平成23年度一般会計予算に対する「附帯決議」

平成23年度一般会計予算に対する附帯決議を提案しました

議員提案による『附帯決議』→可決されました!

来年度予算案が成立しましたが、予算案を委員会審議する中で、メンバー全員が「このまま執行するだけではダメだ」という想いで一致しました。

そこで、委員長を発議者に、委員会メンバー全員が賛成者となって、下の2点について本会議で『附帯決議』を提案しました。

提案者一覧

提案者一覧


岩沢委員長、伊関副委員長、丸山議員、伊藤議員、土田議員、芳賀議員、森議員、一柳議員、大村議員、そしてフジノの10名です。



1.社会福祉法人クオレについて

(現状について)   
社会福祉法人クオレは、精神障がいのある方々の為に複数の事業をおこなってきました。

しかし、不正経理をはじめとする様々な問題についての内部告発がなされて監査が入りました。そして横須賀市は改善措置命令を出しました。

この改善措置命令をしっかり実現させなければ、当事者の方々の福祉が守られません。

市議会の議論の中で「いかにして改善措置命令を確実に実行させるか」が課題だという共通の認識に至りました。

(現状を改善させる為の提案について)
社会福祉法人クオレには、1年間で約4,000万円もの補助金が市から出されています。横須賀市は改善措置命令の実行の成否を問わず、この補助金をそのまま交付する方針でした。

しかし、予算が成立したからといって、無批判にただ補助金を全額だしてしまうのではなくて、事業運営が改善されたということをしっかりと市が確認して、市議会に報告して、承認を得た上で、年4回に分けて補助金を交付することを提案しました。



2.中央斎場改修工事について

(現状について)
中央斎場が改修工事を行ないます。

その期間中に市民の方々が中央斎場を利用できない場合、市のもう1つの施設である浦賀火葬場で火葬をしていただきます。

それでも対応できない場合には、市外の火葬場を利用していただくことになります。

やはりご遺族の心情としては、身近な地域でのご葬儀を行ないたいというのが当然です。

しかし、そうした想いを汲んだ対応が予算審議の中では市側に見られませんでした。

(現状を改善させる為の提案について)
そこで、市議会としては中央斎場の改修工事については、可能な限り、改修工事の期間を短縮するように求めました。

改修は不可欠ですが、やり方の工夫次第でまだ期間の短縮が可能です。
  
また、どうしても改修工事の期間中に、中央斎場で火葬を受け入れられないことがあった場合、横須賀市はしっかりとご遺族の相談に応じるように求めました。



全会一致で「可決」しました

そして、『全会一致』で可決しました。

附帯決議

附帯決議


横須賀市はこの『附帯決議』に沿って予算執行をしていく政治責任があります。