まちの政治家は、こんなことしてます |
2004年8月5日(木)のフジノ |
● 休みは取れない... 今日は1日休暇にしたかったのですが やっぱり働くことに...。 体調的に限界を感じているのですが ここ1週間はいろいろ休むことができない事情があって 働いています。 フジノは政治家として 全ての公的活動をオープンにすべきだと考えています。 けれども、いろいろな事情があって 完全にそうできないことがあります。 いわゆる水面下の交渉です。 こういうのは大キライなのですが しかたがない事情の時があってやむをえず 公開できる時期になってからその活動を表に出しています。 まあ、民間企業でも 決算を公表する前に内部情報を漏らす経理部はいないし (この例えは分かりやすいのだろうか?) 物事には時期があるのだと思えば 決して政治家も 情報を全てオープンにできないのは 仕事として全く例外では無いのだけれど...。 ● 一貫した「広報戦略」をつくるべき 市の情報がそれを必要とする人のところへ届いていない と、フジノは考えています。 こう書くと市の努力を否定するようですが しかたがありません。 必要な情報をあらゆる手段を用いて ターゲットとする相手に届ける。これができていません。 民間企業では自前の宣伝部があったり 広告代理店を使ったりします。 宣伝がうまくいかなければ商品は売れず 宣伝部のメンバーは人事異動させられるでしょうし、 広告代理店を変えるでしょう。 それが当たり前だとフジノは考えています。 フジノは毎日のように市役所を批判して 毎日どんどんたくさんの市職員に嫌われていきますが 誰だって嫌われたくないけれども もう僕はしかたがない。あきらめました。 市民に情報が届いていないのは事実であって そのせいで必要なサービスが必要な方のもとへ届いていない。 この現状を変えるべきです。 市は広報の重要性をもっと徹底的に理解すべきです。 現在は各部がそれぞれ バラバラに情報を出していますけれども それではいけないと思います。 一貫した広報戦略をもって 徹底した宣伝をおこなうべきです。 特に提案したいのは 広報課の機能をもっと強くすべきだ、ということです。 例えば 市の予算について全ての情報が財政課に集約されるように 市の情報については全ての権限が広報課に集約されるべきだと フジノは考えています。 ------------------------------------------------- フジノは政治家として働いていますが 毎日、市の情報を伝える広報の仕事ばかりしている気がします。 例えば今日も、ドメスティックバイオレンスを受けている方に 『デュオよこすか』の相談窓口を紹介しました。 夫から暴力を受けている女性が せっぱつまった時の相談先が 何故、フジノなのですか。 何故、政治家なのですか。 違うはずです。 政治家の本来の仕事は 予算・決算と行政をチェックすることなのです。 けれども実際にはその本業はできずに チラシやHPなどでたまたまフジノの存在を知った方が フジノにアクセスをして 抱えている苦しみをどうにかしてほしいと相談をして そこでフジノは市の相談機関を紹介することばかりしています。 ------------------------------------------------- すでに相談機関は存在しているのです。 そこには専門家がいます。 専門家に相談しなければ 決してその苦しみは取り除かれない。 適切な対応が無ければ、問題は解決されない。 だから、そこにつながることができなければいけないのに このまちに暮らしている人々は 存在さえ知らない。 自分たちが税金を払っている そのお金でつくられたサービスが存在していることを 知らないのです。 だからたくさんの方々が僕のところに相談をしてくるのです。 この原因は、市が宣伝がヘタだから、と断言します。 民間企業では 商品が売れないことを絶対に顧客のせいにしません。 「市民の意識が低いからだ」 「知ろうとするまでその情報にアクセスしようとしないものだ」 なんて言うことは 絶対に許されません。 必要な情報を 切実に求めている人のもとへ 市はあらゆる努力をすべきです。手段を探すべきです。 そこで最初の提案に戻ります。 フジノは広報課の機能をもっと強くすべきだと考えています。 それぞれの部がバラバラと情報を流すのではなく、 広報について専門的な知識を持った集団である広報課が 練りあげられた戦略のもとに 必要な情報を 顧客である市民のもとへ届けるのです。 これについては、こう結論づけるに至った理由を また明日も詳しく書きたいと思います。 ● 暴力から逃げるのは罪じゃない! ドメスティックバイオレンス、 夫から暴力を受けている人はどんどん相談をしてください。 このまちには『デュオよこすか』という 相談機関が存在しています。使ってください! さらに、いざという時には 警察を使ってください。 例え、暴力をふるう相手が家族であろうと それは完全に明らかな『犯罪』です。 女性は男性の従属物では無いし 誰もが暴力から自由であると国連も定めています。 暴力から逃れるのは、正しい行動です。 それが夫であろうがカンケーありません。 逃げて下さい。 そのための法的な対応を含めて あらゆるノウハウを蓄積している相談機関があるのです。 しかもその組織はあなたが払っている税金で運営されています。 どんどんつかってください! 苦しみの中にいる自分を もっと自由にしてあげてください。 自分を大切に考えて下さい! 人は誰もが自由で尊重されなければいけないのですから。 どうか、早くそこから逃げ出すべきです。 ----------------------------------------------- 昨日たまたまある方から 「フジノのまわりって苦しんでる人ばっかりだなあ」 と言われました。 違うのです。 どこに頼ってよいか分からない人が 駅前で演説してたりチラシを配ってたりHPを通じて僕を知って わらにもすがる気持ちで僕のところへたどりついた。 リストカットしてしまう、自殺したいほど苦しい、 夫に暴力をふるわれている...。 あらゆる状況で苦しんでいる人々が ものすごくたくさんいる、ということなのです。 このまち、この国には、 あらゆる問題が山積みで存在していて 苦しんでいる人が今この瞬間にもたくさんいるのです。 その氷山の一角である わずかな方々が たまたまフジノのところへアクセスしただけ。 ただそれだけなのです。 フジノのところに連絡した人は 氷山の一角に過ぎないと僕は思います。 氷山のてっぺんだけが海の上に出ていて 海のその下にはすさまじい氷の塊が何百メートルも続いています。 困っている・苦しんでいる人は すさまじい数であふれている。 それがこの国のリアルな現実だと思います。 |
2004年8月4日(水)のフジノ |
● よかった... 数日前に、自殺をほのめかすメールをもらいました。 それから数日のあいだ 直接に返事を書いたりHPを通してメッセージを送ってきたけれど この2日間ぱったりとメールが途絶えてしまって とても苦しかったです。 哀しい出来事が起こるのではないかと考えながら いろいろな仕事をして人と会って笑顔をつくったりするのは フジノにはとても苦しいことです。 けれども今夜、またメールが届いて その方が生きていたということが分かって とてもうれしく思います。 生きていてくれて、本当にありがとう。 ------------------------------------------------ 人生に生きる『意味』を探しても 絶対に見つかるはずは無いです。 だって、人はただ「生まれてきたから生きているだけ」だから。 生物は生まれたら生きていく本能があるから だから生きているだけ。 そこに『生きている意味』を探すのは 生物の中で人間だけだと思います。 生まれたから生きているだけで そこに『意味』なんてもともと存在しません。 『意味』なんて存在しないのだから 探してみつかるものではなくて 『自分自身が造りだすもの』なのです。 僕はニーチェの影響を激しく受けているから その考え方になじめない人はイヤな気持ちになるかもしれませんが でも、やっぱり僕はそう深く信じています。 生きる意味は、探したってもともと無いです。 生きる意味は、だから自分が造るのだと思います。 自分が生きて、 「こういう人生にしたいんだ!」と自分で決めて、 そしてそういう人生にするために努力をするんだと思います。 与えられた『意味』なんて、もともと無い。 だから、あなたが自分の想いで造るんです。 僕が伝えたいのは 生きる意味は 部屋の中でひたすら考えても こころの中を探しても絶対に見つからないということです。 生きる意味は、『それでも』『あえて』生き続けていく中で 自分で造りだすのだと僕は信じています。 だから、まず、生きる。 苦しいのは調子が悪いから。 調子が悪いのは、病気にかかっているから。 病気にかかったら、病院に行けばクスリも出るしラクになれる。 そうしたら元気になって 生きる意味だって造りだすこともできる。 人にはみんなその力があると僕は信じている。 だから、あきらめないで。 まず、生きる。それがとても大切だよ。 まず、生きる。僕は生きつづけてほしいと切実に願っています。 そして自分が信じた『自分の生きる意味』に向かって ゆっくりと一歩ずつ進んでいけることを願っています。 ● 全ての差別をぶっ壊したい 千葉県の堂本知事は、障がいのある方々の福祉に対して かねてから積極的に取り組んできた方ですが、 今回すごい政策をうちだしました。 『障がい者差別禁止条例』を来年度に作る という発表をしたのです。 (さらに詳しくはこちらをご覧下さい) ---------------------------------------------------- 日本は福祉がとても遅れている国で 3年前には国連からも 『障がい者差別禁止法』の制定をすべきだ、と 勧告されています。 国がトロいから待ってられない。 それなら千葉県だけ先にやる、ということで 堂本知事は全国で初めて条例化に踏み切ることを発表しました。 今日は、千葉県庁に電話して この取組みについて質問させてもらいました。 これからの動きがものすごく楽しみです。 アサノ知事も堂本知事も リーダーとして、本当に素晴らしいと思います。 改革をリーダーたちが競争していく、 そういう動きにすごく刺激されます。 そんなリーダーが上にいるところは本当にうらやましいです。 ----------------------------------------------------- 今度、9月16〜17日に 『第3回精神障がい者就業支援中央セミナー』が 千葉県で行なわれるのですが、 その1日目の最初の記念講演が 堂本知事によって行なわれます。 昨年の精神保健ボランティアのつどいでも 堂本知事が講演をされたそうです。 フジノは間に合わなくて聞けなかったのですが 参加した方々は「堂本さん、とても良かったよ」と教えてくれました。 9月16日は、フジノは 市議会の本会議なので参加できません。 でも、関心のある方は ぜひ参加して下さいね。 ● 横須賀市はもっと人権意識を持つべきだ! 今日は精神障がいのある方々の作業所で お昼ごはんをみなさんと一緒に食べながらお話をうかがいました。 こういう時間がフジノにとっては1番大切です。 とてもホッとする時間を過ごせました。 さて、昼食の後は 市役所でおこなわれた『男女共同参画審議会』の傍聴へ。 以前にも書きましたが 男女共同参画=人権問題だと僕は考えています。 加えて、まず横須賀市役所内で 男女共同参画が当たり前のことにならなければ 顧客である市民のみなさまにとっても 損害を与えることだと思います。 それなのに、今日参加した審議会で またもひどい事実を知りました。 市が新しく始める人事制度改革の プロジェクトチームに 女性が1人も入っていない、というのです。 14名のメンバーのうち、 女性はゼロ。 何故、人事制度改革をやろうとしているのに そこに女性の視点が入らないのか。 市役所で働いているのは、男性だけではない。 男女全員にカンケーする人事制度改革をやるのに そこに女性が加わるのは当たり前のことではないか。 どうしてこんな当たり前の発想が出てこないのか。 フジノは人事制度改革には大賛成だけれど それが男性だけのプロジェクトチームで行なわれることに 激しい嫌悪感を覚えます。 はっきり言って間違っていると思います。 また、プロジェクトチームの下に ワーキングチームがあるのですが これは24名中、女性はわずか7名ということです。 これでも本当に横須賀市は 『男女共同参画推進条例』を持つ市なのでしょうか。 条例だけ作っても 計画だけ作っても それが本当に実行されていなければ、ニセモノです。 全ての差別に反対する立場からも 完全に納得ができません。 市役所の女性職員のみなさんは おかしいと思わないのですか? 市職員でつくっている組合は こういう事態を異常だと感じないのですか? 少なくともフジノはおかしいと思います。 こういう姿勢を取っている限り、 市民には大きな不利益を与えていると思います。 また、10年先、20年先を考えた時に こんなことではダメだということは 簡単に想像できます。 この国はすでに少子社会であり 働くということは男性だけのものでは全く無く、 女性によって大きく支えられているのです。 例えば、いくら 次世代育成支援行動計画なんて健康福祉部がつくっても 市役所自体がその理念を実践できていなければ 市民や企業に対して 「やれ!」と言っても届かないと僕は思います。 まず、市役所が変わるべきです。 今回の人事課の対応に 強い憤りを感じます。 あなたはどう思いますか? ● このまちは必ず変わるという希望をいつも持ち続けて 今夜は『横須賀をおもしろくする会』の仲間たちと 久しぶりに集まって話をしました。 今日は、30代は僕1人だけで あとは20代。さらに高校生も来てくれました。 みんな、本当に素晴らしいメンバーです。 フジノは「若いというだけでは意味が無い」と ずうっと言い続けてきました。 若いというだけでフジノに投票した人がいるかもしれません。 僕はそういう理由で応援されたくありません。 はっきりと、そういう方のことを否定しています。 若いだけでは、応援する理由にはなりません。 しかし、若さに『本当の志』や『想い』が備わっていたならば 必ず変化は起こる、僕はそう信じています。 フジノという政治家は 組織もお金も知名度も何も無く、青二才の若輩者です。 けれども、今夜こうやって集まってくれた 若くて、そして『想い』をこころに強く持っている仲間がいる限り、 僕は無敵だと思います。 仮にフジノがいなくなっても その想いはすでに仲間たちのこころに強く在る、と 確信を持って僕は言うことができます。 フジノを政治的に消し去ることができても フジノと同じような人間は これからわんさかと現れるはずです。 政治の世界だけでなく、 福祉、環境、財政、行政、あらゆるところに 同じような想いを持つ若い世代が必ず立ち上がっていくはずです。 だから、絶望は必要ありません。 変化を信じて、希望を信じて。 このまちは変わるという希望を どうかいつも持ち続けて下さい。 このまちは変わります。必ず変わります。 僕たちが必ず変えていきます。 だから、あきらないで。 決してあきらめないで。 |
2004年8月3日(火)のフジノ |
● 第2回目のカフェトーク 今日は『カフェトーク』の第2回目。 これが参加者がいっきに増えて、大盛況でした。 参加できなかった人に その場の様子を伝えることは不可能なんですけれども この『場』をつくって本当に良かった、と思いました。 いちおうレポートしてあります。 でも、その場で話された内容とか どんな方が参加したとか 全然載せてありません(写真は載せたけど)。 もちろんみんなで話したことも 全てメモしてあります。 でも、プライバシーもあるし、 ここに載せてしまうのはもったいない気がしています。 わずか2回目のカフェトークですが ここは『出会い』や『想い』がある場になっている、と思います。 自画自賛と受けとめられても全く構わないのですが フジノの集まりは、すごくいつも良い場になっています。 友情カンケーができることも多くて こんな『カフェトーク』が終わっても お互いに自然に連絡をとりあったりするようなカンケーに 参加した方同士でなれたりする。 政治なんてカンケーない。 フジノのこともいずれどうでも良い。 たとえ、最初のきっかけがフジノであっても 僕は『僕がいなくなっても構わないような仕組み』を作りたい。 人と人がつながる。 これが最大の目的です。 僕は僕のことなんか応援なんてしてほしくないし 政治家だからこの場を作っているわけじゃないんですよね。 僕はいずれ消えていくんです。 僕なんかいなくなったって全然かまわないのです。 そんなことよりもむしろ僕が願ってやまないのは 人と人がつながっていくこと、 そのつながりでハッピーになってくれること。 『場』を提供することで 人と人がつながっていく機会をつくりたいのです。 それが第2回目にして、 他のイベント同様にうまくいきはじめた気がしています。 ------------------------------------------------- これほど自画自賛してしまうと 次の第3回目から きっと誰も来なくなってしまいそうですね(笑)。 でも、どうぞ気軽に来て下さい。 僕は楽しみに待ってます。 ● 演説と拍手 夕方からYデッキで 想いを伝えました。 最近、演説の最初には 手話で「こんばんは」と語りかけています。 本当は全ての演説内容を 手話でやりたいのですが まだ習いに行くことができないでいます。 実は、フジノよりもスタッフの方が手話をばっちり習っていて すごいなあと感心したり、 早くフジノも習いに行かねばと反省したり。 でも、とにかくあいさつだけ教えてもらえて それを必ずやるようにしています。 -------------------------------------------------- 今夜は、花火大会があったので たくさんの方が浴衣を着ていました。 Yデッキにはたくさんの人々が集まって 待ち合わせをしていました。 これから楽しく花火大会に行く方々に向かって フジノは嫌がられるのをあえて承知で 自殺予防対策や うつ病対策の必要性について ひたすら語りかけ続けました。 ある時、ものすごくきれいな女性が チラシを受け取りに来てくれました。 たぶん10代後半で ものすごく今風の女性です。 きれいなカールのウィッグをつけた まつげもすごくあがっている きっとクラスの男子は 教室にそのコが入ってくると思わず彼女を見てしまう、 「ああ、今日もかわいいなあ」と思ってしまうような そんな女性です。 まわりの人々が 「何故あのコがチラシを受け取りに行くんだ?」 みたいな、好奇のまなざしで(特に男性陣が) その人の姿を目で追うのが分かりました。 こういう体験をするたびにいつも思うのですが 外見と内面は全くカンケーが無い、ということです。 この意味、分かるでしょうか? いくつかの質問をされて いくつかの回答をしましたが ものすごく僕の話を理解しているなあと感じました。 きっと周囲の男性陣は(ものすごくたくさんいたのです) 「おまえ、何を話したんだよ!」 と僕に聞きたいんだろうなあという感じだったのですが フジノたちはものすごく切実なことを話しあっていました。 こういう出来事があるたびに 10代の切実な想いを感じます。 この想いが政治に届いていない悔しさを いつもいつも感じます。 ---------------------------------------------------- ちなみに、今日は演説を終えた瞬間に 立ちどまって聞いていてくれた20人くらいの方々から 拍手が起こりました。 フジノは本当に演説が下手くそで いつまでたってもうまくならないので本当に恥ずかしいです。 できることなら、演説なんて人前でやりたくないのです。 そんな僕にできることは ひたすら淡々と 本当にこころの底から感じていることを 切実にみんなに伝えようとすることだけです。 そんな想いが伝わって、 そして拍手をしてくれたのだとしたら 本当にうれしいなと思いました。 ありがとうございます。 これからも、本当に信じていることだけを こころの底からふりしぼって伝えたいと思います。 今日もありがとうございました。 ---------------------------------------------------- 今この瞬間も苦しんでいる 全ての人々に 祈りが届きますように。 世の中がどれほどあなたのことを見捨てていると感じても 少なくとも僕は、孤独に追い込まれている人がいるのではないかと いつもいつも考えています。 僕は直接にあなたのことを知っている訳ではありませんが 力になりたいととても強く願っています。 どうか、今日も生き延びて下さい。 やりすごすのは難しいし 世の中は厳しいけれど それでも必ず変化はやってくるから。 その瞬間を信じて、どうかあきらめないで。 |
2004年8月2日(月)のフジノ |
● どうしてもリストカットをしてしまう時は 気づくと、自分の手首を切ってしまう。 いわゆる『リストカット』をしてしまう方からの 相談のメールをもらうことがあります。 それぞれのメールには そこに至るまでの背景やいろいろなことが書かれています。 それぞれの人生に それぞれの痛みがあったことはとてもよく分かります。 痛いほどよく理解できるのですが 残念ながら、市外や県外からメールを頂くことが多くて 僕にできることは、2つだけになってしまいます。 1.メールに返事を書くこと 2.メンタルクリニックへ少しでも早く行くように勧めること もちろんフジノは時間と体力の許す限り、 頂いたメールには必ず返事を書くし 電話をもらえばお話を聞かせていただきます。 でも、1つだけ覚えておいていただきたいことは フジノは臨床心理学を専攻した心理学学士でしかない、 ということです。 フジノは臨床心理士(大学院を修了後に試験に合格する必要がある) ですら無いのです。 ただ14年に渡って 精神障がいと日常的に関わりを持って 様々なボランティア活動など精神保健福祉に取り組んできた、 というだけなのです。 もちろん人として全力は尽くします。 けれども、プロではない、ということは覚えていて下さい。 だから、フジノとお話をした後は できれば信頼できるクリニックに行って 可能な限り、これまでの想いを ドクターやカウンセラーに伝えてみて下さい。 フジノが何よりも恐れているのは リストカットを繰り返すと 慢性的な貧血状態になっていき、その結果、 心臓に負担がかかってしまうことです。 そうすると、あっという間に亡くなってしまうことがあります。 ------------------------------------------------ リストカットを繰り返す ↓ 慢性的な貧血になる=血液中のヘモグロビン値が低下する ↓ 心臓に激しい負担がふだんからかかってしまう ↓ 心臓の肥大などが起こる ↓ この状態は非常に危険な状態です。 ------------------------------------------------- リストカットをする方々は 「生きたい!」という想いから、手首を切るのだと僕は思います。 しかし、その生きたいという想いからリストカットを繰り返すと 実は心臓にすさまじい負担をかけてしまって ある時から心臓がまともに機能しなくなり ちょっとの出血で死んでしまうことがあります。 つまり、生きたくて繰り返したリストカットで 本当に亡くなってしまう事があるのです。 だからお願いです。 僕とクリニックに行く約束をしてください。 そして、予約をしたか、いつ行くのか、教えて下さい。 「生きたい」という想いの人を これ以上、僕は失いたくありません。 どうか、メンタルクリニックを訪れて クスリをもらってください。 それは決して恐ろしいことでも恥ずかしいことでもなく、 もっとラクに生きられるようになるための 手段の1つです。 どうか、僕と約束をしてください。 リストカットを繰り返すと 心臓に負担がかかって 亡くなってしまうことがあります。 どうか、少しでも早く、近くのクリニックを訪れて そして、あなたの今の苦しみを話してみて下さい。 |