まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2005年1月30日(日)のフジノ
● 悩んで、悩んで、そして、自分らしくて生きてほしい

 今日は、市民マニフェストを作成するための
 ニーズ調査票ハガキを渡してまわる日にすることにした。

 朝から、久しぶりに会うスタッフや友達を中心に
 会っては近況を聞いたりして過ごした。

 政治家になってからは
 友達と会うのも難しい。

 だから、

 「毎月2度の水曜夜はいつもいるカフェにいるよ。
  会えたら遊びに来てね。話そうね」

 という形にして、
 スケジュール表には毎月2回、
 横須賀をおもしろくする会メンバーとミーティングと書いている。

 でも、今ではすっかりメンバーは入れ替わってしまって
 選挙の後になってから知った人たちばかりで
 これはもう正式にカフェトークの夜版になっている。

 実態はおもしろくする会の集まり、では無くて
 一般に開放をしていないだけの『カフェトーク』なのだ。

 いつも、友達を恋しく思う。

 そんな訳で、今日は久しぶりに会うスタッフや友達とは
 ただハガキを渡すだけではなくて、近況を聞かせてもらった。

 ある友達は、髪型が変わった。とても似合っていた。
 ある友達は、就職活動に突入して悩んでいた。
 ある友達は、充実した活動をしているようだった。

 どの友達も、みんなやっぱり何かしら
 悩みを抱えているようだった。

 でも、僕はそんなみんなが大好きだ。
 悩んでほしい。向き合ってほしい。流さないでほしい。
 きっと未来が納得する形でやってくるはずだから。

 実際に友達たちは、
 悩んでいる。向き合っている。逃げていない。
 きっと納得できる未来がやってくるはず。

 つきすすんでいってほしい。
 りらっくすしながら。でも、決して負けずに。


● 「相談が何件解決した」とかカンタンに言えるはずがない

 基本的に『分かりやすさ』を求めているから
 数値化できるものは全て数値化する、
 という方針でフジノは政治家としての活動報告をしています。

 けれども、市民の方々から受けた相談について

 「解決●件、未解決●件、解決できず●件」

 というふうには
 なかなか数値化はできません。

 理由は、そんなカンタンな相談は受けていないから。

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 フジノにとって
 カンタンな相談というのは
 『すぐに数値化できるもの』を指しています。

 ある方から、こういう相談を受けました。

 (事例1)
 車イスを使用している方が
 建物に入りやすいように歩道を斜めに切り下げてほしい。

 こういう相談は、
 結果は「切り下げる」か「切り下げない」しか無いので
 どちらの結果かが出れば
 すぐに数値化ができます。
 イコール『カンタンな相談』と言えます。

 ちなみに、この事例は解決する予定です。


 けれども、次のような相談の場合は
 「解決とは何をもって指すのか」の基準設定がとても難しいです。

 (事例2)
 まだ20代の女性が相談者。
 未婚で子どもがいる。
 身寄りは3名、介護が必要な祖母、定職に就かない父、母。
 祖母が認知症(旧・痴呆症)になってしまった。


 この時点でフジノは相談を受けました。
 相談者の望む解決したい問題は1つだけで

 「祖母の認知症への対応が分からない」

 というものでした。

 そこで、フジノの取るべき行動は、

 (1)市役所の長寿社会課など相談できる相手の紹介
 (2)介護認定を受ける方法などの知識を伝える
 (3)介護の事例を紹介して、今後の方向性を一緒に考えていく

 この3点でした。

 しかし、この(1)〜(3)を行なっている2週間くらいの間に
 フジノへの親しさが増したのか
 相談者はさらに複数の相談をしてきました。

 ・自分を見捨てて逃げた男性をどうすればよいか
 ・子育てに不安がある
 ・働かない父をどうしたら良いか
 ・母と自分の幼児期からの関係のまずさ

 などなど...。

 ついで、フジノが取った行動は
 まず十分に相談者が想いを吐き出しきるまで耳を傾けること、
 次に、相談者に対してこの3つを伝えることでした。

 (1)感じている問題を1つずつノートに書き出してみること
 (2)自分ができる解決法があるかどうかを考えてみること
 (3)紹介した制度や相談センターなどを利用してみること

 さらにこうした日々を送っている内に
 なんとこの相談者のご両親が亡くなってしまいました。
 心中(自死)でした。

 友達が全くいないという相談者にとって
 フジノは唯一の窓口である可能性がありましたので
 とにかく毎日相談者に電話をかけて、安否を確認しました。

 葬儀の手続きやその間の小さなお子さんをどこに預けるべきかなど
 それらの事柄をアドバイスしながら、
 相談者の体調と精神状況を心配しながら見守りました。

 葬儀や49日の法事が済む頃まで
 毎日、連絡を取り続けました。

 この時期の政治家フジノとしての問題意識は
 「悲壮な状況に追い込まれた相談者を死なせないこと」に尽きました。

 この問題は、相談者から相談依頼を受けたものではありません。

 しかし、「相談」→「問題の特定」→「解決」という
 ありがちなプロセスを離れて
 フジノという政治家の信条に基づいて行動することが
 この事例のように必要な場合がものすごくたくさんあります。

 やがて数ヶ月が過ぎて、
 相談者は(やはり残念ながら)うつ病ではないかと
 疑わしい状態になってしまいました。

 そこで、これも相談者から依頼をうけた訳ではありませんが
 メンタルクリニックの受診をすすめ、
 近隣の病院のリストを渡しました。

 また、勤め先にも可能であれば
 休職をさせてもらえないかの相談をした方がいいのでは、と
 伝えました。

 これらも相談者から相談を受けたことではありませんが
 そうせざるをえない状況であったからです。

 つまり、相談者は行政の介入をひどく嫌うが
 フジノとのコンタクトは取る、助言は割と聞いてくれる、という傾向が
 あったからです。

 長くなりすぎましたのでまとめます。

 現時点の話をすると
 相談者は現在、生活保護を受けています。

 さて、この相談者の相談は
 解決したのでしょうか?

 未解決なのですか?

 フジノは、政治家としての任期がある限りは、

 (1)相談者のうつ病が回復傾向に向かうのを見守ること
 (2)相談者の生活保護がやがて廃止できるように見守ること
 (3)相談者の幼い子どもが健やかに成長できるように見守ること
 (4)相談者の祖母が適切な介護を受け続けられるよう見守ること

 こうしていく予定です。

 けれども、これらが全て達成されたとして
 この相談は解決されたのでしょうか。

 この相談者個人(この方だけ)の問題としては
 あと数年以内にある程度の解決を見るでしょう。

 しかし、もっとマクロな視点で政治家は考えるべきです。

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 政治家フジノは、この相談の背景に
 いくつもの問題を見出します。

 (1)高齢社会であるにも関わらず、
   介護認定や認知症(旧・痴呆症)の高齢者への対応方法が
   知られていない(福祉教育の欠如)

 (2)行政をはじめとする相談窓口の存在が全く知られていない
   (広報・宣伝の失敗)

 (3)子どもをもうけた女性が相手の男性に逃げられて泣き寝入り
   (認知・養育費などの調停制度が知られていない)
   (女性の人権が守られていない)

 (4)定職につかない父親
   (不況、経済の停滞)
   (就職へのマッチングができていない社会)

 (5)相談者の母のパートと相談者でまかなわれていた生活費
   (女性の人権が守られていない)

 (6)相談者の家族が孤立していたこと
   (地域社会のつながりの欠如)

 (7)相談者の家族に徹底していた行政への嫌悪感
   (行政への不信感)

 初めての相談の時点で
 これだけの問題を感じました。

 相談者の依頼はあくまでも
 「認知症(旧・痴呆症)になってしまった祖母をどうしたらいいか?」
 だったので、アドバイスをした時点で
 問題は解決したと見るべきですか?

 絶対に違うはずです。

 政治家ならば、市民相談の根底にある問題を見つめて
 それを議会の場で質問したり改善策を提案することが必要です。

 そして、この意味で言うならば
 不況からの回復も女性の人権が尊重される社会にすることも
 行政への不信感を世間からぬぐうことも
 行政の広報の下手さを改善することも
 いまだ達成できていません。

 問題解決への道のりはまだ遠いのです。
 では、「解決できなかった:1件」として処理すれば終わりですか?


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 市民の方々から頂くメールや電話は
 その場で片付くことは
 ほとんどありません。

 道路の話みたいなことは
 フジノはほとんど相談されることはありません。

 「信号をつけてほしい」という種類の市民相談をよく受ける、
 と話してくれた同僚議員がいますけれど
 フジノは今まで1度も
 それらの相談は受けたことがありません。

 むしろ、事例2のような相談を受けることが毎日です。

 あるいは『市の政策への反対運動』への
 参加や支持を求められることです。
 美術館反対活動のイメージがそうさせているのでしょう。

 いずれにしても、
 基本的にフジノの方針は数値化できるものは全て数値化して
 それで市民のみなさまに分かりやすく説明することです。

 けれども、市民相談については
 数値化の基準づくりがとても難しいです。

 まず、事例2は1件ですか?
 それとも10数件ですか?

 どこまでが相談なのかを見極めることが難しいので
 「●件、受けました」と数えることが困難です。

 また、フジノは『結果を出すこと』が
 最大の価値だと考えていますが、
 どこまで達成したならばその相談が解決したと言えるのか、
 非常に難しいことが多いです。

 フジノは契約によって料金をもらっているカウンセラーでは無く、
 税金によって雇われている政治家なので
 市民の方が求め続ければ
 際限なく相談にのり続けていきます。
 (ある程度の期限設定や約束事は最初に決めますけれど)

 いずれにしても、今回伝えたかったことは
 市民相談を数値化することは基準設定がとても難しく、
 それをすることに大きな意味があるとは考えられないから
 僕はやらない、ということ。

 そして、ある人の相談が解決するのには
 何年もかかることが多く
 その人の相談の根本的な原因を解決するには
 さらに何年もかかることが決定的な事実である場合が多いことです。
 (社会制度や人々の価値観などの変化が必要だからです)


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 「市民相談を何件受けて何件解決したんだよ」みたいなことを
 こういう事実を何も深く考えずに
 2ちゃんねる的な掲示板に書いていたヤツがいたので
 少しだけ反論してみました。

 まあ、別に反論する必要も無かったんだけどね。


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 この事例1・2は
 事実ではありますが単独の実際のケースでは無く
 特定されないように内容を変えています。
 それは政治家には守秘義務があるからです。

 ただ、みなさんに知ってほしいのは
 事例2のようなケースは非常に多く、
 1ヶ月に数件は確実にこういうメールや電話を受けているということ。

 この国の、今後の行く末に対して
 僕は個人である時には知りえなかったひどい現実を知って
 政治家になる前以上に強い危機感を持っています。

 せめてこのまちだけでも、
 『福祉のまち、よこすか』と愛されるように
 全力で努力をしていかなければと毎日繰り返し思います。

 終わり。



2005年1月29日(土)のフジノ
● 実現します、フジノの提案

 昨年8月23日のこのコーナーに書いたとおり、
 フジノが委員会で提案した『うつ対策のための講演会』
 市民病院で行なわれます。

 うつ対策の推進=自殺予防対策なのですね。
 自殺(自死)の犠牲者の70〜90%が
 うつ病/うつ状態であったというのが
 すでに定説となっています。

 したがって、うつについての正しい知識を知ってもらうこと、
 これこそが自殺予防の大きな第1歩なのです。

 どうかぜひみなさん来て下さい!お願いします!


 

 <市民病院講演会 『うつ病について』 >



 日時:2月9日(水)15時30分〜16時30分

 場所:市民病院の西棟7階・講堂

 講師:市民病院の精神科医師

 希望者は直接に会場へどうぞ

 もちろん、無料です

 問い合わせは
 046(858)1798 市民病院・総務課までお願いします





● 横須賀は『うつ対策』『自殺予防』に本気です!

 秋田の講演会を行なう前にフジノが自殺予防のために
 提案したことがいくつ叶ったかを数えてみました。

 実現したことの数々に
 フジノは「政治家になって良かった」と強く感じています。

 何故なら、こうやって行政側が
 1つずつ行動へと移していることそのものが

 「横須賀市は自殺予防のために闘っているんだ!」

 という、市民のみなさまへの
 強いメッセージだからです。


 ・経済部と保健所による共同作成の『自殺予防リーフレット』を
  市内の中小企業630社へダイレクトメールで送付

 ・24時間体制の『横須賀こころの電話相談』がスタート
  (まだ現在は深夜までの体制です)

 ・市内全域に配布された、保健所作成の自殺予防チラシ

 ・精神保健福祉士(国家資格)の職員が保健所へ配属されたこと

 ・市内全小中学校に配布されている健康手帳に
  『こころの健康』のページが加えられ、かつ
  最後のページには相談先の電話番号が記されたこと

 ・昨年12月24日に保健所主催で『うつ対策』講演会が行なわれた


 ここまで他の市町村がやっているかと言えば、
 僕の知る限りでは、近隣ではノーだと思います。

 「横須賀市の取り組みは誇っていい」

 とフジノは本気で思います。


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 市民病院で講演会を開催して下さる
 病院管理部の方々への約束どおり、
 フジノはこの講演のチラシをガンガン配りまくりますし、
 メガフォンを持ってバイクで移動しては宣伝しまくりたいと思います。

 どうか、1人でも多くの方々がこの講演にいらして
 そしてより詳しく知識を身につけてほしいと願います。

 うつとは何かをどうか知って下さい。

 うつをどうか早期に食い止めて下さい。

 うつはこころの風邪なんてカンタンに呼ばれますけれど
 うつをどうか決して軽く見ないで下さい。

 うつ対策は自殺予防の大きな第1歩です。

 どうか、みなさん、いらして下さい!
 よろしくお願いします!




2005年1月28日(金)のフジノ
● 次は、青森県の新聞社から

 秋田県の講演がものすごく評判になったおかげで
 青森県の新聞社から特集記事にしたいからと電話をもらいました。

 事務所にスタッフが2名来てくれていた時なので
 とっても喜んで下さったのですけれど、
 本当は複雑な気持ちです。

 『自殺予防』について語る時、
 僕は自分の魂を削っている気持ちになる。

 だから、僕が必死になればなるほど

 (1)公約を達成するために努力している、

 という側面と同時に

 (2)自分のこころがどんどん傷ついていく、

 という事態が起こってしまう。苦しい。

 記事の方向性としては
 フジノという存在を前面に出したいと言ってくれたけれど
 僕は有名になんかなりたくない。

 『あしなが育英会』の人ならばきっと
 この気持ちは理解してくれるはず...。

 だけど、たいていの人々は
 絶対に分かってくれないんだろうなあ。

 ともかく、2月上旬までに新聞社に資料を送ります。
 どうか青森の方の『自殺予防』に
 少しでも役に立って下さいますように。


● 若手の熱い集まりに参加してきました

 毎月1回、私的に行なわれている
 若手の先生(小中学校)の勉強会に参加させてもらいました。

 毎回少しずつ新しく異業種の方を招いていて
 今回は12名プラス、フジノでした。

 さらにうれしいことに、年齢が上の方も2人参加して下さいました。

 私的な集まりとはいえ、
 その方々の肩書きを
 明らかにすることはできないのですが
 ふだんは対立軸の向こう側に所属していらっしゃる方と話せて
 すごく貴重な経験でした。

 若手の集まり、若手の世代、に強くフジノが期待をしているのは
 その『危機感』の高さからです。

 けれども、昨日の『福祉の輪のつどい』でも書いたとおり、
 若い世代だけが『危機感』を持っているのではありません。

 上の世代にも
 確実に『危機感』を持つ仲間がいる。

 僕たちはいつも彼らの経験から学ばせていただいている。
 若い世代と僕が言う時、
 肉体的な年齢のことを言っているのではない。

 肉体的に若くても、こころが死んでいるヤツはいる。
 肉体的に年配な方でも、熱く若い方はたくさんいる。

 僕らはそういった人々を
 僕たちの世代だと考えている。

 こんな人々と一緒に、今日は数時間語り合えたことが
 とても幸せに感じました。


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 ちなみに、フジノが秋田講演会で
 即興で歌った歌をスタッフが覚えて歌っていると書きましたが
 秋田の友達からもメールが来て、秋田でも歌っているそうです。

 さらに、「♪側溝にフジノさんが落ちた」という歌も
 作って、その方は歌っているそうです。

 ありがとうございます(笑)。



2005年1月27日(木)のフジノ
● 第1回よこすか福祉の輪のつどい

 昨年度、ずうっと関わってきた
 『よこすか地域福祉計画』づくり。

 「地域福祉計画は地域復興計画だ」、という関係者の方の言葉を
 そのとおりだ!と意気に感じてお手伝いをしてきました。

 作る過程で出前トークを開いたり、
 市議会でも質問したりして、
 やっと完成したら
 その後の計画実行になって
 忙しくて全然関われなくなってしまっていました。

 実行こそが全てなのに...。

 というわけで、
 「今日こそは」と
 『第1回よこすか福祉の輪のつどい』に参加してきました。

 計画が実現する姿を見るのは
 本当にうれしくて、とても良かったです。

 事例紹介が2件と、パネルディスカッションだったのですが
 一生懸命つくりあげた計画が
 確かに実践に移されているという事例が素晴らしくて
 僕はとてもうれしかったです。

 <事例1:鴨居みかん台自治会>

 まず、鴨居のみかん台自治会さんです。

事例紹介その1、鴨居みかん台自治会  昨年の計画作りの
 目玉とも言えるのが
 『井戸端』
 でした。

 それを、ここ
 みかん台自治会は
 毎週実践してました。

 素晴らしいです!

 この『福祉の輪のつどい』が集合体だとしたら
 『井戸端』づくりは市内のあらゆる場所に
 かつての井戸端のようにふと集える場所を作ることが目標でした。

 みかん台自治会では、毎週水曜日10〜12時、
 自由に参加できる場をつくっています。

 自由にお茶を飲みながら雑談したり、
 看護師による血圧測定があったり、
 講師を呼んで講演会をしたり、軽食の時もあったり。

 1回平均24名参加、半年のべ合計564人!

 僕たちのカフェトークもそんな井戸端の1つだと自負していますが
 みかん台のみなさんの、その実践力は本当にすごいです。
 もう半年も毎週続いているんですからね。

 感激しました!

 いつか僕もお邪魔させてもらえたら、と思います。

 また、自治会のHPづくりも進められていて
 それがこちら


 <事例2:アンガージュマンよこすか>

 2番目の事例は、我らがアンガージュマンでした。

 我らが、って書いてしまうと語弊があるけれど
 僕たちもこのNPOの会員です。

 吉田議員(無所属)と共に
 オープン前のアンガージュマンにあがりこんで
 某新聞の記者の方とアンガージュマンのスタッフの方々と
 いろんなことを語り合ったことを覚えています。


事例紹介その2、アンガージュマンよこすか  事例発表での
 代表の言葉に
 まさにその通り!
 と思いました。

 それは、

 学校的価値観(例えば不登校はダメとか)が
 町内会的価値観(例えば町内会でもあいつはダメとか)に
 なってはいけない!


 というものです。

 完全にその通りですよね?

 学校に行かれるかどうか、ということなんて
 価値観の1つの側面でしかない。

 その価値観を全てにあてはめて
 人格を否定されたら、子どもは潰されてしまいます。

 事例発表の中では
 毎週日曜日、大津グラウンドでのラグビー教室を例に挙げて

 「学校ではうまくいかなくても
  グラウンドでボールを持てばお前はヒーローだ!」

 と、ふつうに言ってます、と述べてました。

 学校的価値観、っていう言葉は
 古いこの国の横並び主義とか指しているのだと思いますが
 これをもっともっと多様化させていくことが大切だと
 僕もこころから賛同します。

 アンガージュマンと上町商盛会とのコラボレーションによる
 『お届け便・孫の手サービス』も
 すっごく良い試みなんですよ。

 買い物の代行や、家事仕事のお手伝いを
 アンガージュマンに集うみんなで行なう。

 これはいい試みですよね〜。


 <パネルディスカッション:横須賀は住みやすいまちか?>

 最後のパネルディスカッションも
 良かったです。

 特にパネラーの数名のご意見は
 本当に参考になりました。

パネルディスカッション「横須賀は住民として住みやすいか」「より住みやすいまちとなるために、どのような場づくりや人づくりを進めたらよいか」  横須賀は住民として
 住みやすいか、
 という質問に対して
 パネラーの回答が
 大きくばらけました。

 危機意識の違いが
 はっきりと出た、
 と思います。

 パネラーはそれぞれの地域の代表のような方でしたが

 「自分の地域は置いておいて
  横須賀市全体として考えたら」

 と前置きをされて

 ・30点
 →「制度の不備がありすぎる。はざまの人々をもっと救済せよ。
   公的な交通機関もダメ。美術館なんて作っている場合じゃない」

 (場内に拍手が起こりました)

 ・40点
 →「首をかしげざるを得ない点が多すぎる。
   例えば、介護浪人がこれほどいるのに高い点などつけられない」

 ・60点
 →「お父さんが元気になれるまちでは無い。だから60点」

 ・80点
 →「住みやすいかどうかはかつては住みにくかったが
   今ではだいぶ住みやすくなってきた。
   自分の地域は80点」

 (この方の地域は、社会福祉協議会の活動も活発だし、
  いろいろな市民活動が活発なのですね。
  それで高得点なのだと思います)

 と答えていました(点数で言わない人もいました)。

 僕の現状認識はとても厳しいので
 横須賀市全体が80点とはとても答えられないです。

 横須賀市は30点、40点、60点、と答えられる、
 つまり本音で話せる人が
 パネラーとして参加しているという事実がうれしかったです。

 単なるニコニコと終わる
 イベントではダメ。そんなのではいけない。

 勇気をもって、30点とおっしゃった方の
 危機意識の高さにこそ、僕はこのまちの良心を見ました。

 このまち全体は、全然、福祉は進んでいないと僕は思います。

 だって、横浜市と横須賀市と
 どちらにでも引っ越して良いと言われたとしたら
 障がいのあるお子さんがいるご家族はどちらに引っ越しますか?

 答えは聞くまでも無い。

 これがこのまちの現実なのですから。

 行政を責めているのではなく、
 みんなで、市民も行政も政治もNPOも一緒になって
 このまちの福祉を変えていこう、もっともっと良くしていこう、と
 そういう認識にみんながなってくれたら
 このまちも必ず変わる。

 僕はそう信じています。

 僕は16時で途中退出だったのですが、
 その後の『井戸端会議(自由参加の茶話会)』にも
 とても参加したかったです。残念。

 今後はどんどん検討グループの傍聴に行くぞ!


● カフェトークの感想を載せました

 カフェトークの報告は、今後は
 僕ではなくてカフェトーク担当の方にお願いしました。

 そしたらさらにその方が
 参加者の方に感想をお願いして下さって
 完全に初参加の方の感想をいただくことができました。

 いや〜、おれってこういう風に見られてるのか〜、と
 勉強になりました(汗)。

 こちらをぜひご覧下さいね。

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 それにしても、秋田の講演で
 講演内容の流れから
 フジノは即興で歌をつくって歌ったのです(シャンデリアの歌です)。

 秋田に付いていってくれたスタッフが
 それを覚えていて何度も歌いやがります(笑)。

 横須賀では見せない側面を見られた...。


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