まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2003年11月30日(日)のフジノ
● まさにその通りだと思います

 11月30日付の上地議員のHPに書かれている
 決算についての想い、まったくそのとおりだと思います。

 100%、そのとおりだと思います。

 フジノも3年目・4年目に
 決算特別委員会に入る頃までには
 徹底的に勉強して、企業的な決算分析を徹底したいです。

 決算についてどうあるべきかということについては
 上地議員と完全に考えが同じなので
 思い切り「賛成です!」と書きたくなりました。

 上地さんのHPはこちらです。


● 忙しさの中で自分の時間を作ることの難しさ

 家族や親友との大切な約束があっても、
 仕事として必要だと判断せざるをえないことがあれば
 それを当日にドタキャンしてでも
 仕事に行かなければいけない現状がある。

 泣き言を言うつもりは僕には無いけれど
 相手のことを考えると
 申し訳なくてたまらない。

 そう、僕自身は僕が選んだ仕事だから構わない。

 だけど、まわりは違う。だから、
 身近なまわりの人々に申し訳なくてたまらない。

 僕は自分のオヤジが警察官だったから

 「夜中だろうと出て行かねばならないのは当たり前のことだ」

 と感じて育ってきてしまった。

 だけど、まわりにしたら
 そんなめちゃくちゃなことって無いよな、って思うだろうなあ。

 特に、サラリーマン(土日休み)の親のもとで
 育った人には理解できない感覚だろうなあ。

 でも、警察官・消防局・医療・福祉の仕事をしている人には、
 朝も昼も夜も休日も祝日も
 一切カンケー無いんだよなあ。

 僕は、政治家もそうだと思う。

 そして、1日でも空いた時間があれば
 家族や大切な友達のために費やすのだ。

----------------------------------------------

 だけど、そうしたら
 いったい自分自身の時間はいつとれるのだろうか。

 僕自身のための、仕事とは一切カンケーない時間帯って
 この4年間に取れることは果たしてあるのだろうか。

 スケジュール欄を見て
 空欄になっているところを見た人は休暇だと思うだろうけど
 本当の意味での休暇なんて1日もあるはずがない。

 それは『守秘義務』を要するような仕事をしているから
 書かないだけなんだよな。

 ああ、とても疲れた...。

 明日もがんばろう。



2003年11月29日(土)のフジノ
● べてる祭りin八王子、行って来ました!

 『べてる祭りin八王子』へ行って来ました。

べてる祭りin八王子の様子  八王子市にある
 クリエイトホールで行なわれましたが
 今回も250名の会場が
 満員でした。

 『べてるの家』は今、
 全国で引っ張りだこなのですが
 10名を超えるメンバーが参加してくれるのは
 八王子でのこのイベントだけなんですね。

 それは、主催者である八王子の作業所『パオ』さんと
 『べてるの家』が強い信頼カンケーで結ばれているからだ
 と僕は思います。

 さて、今年でこのイベントは3回目の開催なのですが
 僕は昨年から参加させてもらっています。

 去年は生の『べてるの家』を知ることがメインだったのですが
 今年は別の目的が2つありました。

----------------------------------------------

 まず第1に、何よりも
 八王子『パオ』の方々と知り合いになりたかった、です。

 八王子にある作業所『パオ』によって
 主催されたイベントなのですが、
 この『パオ』にも、僕はとても関心があります。

 この『パオ』の生みの親である方は
 精神病院に11年間勤めていく中で病院医療に限界を感じて
 自ら地域で精神保健福祉をすすめていくことにした、
 という方なのです。

 障がいごとに別々に分けられているのを
 『障がい団体連絡協議会』を作って代表になられたり
 現在も日本臨床心理士会の事務局を担当しているといった
 約30年にわたって
 福祉のために尽くしてこられた方です。

 この方にお会いして、
 いろいろとお話をうかがいたいと思いました。

-----------------------------------------------

 第2に、『べてるの家』の方々に
 横須賀に講演に来てもらう約束をとりつけたかった、です。

 ナミねぇ、大熊一夫さん、をはじめとして
 横須賀に来てほしい方々がたくさんいるのですね。

 『べてるの家』は
 精神保健福祉の分野では
 フジノにとって『どうしても来てほしいリスト』の第1位なのですよ。

 そのお願いをしたかったのです。


● さて、その結果は...。 

 がんばりましたよ〜!

 自分を褒めてあげたい、というか
 もう予想以上の成果を得ることができました。

 まず、第1の目的である『パオ』の方々、
 生みの親である方にじっくりお話をうかがうことができました。

 連絡先も交換しましたし、
 彼が書いた文章やいろいろな資料を
 送っていただけることになりました。ありがとうございます!

 それから、第2の目的である
 『べてるの家』を横須賀に呼ぶこと。

 これは、来年3月くらいに
 OKというお返事をいただけました。

 これから僕が事務局をたちあげて
 一緒に活動してくれるメンバーを集めて
 会場や予算や日程を決めたら、『べてる』は来てくれます。

 やった!

フジノ、小濱さん、向谷地さん、3ショットです  これ、フジノ的にはすごくうれしい
 3ショットです!

 真ん中が『パオ』の生みの親である
 小濱さん。

 右が『べてる』の生みの親である
 向谷地さんです。

 やった〜!
 向谷地さんが来てくれる!

 これも本当にすごいことなんですよ。
 うれしいなあ。来年3月に向けてがんばろう!


● いくつもの出会い

 上に書いた以外にも
 いくつもの出会いがありました。

 今日の『べてる祭り』は2部制で
 第1部はトークセッションでした。

 そこでは『べてる』の向谷地さんと
 東京大学名誉教授の清水博さん
 地域をつなぐ街作りコーディネーターの清水義晴さん
 『弱さを絆に、さびしさをやさしさに』をテーマに語り合いました。

 そのメンバーの1人である
 東京大学名誉教授の清水博さんが主催している
 『場のアカデミー』というのがあるのですが
 この事務局で働いている方が
 なんと僕と同い年でした。

 しかも、偶然は人を呼び寄せるもので
 僕が転職する前の会社の
 メインバンクの担当者の先輩でした。
 だから、すごく近い知りあい同士だったんですね〜。

 彼女のキャリアは
 某銀行をスタートに、NPO団体、そして現在のアカデミー。
 銀行で徹底的に叩きあげてきているから
 財務にとても詳しい。

 そんな人が財務分析力と改善提案力を持って
 NPOに飛び込んでいったのだから、すごいことだと思う。

 こういう人と出会えたことは、本当に大きい。

 お互いに「同世代が一生懸命がんばっているのはうれしい」と
 エールを交換しました。

 めざしている方向も同じだったし
 いつかこのつながりは生きてくると感じました。

--------------------------------------------

 それから、『べてるの家』の松本さん
 彼は自ら『病気のプロ』となのっている31歳。
 僕と同世代。

 『べてる』の象徴ともいえる方で、
 横須賀にもぜひ来てもらいたい方なのですね。

 今日ものすごく長い間お話しすることができて
 しかも、僕のことをすっごく励ましてくれました。

 笑いをとることが大好きで
 『べてる』の講演会ではいつも爆笑をとっている彼ですが
 ステージを降りた素顔は、すごく優しい方でした。

フジノ、松本さん、の2ショットです  よく、人気のお笑い芸人さんが
 テレビではすごく面白い人でも
 ふだんはもの静かで優しい人だ
 ということがあります。

 ちょうど彼からも
 そんな印象を受けました。

 話してて、僕は泣きそうになったなあ...。

 松本さんから、
 「フジノくんは、何のプロなの?」と尋ねられて
 僕はまだその質問に答えることができないことに気づきました。

 早く松本さんに
 「僕は精神保健福祉のプロです」と言えるようになりたいです。

 政治のプロよりも
 福祉のプロになりたいです。

 とにかく、今日はすごくうれしい出会いが
 たくさんありました。

 余談ですけれども
 八王子からの帰りの電車で偶然に
 とても親しい人と乗り合わせたりといううれしいこともありました。

 雨の土曜日に仕事で働いててさみしくても
 やっぱり一生懸命に努力していれば
 そういうのを神様に見てもらえてるんだろうなあ。
 そんな1日でした。


● シルバーリボン運動への参加者を募集します

 昨日このコーナーで書きました『シルバーリボン運動』に
 さっそく「参加したい」との
 メールをくれた方がいらっしゃいました。

 ありがとうございます。

 今日はパンフレットを掲載する時間が無いのですが
 ひと段落したら、活動そのものについて
 もっと詳しくお知らせできたら、と思っています。

 1人でも多くの方々が
 精神障がい・知的障がいに対する
 偏見と差別とスティグマを無くしていかれるように
 行動していきたいと思います。

 ぜひ、ご協力お願いします!

----------------------------------------------

 今日は1日雨でしたね。
 せっかくの週末が雨だと洗濯モノを干せないし
 ふとんも干せないし、イヤですね〜。

 明日は晴れるといいですね。今日も1日おつかれさまでした。
 どうか良い週末を送ってくださいね。



2003年11月28日(金)のフジノ
● ついに株主がいらっしゃいました!

 今日の『決算特別委員会』は、
 財政部・市民部・健康福祉部についてでした。

 フジノは市民部の決算を傍聴していたのですが
 ついに議員では無い人が
 つまり、このまちに暮らしているふつうの方が
 傍聴に来て下さいました!

 うれしかったなあ〜。

 しつこく書いてきたとおりで
 決算というのは、このまちに暮らしているみなさんにとって
 ものすごく大切な機会である、
 そして、あなたはこのまちの『株主』である、
 ということなのです。

 そこに『株主』であるあなたが来て下さるということは、
 社員にあたる市役所職員にとっても
 社外取締役にあたる市議会議員にとっても
 とても喜ばしいことです。

 本当にありがとうございました!

-----------------------------------------------

 ただ、とても残念だったことがあります。

 傍聴席には、莫大な量の決算資料が
 何の説明もなくドカーンと置かれているのですね。

こいつが決算書類です。1冊2センチくらいが10冊くらいあります  厚さ2センチの資料が
 5冊くらい、ドカーンと山積み。

 それが傍聴席の上に置かれてるだけでは
 株主総会の資料としては
 サイアクなものだと思います。 

 傍聴席にいらっしゃった株主に対して
 どの資料を今話しあっているのか
 その資料が何を表しているものなのか
 せめて最低限の説明をしてあげたかったです。

 傍聴席に資料がある、ということは
 他都市に比べると誇れること(無いまちもあるそうです)ですが
 他都市と比べる問題では無いと思うのです。

 いかに分かりやすいか、ということも
 情報をオープンにする時には大切なことだと思うのです。

 ここの点は
 市議会がどれだけ発想をきりかえられるか
 そこにかかっていると思います。


● 本会議での、フジノの一般質問

 今回の一般質問の内容を
 今日、ついに決心しました。

 質問したい事柄が、複数ありました。

 たとえば、今回おこなわない質問の中で
 とてもやりたかった話題は、これです。

 ・住民投票制度の導入に対する市長の見解

 川崎市長なんて
 自らの公約として『住民投票制度』を作りたい、としてますから。

 今、このまちでも市民の方々と行政とで協力して
 自治基本条例というものを研究しているところなのですね。

 川崎市ではこの自治基本条例と住民投票制度をつくることが
 2年後の川崎市長選挙の争点である、と
 川崎市長みずからが言っているんですよ。

 そんなこともあって、
 市長に質問したかったんですよね〜。

 たくさん資料も読み込んだし
 原稿も作りました。
 でも、やめます。

--------------------------------------------

 別の、どうしてもしたい質問があって
 それだけに今回は集中することに決めました。

 議会事務局にはすでに相談に行って、
 その内容も話しました。

 今までは、市側に
 事前に原稿を渡す気は全く無かったのですが
 (原稿では無くて市長のナマの想いが聞きたかったからです)
 今回はあらかじめ原稿もお渡しすることにしました。

 『反市長派』的な
 『暴れん坊フジノ』を期待してる人にはイメージを裏切って悪いけど
 でも、もともと僕はそういう人間では無いしなあ...。

 このまちに今とても必要な施策だと僕が信じていること、
 声にならない人々の切実な想いについてを
 市長と語り合えたらと考えています。

 ただ、テーマがとても慎重さを要するものなので
 12月3日(一般質問の申し込みしめきり日なんです)までに
 フジノの勉強が足りないと感じたならば
 質問そのものを
 あきらめるかもしれません。

 今回は、そんな感じの
 一般質問をします。

 きっとフジノの姿勢に対して
 弱腰だとかいろんな批判があがるかもしれませんが
 全てそういう批判を無視することにします。

 僕は僕が政治家になるべきだと信じた理由をつらぬいて
 働きたいと考えています。

 今回は、市長と考えが一致することを
 願ってやみません。


● 想いを語りあえる、ということ

 今日すごく素敵な方と熱く語ることができました。
 以前から僕が一方的に信頼していた方なのですが
 実際に話してみたら、僕は時間を忘れるほどに話すことができました。

 他人の痛みが分かる方々と出会えると
 僕はどんなことをしてもその人たちを守りたいと思います。

 現場の苦労を知っていても
 それでもあきらめずに将来への理想を語れる人に出会うと
 僕も絶対にへこたれないぞと改めて思います。

 たとえ立場は違くても
 想いが同じならば僕はつながっていきたい。

 こういう方々の存在を
 ちゃんとみなさんに知ってもらうのも
 政治家としての僕の大切な仕事だと僕は信じています。


● シルバーリボン運動の推進員になりました

 『精神保健ボランティア全国のつどいin千葉』で
 初めて知ったシルバーリボン運動

 あの日以来、
 スーツの時もそうでなくても
 いつも胸にフジノはシルバーリボンをつけています。

シルバーリボンを見かけたら、それは何?ってたずねてください  ちょっとグレーのスーツだと
 分かりづらいかなあ...。

 銀色のリボンなんですよ〜。
 バッジになってるんです。

 これをつけはじめてから
 会う人がけっこう「それは何?」と聞いてくれて、
 宣伝してます。

 ところで、このシルバーリボン運動を
 すすめている代表の方がいらっしゃるのですけれど
 このたび、わざわざお電話をいただきました。

 そして、関東地区の
 キャンペーン推進員
に選んでいただきました!

 うれしい!

 関東でたった13人のうちの1人ですよ〜。
 すごくうれしい!

 また人とつながることができました。
 うれしいなあ。がんばってる人とつながれると、すごくうれしい。

 手元に15個のシルバーリボンがありますので
 活動に共感してくれて
 つねに身に着けてくれる方がいましたら
 メールくださいね。値段は、1つ500円です。

 明日あたり、パンフレットを掲載したいと思います!

--------------------------------------------------

 ナミねぇを呼ぶ会のちらし
 載せました。どうか見てくださいね。

 それから、そろそろもう本当に忙しいので
 更新を12月10日が過ぎるまでは
 できないかもしれません。あらかじめ、ご了承ください。

 みなさん、今日も1日おつかれさまでした。
 どうか良い週末を送ってくださいね。

 明日は八王子だ!



2003年11月27日(木)のフジノ
● 決算特別委員会への感想

 今日、『決算特別委員会』に
 初めて出席しました!

 すごいですよ、この委員会!

 感想は、とても大変でつらかった、です。

 フジノは13時から17時半まで傍聴していたのですが
 あんなに神経がすり減るというか
 勉強しまくらなければ
 対応できないものとは思いませんでした。

 もっと時間が欲しい。
 もっと勉強したい。

 市の職員さんたちは
 所属している部門の仕事を徹底的に知っているわけですが
 フジノたち市議会議員はそこに切り込んでいくわけです。

 フジノも寝ないで決算資料を読みまくってますけれど
 あくまでもフジノは『傍聴』しているだけ。

 だから、実際の『議論』に参加している
 決算特別委員会のメンバーの方々は本当に大変だと思います。

 委員会のみなさんの質疑のおかげで
 「これはおかしいだろ」という業務の存在なども
 知ることがたくさんありました。

-----------------------------------------------

 他の議員も、傍聴に来てました。

 自民党の三川さん(三川峰雄議員)が
 僕の席のお隣に座っていらしたのですが
 「一般の方が傍聴席に来てないなあ...」
 とおっしゃってました。

 フジノも残念です。

 何度もこのコーナーで繰り返して書いてきたとおり
 決算は本当に大切なものなんですよ〜。

 このまちに暮らしているあなたは
 このまちの『株主』ですからね。

 今まさに株主総会をやっているのと同じなんですから。

 ぜひ来てみてくださいね〜。

 日本は民間企業でも
 株主総会へちゃんと参加する人が少ないし
 委任状を出してシャンシャンで終わることばかりですけれど
 これは良くないことだと思います。

 フジノ自身、政治家になるまでは
 市の決算に関心はゼロでした。

 しかも、決算特別委員会がおこなわれているのは
 平日の10時から17時ということで
 まさにみんなが働いている時間帯なわけで
 来るのが難しいのは承知してます。

 だから、フジノにムリを言える資格はありません。

 でも、それでもあえて
 政治家になって体験している僕の本音です。

 決算は、本当に大切なチャンスです。
 あなたの税金がどのようにつかわれているかを知るための
 ものすごく大きなチャンスです。
 ぜひとも傍聴に来て下さい。

 よろしくお願いします。


● 決算と市議会議員の在り方

 現在の市議会制度では
 議員が秘書を雇うようなことはまず不可能です。

 自分の政策スタッフを持つとしても
 ボランティアでお願いするしかありません。

 今日、痛烈に感じたことは
 やっぱり決算は、

 政治家側がもっとスタッフを集めて
 徹底的に決算資料を調査しないといけない


 ということでした。

 例えば、今年の決算を調べるには
 過去数年分の決算資料と比較する必要があります。

 それから、同じ県内の別の市だとか
 人数とか同じくらいの規模のまちだとか
 それらの決算資料をとりよせて、比べていかなくてはいけません。

 こういうチェックがあってこそ
 初めて決算へ取り組むことができるのですね。

 でも、現在のしくみでは
 まずこれは不可能です。

 今年度の決算資料でさえ
 すさまじい量なんです。

 それを数年分、読みこなして、比べて、
 他都市とも比べていきたいのです。

 これができるようになりたい。

 ボランティアで財務・会計に詳しい仲間を集めて
 スタッフとして一緒にがんばってもらうしか
 今の僕には方法は思いつかないのですけれども
 数名の議員有志でスタッフを雇って
 一緒に勉強しあったりするのもいいかもしれません。

 いずれにしても、今年は徹底的に
 先輩議員の方々から吸収して
 来年以降はもっと決算と取り組めるように努力します。


● 何でこんなに忙しいんだ...

 ぐちです。忙しくて、忙しくて、たまりません...。

 転職する前の会社では
 僕の上司の口ぐせはこうでした。

 「忙しいを自慢にするヤツには絶対になるな」

 その上司の在り方が大好きだったので
 その人の下にいる時には
 絶対に「忙しい」とは言わないようにしてきたのですけれど
 今はもうムリです...。

 忙しい!何でこんなに忙しいんだ!
 きりかえなんて、できない!

 もっと仕事に優先順位をつけて
 ムダをはぶいて仕事をこなしていきたいです。

 もっとがんばろう。


● 成年後見の勉強会がついに立ちあがります

 と、ぐちを言いながらも
 うれしいこともたくさんありました。

 ついに念願の『成年後見制度の勉強会』が
 12月から始動することになりました。

 最初は5人からスタートです。
 フジノ以外の全員が20代前半という超若手の会です。

 高齢者福祉の現場で働いている方、
 精神保健福祉士をめざしている方、
 いわゆる知的障がいのある方々の福祉を専門に学んでいる方、
 薬学を専攻している方、そしてフジノです。

 まずはこのメンバーで
 しっかりと勉強をしていきます。

 そしたら、どんどんまちへ飛び出していって
 制度を広めていきたい、もっともっと活用してもらいたい、
 そう考えています。

 こんな素敵な勉強会がたちあがることに
 フジノは大きな希望を感じています。

 忙しいけど、うれしい!がんばろうっと。


● べてるの家をこのまちに呼びたい!

 北海道の浦河にある
 『べてるの家』のみなさんをこのまちに呼びたい、と
 かねてからフジノはずっと願ってきました。

----------------------------------------------

 『べてるの家』については
 どう説明したらそのインパクトをあなたに伝えられるかな?

 このエピソードではどうかな?

 こないだ、精神保健ボランティアの全国大会で
 初対面の滋賀県の方と話していた時のこと。

 自己紹介でフジノが政治家だということが分かって、
 その方は「こいつ、うさんくさい」とフジノのことを思ったそうです。

 けれども、僕が
 「今の僕の目標は『べてる』を横須賀に呼ぶことです」
 と話したんです。

 そうしたら、翌日あらためてお会いした時に
 その方にこう言われたんですよ。

 「わたしは政治家なんて信用できないから
  フジノさんのことも信用してなかったのよね。

  だけど、フジノさんが今の目標って
  『べてるの家』のことを話したでしょう。
  あれで『ん、この人は信じても大丈夫』って思ったのよね。

  だって、わたしたちもすごくがんばって
  滋賀県に『べてる』を呼んだばかりだったんだから!」

 こんな感じ。

 あるいは、もう1つエピソードを。

 『べてるの家』でソーシャルワーカーとして働いている方の
 講演会が来年に朝日カルチャーセンター(新宿)で
 おこなわれます。

 この講演会の料金は、3500円。

 それでもすぐに予約は埋まってしまいます。

 これくらいのインパクトなんです。
 少しは共感してもらえたでしょうか? 

------------------------------------------------

 こんな『べてるの家』なんですけれど、
 フジノはこのまちに来てもらって
 新しい精神保健福祉の風を
 もっとたくさんの人に感じてほしいんです。

 今週の土曜日に
 八王子でおこなわれる『べてる祭りin八王子』
 去年にひきつづいて今年も行ってきます。

 ここで、八王子のべてる祭りを主催している方々と
 親しくなることができたら、と今年は思っています。

 去年はただのお客さんでした。

 けれども、今年は
 積極的に信頼カンケーを結べるように
 自分から話しかけていきたいと思っています。


------------------------------------------------

 まずは、八王子で
 作業所『パオ』を運営している方々と
 親しくなることができたらなあ、と願っています。

 何故、直接に『べてる』と交渉しないのか。

 べてるの家は
 今、ブームになっています。

 けれども八王子『パオ』の方々は
 そんなブームとは無関係なところで
 以前から『べてる』と信頼カンケーを築いてきました。

 そんな方々とお話しすることができたならば
 フジノも少しだけ『べてる』と親しくなれるかもしれません。

 ブームとかとは無関係に
 信頼カンケーを僕は築きたいのです。
 じゃないと、絶対に長続きしないから。

 1月に来ていただくナミねぇもそう。
 フジノは今回の1回だけで終わらせるつもりなんて全く無くて
 毎年必ず来てもらうつもりでいます。
 恒例行事にしたい、と願っているのです。

 それと同じで、『べてる』とも
 ずうっと続く信頼関係を築いていきたいのです。

 そのためにも、まず八王子『パオ』の方々と
 信頼関係を作りたいのです。

----------------------------------------------

 来年になるのか、それとも再来年なのか、
 まだ全然分からないのですけれど
 このまちに『べてる』の風を吹かせたいと願っています。

 どうか応援してください。お願いします。


● ナミねぇを呼ぶ会

 来年1月10日(土)に
 竹中ナミさんがこのまちに来てくれて
 健康福祉協会が主催して
 講演会(14:00〜15:30)をおこないます。

 その後、ナミねぇを呼ぶ会が主催して
 座談会(15:30〜17:00)をおこないます。

 この座談会のチラシが
 ついにできあがりました。

 明日あたり、HPに載せられたらと思っています。

 もう少しだけ待っていてくださいね。


● お手伝いしてくださる方を大募集します

 最後にみなさまにお願いがあります。
 それは、お手伝いをお願いしたい、ということなのです。

 フジノには後援会はありません。

 これまでも、チームは作ってきました。
 1つの目的(例えば成年後見の周知のためとか)に向かって
 勉強会を作ったりしますが
 それは『その目的のため』のチームです。

 『政治家フジノのため』のものは
 あえてこれまで1つも作ってきませんでした。

 サラリーマン時代だって忙しかったけど
 そんなの当たり前だと思ってたし。

 けれども、最近は
 少しずつ転職先に慣れてきたこともあってか
 やりたいこと・関心があることがめちゃくちゃ増えてきました。

 フジノ個人でこなせる限界に
 仕事量・書類量が増えてきました。

 そこで、初めてのお願いです。

 『政治家』としてのフジノの
 仕事を手伝ってくださる方がいたらご協力いただけませんか?

 その内容は、本当にささやかなことでもけっこうです。

 けれども、残念ながら
 お給料をお支払いすることはできません。

 そんな無茶な条件でもよろしければ
 どうかご協力をお願いします。

 きとくな方がいらっしゃいましたら
 ぜひメールください。よろしくお願いします。

-----------------------------------------------

 そうだ、書き忘れた。

 「フジノが手話をできなくて、がっかりだ」

 という内容のお手紙を
 市民の方からいただきました。

 僕も手話ができなくて
 とてつもなく悔しい想いをしています。

 この時の気持ちはまったく忘れていません。
 ナミねぇも手話できるし、
 英会話ができるようになるよりも
 手話ができるようになりたいとフジノは思っています。

 このまちには何ヶ所も手話サークルがあります。

 習うために連絡をとっていて
 12月議会が終わったら通いはじめる予定でいます。

 公表するべきことでも無かったのですが
 お手紙をいただいたので、あえて書きました。

 4年以内には
 議会での一般質問を手話でできるようになりたい、
 それが目標でいます。

 見守っていてください。

------------------------------------------------

 さて、決算資料に戻ります。

 実はこの量のすさまじさに
 少しだけうんざりしていて
 眠気で思わず別のことを考えたりしてしまいます...。

 北欧に福祉の勉強のために
 留学したいなあ...。

 精神病院をすべて無くした
 イタリアの地域精神保健福祉の現状も見に行きたいなあ。

 秋田県に行きたい。
 全国初の自殺予防への県をあげての取組みを
 直接に見てきたいよ...。

 国会の傍聴行きたいなあ。
 障がいのある方々の支援費が50億円も足りないって
 一体どうなってるんだよ、坂口厚生労働大臣...。

 ....(涙)。

 こんなことばかり浮かんできます。
 テスト直前に部屋のかたづけしたくなるのと同じですね。

 でも、とにかく今は決算!
 肺の痛みもとにかく今は全て忘れて、
 とにかく決算をがんばろう。

 みなさん、今日も1日おつかれさまでした。



2003年11月26日(水)のフジノ
● 市議会議員、市職員、給与ダウン条例を可決しました

 昨日のこのコーナーでお知らせしたとおり、
 今日の本会議でのメインは『給与ダウン条例』でした。

 フジノの態度は、可決です。
 つまり、市の職員さんたちの給与ダウンに賛成しました。

 また、同時に
 『市議会議員の給与をダウンする条例案』も
 本会議へと提出されました。

 昨日の約束どおり、
 フジノはこちらにも賛成しました。

 そして市議会としても正式に
 給与ダウンに関する条例案のすべてを可決しました。

 これによって
 市議会議員も給与ダウンが決定しました。

 ダウンした金額は、年額19万1980円です。
 これはボーナス(期末手当)がダウンとなります。

 残念ながら毎月の給与は
 H8年から変わっていません。

 これも大きな課題です。
 市議の給与ダウンはフジノの公約ですので
 活動を続けていきたいと思います。

--------------------------------------------------

 不況が続く中、民間の中小企業のみなさんは
 本当に大変な状況であるということを
 政治家になってから
 直接にうかがうことがたくさんあります。

 中には、自殺をされてしまった方さえ
 いらっしゃいます。

 そんな状況の中では
 政治家だけが4年間は確実に給与が保証されていることは
 フジノにはとても違和感があります。

 この意味において、
 市議会議員の給与ダウンは当然だと僕は思います。

 「賃下げはデフレスパイラルを加速させる」
 「政治家の報酬は活動を維持するための必要経費だ」

 それらの反論も
 十分に承知しています。

 けれども、フジノは

 (たとえダウンのきっかけが『人事院の勧告』という
  外側からの理由であるとしても)

 政治家が自らの給与を
 カットする条例に賛成をした、という事実は

 「当然なされるべきことがやっとなされたのだ」

 と、フジノは考えています。

 良かったです。


● たとえ僕がいなくなったとしても

 今日、友達からメールをもらいました。

 内容は『水源環境保全施策と税制措置』についての勉強会に
 一緒に行きませんか?、というお誘いのメールです。

 フジノは時間のつごうで行けなかったのですが
 このメールをもらって
 本当にうれしく感じたのです。

 何故ならば、こういう状況を待っていたのです。

 僕のまわりにいる友達は
 みんな、ふつうの人たちです。

 もうすぐクリスマスが来ることを楽しみに待っている
 そんなどこにでもいるような、ふつうの
 10代後半くらいから
 30代前半くらいの人たちが
 僕の友達のほとんどなのですよ。

 そんなふつうの人が

 『水源環境保全施策と税制措置』について
 一緒に勉強会に行こう!


 と、お誘いのメールをくれるようになったのですよ!

 考えてもみてください。

 フジノは『職業』として政治家をしています。
 このまちのことを考えることでお給料をもらっています。
 だから、僕がこのまちのことを24時間考えているのは当然です。

 けれども、ふつうに暮らしている人たちは
 わざわざあえて勉強会に参加したとしても1円にもなりません。

 それよりも、ヒマな時間があれば
 クリスマスに恋人に贈るプレゼントをルミネで探したり
 『じゃらん』を読みながらお正月にどこへ旅行に行くのか考えてる方が
 楽しいに決まってるじゃないですか。

 けれども、明らかに
 フジノのまわりは少しずつ変わりはじめました。

 確実に、少しずつではありますが
 確実に、変化が起こりはじめました。

 このまちのことを
 自分自身が暮らしているこの国のことを
 大切に感じるようになってきてくれているのを僕は感じています。

 それは『政治的になってきた』ということなんかではありません。

 ふつうの暮らしの中で
 ふつうのこととして
 福祉や環境のことを考えたりするということが
 起こってきたのです。

 先週の土曜日、夕方におこなった
 『地域福祉計画』の勉強会も、なんと満員でした!

 参加者の8割は、20代。
 10代もいました。

 土曜日の17時から20時ですよ!

 1週間必死になって働いて
 やっと迎えた週末、
 仕事を忘れて、映画でも観にいったり、デートしたり、
 生まれたばかりの赤ちゃんと過ごしたりできる時間帯のはず。

 だから、30名の小さな部屋でしたが
 フジノはまさか満員になるなんて思いもしませんでした。

 けれども実際に、こんな素晴らしいことが起こったのです。

-----------------------------------------------

 フジノはあなたに対して
 「一緒に成長していこう!」と願っています。

 少しずつでいいんです。
 変化は急になんて絶対起こりません。

 一緒に、少しずつ、成長していこう!

 それが僕のこころからの願いです。

 勉強会に誘ってくれた友達、本当にありがとう。
 たとえフジノが行けなくても、
 あなたが勉強会に参加してくれたことは
 とても素晴らしいと思います。

 やがて僕が消えてなくなっても
 このまちへと少しずつ向かっている若い世代の関心は
 決して消えていかないと僕は信じています。

 どうか一緒に成長していきましょう。


● 明日から、ついに決算特別委員会です

 さて、12月議会もついに本番に突入です。
 明日から『決算特別委員会』がスタートします。

 日程はこちら

 昨日このコーナーでおこなった『委員会』の説明と同じで
 決算についてもあまりにも莫大な量なので
 特別委員会をつくって
 まずそこで議論がなされるのですね。

 今年は11人の方々が
 決算特別委員会に選ばれました。

   <決算特別委員会メンバー>

     高橋 敏明さん(委員長)
     角井 基さん(副委員長)
     後藤 秀樹さん
     丸山 明彦さん
     山本 文夫さん
     若山 豊さん
     森 ペンさん
     板橋 衛さん
     ねぎし かずこさん
     矢島 真知子さん
     木村 正孝さん

 このまちの議員は
 4年間の任期のあいだに必ず1回は
 決算特別委員会に就任することになっています。

 フジノは1年目ということもあって
 今年は決算特別委員会のメンバーに選ばれても
 辞退させていただくつもりでした。

 明日からおこなわれる委員会は
 すべて傍聴して、徹底的に勉強したいと思います。

-----------------------------------------------

 それにしても、すさまじい資料の多さです。
 もう無茶苦茶です。

 必死になって、分からないことに蛍光ペンで線を引いて
 特に気になるところには付箋をつけて、
 参考書を手元に置いて
 少しでも時間があいたら決算書類を読みまくっています。

 率直な本音なのですが
 無所属のフジノが43万人市民全体の決算を
 1人きりですべて把握するのは不可能だと感じています。

 公認会計士をしている友達や
 財政に詳しい友達と
 チームをつくって
 しばらくこの決算書類について勉強したいと思います。

 とはいえ、決算の勉強をしながらも
 もちろんふだんどおりの業務もしています。

 もう、本気で夜もあまり寝ないで読んでいるので
 この数日はささいなことでもついイライラしてしまっています。
 自覚して反省もしているのですが、
 もしも八つ当たりしてしまったら、本当にごめんなさい。

 がんばろう。

 でも、この決算が終われば
 次は来年度予算の勉強だ...。

 予算もすさまじい量の勉強が必要なんだよなあ〜。
 政治家の勉強に終わりなんてありえないなあ。

 精神保健福祉に集中したいよ〜。

--------------------------------------------------

 そんなグチはともかく
 明日からおこなわれる決算特別委員会に
 もしも来られる方はぜひとも傍聴に来てみてくださいませ。

 大切なあなたのお給料から
 税金としておさめられたお金が
 果たしてどういうことにつかわれたのか?
 それは本当に有効に使われたのか?

 あなたはこのまちの株主です。

 ぜひとも決算を見てください!


● 今日の本会議について

 そうだ、最後にもう1つ。

 今日は、雄人(吉田雄人議員)
 本会議にて一般質問をしました。

 『行政評価システムの可能性と課題』について
 質問をおこないました。

 傍聴に来てくれた方に
 終わった後で感想を聞いたところ

 「けっこう難しい話題だった」

 ということでした。

 確かに、ちょっと難しめの話題だったとは思います。
 けれどもとても大切な議論だったと僕は考えています。

 そして、今回の市長の答弁を聞いて
 そっちょくに「うん、いいな」と思いました。

 たぶんこのまちのほとんどの人々が
 フジノのことを『反市長派』であり
 『市長に対する野党』であると思ってると思うのですが
 そんなことないんですよね。

 賛成すべきことには賛成する。
 反対すべきことには反対する。

 半年間、フジノはこのスタンスでやってきました。

 そんなわけで、今日の市長と雄人との質疑は
 フジノとしては「良い議論だったなあ」と感じました。

 確かにいくつかの点では
 市長の考え方とフジノの考え方は違いました。

 インセンティブ導入に対する考え方と
 事業へ複数の指標を導入することへの費用対効果の考え方や
 文化行政への評価の在り方、
 これら3点については
 フジノは考えが違いました。

 けれどもそれを除けば、基本的に今回の件については
 市長の示した答弁にフジノは賛成です。

 市長は、はっきりと言いました。

 「市民は、顧客である。
  顧客であるだけでなく、生産者であり、株主である」

 フジノも、全く同感です。

 このまちに暮らしている人々は
 市のサービスを受けるという意味では『顧客』であり、
 このまちで働いているという意味では『生産者』であり、
 税金を納めているという意味では『株主』である、
 そうフジノも思います。

 このまちに暮らしている人々=顧客の
 満足が最大になるように努力をしていくという
 その市長の考え方には
 フジノは100%賛成です。

 雄人がおこなった質問と
 市長がおこなった回答は
 数日後にはインターネット上で観られるようになるはずなので
 ぜひご覧下さい。

 最初に書いたように
 用語とかすごく難しめのことが多いのですけれども
 分からなかったらいくらでも質問してください。
 お答えしますからね。

 そして、「検討します」と沢田市長が明言されたことが
 実際にこれからの行政に反映されていくように
 あなたも一緒に見守っていてくださいね。

 12月8日の本会議では
 フジノも一般質問をおこなう予定です。
 市長と良い議論ができたら、と思っています。

 さて、また決算資料に戻ります。
 今日も1日、みなさん、おつかれさまでした。


→はじめのページに戻る