2005.09.13 |
“お膝元の乱”本格化 新集団に市議志望11人 横須賀 六月の横須賀市長選で敗北した元同市議の木村正孝氏が主催する「勝手連勉強会」(仮称)の初会合に市議選立候補予定の十一人が参加、横須賀の政界再編が加速していることが十二日、分かった。勉強会は市議選後、メンバーと市長選で同氏を支持した市議三人が合流、新たな政治グループを形成したいとしており、総選挙に大勝したばかりの小泉純一郎首相のおひざ元で保守分裂がいよいよ現実のものとなっている。 関係者によると、先月二十七日に同市内で行われた初会合には、木村元市議の呼びかけで平成十九年四月の次期市議選への立候補に意欲を示す二十六歳から四十六歳の会社員や自営業など十一人が参集、会の目的など確認し合ったという。参加者によると、賛同者は増える傾向にあるとしている。勉強会は今後、隔週土曜日に開催。議会の仕組みや条例などを木村元市議を交えながら学び、市議選に向けた準備を重ねていくという。 木村氏は「さまざまな年齢層の男女が集まってくれてうれしい。改革の志を持った人々が議員になることによって市議会に新風を吹き込みたい」と意気込む。 同市には次期市議選の時点で六十五歳以上の市議が全体の四分の一を占めるという現状もある。木村氏は「若手候補を擁立することで市議会の世代交代を促進させたい」と語る。勉強会の参加者は竹内英明県議(自民)を支持、次期市議選では保守系無所属での立候補が予想される。竹内県議は今回の総選挙で小泉首相と距離を置いており、保守系市議の勢力図は流動化している。 |