2013年3月7日・教育福祉常任委員会
福祉部の当初予算案への質疑
フジノの質問
認知症高齢者相談事業の中の『若年性認知症講座』に関連して伺います。
まず、先日も平成24年度の講座を開催していただきまして、本当にありがとうございます。
『若年性認知症』に苦しむ方というのは、数は少ないけれども、重篤な状況にあったりして、本当に横須賀市が取り組んだということは、大きな支えになったと思います。
そこで、伺いたいのですが、新年度の方針、横須賀市としては、まだ2年目の取り組みという形にはなると思うのですが、ここに掲載されている講座3回のほかにも、業務として行われることもいろいろあると思うのですね。
そうした新年度の『若年性認知症』に対する方針をお答えいただければと思います。
高齢福祉課長の答弁
『若年性認知症』につきましては、まず市民の理解を得るということが大変大事だと考えております。
その為に、まずは講座を開く訳なのですが、この講座を開くということで、少しでも多くの方に『若年性認知症』について理解をしていただく。
そうすると、『認知症』の方、御本人、それから御家族たちが大変救われるというか、『認知症』と闘っていく勇気も、周りの理解を得るということで、勇気を持って病気と闘うこともできると思っています。
まずは市民の理解を得る、その後『若年性の認知症』の方々と御家族を支えるサポーターという方たちをいずれ養成していきたいというように考えています。
この講座を平成25年度は市民の理解を得るための講座ですけれども、長期的な視野を持って取り組んでいきたいと考えています。
フジノの質問
もう1点ぜひお願いしたいのが家族の中でも若い家族、児童・生徒の年齢に当たる子たちをぜひ支援に力を入れていただきたいということを申し上げたいと思います。
横須賀市の方では出会ったことがないのですが、『若年性認知症』の方がまだ働き盛りだと、児童・生徒、特に思春期の子どもたちは、自分の進学のことや、それから生活のことそのもので、非常に親に頼りたいときに、親が非常に苦しい状況にあって、とてもつらい思いをするということが言われています。
実際にお話も伺ったのですが、そういうときに寄り添って支援をしてくれる大人の存在が必要だと思うのですね。
それは高齢福祉課だけの話ではないのですが、家族支援の為の『サポーター』を養成していただけるということだったので、若い世代の家族について、より力を入れて支援をしていただきたいなと思うのですが、いかがでしょうか。
高齢福祉課長の答弁
『若年性の認知症』の場合は、高齢者の『認知症』と違う経済的な問題、それから家庭的な問題、働き盛りの方がそういう病気になってしまうということで、高齢者とは違う問題を抱えています。
それらのことを理解してサポートする方々を藤野委員の示唆もいただきながら、そういったサポーターについても広く捉えて、養成していきたいと思っています。