいね。
フジノの質問を紹介します
昨日が発言通告書(質問する議員が必ずあらかじめ提出しなければならない書類です)の〆切でした。
ここにはあくまでも質問のタイトルしか書いていないのですが、ニュアンスだけでもお伝えしたいのでご紹介します。
1.本市で今年3月に発生した、70代の両親を40代の息子が殺害した事件に対する本市の受け止めと対応について
(1)本事件について市長はどのように受け止めたか。
(2)本事件を受けて民生局などに何らかの指示を出したか。
(3)本事件によって心身にダメージを受けた関係者に対して、横須賀市犯罪被害者等基本条例に基づいて受けられる相談支援などをお知らせしたか。
2.本市における中高年ひきこもりへの支援を強化する必要性について
(1)本市における中高年ひきこもりの実態把握調査を行なうべきではないか。
(2)中高年ひきこもりへの計画的な支援を横須賀市地域福祉計画に明記すべきではないか。
(3)本市で活動するケアマネジャーに、中高年ひきこもりについて研修の機会を設けることや相談窓口につなげるなどの連携を正式に依頼すべきではないか。
(4)ひきこもり地域支援センターを本市に新たに設置して、身近な地域で、専門性の高い相談支援と多職種との連携が実現できる体制を整備すべきではないか。
3.受援力の低い方々へ情報を届ける新たな取組として、本市の情報を従来とは異なる媒体を用いたターゲティング広告の手法で発信する必要性について
以上です。
昨年11月、介護を苦にした同級生が親を殺害してしまいました。
そして対策を強化したにもかかわらず半年後の今年3月、同じく40代の息子が両親を殺害する事件が起こってしまいました。
選挙前からずっとフジノはこの2つの事件を自分ごととして追いかけてきました。
今回の質問では、まず後に起こった事件についてフジノなりに考え抜いて出した対策を提案します。
そのテーマの1つが『中高年のひきこもり』です。
今では学齢期や若者のひきこもりよりも中高年のひきこもりの方が人口が多い、という事実を内閣府の調査が明らかにしています。
フジノは、政府としての中高年のひきこもりに対する支援がまだまだ不十分だと感じています。
そもそも学齢期のひきこもりに対しても、息の長い支援がもっと以前からずっと行なわれていたならば、こんなことにはなっていなかったのに、とも感じています。
さらに言えば、今回のような事件も、そもそも起こらずに済んだのではないかという気持ちがずっと拭えずにいます。
とはいえ、今となってはもはや今からできることをコツコツと取り組んでいくしかありません。
単に働くことにつなげるのではない、生きることそのものを応援していく支援を十年単位で取り組んでいけないかとフジノは願っています。
今回の質問はまずそのスタートとして、上地市長と議論をしたいと思います。