まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2004年2月6日(金)のフジノ
● すごくうれしい出来事

 今、厚生労働省に向かう電車の中で
 この文章を書いています。

 審議会は17時スタートなのですが
 まだ今は上大岡で、時間は16時25分。遅刻ですね...。

 遅刻の最大の理由(言い訳)は、
 実は、まだ書けない『うれしい出来事』のせいです。

 今日『それ』をチェックしなければ
 土日をはさんでしまうので月曜日になってしまう。

 だから、スケジュールの合間をぬって
 たとえ東京に遅刻したとしても
 『それ』を見ないで東京に行ったとしたら、
 横須賀の市議としては失格だ、という感じのことがあったのです。

 でも、遅刻した甲斐は確かにありました。

 『それ』をチェックしたら
 『うれしい出来事』がありました。

 あと2週間したら、オープンにしても良くなります。
 早くみんなに知らせたいです。


● 新しい仲間

 また1人、仲間が増えました。

 しかも、精神保健福祉士(PSW)の国家資格を持っていて
 さらにケアマネージャーの卵という、すごい人です。

 さらにさらにうれしいことに
 同世代なんです。うれしい!

 昨年10月くらいからフジノHPを見てくれて
 そしてチラシ1人10枚ボランティアに参加してくれました。

 病院で8年間働いてきたという現場経験を持つ方で
 ぜひとも精神保健福祉のスタッフとして
 いろいろなアイディアを出していただけたら、と
 願っています。

 彼女のすごいところは
 そもそも高校時代から高齢者の方々への福祉をやりたくて
 大学や就職してからの日々もその想いがあって
 その想いを叶えるために働きながら勉強をして
 ついに今年ケアマネージャーとして転職をされた、ということです。

 昨日のこのコーナーで僕は
 「このまちの若手はもっと暴れるべきだ」と書きましたが
 彼女のような存在を知ると
 いるんですね、暴れている若手は。

 率直に、すごくうれしいです。

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 政治家には、スタッフのチームが必要です。

 もちろん議会事務局という
 公的なサポートスタッフが居てくれますけれど
 こちらはあくまでも『議会』全体のサポートスタッフです。

 そうではなくて、1人1人の政治家は
 自分の政策を実現するために
 深く深く学んでいかなければいけません。

 さらに、広く広くあらゆる分野を知らなければいけません。

 そう信じている僕ですから
 このまちの、たくさんの人々に協力してもらって
 そしてみんなの知恵と経験を集めて
 もっともっとこのまちを変えていきたいのです。

 仲間が増えるたびに、
 すごく元気が出てきます。

 1人の政治家が努力をしても
 1つしか体が無いから限界があります。

 これからもたくさんの人の助けを貸してください。
 そして、どうかいろいろ勉強させてください。


 電車が品川に着くので
 ここまでで、いったん保存。


● 厚生労働省の会議

 ここから先は、厚生労働省の審議会を終えて
 帰りの京急快速特急の中で書いています。

 19時終了の会議が長引いて
 20時52分の今やっと京急快速は川崎を過ぎたところ。

 今日は、激論でした。

 傍聴席も完全に満員でした。
 50〜60人くらい居たかなあ。ぎゅうぎゅうでした。

 話し合った出来事は、

 (1)精神病院のベット数の見直しについて

 (2)地域医療体制のあり方について


 この2つでした。

 詳しく書ける時間が無いので省略しますが、
 すっごく大切なテーマです。

 (1)については
 国立精神・神経センター精神保健研究所
 竹島・精神保健計画部長から
 『現在の病床算定方式の問題点と見直しの方向について』の
 素晴らしい問題提起がありました。

 (2)については、
 あの有名なNPO、大阪精神医療人権センター
 山本・事務局長から『安心してかかれる地域医療へ』という
 提案がありました。

 このNPOは素晴らしい活動しているんですよ。

 今日話し合われたどちらの議題も
 フジノの政策に深く深く関わっている問題なのですね。

 精神保健福祉にカンケーのある方々にとって
 (つまり、誰もが病気になりうる訳ですから、みんなです)
 本当に大切なテーマなのです。

 けれども、こういうことは
 新聞記事にもならない。ちっちゃくも載らない。

 だからこそ、僕ができるだけ
 かみくだいて説明しないといけないね。がんばろう。

 それにしても、こういう大切な話題は
 もっともっとマスコミにしっかりと報道してほしいです。

厚生労働省  ところで、厚生労働省に行ったのは
 大学2年ぶりなのですけれど、
 ビルに入る時のチェックは
 相変わらず厳しかったなあ。

 どうでも良い話ですけれど
 厚生労働省の
 地下1階にはコンビニがあります。
 1へぇ。

 今回の会議は、とても重要なことを話し合っていたので
 ぜひとも次回も参加したいと思います。

 精神保健福祉に関心のある方、
 ぜひ一緒に行きましょう!
                        

● 久留米市議会議員の藤林さん!

 昨年当選してすぐの頃に、
 九州の久留米市議会議員である
 藤林詠子さんという方と知り合いになりました。

 といっても、これまではメールだけのやりとりでした。
 2人はそれぞれ神奈川と九州ですからね。

 だけど2人には共通点があって、

 (1)精神保健福祉を良くしたいから立候補した

 (2)全家連に共通の知り合いがいる


 ということで共通の知り合いを通して、
 メールのやりとりをするようになりました。

 今回、厚生労働省の会議に彼女もいらっしゃるということで
 ついに今日、実際にお会いすることが初めて叶いました。

藤林さん  彼女は本当に大忙しで
 今日はこの後
 いろいろな話し合いを東京でしてから
 すぐに九州へとんぼがえり。

 明日は彼女が講師のイベントがあって
 九州で講演会。

 さらに次の日は千葉県で、彼女が講師のイベントがあって
 またもや関東方面に来なくてはいけないんです。

 「忙しい、忙しい」とフジノは嘆いているけれど、
 藤林さんの忙しさに比べたら、まだまだ。

 ナミねぇも全国をとびまわってるわけで
 おれも本当にがんばらないとなあ〜。

 藤林さん、お互いに今日は次の用事がすぐにあって
 お話をぜんぜんすることができませんでしたが
 ぜひ、またお会いしましょうね!


● もう1つの美術館トーク

 さて、霞ヶ関からとんぼ返りして
 横須賀に戻って
 このまま『民意が市制に生かされることを願う会』の
 会議に出席します。

 『願う会』の主催でおこなわれる
 2月15日の『もう1つの美術館トーク』に向けて
 ここ2ヶ月は、毎週集まって話し合いを続けています。

 僕自身も毎週のことで疲れ切って大変だけど
 でも、『願う会』のみんなも
 仕事を終えてホッとしたいであろう週末前の夜に
 本当に大変だと思います。

 でも、これこそが新しい市民の姿だと思います。

 本当に『願う会』のみなさん、
 おつかれさまです!

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 それにしても、モバイルPCがあるおかげで
 電車で移動している時間も
 ムダにせずに
 こうやって活動報告を書くことができるわけです。

 さらに電車での移動だと
 まとまった時間が取れるから
 英会話のテープを聴いてリスニングの練習ができる。
 すばらしいよなあ。


● おまけ、こんなの売ってるんだよ、やれやれ。

 ここから先は、事務所に戻ってきて書いています。

 疲れててアタマがまわらないので
 最後におまけを1つ書いて終わりにします。

 今日送られてきたメールに
 こんなのがありました。

 新しく開発した商品があるので
 ぜひお買い求めください、という宣伝なんですけど
 ここをクリックしてみてください。

 「選挙に選挙カーなんて要らない」と僕はつねづね言ってますが
 それは車であろうと
 自転車であろうと同じなんだよね。

 だって、メガフォンと体1つあれば、想いは届くんだよ。
 それがフジノを4位で当選させたのだから。

 もう古い選挙のやり方は
 4年後にはこのまちから消えていて欲しい。

 だって、うるさくてイヤなんだもん。
 ね?

 世の中にはいろんな商売があるね。

 フジノには
 こういうのは全く必要ありません!

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 今週も1週間おつかれさまでした!

 フジノは土日も仕事ですけど
 同じように土日出勤のみなさん、ファイトでいきましょう!

 お休みの方々は
 どうかゆっくりと身体を休めてくださいね。

 それでは、また明日!



2004年2月5日(木)のフジノ
● 議会の見学、歓迎です

 市議会に、中学生のコが見学に来てくれました。

 議会事務局の方に案内していただいて
 本会議場や委員会室をまわりながら
 横須賀市議会の歴史やウラ話なども教えてもらいました。

 横須賀の議会には
 他都市からの視察がたくさん来るので
 対応している事務局の方々の説明もとても面白いのです。

 中学生のコは
 議長席に座って、うれしそうでした。

 市長席よりも議長席の方が人気なんですよね(笑)
 本会議場で1番高い場所にあるから
 全体が見渡せるし。

 基本的に、議会の見学はいつでも歓迎してますので
 ご連絡いただければご案内いたします。

 市議会がどんな場所で行なわれているのか、とか
 市議会議員の控え室はどんななのか、とか
 ぜひ見に来て下さい。


● 三春町の救急医療センター

 お昼から『救急医療センター運営委員会』を傍聴しました。

 この委員会は年1回おこなわれていて、
 三春町の救急医療センターの
 運営について話し合いをします。

 過去から現在にかけての
 利用実績などが報告されました。

 が、配られた資料は
 帰りに回収されてしまったので、正確な数字が分かりません。
 (何故こうやって回収なんてするのだろう...)

 ただ、利用者の数はずっと増え続けていて
 昨年の平成14年度に年間利用者数が4万人を超え
 今年も4万人を超える見通しです。

 それだけ、このまちに暮らしている人々にとっては
 なじみのある大切な医療施設だ、ということですね。

 平日は20時から24時まで、
 土日は17時から24時まで、
 休日は8時から24時まで、営業をしています。

 ただ、僕はこいつを24時間体制にできないかなあ、と
 つくづく思うんですよね。

 この問題には、鈴木真智子さん(公明党)が取り組んでいらして
 昨年の議会でもこんなやりとりがありました。


 (平成15年第2回定例会・民生常任委員会より)







 健康福祉部長にお尋ねをいたします。

 救急医療センターについてお伺いしますけれども、
 現在、平日は夜12時まで、
 また土曜日は午後5時から夜12時、
 日曜日・祝日は午前8時から夜12時になっておりますが、
 時間帯を夜12時以降に延ばしてほしいという声を
 いろいろいただいているのですけれども、
 その点についてどのようにお考えでしょうか。







 三春町にあります救急医療センターの開設時間は
 御指摘のとおりの時間帯で運営しております。

 確かに翌朝まで、夜中もやってほしいという市民の声が
 あるということを私も耳にしております。

 そういう中で、現在のところでは
 年末年始は24時間体制で対応はとれているのですけれども、
 それ以外のときは
 広域病院輪番ということで
 圏域内、三浦市立病院等の御協力を得まして
 横須賀、逗子、三浦、葉山で共同事業の二次診療体制を組んで
 運営している状況はございます。

 救急医療センターを翌朝まで延ばしていきたいという必要性
 あるいは御要望も私は承知はしているのですけれども、
 何と申しましても
 そのためには診ていただく医師の確保ということが
 求められてまいります。

 正直申しまして、現在、
 平日で言えば午後8時から夜12時の医師を確保する部分も
 横須賀市医師会の全面的な御協力で確保している
 ところではございますが、
 それを翌朝までとなりますと、
 ここで診療したドクター方はまた翌日の診療等もありまして、
 翌朝までということになりますと、
 今御協力いただいているドクター方の御協力が
 そのままいただけることにはならないものですから、
 なかなか難しい面もあります。

 できればそういった体制がとれるように
 何とかならないかということを
 日々研究は続けているところでございますので、
 もう少しお時間をいただいて、
 この点を改善していくよう
 私どもも頑張ってみたいと思いますので、
 もう少しお時間をいただければと思います。







 ぜひ1日も早く
 そういう体制をつくっていただきたいと思っております。

 特に、平成13年度の
 救急医療センターの診療実績を見ましても、
 全体診療者数のうち41%が小児科ということで、
 やはりお子さんというのは夜中に発熱をしたり、
 ぐあいが急変する場合が多いわけです。

 救急車を呼ぶほどではないけれども、
 やはり先生に診てもらいたいという、
 またお子様が第一子の場合とても親は不安で、
 そういった意味での対応を
 ぜひお願いをしたいという声をいただいておりますので、
 今後とも前向きに検討をお願いしたいと思います。


 真智子さん、そのとおり!
 やっぱり『福祉の公明党』ですよね。

 このように三春町の救急医療センターの24時間化は、
 まちの人の率直な想いとして強くあります。

 まちのお医者さんが18時には閉まってしまう。

 けれども、三春町は20時からオープンする。

 だから、18時から20時までは
 空白の時間帯になってしまう。

 この時間帯に小さな子どもが体調を崩すと
 本当に心配で困ります、

 だからせめて18時オープンにしてもらえないかしら、という声を
 お母さん方から僕もうかがったりしてきました。

 安心して受診できる公共機関としての
 救急医療センターの、営業時間の延長に向けて
 これからも折にふれて市に質問をしていけたらと思います。

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 さて、ちまたでは
 子どもたちの間にインフルエンザが大流行していますが
 それに対応して救急医療センターでも
 小児科をいつもより増員する日があります。

 2月8日(日)、11日(祝日)、15日(日)

 この3日間は
 ふだんの休日よりも厚い体制になります。

 というわけで、お母さんがたには
 少しだけ安心してもらえたら、と思います。

 統計によると、いつもの年ならば
 この日付を過ぎればインフルエンザはおさまっていくそうなのですね。

 風邪をひいている方は
 どうかお大事にしてくださいね。


● 在宅ケアセンター『陽だまり』へ!

 かねてから視察したかった
 在宅ケアセンター『陽だまり』へ行ってきました!

 高齢者の方々が
 ずっと暮らしてきた自分の家で
 いつまでも暮らし続けられるようにお手伝いをする。

 これを福祉用語で『在宅ケア』と呼びます。

 ホームヘルパーさんを派遣して
 ごはんをつくること、
 そうじや洗濯のお手伝い、
 おむつの交換、
 お風呂に入るお手伝い
 夜間の安否の確認などなど、をしてくれます。

 この在宅ケアをお手伝いするのが
 『陽だまり』の仕事です。

 では、何故、行きたかったか。

 それは、この『陽だまり』を
 2年前に設立したのが
 なんと、23才と33才の若手2人だったからなのです。

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 去年、木村さん(木村正孝議員)から
 2人を紹介していただいて
 『陽だまり』のことを知り、
 2人の若さとエネルギーにすごく惹かれました。

 『陽だまり』は、2つの点から
 僕にとっては強く注目するべき対象です。

 (1)若手がこのまちで独立・起業した、ということ

 (2)若手が福祉を変えたくて自ら動いた、ということ


 (1)について。

 大きな会社組織にしばられるような働き方は
 やがて今よりも選ばれなくなる。
 この国でも、どんどん起業したり独立する人が増えていく。

 特に、若い世代は
 自らの足で立つ道を積極的に選んでいくべきだ。

 僕は、そう考えています。

 実際に僕のまわりにも起業・独立をした人はいます。

 しかし、そのほぼ100%が
 『横須賀を離れている』のですね。

 つまり「このまちで起業したってチャンスが無い」、
 そう見切っている仲間がほとんどなのです。

 そんな状況の中で、
 2人はこのまちで独立・起業したわけです。

 これは本当にすごいことだと思います。

 カフェや雑貨店などならば
 若手が店を出したケースをたくさん見てきましたが
 福祉カンケーでは僕の知っているケースでは初めてです。

 その勇気に拍手を送りたいし、
 果たしてこのまちで独立してやっていけるのかどうか
 すごく気になります。

 また、現在中学生や高校生の若い世代にとって、
 こんなふうに起業・独立の見本が身近なところにあることは
 とても良いことだと僕は考えています。

 総合学習の時間で
 もうリタイアした人たちに仕事の話をしてもらうより
 こういう身近な若手にこそ、仕事の話を語ってもらうほうが
 リアルで将来に役立つ、と僕は確信しています。


 (2)について。

 「現状を変えたい」と思っている
 福祉の現場の人々はたくさんいます。

 けれども、だからといって今の勤め先を辞めてまで
 理想の追求のために動き出した、
 という人の話は
 このまちでは聞きません。

 僕の知ってる範囲では
 若手が勉強会をつくっている、という話を
 2つくらい聞いたことがあるだけかなあ...。

 他都市ではそれこそナミねぇを筆頭に
 「理想のものが無いなら、自分がやる」という人々は
 たくさんいるのですね。

 僕は、自分自身が
 「理想のものが無いならば、自分がやる」という性格なので
 こういう若手がどうして他にいないものかと
 もどかしく感じてきたのです。

 若い世代はもっと暴れるべきなのです。

 このまちの若手は、何をじっとガマンしているのだろう。
 おとなしすぎるし、もっと理想を追求すればいいのに。

 そんな想いをずっと抱いてきたから
 『陽だまり』の話を聞いて
 僕はすごくうれしく感じたものです。


 そんなわけで「いつか見に行こう」と
 ずっと考えていたのですが、それがついに叶いました。

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 ジャーン!ここがそうです。

陽だまりを外から見たところ

 三春町6−94 村野アパート1階です。

 見た目はすごく古いアパートですが、
 中に入ると、とてもきれいです。

 設立から2年が過ぎ、
 現在では20人のホームヘルパーさんがいます。

 なんといっても、この『陽だまり』の売りは

 ●土・日・祝日も営業していること
     (もちろんお正月も休みなしです)

 ●24時間対応していること
     (留守電ではなく、本当に対応してくれます)

 そして、本当に雰囲気が良いです!

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 すっかり話し込んでしまって
 予定をオーバーして
 3時間半もお話を聞かせていただきました。

 実際に訪れた後も
 最初に抱いたイメージは変わりませんでした。

 『陽だまり』のサービスを利用している方々のお話を
 直接に聞いたわけではないから
 本当は違うかもしれない。

 けれども、こうやってじっくりと話をさせてもらった限りでは
 彼らはすごく『ぶれていない』と感じました。

 福祉という目的のために
 自分たちで動く、という手段を取った。

 それは本当に僕が日頃からこのコーナーに
 何十回も書いてきた想いと同じだと思うのです。

 目的があって、そのために手段を選んだ。
 目的は絶対にぶれない。

 だから、僕は『陽だまり』に大きな可能性を感じます。

 この姿を見てもらえたら、
 僕の期待の高さが伝わるでしょうか。

副理事長Uさん、広報担当Kさん、理事長Mさん、フジノ

 左から、副理事長Uさん、広報担当Kさん、
 理事長Mさん、そしてフジノです。

 20代3人と30代1人。

 こんな若手が活動しているんだから
 福祉は変わるんだ、
 と僕が信じたくなるのもムリは無いでしょう?

 このまちは事業者の数も多いし、
 僕が理事をしている健康福祉協会(すごく大きな団体です)もあるし
 競争は激しい地域だと思います。

 でも、『陽だまり』はきっと生き残るはず。

 そんな期待をしたくなる、
 熱い若手たちと出会うことができました。

 どうか、がんばって!


● オムツをして、おしっこをします

 話をしている中で「いいなあ」と感じるアイディアを
 いくつも聞かせてもらったのですが
 その中の話を1つだけ書きますね。

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 高齢になって
 自分の力ではトイレまで行くことができなくなると
 オムツをつかうようになります。

 けれども、オムツをはいておしっこをすることが
 どれほど実際はできないものか、ということは基本中の基本です。

 いくらトイレに行かれないからって、
 オムツをあてがわれて
 すぐにその中でおしっこできますか?

 入院したことのある人なら分かると思うのですが
 尿瓶(しびん)でさえ、なかなかおしっこを出せないものです。

 だから、なおさらに
 オムツでおしっこをするのは難しいです。

 頭では分かってたって、
 恥もあるし、それまでの習慣もあるし、
 無意識にガマンしてしまうのが人として当たり前なのですね。

 けれども、僕はそれを
 福祉的な基本知識としてしか知らないのです。

 言葉として、知っているだけ。

 そんな話をしていた時に
 副理事長のUさんから、こう言われました。

 「フジノさん、じゃあ今からオムツはいてみますか」

 ...!

 考えてみたら、何故おれは
 今までオムツをはいたことが無いのだろう。

 考えたことさえありませんでした。

 オムツをはいておしっこをする苦労を
 想像しただけで理解した気持ちになっていました。

 それをUさんにポンと指摘されて
 「やばいなあ」と気づきました。

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 さっそくオムツをもらってきました。

パンツ型のオムツ  これは、パンツ型のオムツです。

 数日中に必ずオムツをはいて
 トイレには行かずに、おしっこに挑戦します。

 できれば、寝ている時と動いている時の
 2回は挑戦したいと思います。

 そうやって、リアルに感じてみたいと思います。

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 議員になってから
 いろいろな福祉施設を見学してきたけど
 こんな風に相手から言ってもらえたのも初めての体験でした。

 やっぱそうだよね。自分が体験してなくちゃ。

 ありがとう、『陽だまり』のみなさん。

 1つだけ紹介しましたけれど、
 彼らとの会話は、すごくワクワクすることがたくさんありました。

 こんな風に3時間半が
 あっという間に過ぎたのでした。


● 明日は厚生労働省へ

 こんな風に、今日も盛りだくさんの1日でした。

 スタッフのみんな、
 今日も1日おつかれさまでした。

 そして、今これを読んでくれているみなさんも
 今日も1日おつかれさまでした。

 明日はまた厚生労働省の審議会で東京に行きます。
 大変そうだなあ〜。

 でも、明日もお互いに
 リラックス&ファイトでいきましょうね!

 ではでは。


 そうだ、追記。
 NHKで統合失調症の番組やってます。
 見てね。10日はSSTについてやりますから、
 保健所精神保健班のみなさん、ぜひ見てくださいませ。


                              Happy birthday,my friend.


2004年2月4日(水)のフジノ
● 事務所づくり

 今日は朝から事務担当スタッフが来て
 フジノ事務所の『徹底的な改革』を始めました。

 これまでは僕の事務所は
 とてもお客さんが入れるような状態ではなくて
 とにかく家具が何もありませんでした。

 いすも無い、座布団も無い、スプーンも無い、ストーブも無い、
 トイレットペーパーも無い、水道水は飲めない、などなど。

 僕はふだんから仕事場で徹夜しがちなので
 とにかく長く居ないためには
 過ごしにくくすることが1番だという作戦を取ってきました。

 疲れても寝ころがれるようなスペースは無いし、
 冷蔵庫も無いから飲み物も食べ物も無い。

 こうやって、居づらい環境で仕事をすることで
 早く仕事を終わらせて帰らないと
 つらくてイヤな気持ちになるような状況をつくってきました。

 でも、新年を迎えて良い節目なので
 会議を行なう時くらいは過ごしやすい環境にしよう、と
 決心しました。

 選挙の時にも
 僕は演説でこう言ってたしね。

 「選挙の期間だけ事務所をひらいても意味ない。
  選挙の無い時こそ事務所をひらいて
  ふだんから気楽に
  まちの人々が立ち寄れて
  気楽に政治家と話せるようでなくては」

 だから、やっと実現しつつあります。

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 ストーブを買って、灯油も買って、灯油ポンプも買って、
 今日ついに暖房が事務所に入った瞬間には
 スタッフと2人で大喜びしました。

 昨年の暮れに
 願う会の方とお話ししてた時に
 「フジノくん、暖房が無いなんてウソでしょう」と笑われたのですが
 本当に無かったんですよ(笑)。

ストーブ  こいつが、そのストーブです。

 日立OVF−SL36DX。

 寒くてたまらないフジノ事務所だけでなく
 僕たちのこころも暖めてくれました(笑)

 おかげで今は室温が20度に
 保たれてます。温かいなあ。

 ところで、いろんな人に誤解を与えているようなので
 ごめんなさい、説明をします。

 『仕事場』と呼んでいるものと
 『事務所』と呼んでいるものは同じものです。

 『事務所』という呼び方がどうもしっくり来なくて
 『仕事場』と通称で僕は呼んでいるのですけれども
 どちらも同じものです。

 正式な呼び方は、これ。
       ↓
 『横須賀市議会 無所属 藤野英明 事務所』

 でも、ふだんはひとことで『仕事場』と呼んでます。
 2つは同じものです。

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 まもなく改装完了しますので
 そしたらここでミーティングとか視察報告とかやります。

 もうしばらく待っててくださいね。


● あすなろ学苑

 午後からは、あすなろ学苑の見学に行きました。

 あすなろ学苑のことは
 選挙の前に駅前で話しかけてくださった方がきっかけで
 それ以来ずっと関心があります。

 ところで、ここで作られている陶器のマグカップとかお皿などは
 とてもよい感じなのですね。

 僕はカフェが好きなのでよく行くのですが
 まさにカフェなんかでよく使われているような味がある感じ。

 だから、福祉バザーとかじゃなくて
 『商品』として売れるんじゃないかと本気で考えています。

 それで議会でも
 こんなふうに質問をしたこともあります。

 (平成15年第3回定例会・民生常任委員会より)



 さて、雇用という点からまた質問させていただきますが
 つい先日、福祉の国際会議に参加いたしまして
 その中で非常に有効なプロジェクトを知りまして
 そのことについて健康福祉部長の見解を伺いたいと思います。

 それはチャレンジド・クリエイティブ・プロジェクトといいまして、
 兵庫県と神戸市と
 株式会社フェリシモという会社と
 社会福祉法人プロップ・ステーションという
 4社が共同で行っているプロジェクトで、
 どういったものかといいますと、
 株式会社フェリシモというのは本当に有名な会社ですけれども、
 そういった会社と地方公共団体と社会福祉法人が手を組んで、
 市場に流通できるような生産体制を検討して、
 小規模作業所とか
 授産施設でつくった品物の販売を
 カタログやインターネットで行っていくというすごいプロジェクトです。

 本市にも、それぞれの障がいに応じて
 たくさん作業所がございますけれども、
 どこも当事者の方は1月1万円もらえるかどうか
 というのが現在のお給料の現実でございます。

 それをサポートしていくためにも
 本市の小規模作業所や授産施設をバックアップするためにも、
 本市として、このプロジェクトのような
 支える販路をつくったりする仕組みづくりを
 考えていけないかと私は思っていますが、
 健康福祉部長はどのようにお考えでしょうか。







 今、障がい者の方も納税者にということで、
 障がい者の方々も地域作業所の活動、
 あるいは仕事を持って、
 そういった納税者になっていこうという運動が
 いろいろな形で起こっているということで承知しております。

 今お話がございましたプロジェクトは
 詳しくは私も存じておりませんが、
 全国的にはいろいろ、大変有名企業の社長さんが
 御自分の会社に福祉財団を持たれて、
 全国の地域作業所を回って、
 作業所の製品が流通化できるような
 アドバイスをしたりしていらっしゃるということも、
 テレビでございましたけれども、
 現実に私も見て、すばらしいことであると思っております。

 その中で本市の作業所も非常に頑張っておりまして、
 私ども、役所の中で分館というところが職場で、
 そこに定期的にパンやクッキーとか、
 製品を販売していたりといったようなこともございますが、
 流通に乗せるのには
 商品の生産量がある一定量以上必要になりますけれども、
 何分にも、作業所という小規模な中では、
 まだその一定量の確保というところまで至っていない
 という現実の姿もございます。

 しかしながら、先ほど申しましたように、
 障がい者の方が
 ある真の意味での自立ということになりますと、
 やはり御自分で生活していくある程度のもの、
 経済的な基盤というものは必要になろうかと思いますので、
 どういう形で進めれば、
 そういった地域作業所がさらに活性化されて、
 そしてそこで働く方々にも還元される部分が出るのか、
 全国の今お話のありました例なども研究させていただきまして、
 横須賀市に合う方法を見出せればと思っております。




 実際は、バザーとか、
 あと作業所で展示販売されているだけにとどまっているのが
 現実でございます。

 実際にあすなろ学苑等の授産施設を見学して、
 非常に質の高い陶芸品があったりするのを見るにつけても、
 もっと多くの人の目に触れられる機会を
 つくっていただければと思います。


 あいかわらずフジノは『勝手に応援』してるのですが
 あすなろ学苑に限らず
 障がいのある方々の作業所を訪れるたびに

 「この商品はいけそうだ。何とかして販路にのせられないか?」
 「これはいい。インターネット通販で売れそうだ!」

 とかそんなことばかり考えています。

 売れたらそのお金を1円でも多く
 それを作った本人に渡したい。

 これからはそうやって
 市場の中で
 他の商品と競争しながら
 それにも負けない商品をつくっていく作業所でなければ
 立ち行かなくなると思うのですね。

 そして、実際に多くの作業所がつくっている物の中には
 商品として十分に通用するものがあります。

 ポイントは、それらを市場で売っていく
 『販路づくり』にこそあるのです。

 いつも同じことを僕は繰り返し書きますけれども
 本当にそうなんですよ。

 作業所の職員さん、どうか外に出て
 商品として売れるように販路を見つけて下さいね〜!

 インターネットによる通販なら
 初期投資もほとんどなくてやれますから、ぜひ。

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 話が飛んでしまいましたが
 今日あすなろ学苑を訪れたのは
 新しい施設長であるOさんにお会いするためでした。

 Oさんは、すっごくいい方でした。

 何よりもアイディアマンで
 フジノが上に書いたようなことはいつも考えてます。

 良い方向へどんどん変わっていくあすなろを見るのが楽しみ。
 これからも見守りつづけたいなあと思いました。

 そうだ、あすなろのパン!
 おいしいから食べてみてね。
 こいつはオススメですからね。


● 明日は、福祉に燃えてる若手と会ってきます

 明日は、高齢の方々の介護サービスをしている
 在宅ケアセンター『陽だまり』を見学してきます。

 ここは、なんと20代前半の方が設立したという
 すごいところなのですね。

 福祉に燃えている若手の姿を
 目の当たりにしてきたいと思います。

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 今年は、議会の無い期間は
 毎月6ヶ所は
 見学してまわりたいと考えています。

 高齢の方々の福祉サービス2ヶ所、
 精神保健福祉サービス2ヶ所、
 障がいを持つ方々の福祉サービス2ヶ所の、6ヶ所。

 忙しくてなかなか実現は難しい数ですけれど
 今年はいろいろな行動に対して数値目標をつくって
 それをみなさんにこうやって宣言していきます。
 ささやかなマニフェストですね。

 もちろん、数をこなすのが目的ではなく
 その向こう側にある目的を果たすことは忘れていませんから
 大丈夫ですよ〜。


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 みなさん、今日も1日おつかれさまでした。
 ああ、今日も本当に疲れたなあ。
 明日もお互いに
 リラックス&ファイトでいきましょうね!

 ではでは。



2004年2月3日(火)のフジノ
● 『ひきこもりを考える』に参加して

 昨日このコーナーでお知らせしたとおり、
 『ひきこもりを考える』というセミナーに参加してきました。

 
市民こころのセミナー「ひきこもりを考える」式典  500人の会場は、
 ほぼ満員。
 大盛況でした。

 写真は
 会の式典であいさつする
 主催者、横須賀市の
 精神障がい者家族会
 『つばさの会』のHさん。

 左端は沢田市長、
 右端は講師の斉藤環さん。

 まず第1部として、コンサート。
 佐藤絢子さんによるテルミンの演奏でした。

 かねてからテルミンという楽器に関心があった僕は
 初めて実際の演奏が聴けて、うれしかったです。

テルミン奏者、佐藤絢子さん  もともと音楽が好きなのですが
 忙しくてじっくり音楽を聴ける機会も
 なかなか無かったので、この演奏の間は
 すっかり聴き入ってしまいました。
 (佐藤さんのHPでは実際のテルミンの音も
  聞けますので、ぜひご覧ください)

 休憩をはさんで、ついに斉藤環さんの講演です。

講師、斉藤環さん  この分野では斉藤環さんは第一人者です。
 何冊もの著作は、どれもオススメ。

 『ひきこもり救出マニュアル』
 『hikikomori@NHKひきこもり』
 『社会的ひきこもり』

 講演の内容は、上の3冊の内容と基本的には同じなので
 本を読んだことがある人には
 特に目新しいことは無かったと思います。

 けれども、実物の斉藤さんの話し方を聞いて
 「ああ、この人がこれを書いた人なんだ」と改めて腑に落ちました。

 かなり激しい口調で、
 家族がとらわれてきた『従来の考え方』に対して批判をする
 その姿に「斉藤さんはひきこもりをしている人の味方なんだなあ」と
 強く感じさせられました。

とても分かりやすい話でした  ひきこもりという状態は、
 精神的な病気が原因ではないことも
 ものすごく多くあります。

 斉藤さんによれば、
 ひきこもりは誰もがなりうるそうです。 

 したがって、誰でもがなりうるということは
 きわめて『社会的な出来事』であると言っても良いと思うのです。

 第三者によるケアが必要である、という援助的な面の視点は
 欠かせないことは言うまでもありません。

 けれどもそれ以外の『社会的な面』については
 個人として、とても考えることがあります。

 つまり、ひきこもりという状態は、この国の古い価値観や風土などに
 呪縛のように縛られてしまった人々の多くが陥っているように
 僕は考えています。

 ひきこもりの状態にいる人々を減らせるかどうかは
 この国が変わっていけるかということと強くリンクしていることだ、と
 僕は信じています。

・可能な限り、選択肢(オプション)を多く示せること

・人の本質は学歴や職歴や他人からの評価とはカンケーないこと

・人それぞれに異なる『適性』を本人が見極められるようになること

・あらゆる仕事についてその内容を詳しく知れるようにすること

・失敗しても何度でも立ち上がれる風土に変わっていくこと

・「人はかくあるべし」的な固定観念が解消されること


 こんなことがこの国に根づいていけば、
 ひきこもりという状態も少しずつ解消されるのではないか、と
 そんな風に僕は考えています。

 僕たちの世代は、これらの価値観は
 すでに当たり前のことになりつつあるのですけれど
 世間全体を見渡してみるとまだまだ『過渡期』なんだなと思います。

 いずれにしても
 ひきこもりという出来事に対して『すぐ効く特効薬』は無いのですが
 個人としても政治家としても
 やれることはたくさんあるように思います。
 時間はかかりますが、努力していきたいと思います。

 (ここまで読み返してみましたが分かりづらい文章でごめんなさい)

 今回の講演については
 一緒に行ってくれたスタッフがおりますので
 来週くらいまでに内容や感想をレポートしてくれると思います。
 ぜひこちらをお楽しみに...。

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 と、ここまで書いたところで
 ふと雄人(吉田雄人議員)のHPを見たら
 彼もまた『社会的な側面』からの想いを書いていました。

 雄人は、ひきこもりについて強い関心を持っていて
 また実際に行動も起こしているのですね。

 もちろん彼も今日の講演会には出席をしていました。

 彼はまさに僕と同世代である訳ですが
 そんな彼が同じ言説でひきこもりについて語ったのは
 僕はとても喜びを感じました。

 僕は僕たちの世代に
 このひきこもりという出来事の方向がかかっているように
 感じています。やれることはたくさんあるはず。

 がんばろう。


● 何故、フジノは動物管理所をとりあげたのか?

 これまでのフジノの『政策の優先順位』というのは
 「今この瞬間にも苦しんでいる人がいる」
 という価値観に基づいて
 判断をしてきました。

 それなのに何故、動物(犬・猫)の殺処分について
 視察に行ったり、わんにゃんミーティングの告知をするのか、
 という質問を受けました。

 僕の中にその答えは
 はっきりと文章化されてあるのですが
 あえて文章におこすまでも無いような気がするのです。

 できれば、次の2つのリンク先を
 見ていただければ、と思います。

 どちらもこのHPの読者の方から
 メールで教えてもらったものです。

 そうすると、どうしてフジノが動物管理所をとりあげたのか、
 推察してもらえるのではないか、と思います。

 1.毎日新聞の記事
 2.あるHP
  (かなり衝撃的な内容ですので、見ていて「ムリかも」と思ったら
   そこから先は見ないようにして下さい。体調を崩します)

 このまちの動物管理所は
 あらかじめ抱いていたイメージとは異なっていた、ということが
 視察から分かりました。

 だから、行って良かったと思います。

 あとは、市側の問題ではなくて
 市民側の問題だと僕は思います。

 スタッフの活動日記
 Sさんが書いてくれたとおりだと思います。

 この問題について、感じることがある方は
 ぜひメールくださいね。よろしくお願いします。


● まだ人気があるのね

 今日は午前中いっぱいかけて
 鶴が丘1〜2丁目と坂本3丁目
 活動報告のチラシを配ってきました。

 自宅の台所のテーブルで
 A4のチラシを折る作業をするのですが
 半分に折ってきれいに折り目がつくように乾電池でピッと線をつけて
 これを1時間くらいやって、やっと500枚くらい折れるのですね。

 これを持ってバイクに乗って、
 まちの端っこに行きます。

 そこからひたすら歩いてチラシをポストに入れさせてもらい、
 どこまでも歩いていきます。
 不審者に思われたりしながら
 犬に吠えられたりするのは当たり前。
 道に迷ったりしながら歩いていくのですね。

 もちろん配っている時に
 その家の方が玄関に出ていることもありますから
 「すみません、チラシを配らせていただいているのですが
  ポストに入れさせて頂いてもよろしいでしょうか?」と尋ねます。

 いらない、と言われることもありますし
 その場で受け取ってくれても
 まず議員だと気が付かれることはありません。

 ごくごくまれに追いかけてきてくれる人がいて
 「今度当選した人ね、がんばってね」なんて声をかけてくれます。

 けれどもそういうことは500軒に1軒くらいの話で
 まず気づかれることはありません。

 読んで下さい、とポストに向かって祈りながら
 1軒ずつポストにチラシを入れていくのですね。

 ああ、やっぱりおれは1人きりだなあ、
 と感じるのは、こういう瞬間です。

 無所属。政党ともカンケーなし。コネも何もなし。
 1人きりであることが僕のスタートなのです。

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 こういう地味な活動をひたすら午前中にやった後で
 ベイサイドポケットでおこなわれた講演会に行ったら
 すごかった。

 終わった後、ものすごい数の方々に囲まれて
 握手を求められたり、話しかけられたり、
 黄色い声があがったり(マジです)
 しまいには通りがかりのアメリカ人の子どもたちにまで
 話しかけられたり、なんかものすごかった。

 僕は1人きりで活動している政治家だから
 こういう現象に出会うと
 ぶったまげて戸惑ってしまいます。

 もともとたくさんの数の人に会うのは苦手なのですが
 1人1人とお話をしていると待っている人とお話ができずに
 どうやってこの状態を切り抜ければ良いのか
 分からなくなってしまいます。

 とはいえ、午前中がそんな風にずっと1人きりだったので
 午後のこのすさまじい状態を体験して
 もしかしたら自分は
 1人きりではないのかもしれないな、と思いました。

 選挙からだいぶ日が経ったのに
 まだ僕のことを覚えていてくれる人々がいるんだなあ。

 ありがとう。

 これからもがんばります。


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 みなさん、今日も1日おつかれさまでした。
 明日もお互いにリラックス&ファイトでいきましょうね。

 それでは。



2004年2月2日(月)のフジノ
● スタッフの活動日記、はじめました

 1人きりで活動をしていくには限界があるので、
 今年に入ってから、スタッフを募集しました。

 さっそく応募をしてくれて
 すでに動き始めているのですが、
 そんな仲間たちの活動をみなさんに知って欲しいと思いました。

 フジノと一緒に活動しているのは
 一体どんな人なのかを知りたいというメールもありました。

 そこで、今日からスタッフの活動日記を始めました。
 1〜2週間に1回の頻度で更新したいと思います。
 ぜひご覧ください!


● 明日、『ひきこもりを考える』セミナーにぜひ参加を!

 昨日と今日は、都内のホテルにこもって
 勉強合宿をしてきました。

 今回の合宿のメインは
 『ひきこもり』について学ぶことです。

 明日2月3日(火)、
 『ひきこもりを考える』(汐入ベイサイドポケット、14時〜16時半)
 というセミナーがおこなわれます。

 かねてから書いてきたとおり
 僕のまわりには、ひきこもり経験者がたくさんいます。
 そんな仲間の1人がすすめてくれた本が
 明日講演をされる斉藤環さんの本でした。

ホテルにこもって勉強  僕自身も小学校時代に不登校だったり
 大学4年には半年ほどひきこもる日々を
 過ごしました。

 そんな僕自身の体験から照らしても
 斉藤環さんの本には
 ウソくささを感じませんでした。
 (医者の書く本には
  当事者の気持ちなんか反映してない
  ウソくさい本が多いですからね)

 平日の昼間の時間帯で
 参加できる人は
 限られているとは思いますが、
 ぜひみなさん、このセミナーにご参加下さい。

 僕も、仲間と一緒に参加します。

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 また明日から10日まで
 切れ目ないスケジュールの始まりだ。

 がんばっていこう。

 みなさん、おつかれさまでした。
 りらっくす&ふぁいとでいきましょう。では、また明日。


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