5月6日(木)Cさんのレポート |
(フジノより) 今、日本の全ての市町村で 『次世代育成支援計画』というのを作っています。 少子社会(少子『化』じゃないですよ。もう少子社会なんです) への対応をどのようにしていくか、について あらゆる角度から対応していく。 そのための『行動計画』を 平成16年度中に作らなければならないのですね。 横須賀市でも、現在その計画を作成中です。 検討委員会というのが作られて 月1回のペースで話し合いがおこなわれています。 その委員会を傍聴することができるのですが スタッフのCさんが傍聴に行って、レポートしてくれました。 ● 次世代育成支援行動計画策定検討部会 第3回傍聴記 (日程・場所) 平成16年4月26日 18時30分〜 勤労福祉会館4階第1研修室にて (報告と感想) 第3回次世代育成支援行動計画検討部会を傍聴しました。 傍聴できる人数は10人まで、と決まっているのですが 7人の方が傍聴されていました。 今日は行動計画の具体的施策について 委員の方達がそれぞれの意見を出し合って議論されていました。 委員の方は 保育園の関係者、幼稚園の関係者、学童保育の関係者、 医師、企業の方、保健福祉大学の先生など 多種多様な立場の方で 構成されています。 子供の安全対策・防犯面について 北海道での取り組みを話していた委員の方がいました。 北海道で元気なお年寄りの方に 地域の見回りをお願いしたところ犯罪件数が激減したとのことです。 横須賀でも西部地域をはじめとして 各地域が子供の安全対策・防犯面に力を入れ始めています。 学校のPTAでも見回りを実施している所もあります。 でも、PTAでの見回りが負担に感じてしまうこともある、と 別の委員の方が話していました。 犯罪件数の多い地域は見回りをしても、 少ない地域は見回りをしなくてもいいと 言うことはありません。 防犯のための見回りだから 何か事件があってからでは遅いのです。 けれども、特定の人に負担がかかってしまうのであれば 改善しなければいけないのかな、と思いました。 子供が自分で考えて活動出来るようにしたい、 でも活動自体がないという意見もありました。 子育てサポートセンターや他の施設が もっと子供にとって利用しやすいようになれば良いのに、と 話されていました。 確かに、子供が自分で考えて学習したり遊んだりする場は ないような気がします。 もっと活動する機会や場所が増えたら 多くの子供達が参加するでしょうね。 前回の検討部会で(3月25日) 児童養護施設の話が出ました。 今回、神奈川県内の乳児院・養護施設の子供の人数、 入所理由が資料で添付されていました。 具体的な数字はプライバシーの問題でここには書けません。 (傍聴の際に渡される資料は持ち帰ることも出来ません) ただ、想像以上に 入所理由で虐待が多かったです。 YCAP(子供虐待予防相談センター)の資料も 添付されていたのですが、 年々件数は増えているようです。 特にネグレクト(養育の怠慢・放棄)が増えています。 増えているというより 「虐待」に対しての認識が高くなって 相談場所もはっきりしたから(YCAP)件数が増えてるだけであって 昔も今も子供の数は変わらないのでは? と思ったりもしました。 他にも、子供に教育するように 親も教育するべきという意見も出ていました。 授業参観が保護者の雑談でとてもうるさかったようです。 身に覚えのある保護者の皆さん、気を付けましょう。 私も気をつけます。 次回の検討部会は6月22日です(予定ですが)。 残り5回しかないので、ぜひ傍聴に行ってみてください。 未就学児の保育も行っているので お子さん連れでも大丈夫ですよ。 |
2004年3月5日(金)Cさんのレポート | ||||||||||||||||||||||||
毎日、議員に対して配られる資料は ものすごい数になるのですが そんな資料の一部をスタッフに見てもらって、 感じたことや考えたことを書いてもらうことにしました。 今回は『住民基本台帳による横須賀の人口』について Cさんに読んでもらって、書いてもらいました。 ● 住民基本台帳(H15・10・1現在)による横須賀の人口 (概 要) 横須賀市の住民基本台帳人口は 前年の43万6515人から130人増加し、 43万6645人となりました。 (年齢別人口数 全市)
(参 考) 詳しいデータは 横須賀市のHP(横須賀データベース)でご覧いただけます。 <疑問に思ったこと> 『横須賀の人口』の冊子を見て 疑問に思ったことがいくつかあります。 (1)人口が減っている町が多い中で(Δだらけです) 増えている町があります。 なんでだろう? (2)子供の数が多い町(増えている)があるけど、 同じように高齢者の数が多い町がある。 どうしてだろう? (3)地域ごとに人数や年齢のバラツキがあるのなら、 その町ごとに沿った街づくりがされるべきで できているのかな? ...これらについて考えてみたいと思います。 (@について) 「安浦」「吉井」「平成町」の順番で 横須賀市で最も人口が増えている町です。 (吉井、平成町は年少者率の高い町トップ1、トップ2でもあります。) 大型マンションや住宅地として整備されたので 人口が増えたと思われます。 それに伴って子供の数も増えた、と考えられます。 (比較的若い世代の方が住んでいられるので 子供の数はしばらく増え続けるのでは?) 吉井では新しく大きなマンションが建つので 人口も子供の数も今より増えると思います。 よく考えたら当たり前の事ですが、 大きなマンションや住宅地(新興住宅)には世帯数が 増えるので人口が増えると考えました。 (Aについて) 子供の数が多い町「吉井」と、 高齢者の多い町「田浦町」で考えてみたいと思います。 (吉井は市内で1番年少者率の高い町で、 田浦町は2番目に高齢者率が高い町です) 左が「子供が多い町、吉井での年齢別の円グラフになります。 右が「老人が多い街、田浦町での年齢別の円グラフになります。 同じ市内でも 子供の多い町と高齢者が多い町と分かれるのはなぜか...? 大きなマンションや住宅地が整備されたほかに 理由があると思って考えていたら、 だんな様のお母さんに教えていただきました。 「息子や娘の世代が、就職したり結婚したりで 家を出てっちゃうからこの辺もオールドタウンよ〜」と。 実際、私達夫婦も結婚する際 お互いの実家を離れて(だんな様は市内だけど)住んでる 典型的な「核家族」です。 周りを見ても 「おじいちゃん、おばあちゃんと住んでいる」世帯は ごく少数です。 同じ市内には住んでるけど家は別々・・の「核家族」が増えてるのが バラツキのある要因の一つなのかな、と思いました。 (Bについて) 子供の数が増えている吉井ですが、 小学校や中学校の学区・公園や遊び場の数などは どうなのかな?と思ってお友達に聞いてみました。 新しく出来た大塚台小学校ですが 今の1年生は5クラスあります。 4月からの新1年生は たぶん6クラスになるだろうといわれています。 新しく大きなマンションも建つことですし、 子供の数はもっと増えると予測できます。 そうなるとクラスの数が足りなくなるのではないかしら。 (現在は5,6年生が2クラスづつだから何とか大丈夫みたいです。) 今の低学年が中学生になったら 中学でもクラスが足りないなんて事にならないかしら? 市がどんな対策を練っているのか分からないので、 ぜひ、聞いていたいなと思いました。 公園や遊び場は、マンションや住宅地を整備する際に 設置しなければいけないらしく 数は足りているようです。 高齢者の方が多い街では、 特に防犯に気を付けて頂きたいな、と思っていて 市で何か取り組みがあるのかどうか調べたのですが 見つかりませんでした。 (調べ方がいけなかったのかな・・・。) でも、すこやかんで 高齢者の方を対象にした体操や、 公民館などでサークルを募集したり ふれあい弁当などは見つけることが出来ました。 「おれおれ詐欺」や悪質な訪問販売、 空き巣などが増えているので防犯面で もっと広報したり警察と提携して 何かよい方法が(パトロールとか)あるといいのにな、と思いました。 また「子供の多い地域」「高齢者の多い地域」に関係なく ぜひ、改善して欲しいのが 夜間の街灯の数と 細い道路などでのミラー、車道と歩道の境目 (ガードレール、白線など)です。 横須賀は細い道が多いので何度かヒヤッとしたことがあります。 歩いてる時サイドミラーが鞄に触れたとか、 車を運転してて横からバイクが来てお互いビックリとか。 ミラーやガードレールの設置で、 事故が減って怪我をしたり悲しい思いをしなくて済むなら 安いものだと思います。 (最後に・・・) 全国的に「少子高齢化」が進んでいますが 横須賀市でも例外でない事が判りました。 地域的に人口、年齢のバラツキが出ていて これからも広がるようです。 そして、これらの流れを止めることは出来ないように思えます。 子供でも大人でも高齢者でも みんなが住みやすい町になるように 環境や街作りをしなければいけない、と感じました。 10年後、20年後の横須賀の人口や町並みが どう変化しているかタイムマシンがあったら見てみたいです。 今より住みやすい町になってくれているように、 今を生きている私達が少しずつ変えていかねば!と思いました。 |