まちの政治家は、こんなことしてます


2009年9月7日(月)のフジノ
● 明日の本会議での質問順序が決りました/質疑は2日間に決定!

 今日は、議会運営委員会が行なわれました。
 議会のいろんなことを決める場です。

 そこで、明日行なわれる本会議での
 市長に対する質問の順序が決りました。

 さらに、当初は明日8日の1日だけを予定していた
 市長への質問日ですが、

 新市長になって初めての質疑ということで
 予備日の9日(水)も活用するということがあらかじめ決りました。

 順番と発言内容は次のとおりです。

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 <9月8日(火)第1日目>

 1.新政会(発言者・丸山明彦議員):質問内容はこちら

 2.公明党(発言者・板橋衛議員):質問内容はこちら

 3.研政よこすか市民連合(発言者・山本文夫議員):質問内容はこちら

 4.自由民主党(発言者・高橋敏明議員):質問内容はこちら



 <9月9日(水)第2日目>

 1.ニューウイング横須賀(発言者・上地克明議員):質問内容はこちら

 2.日本共産党(発言者・井坂新哉議員):質問内容はこちら

 3.フジノ:質問内容はこちら


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 歴代の市長への質疑においては
 わざわざ予備日が使われる事態はあまり無かったので、

 新しい市長の誕生によって、
 さっそく市議会が活性化してきた感じがして、とてもうれしいです。

 という訳で、

 フジノが吉田市長へ質疑を行なうのは
 9日(水)になりました。

 時間は、午前中の最後(時間未定)か、
 午後の最初13時からのどちらかになりそうです。

 (市議会控え室のフジノスペースにて)


 前回の6月議会では、蒲谷前市長の最後を勤めたのがフジノでした。

 今回の9月議会でも、新市長の所信表明に対して
 質問者の最後になったのはフジノでした。

 最後ともなると、
 前までの質問者と多くの質問が重なるのですが
 それまでの答弁をもとにしながら、しっかりと質疑を行ないたいと思います。



2009年9月5日(水)のフジノその1
● 雨宮処凛さんに取材していただきました/クイックジャパン

 今日は、雑誌の取材を受けました。

 太田出版から出版されている
 月刊誌『QuickJapan(クイック・ジャパン)』です。

 (下の画像は、現在発売中の最新号です)


 この本の中で、雨宮処凛さん(あの雨宮さんです!)が
 『タダで世界を変える10の方法』という連載をされています。

 雨宮処凛さんは、めちゃくちゃ有名な方ですが

 これまで『生きさせろ!〜難民化する若者たち〜』(太田出版、2007年)
 などをはじめとする数多くの著作を通して

 フリーターや派遣労働者の方々の
 不安定な労働や、生きづらさについて訴えてこられました。

 この雑誌の連載では、これまでに見てきた生きづらい現実を、
 いかにお金をかけずに変えるかというテーマで、
 この分野の先人たちにお話をうかがう、という主旨になっています。

 第1回目では、自主映画の宣伝方法を次々と編み出した
 映画監督の園子温さん、

 第2回目では、ホームレスの家=0円ハウスを
 高度な建築物として研究している坂口恭平さん、

 のお2人からお話をうかがってきました。

 なんとこの連載の第3回目にフジノを、という依頼を受けたのです。

 依頼を受けてすぐにフジノはお断りしました。
 たびたびお断りしました。

 何よりもフジノは連載のタイトルとは違って
 「世界を変える」なんて決意は持っていません。

 連載の第3回目って、野球の3番打者と同じで
 これからまさに大きく得点を生み出していかれるかどうかの
 大切な機会だと思うんです。

 そこにフジノでは弱いのではないか、ともお伝えしました。

 けれども、編集者の方がとても熱心な方で
 たびたびいただくお返事に、とてもこころを強く打たれました。

 そこで、本当に僕自身の力不足さを自覚しながらも
 雨宮さんの連載の取材をお受けすることになりました。

 そしてついに今日、雨宮さんたちが横須賀に来てくれたのです!


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 取材の成果は、10月14日発売の
 次号『クイック・ジャパン』を実際にぜひご覧いただくとして...。

 雨宮処凛さんとお会いすることになるとは
 想像すらしたことがありませんでした。

 実は、雨宮さんとフジノは同学年なんですね。

 フジノは74年生まれ、雨宮さんは75年生まれ。
 ともに『ロスト・ジェネレーション』と呼ばれる世代のど真ん中にいます。

 雨宮さんの取り組んでおられる反貧困の闘いは
 自殺予防対策とも深いつながりがあるので
 彼女の著作はこれまでに何冊も読んできました。

 彼女のテーマである
 フリーター、派遣、などの非正規雇用についても、
 また、小泉元総理がおしすすめてきた『新自由主義』についても、
 フジノは同じく激しい怒りをもって批判してきました。

 こうした共通点はあっても、雨宮さんのような超メジャーな方と
 フジノのようなドマイナーのいち市議会議員が出会うことになるとは
 全く想像さえしたことがありませんでした。

 何冊もの本の著者、テレビの中の有名人、遠い存在。

 でも、今日実際にお会いしてお話した雨宮さんは
 気持ちのいい真夏のそよ風のような、とても素敵な方でした。



 そして、雨宮さんのファンの方からは怒られてしまうかもしれませんが
 彼女の中に僕は自分といくつもの共通点を見出した気がしました。

 それは、同じ世代を生きてきたからかもしれないし
 ともにそれぞれの与えられた場で全力で闘っているからかもしれません。

 いずれにしても、お話をさせていただいているうちに
 すごく親近感を抱いてしまう、
 人として、とても素敵な方でした。

 お会いしたら1つだけ質問させていただこう、
 とあらかじめ決めていたことがフジノにはあったのですが
 彼女の答えは、同世代の、等身大の、
 なんだかとても納得いくものでした。

 決して、マスメディアから発信されているような
 『ゴスロリファッションに身を包んだ革命家』
 という感じではありませんでした。


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 雨宮さん、そして太田出版『クイック・ジャパン』編集部のお2人、
 わざわざ横須賀まで取材に来て下さってありがとうございました。


 雨宮さん、サインまで頂いてしまってすみません。
 そして、本当にありがとうございました。

 それにしても、本当に緊張に緊張しまくった2時間でした。
 無事に終わって本当に良かったです...。



2009年9月4日(金)のフジノ
● 吉田市長へフジノが行なう質疑の内容です/発言通告書

 8日の本会議で市長に対して質疑を行なうためには
 けさの10時までにあらかじめ
 議会事務局へ
 『発言通告書』を出さねばいけません。

 この数日間やたらに忙しかったフジノはなんとか徹夜の末に
 発言通告書と原稿の下書きを提出することができました。

 フジノが出した発言通告書(=質問の内容)は
 下の通りです。

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 『件名および発言の要旨』

 1.就任2ヶ月間の市長に対して
  市民から起こった批判への、市長の「言い訳」に関連して


 (1)市民が「吉田市長に望んでいること」と、
  市長ご自身の「市民から期待されていること」の「認識」との
  「ズレ」について

 ア.吉田市長に求められているのは
  「スピード感」をもって行動することではないのか


 吉田市長の就任1ヵ月が経過した頃から、
 多数の市民の方々から

 「新市長は何をしているのか」
 「市長が変わったのに何も変わらないではないか」との批判があった。
 同時期に新聞報道でも同趣旨の批判が成された。

 それらに対して市長は所信表明の中で

 「マニフェストに向かって早く行動せよ、
  といった市民のお叱りの言葉も耳にしている訳ですが、
  私にとっては今後大きく羽ばたく為の必要不可欠な助走期間です」

 と述べたが、市民のみなさまはこんな「言い訳」を求めていない。

 吉田市長には市議会議員としてすでに
 「助走期間」が6年間もあったはず。

 むしろ「期待に添えず申し訳ない」といった
 率直な言葉の方が吉田市長らしかったのではなかったか。

 同時に、市長は自らがどのように市民に求められているか
 という認識が実際の市民の想いとズレがある。

 若き新市長に対して市民のみなさまは
 「慎重に行動して百点満点の結果を出せ」とは望んでいない。

 不安定かもしれないが希望のある未来へのチェンジに向けて、
 「スピード感」をもって行動することこそ
 市長は求められているのではないか。


 イ.式典への来賓出席や形式的に会議の冒頭だけの挨拶などへの出席に
  市長は時間を割くべきではなく、「マニフェストの実現」にこそ
  全力を傾けるべきではないのか


 この2ヶ月間の市長動向を見ると、
 来賓としての式典出席などに忙殺されている様子がうかがえるが、

 市民のみなさまは「マニフェストの実現」によって
 「希望を感じられる未来を共に創りだすこと」を望んで
 吉田雄人候補に投票したのであって、

 「式典への出席」などを大多数の市民は求めていない事実を
 市長は自覚すべきである。

 この2ヶ月間だけでなく今後も吉田市長の任期においては、
 あらゆる式典や行事への来賓出席や、
 各種会議で冒頭挨拶だけの形式的な出席なども含めて、

 本当に市長の出席が必要不可欠なのかを改めて精査して、
 副市長や部局長に代理出席を積極的に行なわせ、
 市長自身は何よりも今は
 マニフェスト実現=政策の実現にこそ全力を傾けるべきではないのか。


 ウ.市長は徹底して全ての情報を公開し、
  積極的にあらゆるメディアを使って自らの想いや行動の全てを
  市民のみなさまへ届くように発信していくべきではないか


 もしも市長がこの2ヶ月間について、
 ヒアリングの過程も含めてその行動や想いの全てを
 きちんと市民のみなさまに情報公開・発信していれば、
 市民の失望感はもっと低かったはずである。

 市議時代には常に街頭に立ち市民と共に居たはずの吉田雄人が
 市長になった途端に「姿が全く見えなくなったこと」に対して、
 市民のみなさまが大きな不安を感じたことを
 市長は理解すべきである。

 したがって、市議時代以上に、
 市長は今何を考えていてどのような行動をとっているのかを
 常にあらゆるメディアを駆使して
 市民のみなさまに届くように
 発信し続けていくべきではないか。


 2.マニフェストの「完全なる実現」に向けて

 (1)マニフェストの進捗管理は「毎年」行なうべきだが、
  「自己評価」だけでなく、外部の「第三者評価」を受けるべきではないか

 現在の日本政治において、
 選挙で信託を受けたマニフェストの実現を担保する方法は、

 予算への反映と共に、
 確かに市長が言及したように実施計画などの行政計画に
 マニフェストを落とし込んでいくことである。
 これは必ず実施していかねばならない。

 しかし、「進捗管理」について市長は
 「マニフェストに記載した具体的な事業についても、
  実施計画に盛り込む形で進捗管理を行なってまいりたい」と言及しているが、
 「実施計画の進捗管理」だけでは足りない。

 あくまでも行政計画の進捗管理は
 「行政」の責任において行なう進捗管理に過ぎない。

 選挙の際に候補者として市民と契約した「マニフェスト原案自体」は
 「市長本人」が4年間ずっと説明責任を負うものであり、
 マニフェストの進捗管理そのものも必ず行なわねばならない。

 したがって、「毎年度」にわたりマニフェストは「自己評価」し、
 かつ「外部の第三者による客観的な評価」を受けるべきではないか。


 (2)マニフェストで「ゼロ予算で実現可能」とした施策は、
  市職員に過大な負担がかかりすぎないよう対応すべきではないか

 マニフェストで
 「ゼロ予算で実現可能(人件費を除きます)」とした施策が多数あるが、
 市の施策が本当にゼロ予算で実行できることは無く、

 現実的には
 「=市職員の業務量が増加すること」を意味している。

 すでに行政改革によって市職員数が大きく削減されている中で、
 市職員の疲弊感が大きいことも
 しっかりと認識していただきたい。

 コストカットだけに力を入れて
 市職員に過大な負担がかかりすぎないよう、
 必要な人員の確保などはしっかり行なうべきだと考えるが、いかがか。


 (3)マニフェスト実現の為にも、
  意欲ある若手職員を年功序列にとらわれず抜擢するなどの
  人事政策を積極的に行なうべきではないか


 (4)マニフェスト推進の為に「本物の現場」を
  毎週市長みずから足を運んで必ず見るべきではないか

 ア.吉田市長は「現場主義」を言及されているが、
  少なくともぜひ毎週1回は現場を訪れていただきたいが、いかがか。


 特に、高齢化が急速に進む市営住宅に独りで暮らす
 単身高齢者の方の姿、重度の障がいのある方々の作業所、
 介護職員がたった1人きりで夜勤をして
 多数の高齢者を担当している特別養護老人ホーム、
 ひとり親のご家庭で深夜まで独りで過ごすこどもの姿など、

 今までの市長が絶対に行かなかったような
 市内各所の現実の姿をしっかりと見ていただきたいが、いかがか。


 イ.視察の際には、訪問先が市長に失礼の無いようにと
  あらかじめお膳立てされた視察ではほとんど意味が無いので、
  抜き打ちで現場を訪れるなど
  「本物の現場」を見ていただきたいが、いかがか。



 3.財政危機の原因の1つである
  ハコモノの今後の在り方に対する方針を述べるべきではないか



 (1)芸術劇場・美術館・ソレイユの丘の
  今後に対する方針を述べるべきではないか

 本市の財政状況に対して市長は
 「他都市のように「財政危機宣言」を出しても
  おかしくないような状況です」と言及したが、

 芸術劇場・美術館・ソレイユの丘の「ハコモノ3兄弟」こそ
 本市の財政危機の元凶の1つであり、

 我々が市議として2003年に初当選を果たして以来の
 改革のスタートであったはず。

 マニフェストには記さなかったが
 市長選挙においてもまた当選後のメディア対応においても、
 繰り返しこの問題を市長は言及してきた。

 それにも関わらず、所信表明において
 こうしたハコモノの今後の方針について全く市長が言及しなかったことは、
 市民感覚から全く理解できない。

 現時点での吉田市長のお考えを明確に述べるべきではないか。


 4.基地に対するスタンスに対して

 (1)基地に対するスタンスは「可能な限りの米軍基地の返還」を
  方針として堅持していくと市長は言及したが、
  1989年に本市が宣言した「核兵器廃絶・平和都市宣言」も
  しっかりと堅持し、政府へ本市の市是を主張していくべきではないか。

 市長は「基本構想、基本計画の「可能な限りの米軍基地の返還」
 という方針を堅持」して自らが先頭に立って
 基地に起因する様々な課題について取り組んでいくと言及したが、

 同時に、本市が1989年に宣言した
 「核兵器廃絶・平和都市宣言」も堅持していくべきではないか。

 現在、アメリカと日本国政府とが交わした
 密約の存在が明らかになりつつあり、

 核兵器を搭載した米軍艦船が
 過去に日本の領海を通過・寄港していた可能性が強い。

 わが国の国是である
 「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」の「非核三原則」の中で
 「持ち込ませず」は特に本市の市民の安全に深く関わっており、
 真実が隠されたまま、
 本市への核兵器持ち込みによって
 市民の安全が脅かされてきた可能性が極めて高いと言える。

 市長はマニフェストにおいて「基地周辺の安全・安心」を
 積極的に国・県に対して要請していくと記しているが、

 すでに本市は「核兵器廃絶・平和都市宣言」を
 行なっている歴史的経緯も併せて、

 政府に対して非核三原則の堅持を強く申し入れるべきではないか。


 5.自殺に対する認識について

 (1)自殺の原因に対する吉田市長の認識について

 市長は本市の自殺問題に対して
 「年間100人もの方が、どうしようもなくみずから死を選び」と言及したが、

 すでに自殺対策基本法、自殺総合対策大綱においても
 「自殺は追い込まれた末の死」であると明記されている。

 自殺とは「社会的な複合的な要因によって追い込まれた末」の死であって
 「本人の意思による選択」ではありえない。

 マニフェストで「いのちを大切にするまち横須賀の実現」を掲げた
 吉田市長には、この際、自殺の原因に対する認識を
 ぜひ改めていただきたいが、いかがか。


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 以上です。

 20分の制限時間におさめるべく
 原稿の下書きを推敲して完全版をつくらないといけません。

 まだまだがんばらないといけません。



2009年9月3日(木)のフジノその2
● ハチの巣、大騒動/無事に処理がおわりました

 今日は、市長による所信表明という大切な日。

 フジノが議会に到着すると
 議会事務局の課長が「フジノ議員!」と声をかけました。

 むむ、何かあったのだろうか!

 緊張しながら課長に近づくと

 「市民の方からご連絡をいただいたのですが
  実は、フジノ議員の事務所に、大きなハチの巣ができているようです」

 えー!

 「かなり大きなようで、ハチが多くて怖いので
  駆除をしてほしいというご連絡をいただきました」

 「課長、それはわざわざすみません!
  市議会が終わりしだい、さっそくハチの巣の場所を確認して
  保健所に連絡をして、駆除してもらいます」

 うわー、まいったなあ。

 どうりでこの数日、事務所で仕事をしていたら
 スズメバチがよく入ってくると思った!

 (クーラーが無いので窓を全開にして仕事をいつもしています)

 まさか、自分の事務所にハチの巣ができていたなんて。

 つい先日も市民の方と

 「ハチの巣の処分に、市から補助が出るんですよね?」
 「はい、半額を補助させていただきます」

 なんてやりとりをしたばっかりだったのが
 自分の事務所にできていたとは...。

 ドキドキの本会議を無事に終えると
 別の意味でまたドキドキしながら事務所へと大急ぎで向かいました。

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 あった!屋根のはじっこ!

 下の画像で赤く丸で囲んだところです。
 サイズは、70〜80cm。



 もう、たくさんのスズメバチがブンブンいってます。

 さっそく保健所生活衛生課に電話をしました。

 「まず、私たちが現場を見させていただきます!」

 ということで、数時間後には保健所の方々が来てくださいました。

 フジノ事務所のハチの巣は、キイロスズメバチという種類で
 攻撃性があって危険だとのことです。

 また、市は全てのハチの巣の駆除に補助をしているのではなくて
 種類によって補助をしないものもあるそうですが、
 これは該当する種類だそうです。

 詳しいパンフレットはこちらをご覧下さい。

 保健所の方々によると、温暖化の影響のせいで
 今年は特にハチが民家に巣をつくるようになっているとのことでした。

 実際、駆除依頼は昨年の今頃は600件だったのが
 今年はもう早くも1000件を超えているとのことでした。

 今日もすでに何件もチェックしてきた後だそうで、
 フジノ事務所に来て下さった時にはもう17時を過ぎていました。

 おわびを申し上げると、今年の夏はずっと残業だそうです。
 保健所生活衛生課のみなさま、本当におつかれさまです。

 ハチには何の罪も無くてかわいそうなのですが、
 フジノ事務所はこどもたちもたくさん通る道路に面していますし、
 取り除くことしか選択肢はありえません。

 「それでは、市が指定する事業者に依頼しましょう」

 ということで、保健所によるハチの巣の確認が終わったので
 市が指定する事業者へ駆除の依頼をしました。

 指定事業者はこちら。最寄の事業者に電話をしました。
 (この事業者を使うと補助が出るそうです)。

 事業者の方々もかなり混みあっているそうで
 フジノ事務所に来てくださったのは、もう夜8時を過ぎていました。

 それでも「大切なことですから」ということで
 夜の駆除にも応じて下さっているそうです。

 こうやってHPに書いてしまうと
 あっという間のことに感じられてしまうと思うのですが

 駆除をしている間の戦いといったら
 本当に激しいものがありました。

 フジノは途中まで立ち会っていたのですが

 「刺されるといけないので、家の中に居て下さい」

 と言われて、20分ほど室内にこもりました。

 そしてついに全てが終わりました。

 これです!デカい...。



 まだフジノ事務所のハチの巣は、
 ハチのこどもが生まれていない状態だったようです。



 「3層構造になっているね」

 と、詳しく説明をしていただきました。

 フジノ事務所のご近所さんもたくさん集まって
 この珍しい機会にじっくりと眺めながら、いろいろお話しました。

 さらに、下の画像は別の場所で駆除してきたハチの巣です。
 ハチの子がびっちりとくっついていますね(白い部分です)。



 さて、こうして数時間にわたるハチの巣の駆除についての騒動が
 ようやく終わりを告げました。

 フジノは市長への質問原稿を作らないといけなくて
 もう早くおわってくれないかなあと焦りながらも

 途中から、その命がけの駆除作業に
 すっかりこころを奪われてしまいました。

 そして、最後に事務所の掲示板に
 ご近所のみなさまへのメッセージを貼り出して、仕事へと戻りました。



 保健所によりますと、今年の夏は
 民家に作られたハチの巣が本当に増加しています。

 どうか、ご自分で取ろうとはしないで(危険ですから)
 専門家にまかせてくださいね。



2009年9月3日(木)のフジノその1
● 吉田市長、初めての所信表明/9月議会がスタートしました

 ついに9月議会がスタートしました。
 吉田雄人・新市長へ政権交代して、最初の議会です。

 今日は、14時から本会議が開催されて
 吉田市長による所信表明の演説のみが行なわれました。

 所信表明とは、新しい市長が自らの決意を語る
 大切な演説です。

 フジノはいつものように開始15分前に
 1人きりで本会議場に入りました。

 本会議場の入り口で、横須賀市旗と横須賀市議会旗に礼をして
 傍聴席へと礼をして、自席へと着席しました。

 前市長ならばこの時間帯には
 まだ市長席に市長が来ていないことも多かったのですが

 すでに雄人(吉田市長)は、市長席についていました。

 いつもの雄人とは違って、かなり緊張している様子が
 フジノの座席からも伝わってきました。

 もしかしたら別の緊急の案件を話し合っていたのかもしれませんが
 上田副市長が緊張をほぐす為に市長に話しかけてあげているようにも
 フジノには見えました。

 やがて14時になり、議長の号令で本会議がスタートしました。

 座席の指定や、9月議会の会期(日数ですね)を決めた後、
 ついに、市長の所信表明です。

 本来ならば、市長が挙手をして、
 それを議長が指名してあげて発言の許可が出るのですが

 雄人は緊張からか、
 挙手をすることはありませんでした。

 ともかく、雄人は壇上へあがりました。
 さっそくいくつかのヤジが飛びました。

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 所信表明は、吉田市長ご自身のブログに
 その全文が掲載されていますのでそちらをぜひご覧下さい。



 所信表明では、

 まず吉田雄人という1人の人間がこの世界に生きてきて、
 何をどう考えているのかという大きな視点から、
 社会観・人間観が語られました。

 全議員宛に数日前に所信表明のゲラが渡されていて
 フジノも何十回もこのくだりを読んだのですが

 「全く同感です」のひとことです。

 やっと『同じ言葉を話す人間』が目の前に現れた、
 やっと新しい市長になってくれた、という想いでいっぱいです。

 時代は明らかに変化しているのに

 もはや通用しないのに
 過去の成功体験からしか物事を語ることができない人々が
 これまでは政治・行政にあふれていました。

 いや、今もあふれています。

 そんな中、

 ようやく『市長』という肩書きに
 『僕たちの世代』の
 『ふつうの言葉』を語る人間が就いたのです。

 彼こそ、『新しい横須賀』の象徴であり、
 僕たちに残された数少ない『希望』のシンボルなのです。



 一方で、議会側からは雄人が語る言葉の1つ1つに対して、
 どうでもいいヤジが何度も飛びました。

 例えば、『出生率』という漢字を雄人は「しゅっせいりつ」と読みました。
 それに対して「しゅっしょうりつだろ!」とか。くだらないヤジです。

 けれども、そんな議会側のくだらないヤジを飛び越えて

 定員を超えて傍聴席に集まった市民の方々に
 雄人の想いは、確かに届いていました。



 雄人の緊張は中盤まで続いて、
 いつものように演説をしながらの身振り手振りが出るのは
 後半にさしかかってからのことでした。

 フジノは、彼の言葉の1つ1つに大きくうなずきながら

 「大丈夫、お前の言っていることは正しいし、
  市民のみなさまには確実に届いているのだから」

 と、こころの中で雄人にメッセージを送り続けました。


● 絶望を直視しなければ『希望』への道のりは見えない

 雄人の所信表明は最後まで笑顔はありませんでした。

 加えて、所信表明の最後の最後まで
 雄人は、安易に明るい未来や夢物語は述べませんでした。

 それに対して

 「夢や希望を語れ!」

 と、ヤジが議員席から飛びました。

 でも、そのヤジは完全に『的外れ』です。

 このまちの今の現状のどこに『希望』があるのですか。
 目の前にはたくさんの『絶望』が転がっているのが見えないのですか。



 この絶望をしっかりと直視していかねば、
 そしてその絶望の原因をしっかりと分析していかねば、
 希望への歩むべき道のりなんて、示すことはできないのです。

 雄人をはじめ、僕たちは『責任世代』のど真ん中にいます。

 安易な夢物語は語りません。

 厳しすぎるほどに現実を直視した上で、
 本当の『希望ある未来』への道をはいつくばりながらでも
 前へ前へと進んでいくのが僕たちの世代の仕事です。

 雄人の等身大の所信表明は、
 横須賀市議会の歴史に残る素晴らしいものだったと
 フジノは強く感じました。

 リアルであること、ウソがないこと、
 安易な夢物語が無いこと、だからこそ希望を感じたこと。

 これがフジノの感想です。


● 二元代表制の姿をお示ししたい、とフジノは願っています

 さて、市長選挙ではフジノは勝手連として
 吉田雄人候補を確かに応援しました。

 けれども、かつてのこの活動日記に書いたとおりで
 フジノが彼の横に立って応援をすることはもうありえません。

 何故なら、彼は市長=行政側であり、
 フジノは市議会議員=政治側であり

 もともと日本の民主主義制度では
 『二元代表制』といって、
 市長と市議会はお互いに対立しあうものなのです。



 オール野党とか少数与党という言葉は間違っています。

 フジノも含めた市議会すべてが
 市長にとって全員が野党的立場なのは当たり前のことなのです。

 それが『二元代表制』という制度なのです。

 だから市議会や委員会の場において
 フジノが雄人を支える、応援する、といったことは
 絶対にありえません。

 雄人を支えるのは、副市長をはじめとする市役所のみなさまです。

 8日から始まる市長への質疑では
 フジノもどの市長に対するものとも同じように厳しく質疑をします。

 かつて選挙で雄人を応援したなんて
 誰も思わないくらいにフジノは厳しく質疑をしたいと考えています。

 それこそ、雄人も願っていることのはずです。

 二元代表制を本当の意味で実現すること、
 これが僕たちに与えられた次の宿題だと考えています。


● 大きな注目を集めた吉田市長のスタート

 いずれにしても、吉田市長による新しいスタートが切られました。



 傍聴席は満席を超えてしまい、別室が用意される状況となりました。

 マスメディアはテレビ局が2社、撮影に入ると共に
 記者クラブ各社は全て報道席にいました。



 これから『新しい横須賀』の実現が始まります。

 その道のりは厳しく険しいものですが
 立候補する前から、そんなことは最初から分かっていました。

 ただひたすらにまっすぐ進んでいくだけです。
 前へ、ただひたすら前へ。



2009年9月2日(水)のフジノ
● 今夜のカフェトーク、中止のおしらせ

 今夜のカフェトークは急きょ「中止」とさせていただきます。

 参加しようとしてスケジュールをあけて下さった、
 仕事を早く帰宅しようとがんばって下さった、
 そんなみなさまには大変ご迷惑をおかけいたしました。

 申し訳ございませんでした!


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