藤野英明委員
まず、平成16年度ごみ処理実績の資源化率ですが、計画では38.9%。実績では若干下回って37.8%となっております。
資源化の『実績』が『計画』を下回ってしまった1番の理由として、どのような分析をされていますか。
循環都市推進課長
平成16年度は『実績』で37.8%と『計画』を若干下回りましたが、この一番大きな理由は、集団資源回収量が数百トン減ったことによるものでございます。
藤野英明委員
集団資源回収量が減ったということですか。
ところで、横須賀市には『ごみ減容固化施設』があります。
現在は、そこに収集されたものについては、資源化をやっていない。
つまり、そのごみの中から資源ごみを分けるとは聞いていませんが、まずこれは合ってますか。
環境部長
長坂にございます減容固化施設、こちらはそういった資源化は全くしておりません。
圧縮してバンドでとめて、ラップのようなもので巻きまして、埋立処分場へ持っていくための作業をしているということでございます。
藤野英明委員
そこでお伺いします。
資源化率を向上させていく上で、この長坂のごみ減容固化施設のごみの区分をして資源化を行うことが、全体の資源化率を引き上げることに寄与すると思いますか。
環境部長
不燃ごみに関しましては、容器包装でないプラスチックが約半分入っております。
このプラスチックを何とかするという方向性を、既にその『ごみ処理基本計画』の中で出しております。
ただ、これはどうしても手選別といったことになりますので、具体化するのにどうすればいいのかというのが将来的な課題になっております。
資源化といっても、結局は高炉還元とか、プラスチックは今技術がどんどん進んでおりますので、油化、ガス化とかいろいろあると思いますが、そういった資源化ができれば資源化率は上昇すると考えております。
藤野英明委員
実は、そのお答えがお聞きしたくて質問させていただきました。
『手選別』は費用がかかるという面が大きいとは思います。
しかし、資源化率アップのために減容固化施設での『手選別』について行なっていかれる方針はありますか。
環境部長
すべてが『広域化』というところになってしまって大変申しわけございませんが、この不燃ごみに関しましても、一応広域化の中で考えていく分野でございます。
したがいまして、『基本計画』の中でそういった「資源化を進める」ということはもちろん書いてございますが、具体のことになりますと、そちら(広域化)の方向性が出ないと、横須賀市単独で今決めるというわけにはいかない、ということでございます。
藤野英明委員
わかりました。
それでは『広域化』に関する12月の結論を待ちたいと思います。