まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2003年5月6日(火)のフジノ
● 美術館カンケーの資料を請求しました

 今日は、美術館カンケーの資料を請求しました。

 議員になると市役所の中の情報を
 どんどん請求していくことができるんですね。

 (もちろん議員でなくても情報請求はできますよー。
  僕は議員になる前から、市の情報公開制度
  つかわせていただいてました。
  このしくみは本当に良いので
  どんどんあなたもつかってくださいね)

 というわけで、美術館カンケーを担当している
 『美術館開設準備室』のみなさんに
 資料をお願いしました。


平成15年5月7日  
 美術館開設準備室 御中
 市議会事務局 御中
横須賀市議会議員  
藤野 英明  

         
美術館の建設に関係する資料の請求の件


 以下の件につきまして、関係資料をご請求させていただきたく、
 よろしくお願い申し上げます。


 (1) 美術館建設計画のこれまでの流れ

   @ そもそも何故、美術館建設の話が持ち上がったのか?

   A 横須賀市のホームページに書かれている、
    市民へのアンケートについて、その質問項目および回答の内容

   B 横須賀市議会でのこれまでの議論


 (2) 美術館建設計画の、現在の進行状況について


 (3) 美術館建設の、予算の見積もり額とその根拠について

   @ 美術館の建物の建設にかかる費用

   A 絵画の購入費用と、1枚ずつの購入価格の一覧

   B すでに所有している絵画があれば、その絵画の、
      市場での直近の時価

   C 建設予定地の取得にかかる費用

   D 美術館開館後の、毎年の運営費用

   E 開館後の、入場者数の見込みおよび収入の見込み


                                       以上


 「資料をいつまでにほしいというのはありますか?」と尋ねられたので
 「可能な限り早くお願いします」とお返事しました。

 資料がもらえたら
 すぐにここで発表したいと思います。
 どうか待っていてくださいね。


● 計画に反対なだけで、働いている人を否定はしてません

 それから、美術館開設準備室(市役所6階)に
 フジノ自身が直接にいきました。

 まず、自分のすなおな気持ちを伝えたかったのです。

 「お仕事中に本当にすみません。

  僕は、選挙の前からずうっと美術館のストップを
  ひたすらまちでうったえてきました。

  理由はもうみなさんごぞんじのとおりで、
  できることならばこの財政赤字をまず解消して
  福祉をもっともっと良くしていくことに税金を遣いたいからです。

  けれどもそうやって
  美術館ストップ、美術館は税金の無駄づかいだ、
  と僕が言いつづけてきたことが
  美術館開設準備室の方々の働くうえでの気持ちを
  ふみにじってしまっているような気がするんです。

  まず、それをお詫びしたかったのです。
 
  自分が何年もうちこんで働いている、
  その仕事を否定されるというのは
  みなさんのモチベーションをさげてしまうと思うんです。

  でも、僕は働いているみなさんを
  否定するつもりは全くありません。

  あくまでも計画に反対をしているだけで、
  市のために働いているみなさんを否定しているつもりは
  全く無いんです」

 こういう内容のことを
 美術館開設室のメンバーの方々に伝えました。

 部署の異動で、たまたまその部署にいる。

 もしも彼らが福祉カンケーの部署だったなら
 絶対に一緒になって働く仲間だったはずなのです。

 けれどもそうはいっても、
 他人から批判されつづけることは本当に嫌なものです。
 働くモチベーションを保つのは難しくなります。

 だから、たとえ美術館をストップさせたいというのが
 僕の立場であっても、どうしても
 その建設のために働いている方々に
 きちんと僕の考えを伝えたかったのです。



● 市役所のみなさんへ

 市役所の複数の部の部長さんから
 このホームページを見てるよと言われました。

 アクセスログを見ても、このホームページは
 あまりにもたくさんの市役所の方々が
 ごらんになっていらっしゃいます。

 だから、市役所で働いている
 あなたに、今ここを見ているあなたに伝えたいのです。

 フジノの想いはとてもシンプルです。

 あなたと一緒にもっとこのまちをよくしたい。

 それだけなのです。

 その想いは選挙の前から全く変わりません。

 ただ、あなたたちは『市長の方針』にしたがって
 仕事をしていかねばならない、という義務があるのですね。

 それに対して、フジノは市長の方針に反対することも
 たくさんあります。

 けれどもそれは
 このまちをもっともっとよくしていきたいという
 その想いをかなえるための
 その手段が違う、それだけのことなのです。

 だから、どうか一緒にがんばっていって下さい。

 毎日フジノは市役所の9階まで
 階段をつかってのぼりおりをしているのですが
 本当にたくさんの市職員の方々が階段をつかっていますね。

 エレベーターは市民の方々がつかうもの
 というサービス業としての意識をしっかりと持っている人も
 確実にいるのを僕は見て、知っています。

 フジノはそういう方々が好きです。

 フジノは仕事が大好きなので、
 がんばって働いている方々が大好きなのです。

 そして、市役所の中の
 出るクイみたいな方々へ。

 どの企業でも出るクイは打たれるのかもしれません。
 どうしても自分の意見が上司につぶされてばかりで
 市役所を辞めてしまった方々も知っています。

 それでもこれからは
 出るクイでいつづけてください。

 あなたが必要なんです。
 異端児でいてください。

 フジノはそんなあなたの存在が
 絶対にこのまちを変えていくと信じています。

 市役所のみなさん、
 一緒に力を合わせてこのまちを
 もっともっとおもしろくしていきましょうね!


● はずかしいのは大人たちだ

 2日前から、夕方になるとYデッキにいます。
 僕にとってはここは大好きな場所で
 そうするとたくさんの10代が声をかけてきてくれます。

 鼻ピアス、金髪は基本的に当たり前。
 タトゥー、根性焼き、よくいる。

 彼ら/彼女らの外見は、ぱっと見た感じでは
 怖いと思う人も多いかもしれない。

 だけど、この日記コーナーでずうっと書いてきたとおりで
 本当にいいヤツが多いのですよ。
 だから僕は1人きりで駅に立っていたとしても
 さみしくなんかなかったのですね。声をかけてきてくれるから。

 そんな10代を批判するのが大人たちですが
 僕が街角に立って想いを伝えていると
 本当にうんざりさせられるのはむしろ大人たちの方です。

 昨日は、応援してるというセリフで近づいてきて
 やがてある商品を売りつけようとしてきたおばさんがいました。

 今日は、福祉を変えてほしいといって近づいてきて
 そして「今すぐ1000円よこせ」とわめきだしたおじいさんがいました。

 どちらにもきっぱりとお断りしました。

 「次の選挙で落ちろ!」とか毒づかれても
 フジノはそんなセリフを気にする政治屋ではありません。
 選挙のことなんかどうだっていいんです。

 そんなことよりも、人としてはずかしくないのですか。

 この2件だけではありません。

 他の議員と知りあいであることを延々と自慢するおじさん、
 いきなり杖で殴りかかってくるおじいさん、
 自分が武山出身だとひたすらくりかえすおじさん、
 イデオロギーが大好きなおじさん...。

 他の議員と知りあいだと何なのですか?
 何故に見知らぬ他人にいきなり暴力をふるうのですか?
 武山出身だから何なのですか?
 せまい地域を「地元だ、地元だ」とくりかえすのは
 僕の中では完全にまちがってます。

 僕はそういう考え方が大嫌いなので
 選挙中も武山には1時間くらいしかいませんでした。
 「地元出身」とか言ってる人たちがとてもイヤだったからです。

 それからイデオロギーを語る時間があるのならば
 フジノはむしろ福祉を語りたいのです。


 議員になったとたんに、
 わけのわからない人たちがたくさん近寄ってくるようになりました。
 そして、その人たちがいつまでもいつまでも話しています。

 あまりにも延々と話しているので
 フジノに何かを伝えたくて待っていた方々はあきらめて
 帰ってしまったりします。

 延々と話し続けている人に限って
 抽象的な話題ばかりで、現実的なことを話しません。

 フジノがここで言っている現実的な話というのは
 「今この瞬間にそれが変わらなければ苦しんでしまう」
という
 そういうことなのです。

 議員になったとたんに近づいてきた人たちは
 「それが今この瞬間に変わらなくても苦しまない」ことばかりを
 ひたすらにずうっとずうっと話し続けます。

 やめてください!

 フジノは約3ヶ月ずうっと横須賀中央にいました。

 そのあいだはひたすら無視しつづけて、当選したとたんに
 「投票したんだよ」と近寄ってくる。

 政治家はサービス業ですから
 基本的にはどんな声にも耳をかたむけていきます。

 けれども、僕が本当に政治家として耳を傾けたいのは
 むしろYデッキに来ることさえできない方たちの声なのですね。

 これまでもずっと矛盾に悩んできたのですが
 あのYデッキに立っているのですが
 僕が本当に声を聞きたいのはYデッキに来られない方々の
 その声にならない声なのです。


 ひどい大人たちに、これまでもがっかりしてきました。
 10代はいつも大人をしっかりと見ています。

 その彼ら/彼女らの前で
 「政治家なら1000円くれ」とか
 「実は私はもう1つ仕事をしていまして、販売なんですけど」とか
 絶対にやらないでください。お願いします。

 僕のことをむかつくのもかまわない。
 政治家だからと物珍しくて近寄ってくるのもかまわない。
 だけど、10代がいつも見ているということだけは
 どうか覚えていてください。

 彼らのことを批判する前に
 あなたがまず彼らの手本になれる人でいてください。
 どうか、どうか、お願いします。


● 市議会議員に出される昼メシ

 そうそう、掲示板でも催促がありましたので
 市議会で支給されるお弁当の写真を公開いたします。

 お待たせしました。
 これが議員の弁当です。

議会で出された弁当  これは5月2日のおべんとうです。
 昨日、5月6日のおべんとうは
 とんかつでした。

 けっこう、ふつうですよね?

 値段は聞き忘れてしまいました。

 議会事務局の方にうかがったのですが、
 これは議会の『食糧費』という費用になるそうです。

 議会が長引くことがわかっている日などに
 あらかじめ前日に注文をするそうです。

 上地さんと僕が

 「もったいないからこれからは自費でいいですよ」と言うと
 「前日に言ってもらえれば、無しにできます」とのことでした。

 会社員時代も、会社の経費でときどき食事をとれましたが
 このお弁当はそういうイメージなのかもしれません。

 (後日談:最終的に『食料費』は07年4月から廃止になりました。
  フジノたちの行動が正しいと証明されたことになります)



 議会のことって、ふつうに暮らしていると
 ぜんぜんわからないことばかりですよね。
 僕もこれまで市議会のことなんて何も知りませんでした。

 だから、何でも聞いてください。
 たとえそれが「興味本位かな?」というものでも
 なるべく可能なかぎりはぜんぶお答えしたいと思っています。

 それで少しでも議会を知ってもらえれば
 それで少しでも政治が身近に感じてもらえたならば
 フジノはそれがうれしいです!


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 というわけで、5月7日のフジノはここまで。
 みなさま、おつかれさまでした!



03年5月6日(火)のフジノ
● 美術館ストップをめざして

 
無所属の仲間での話し合いが夜までおよんで
 ノドの医者にも行けず、ドクターストップもとれないままに、
 けれどもどうしてもがまんしきれずに
 横須賀中央駅前に1時間だけ立ちました。

 何がガマンできなかったのか?

 それは、これです。

 
美術館の建設を、とにかく今すぐにストップしなければならない。

 議会の中に入ってから4日、
 初めて分かったことがたくさんあります。

 たとえば、
 美術館の建設にかかる費用44億円
 絵を買うのに3億円
 毎年の美術館の費用が数千万円

 しかもその費用は、チケット代だけではまかなえない。
 作る前から
赤字になることが分かっている。

 その
赤字はどうするか。
 あなたの大切なお給料(=税金)で穴埋めをする。

 ふざけんなよ!
 そう思いませんか?

 しかもその美術館づくりは、設計まですすんでいます。
 急がなければ、急いでストップさせなければ
 このすさまじい
赤字作りマシーン(=美術館)が動き出してしまいます。

 だから、駅前に立ちました。

 結果的にさらにノドを痛めてしまい、
 せっかく治りかけた声はまたかすれてしまいました。

 でも、まだこのまちのふつうに暮らしている人たちは
 美術館が作られようとしていることさえ、実はまだまだ知りません。

 だから、どれほどひどいことが行われようとしているのか
 その事実をぜんぜん知らないのです。

 毎日ふつうに暮らしていれば
 そういう情報は入ってきません。

 だから、僕がひたすら伝えます。ひたすら伝えるのです。

 美術館をつくるお金があれば、
 どれほどたくさんの人がもっと救われることか...。

 フジノはどうしても納得ができません。

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 もしかしたらあなたは、フジノが1人きりだと思っていませんか?
 実は、絶対にそんなことはありません。

 昨日も確認したのですが
 美術館をストップさせるための
 議員同士のつながりはかなり強いものがあります。

 しかも、このまちの議員で
 美術館づくりに反対している人は実は10人以上います。

 あとは、派閥の決定に縛られてはいるものの
 本心では反対している議員さんも何人もいるのを知っています。

 この数を足せば、45人の議員のうち
 半数は必ずいきます。

 沢田市長はどうしても作ろうとしているようですが、
 僕は絶対にストップさせます。

 態度を決めかねている議員さんの
 こころを動かすためにも
 どれだけたくさんのふつうに暮らしている僕たちが
 美術館づくりをして赤字を増やさないでほしいと願っているかを
 知ってもらう必要があります。

 フジノは、署名を集めようかと考えています。

 10万人くらいの人たちが反対していると分かれば
 少しは市長も考え直すでしょうか。

 このまちに暮らしている人たちは
 本当に美術館づくりをして赤字を増やしていきたいのか、
 絶対にそんなことはないはずです。
 もっと自分たちの暮らしを守るためにこそ
 自分たちの大切な人を守っていくためにこそ
 自分のお給料(=税金)をつかっていきたいと考えているはず。

 あなたはどうですか?

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 というわけで、5月6日のフジノはここまで。
 みなさま、おつかれさまでした!



03年5月5日(月)のフジノ
● 転職3日目だけど、いろいろわかった

 
5月2日付けで市議会議員になって
 今日で3日目なのですが、わかったことが1つあります。

 議員には、休日なんてありえない。

 これ、絶対にそう。
 他の議員さんたちのことは知りません。
 でも、少なくとも僕に関しては当選直後から休日ゼロ。

 そしてこの先も、自分で無理やり休日を決めなければ
 1日まるまるオフという日はありえないのですね。

 この連休、他の議員さんたちは
 どうやって過ごしたんだろう?

 フジノはひたすらに人と会い続けました。

 もちろん、ふつうにこのまちで暮らしている人たちです。

 フジノには後援会とかありませんから、
 応援してくれる人たちへのあいさつまわりなんてものは
 完全に存在しません。


 というか、そんなことする時間はもったいない。

 そうではなくて、ひたすらに
 このまちがこういうふうになってほしい、とか
 今暮らしている中での困っていること、とか
 福祉のまずしさのせいで生きづらい、というお話を聞き続けました。

 これまでに、こうやって声に耳を傾ける存在がいなかったのか
 フジノがあらゆる声の窓口になっていると感じます。

 実際に、フジノは喜んでその役目をひきうけてます。

 残念ながら、聞いたからといって
 それをすぐに変化を起こせるわけではありません。

 今はその声に耳を傾けて、ひたすらにその事実関係を勉強して、
 政治的・行政的に解決していくことができるのかどうかを
 考えているところです。

 でも、ガンガン話しかけてきてください。
 それが政治家の仕事なのですから。


● 事務所がほしいです

 上に書いたとおりで、24時間のうちで
 プライベートな時間というのは基本的にありません。

 フジノはオンとオフのきりかえがヘタなので
 資料の読み込みやみなさんからいただいたメールを印刷した紙を
 風呂の中でもトイレの中でもメシを食いながらも
 寝るときの布団の中でも読んでます。

 部屋の中は資料が散乱しています。
 文献と資料で足の踏み場がほとんどありません。

 机は2つあるのですが、どちらの机も資料だらけです。

 そんなわけで、今、事務所が欲しくてたまりません。
 家にはもう寝るためだけに帰ることにして
 仕事をするためのスペースが欲しいのですね。

 2ちゃんねるにもすでに書かれていましたけれども(情報早いね)、
 たしかにフジノは『事務所』のスペースを探しています。

 まずは福祉関係の資料が置けるスペースがあって
 それから文章を書いたりPCを打てる、
 なおかつ誰でもが自由に出入りできるような
 そんなスペースです。

 選挙期間中にも
 みなさんにこの件についてはお話ししてきました。

 選挙事務所なんかよりも
 選挙の後にこそ、いつでも誰でもきがるに来られる事務所。

 そして悩みごとや相談ごとができる場、
 同時に、こどもから大人までいろいろな人が議論できる場、
 それが必要なのだとフジノは考えてきました。

 どこか、良い条件のところがありませんか?

 無茶な条件を承知のうえで書きますと、

 ・ 6畳くらいの広さ
 ・ トイレあり(風呂はいらない)
 ・ 水道あり
 ・ できれば、道路に面した1階部分
 ・ できれば、横須賀中央近辺
 ・ できれば、保健福祉大学のそば
 ・ できれば、家賃は月額6万円くらい

 ダメでもともとですけれども、無いかなあ。

 1軒だけみにいったのですが、
 すごくきれいでガラス張りで
 自動ドアで16号沿いで
 バス停にも近くてあらゆる条件が整っていたのですけれども
 さらに家賃も不動産屋さんがむちゃくちゃまけてくださったのですが
 どうもフジノには分不相応な感じがしてしまって...。

 (後日談:07年現在フジノは2Kで3万5000円の事務所を
  上町1丁目に借りています。市議会議員としての事務所です。
  ガスも風呂もありません。ここで仕事の大半をこなしています)


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 というわけで、5月5日のフジノはここまで。
 みなさま、おつかれさまでした!




03年5月1日(木)のフジノ
● なんじゃこりゃ?

 
今日は、書類を提出するために
 横須賀市議会の事務局をおとずれました。

市議会の入り口  これが横須賀市議会の入り口です。
 市役所の9階にあります。

 長い廊下の先に
 市議会の事務局というのがあります。

 声を出せないフジノに対して、
 議会事務局の方々は本当に親切でした。ありがとうございます。

 おかげさまで無事にすべての書類を提出できました。

 その書類の内容は、給与の振込み先だとか
 防災服のサイズだとか、その他もろもろです。

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 それはそうと、市議会を訪れたのは
 小学校時代の社会見学以来のことだったのですけれども
 変なモノをいくつか見つけました。
 
ぶらさがり健康器とマッサージイス  見えますか?
 ななめの写真で分かりにくいですが
 手前にぶらさがり健康器があります。

 その隣には、マッサージいす。
 いすの前にはウォーキング用の器具も
 あります。

 本会議場の、すぐ脇にあるんですよ(笑)

 ぶらさがり健康器だけではありません。

血圧計  血圧計もあります。
 すこやかんとかにあるヤツよりも
 豪華なバージョンですね。

 やっぱり議員という仕事は
 健康が第1ということで
 こういうものが置いてあるのでしょうか?

 ちなみに、市議会のある9階からながめた
 よこすかの街並みはこんなです。

市議会から見た外  どんどん傍聴に来てね。
 そして、一緒の景色を見てくださいね。

 それにしても、
 会社員時代もエレベーターは
 なるべく使わないようにしていたんだけど
 9階までのぼるのは疲れますね...。

 みなさん、あまり知らないかと思うのですが
 市役所の方々はけっこうエレベーターをつかわないで
 階段をつかってのぼりおりしています。

 市役所の上の方の階に来たのは
 まだ3回くらいしかないのですけれども
 この傾向(市役所の方はあまりエレベーターをつかわない)は
 徹底されていると思います。すごくいいことだなあと思いました。


 というわけで、5月1日のフジノはここまで。
 みなさん、おつかれさまでした。



03年4月30日(水)のフジノ
● ノドがぼろぼろになってました

 
ノドの痛みが選挙3日目から激しくて
 それでもひたすら歩いては想いを伝えるという毎日でした。

 だから、声はガラガラにつぶれてます。
 食事をとるのもつらくて、すぐに吐きそうになります。
 これらが今朝はもうどうにもならなくて
 耳鼻咽喉科へ行きました。

 診断によると、ノドの奥に巨大なデキモノができていて
 さらにそのデキモノの上に
 口内炎までできているとのこと。
 だから食べ物を食べても飲み物を飲んでも痛くなるらしいです。

 声帯の奥にバイキンが入ってしまって腫れていて
 その腫れが気道をふさいでるせいで
 声が出ないだけでなくて、息苦しくなっているとのこと。

 「ここまでひどくなる前にどうして病院こないの?」

 と怒る耳鼻咽喉科の先生。
 先生は選挙のことはまったくご存知ない様子。

 「いえ、忙しくて...」とこたえる僕に
 笑ってる2人の看護師さん。

 それにしても、
 ファイバースコープをノドの奥にずっと入れるのは
 かなりきつかったですね...。

 でも、僕の友達で幼稚園の先生をしてた人とかは
 ノドを手術してますからね。それを思えば僕は全然軽いですね。
 1週間しゃべってはいけないのと
 抗生物質をのみつづけることで大丈夫ですから。

 職業病ですね。

 それにしてもフジノのノドはとても強いほうで
 高校時代にバンドをやっていた頃は
 わざと声をつぶしたくていろいろ努力したのにダメでした。

 それでも、1日8時間話し続けるのを7日続ければ
 つまり選挙活動をすればノドはつぶれるのですね。ふむ。


● というわけで、朝と夜のお話は1週間ストップです


 さっそく公約を破ってしまいました。

 当選しても朝と夜は必ず駅に立つ、
 それがフジノの公約なのですけど
 当選して2日目にして早くもドクターストップ...。

 ごめんなさい!

 5月2・6日の議会にそなえて、
 今は声を出さないようにしなくてはならないので
 1週間のあいだだけ、朝夜の駅前でのお話はストップさせて下さい。

 ごめんなさい!


● 岩崎さんとお会いしました、というか語りまくった

 岩崎絵美さんから電話をもらって
 「フジノくんにお会いしたい」と言われました。

 そこでフジノは友達に頼んで
 「筆談でもよろしければ、お会いできるのですが...」と
 お返事をすると「OK!」とこころよい返事をいただきました。

 竹川のマクドナルドでまちあわせ。

 絵美さん、マックでも大人気でした。
 店員さんから「応援してます!」と声がかかるし。

 ひたすらメモ帳で筆談する僕に
 1時間以上もつきあってくださって、いい方です。
 読みにくい僕の字をずうっと読み続けて下さいました。

 絵美さん、ありがとうございました!

 それにしても、僕たちの世代って
 ほんとに気持ちいいなあ、ってつくづく思いました。

 絵美さんもふだん着、僕もふだん着、
 集合場所はマクドナルド。

 とおりすぎるお客さんがときどき
 「あ、岩崎さんだ」と声をかけていく。

 なんか料亭で密談、みたいなのとは完全に無縁の
 すごく開放的な感じがいっぱいでした。

 だって、2人ともずっとげらげら笑ってたし。
 はたから見たら、仲良しの友達にしか見えなかったと思います。
 僕の筆談の通訳をしてくれた友達がおもしろいヤツだった
 ということも大いにあるのですけれど、
 絵美さんの人柄のよさは
 大きいですね〜。

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 話した内容というのは
 いたってカンタンです。

 岩崎さんも僕も、2人ともどの会派にも入らずに
 無所属・無会派でやっていこう
ということ。

 それから、お互いにもしも政治家として腐りはじめたら
 どんどんそれを厳しく批判しあおう、
 そういう約束をしました。

 いい人がいて、良かったなあ。


● 祝勝会?へ

 ある飲み屋さんで、僕がいるとかいないとかカンケーなしに
 「勝手にフジノの当選を祝う会」がおこなわれるという
 そういうお話を聞きました。

 そこで、岩崎さんをお誘いして
 一緒に行ってみることにしたのです。

 そしたら、ほんとにやってました!

 「今日は、フジノくんの当選を祝って生ビール無料!」

 黒板に書いてあるの!すごいよね。

 そこで友達2人と岩崎さんと僕の4人も
 飲み屋さんに入っていきました。

 いや〜、絵美さんは大人気。
 フジノの当選を祝う会のはずなのに(涙)、
 絵美さんに「おめでとう!」の声、声。

 でも、昔からの友達みたいに仲良くなった
 僕たち4人はいろいろ食べたり飲んだりして
 楽しい時間を過ごしました。

 
絵美さんとフジノ  「この2人は政治家なんですよ」
 と言われても
 なかなか信じる人はいない?

 仲良しの友達同士にしか見えませんなあ。

 (at 一騎塚の『のれん』にて)

 でも、岩崎さんの情報公開にかける意気込みも
 フジノの「福祉を変えていきたい」という情熱も
 誰にも負けない本物です。

 このまちは、僕たちが力をあわせて
 がんばってがんばって努力して努力して勉強しまくって
 そうやって少しずつ変えていくのだと
 改めて決心しました。


● 市職員の方、がんがん話しかけてください

 ところで今日は、
 ある知りあい(市役所にお勤め)の方とプライベートでお話をしました。
 その中で初めて知ったことがあるのです。

 いろいろなルールがあって、 
 議員と市の職員さんとの関係はちょっとむずかしくて
 いつでもきがるにお互いに話しあう、というのはできなそうなのです。

 フジノはきがるにいつでも市役所の中を歩きまわって
 いろいろなことをどんどん話しあえるのかと思っていました。
 でも、これは基本的にはムリだそうです。

 その知りあいの方によると
 業務時間外ならば(つまりプライベートならば)
 いくらでも議員であろうが職員であろうがカンケーなく話せる、
 そうおっしゃっていました。 

 だから、市役所のみなさん!

 業務時間外に、どんどん話しかけてきてください!

 「プライベートの時間まで仕事の話かよ」なんて思わない
 やる気に燃えている方々がたくさんいる、
 それはもう知ってます。

 電話ください。会いましょう。話を聞かせて下さい。

 市役所の方々を批判することもありますが
 基本的に僕はあなたたちをとても信頼しているんです。

 何故ならば、
 いつも福祉の現場に出ている、まちのみなさんと接している、
 それは市役所に勤めているあなたたちだからです。

 あなたたちはとても現場を知っているわけです。

 現場の声が絶対に必要です。

 福祉の現場を僕は自分自身で訪れたいと思っているのと同じで
 市役所のサービスの現場で毎日仕事をしている
 あなたたちの声を聞かせてほしいのです。

 フジノはいつでも待ってます。
 特に、福祉関係の部署の方々、財務関係の部署の方々、
 ご連絡くださいね。本当にお待ちしてますから。


 というわけで、30日のフジノはここまで。
 みなさん、おつかれさまでした。



03年4月28日(月)のフジノ
● はじめに...

 
藤野英明は、市議会議員になりました。

 ものすごくたくさんの方から応援をしていただいて
 なんと4位という結果になりました。

 というわけで、ひきつづき活動日記をお届けします。

 ものすごくそっけないはじまりなのですが、
 公職選挙法のきまりで、
 当選しても落選しても
 お礼やお詫びは一切言えないことになってるんです。

 けれども、僕に投票してくれた方々が望んでいるのは
 お礼の言葉やなんかよりも
 『現実的にものごとが変わっていくこと』だと
 かたく信じています。

 だから、100万回のお礼の言葉よりも
 たった1つでも変化を起こすことをめざしてがんばります。

 というわけで、このコーナーも
 ものすごくそっけなくはじまります。

 政治業界に転職をしたフジノの毎日を
 ひたすら全てをオープンにお届けしたいと思います。



● 当選証書をもらいました


 今日は当選証書をもらってきました。

 市役所の5階のでかいホールに集合して
 選挙管理委員会の委員長から表彰状みたいなのを
 受けとるのです。

議員になった証明書  こいつですね。

 文章はというと、

 「右は横須賀市議会議員に
  当選したことを証するため
  ここに当選証書を付与する」

 と書いてあります。 

 それから、議会事務局の方から
 議員バッジを受けとりました。
 
議員バッジが入っている箱  木で作られた、箱の中にそれは入ってます。
 やわらかい、白い布にくるまれて。
 ↓ 箱をあけると、こんなのが入っています。
議員バッジです  金色のバッチです。
 その真ん中には『市』という文字があります。
 まわりは紫色のフエルトで覆われてます。

 なんか、おおげさですね〜。

 あとは、議員手帳。

議員手帳です  エンピツもついてます。
 それから、紙の表の部分は金ぴか。

 中身は
 日本地図だとか元号だとか
 あとはふつうの手帳の中身です。


 証書の受け取りですが
 届出順番に、1人ずつ名前が呼ばれます。
 そして、最初の方だけが証書の全文を読んでもらえます。
 あとの方々は、「以下同文です」なんですね。

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 それはそうと驚いたことが2つ。

 1つは、女性の議員さんのことを
 「ちゃんづけ」で呼んでいる方がいたこと。
 親しい間柄なのかもしれないけれど、
 僕がかつて勤めていた会社では絶対に考えられないことでした。

 いや、分からない。
 もしかしたら本当に親しいだけなのかもしれない。
 でも僕の場合はすごく違和感を抱きました。

 2つ目は、証書が渡される間もガヤガヤしていたこと。
 成人式がうるさいとか毎年報道されるけれど
 議員だってけっこううるさいな、と思ったのでした。

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 当選証書をうけとった後は、
 初めて当選した議員だけが集められて
 いろいろな説明がおこなわれました。

 内容はつぎのとおりです。

 (1) 初当選議員説明会の開催(5月6日)について
 (2) 市役所北口駐車場の定期券(パスカード)の発行について
 (3) 議員報酬の支払いについて
 (4) 防災服のサイズ調べについて
 (5) 市議会議員の共済会会員台帳について

 防災服や安全靴のサイズを計って
 それらが支給されるというのは初めて知りました。
 ふむ。


● 5月2日が初議場です

 さて、今後のスケジュールの説明を受けました。
 まず最初に、議員総会というのが行われます。

 内容は次のとおりです。

 (1) 議員の所属する会派について
 (2) 会派の順序について
 (3) 市議会臨時会の招集請求について
 (4) 議員控え室について
 (5) 議席の配置について
 (6) 今後の議会日程について

 これらを朝の10時に集合して、話し合うそうです。

 この模様はまた当日に報告しますね。


● 議員総会の後は...

 それから議員総会が終わった後には
 議員証と
 議会の広報用の写真撮影をおこなうそうです。

 おまけですが、当日はお昼ごはんが支給されるそうです。
 この中身とかも興味ある人はいらっしゃいますか?

 こんなふうにして、当選証書の授与式は
 つつがなく終わったのでした。


● 市職員の方にあいさつをしてきました

 フジノは他の議員さんから呼びとめられることもありません。
 1人で階段をおりて、1階まで行きました。

 そして、ちょっとだけあいさつをしたいなあと思って
 これから1番一緒にお仕事をするであろう
 健康福祉部の
 障がい福祉課・健康福祉施設課・生活福祉課へ行きました。

 これらの部署は本当に忙しくて
 ほんとならお邪魔したくなかったのですけれども
 (何故なら議員が行けば、職員さんは対応せざるをえないからです。
  その時間の分だけ、窓口に来ているまちのみなさんへの対応が
  あとまわしになってしまうのです)
 とにかく初日だけは、と思ってお邪魔しました。

 でも、本当にみなさん忙しそうだったので
 ひとことだけあいさつをして、早々に帰ってきました。

 市役所を出ると、僕をみかけて近づいてきた方がいました。
 某銀行の営業の方でした。

 「フジノさんと年もほとんど一緒ですし、
  銀行もやばいですけど、政治もやばいですよね。
  一緒に変えていきましょう!」

 力強く言われました。

 がんばります。
 よし、今日も残りの時間、がんばっていくぞ!

 というわけで、夕方からはYデッキに立って
 福祉についてのお話をしたのでした。

 28日のフジノはここまで。
 みなさん、おつかれさまでした。


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