まちの政治家は、こんなことしてます


2011年1月31日(月)のフジノ
● 『こころの元気プラス』読者交流会(第3回)が開かれました!

 今日は、千葉県市川市にある
 『NPO法人地域精神保健福祉機構(通称・コンボ)』の事務局へ。

 月刊誌『こころの元気プラス』
 第3回読者交流会でした。


 そうだ!

 『こころの元気プラス』と言えば、
 ずっと「いつか紹介したい」と思っていたことがあるので
 今、書きますね。

 意外に知られていないのですが
 月刊誌『こころの元気プラス』にはウェブマガジンもあるのです!

 紙バージョンでは読むことができない
 ウェブだけの情報もたくさんあります。

 例えば、表紙モデルの撮影シーンやインタビューも観られます。



 ドクトルイチキの『統合失調症・再発予防ネットセミナー』も
 大好評配信中です。



 ぜひご覧くださいね。

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 さて、読者交流会にお話を戻します。

 前回の読者交流会が好評だったので、
 これからも毎月1回くらいの割合でぜひ続けていこうと決まりました。

 どこの場所で行なうのか、どのように参加者の方々を募集するのか、
 どれくらいの人数が一番ここちよく過ごしてもらえるのか、
 そもそも交流会はどんなプログラムがいいのか、
 まだまだ試行錯誤しているところです。

 第3回目の読者交流会ですが
 約10名の方々に参加していただきました。



 今回もワークショップ形式で
 参加者のみなさまで意見交換を行ないました。

 テーマは、『こころの元気プラスのここが好き・嫌い』です。



 3つのテーブルに分かれて、ガチで意見をたくさん出してもらいました。



 そして、発表タイムです。

 この場でいただいたご意見は
 どんどん反映されていくことになります。



 フジノが月刊誌『こころの元気プラス』を
 「すごいよなあ」といつも感じているところは、
 当事者メインの雑誌であることです。

 有名なメジャーな執筆陣がたくさんいるのですが
 それは「あくまでも魅力の一部」でしかありません。

 この雑誌の主役は、
 全国でふつうに暮らしている精神障がいのある本人=当事者です。

 『読者』としてだけではなくて
 どんどん『つくる側』として参加してもらいます。

 本の『つくる側』と『読む側』のしきいがすごく低くて
 原稿を執筆するのも、他の読者からの質問に投稿するのも、
 表紙モデルになるのも、望めば誰もができるのですね。

 このことには何年経っても
 フジノはいつも新鮮な驚きを感じます。



 前回の読者交流会(昨年12月20日開催)の様子を
 参加者の方々がブログで紹介してくれました。

 『Happy_piggy』『電脳精神病新聞』の2つです。
 ぜひご覧くださいね!

 (他にも取り上げてくれた方がいらしたら教えて下さいませ) 



 上の写真が、『こころの元気プラス』編集長の丹羽さんです。
 下の写真が、NPO共同代表の宇田川さんです。

 読者交流会の参加者の募集は
 まだ大きく告知していなくて

 この2回というのは、『元気プラス』の表紙モデルになってくれた方や
 コンボライターの方々にこちらから声をおかけして
 参加していただいています。

 けれども今回はツイッターでは
 秘かに開催のお知らせをしたのですね。

 そうしたら、そのツイッターを見て
 参加を申し込んでくれた方がいらっしゃいました。
 ありがとうございます!

 いずれ、これからは募集の方法も
 もっと分かりやすくドーンと広く行なえるはずですので

 次回はこれを読んでいるあなたにも
 ぜひ参加していただきたいです。



 今回も楽しかったです。
 参加してくれたみなさま、本当にありがとうございました。

 全国のみなさま、『こころの元気プラス』を
 ぜひ読んで下さいね!




2011年1月30日(日)のフジノ
● ついにリリー賞の選考が本格化してきました

 昨日、速達でたくさんの書類が届きました。

 『第7回・精神障がい者自立支援活動賞』(通称:リリー賞)
 申し込んでくれた方々の、応募書類です。



 たくさんの応募の中から事務局による第1次の審査を終えて
 選ばれた団体・個人あわせて10の候補です。

 昨年(第6回)に続いてフジノは
 選考委員を勤めています。

 これから、選考委員会が開かれるまでに
 じっくりと考えて、フジノなりに採点をしなければいけません。

 そして、最終的に選考委員メンバー全員で集まって
 この中から1つだけを大賞(リリー賞)に選ぶことになります。

 昨年も書いたとおり、リリー賞は
 精神保健医療福祉の世界ではとても有名な栄誉ある賞で

 受賞した方々の人生というのは
 マスメディアでもその活動が報じられますし
 良い意味で、受賞後に本当に大きく変化していきます。

 おしくも受賞を逃した方々も、別の賞を受賞したり、
 メディアに取り上げられるようになることが多いです。

 ものすごくポジティブな影響力のある賞なのですね。

 1人(1団体)のこれからの人生を左右しかねない訳ですから
 選考委員として、すさまじくプレッシャーで、気が引き締まります。


 3月には、授賞式が開かれます。
 どうかみなさま、授賞式&記念シンポジウムにいらして下さいね。

 (以下、告知です)
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 <第7回リリー賞表彰式&記念シンポジウムのおしらせ>

 昨年9月から昨年末まで
 『第7回精神障がい者自立支援活動賞(リリー賞)』募集の
 ご案内をいたしましたところ、54組の皆さまからご応募をいただきました。

 いずれ劣らぬこの中から素晴らしい活動が2組表彰されます。
 選ぶのはたいへんでしたが、ぜひ多くの方に知っていただきたい活動です。

 そこで、皆さまに活動を紹介し表彰式を開催するとともに、
 昨年同様リカバリーとアンチスティグマに関連する
 シンポジウムを企画いたしました。

 昨年のセミナーでは『障害者』の表記がテーマでしたが、
 その後、『碍』の字に関する論議は
 『文化審議会漢字小委員会』をはじめ
 『障がい者制度改革推進本部』でも大きな議論となりました。

 今回の常用漢字表の改訂で『碍』は追加されませんでしたが、
 『障碍者』と表記する人は日々増えているようです。

 コンボでは、こうした社会の仕組みを変えるような問題提起を
 引き続き行っていこうと考えており

 今回は、「中学校でのメンタルヘルス教育」に 
 焦点を当てることにしました。

 ぜひみなさまご参加ください。

 【日時】 3月11日(金)13:00〜17:00
 【内容】 リリー賞表彰式・受賞者の活動紹介
      「こころの元気+」セミナー 

 【会場】 東京ステーションコンファレンス5F サピアホール
         (JR東京駅八重洲北口改札口より徒歩2分
          東京メトロ東西線大手町駅より徒歩1分)

 【定員】 200名
 【参加費】 無料

 【申込方法】

 メール・FAX・ハガキで、コンボまでお申し込みください(締切3月5日)。
 申込書には、@氏名、A郵便番号・住所、Bメールアドレス、C電話番号、
 Dご一緒に参加される方のお名前(複数名で参加される場合)を
 必ずご記入ください。

 先着順で参加券をお送りします。
 当日ご持参ください(当日参加はできません)。


 (告知はここまで)
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 昨年は、俳優の萩原流行さん
 選考委員として選考と
 表彰式でのプレゼンターを勤めてくれました。



 今年も素晴らしい方が選考委員に就任してくれました。

 美容家であり、タレントであり、音楽活動など多彩な活動もしている
 テレビで観ない日は無い、あの方です!

 でも、浮ついたところが全然なくて
 本当にものすごくストイックな努力家な方で
 フジノはものすごく大好きです。

 もともとすごく好きだったのですが
 39才でパニック障がいを発症してしまったことを
 あえて世間に公表した時に、僕はさらに好きになってしまいました。

 今もパニック障がいを抱えながら芸能活動をしておられる訳で
 いつもあの方の姿をテレビで観ると、励まされます。すっごく好きです。

 みなさまも表彰式に来ていただければ
 あの方にお会いできますよー!ぜひいらして下さいね!

 でも当日、フジノは予算委員会があるので
 表彰式は、涙の欠席です...。

 こんなに好きなのに会えないなんて

 どんだけー!?




2011年1月29日(土)のフジノ
● 新たなハコモノ、サッカー場建設用の土地を5億円で買い入れ。

 今は、1月29日の真夜中です。

 サッカーのアジア大会で
 日本代表がオーストラリア代表と延長戦を繰り広げた末に
 優勝するのをテレビで観ながら、これを書いています。

 フジノは小学校時代、サッカー少年チームの
 武山キッカーズに所属していたサッカー少年でした。

 高校時代、友達が横浜マリノスのユースに所属していました。
 大学時代のフジノは、サッカーサークルを新たに友達と立ち上げました。

 社会人になった今でも
 時間が取れれば可能な限り日本代表の試合をテレビで観ますし、
 サッカーについての文章もよく読みます。

 サッカーがやりたいけれども体力的に落ちてきたので
 フットサルに移行して、毎週フットサルをしている友達がいます。

 小学校時代に一緒にプレーをしていた地元の友達は
 今では少年サッカーのコーチをしています。

 たぶん、ふつうの社会人の方と同じくらいに
 僕はサッカーをとても好きだと感じていると思います。

 けれども今の横須賀市が
 あえて税金をつかってサッカー場を作ることには反対です。

 多くのサッカーファンの反発を受けても
 フジノは税金を使うことに絶対反対です。

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 12月議会で、吉田市長は
 サッカー場を建設する為の土地を買い上げる提案
をしました。




 佐原2丁目36−6、佐原交差点からやや久里浜側に入ったところ、
 湘南学院高校のグラウンドの隣の土地(9370平方メートル)です。

 4億6253万4362円の税金によって
 まず建設の為の土地を買うのです。

 (総務常任委員会での説明資料や議案書はこちらをご覧ください)




 横須賀市がサッカー場を作るという計画は
 蒲谷・前市長時代にスタートしました。

 2005年9月には市民団体『横須賀にスタジアムをつくる会』
 3500人の署名を集めて、蒲谷市長に建設を訴えました。

 その2年前にも4500人の署名を提出しています。

 (2005年9月2日・神奈川新聞より)

 この市民団体の代表は、フジノの武山小学校・中学校時代の
 1才下の直接の後輩で、昔からずっと知っています。
 今でもたびたび話すことがあります。

 彼をはじめ、サッカーを愛するこどもたちや市民の方々の
 サッカー場を求める気持ちはよく理解できます。

 それでもフジノはずっとこの計画に反対しつづけてきました。

 何故なら、このまちの財政は
 もはや予算を組めないくらいに悪いからです。

 「好きだから欲しい」と言うのは自由ですが
 このまちの財政状況を考えれば
 大人としてこどもたちに借金を残すだけの身勝手に過ぎません。

 ハコモノに税金をつかえる余裕は全く無いのです。

 どれほど地元の後輩に嫌われようと
 フジノは議論になるたびに
 サッカー場を税金で作るなんて財政的に絶対やめるべきだ
 と訴えてきました。

 蒲谷前市長は、平成24年オープンを決めました。

 そして、吉田市長に政権交代して
 あらゆるハコモノはストップするはずでした。

 しかし。

 吉田市長は、前市長のハコモノ建設の方針を
 撤回しませんでした。

 こうして、このサッカー場建設計画は
 全くといって良いほどマスメディアでもとりあげられることなく
 着々と進められてきてしまいました。

 美術館問題やソレイユの丘問題のように
 市民のみなさまの関心を引くことも無く
 市議会でも大きな問題となることもなく

 2009年度決算では、すでに1036万9136円が計上されました。

 内訳は次の通りです。

 設計業務(基本設計2.9ha・ワークショップ1式)
 測量業務(平板測量4万4000平方メートル、路線測量250m、
        用地測量5万5200平方メートル、基準点測量8点)

 2010年度の当初予算では、5億3104万円が計上されました。
 (内訳は、実施設計、土地・地質調査、用地買収です)

 そして、土地の購入についての可否が
 12月議会の最終日に決まりました。

 フジノ以外の全員が賛成して
 5億円の土地購入費用がついに可決されました。

 ハコモノ反対だった他の議員は
 一体どうしてしまったのか。

 この議案に反対したのは、フジノただ1人きりでした。


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 あえて、僕個人としてサッカーファンの視点から見て
 今回建設される予定のサッカー場は、全く中途半端です。

 市民公募をまじえてのワークショップ
 4か月かけて原案が作られました。

 (ワークショップによるイメージ図)

 けれども、本当にサッカーファンでさえも
 この案で納得しているとは思えません。

 不入斗にあるこどもたち向けサッカー場である
 『はまゆう公園』のサッカーコートより
 マシなだけのレベルでしかありません。

 関東大会クラスの試合ができる規模でもありません。
 これではサッカーによる地域振興になるとも考えられない。

 サッカーファンの立場でも
 こんなものは作るべきではない、と僕は考えます。

 そして、政治家としてフジノは

 これほどの財政危機の中で
 市長&市議会があっけなく4億7290万3498円も税金を使って
 サッカー場建設用地を買うことを決めたことに全く納得できません。

 5億円の土地購入だけでなく
 これから費用は一体いくらかかるのか...。

 建設にかかる税金、さらに、完成してもどれだけ利用されるものなのか。
 管理運営コストは赤字がどこまで膨らむのか。

 市民のみなさま、こんな現実をどうか知っていて下さい。


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