まちの政治家は、こんなことしてます

２００４年５月２１日（金）のフジノ

●　報告すべきことが多すぎて 　３日連続で、１人きりで視察に行ってきました。 　１日目：東銀座の『スワンカフェ』『スワンベーカリー』 　２日目：川崎市役所『公的保証人制度』について 　３日目：世田谷区役所『居住支援制度』について 　この日程のあいだに 　いろいろな打ち合わせやらヒアリングやら 　イベントのことやら市民の方々からの相談をお聞きしたりして 　もうすっかり情報を処理できる能力の 　限界に来ています〜。 　何から伝えるべきかなあ．．．。 　いずれにしても、僕がこのコーナーで書ききれなくても 　政治家にとって資料を買うのも 　視察へ行くのも何をするのも 　最終的な目的はたった１つ。 　『政策実現のため』だけです。 　視察や資料購入の成果は、 　僕は絶対に毎回の議会（本会議・委員会）での 　質問に反映させています。 　だから、フジノがここに書ききれてなくても 　本会議場や委員会にぜひとも傍聴に来て下さいませ。 　その成果は、ばっちり反映されていますから。 ●　世田谷区を視察してきました 　三軒茶屋にある世田谷区役所を訪れたのは 　『世田谷区・居住支援制度』について学ぶためです。 　かねてから、川崎市と世田谷区の制度は 　フジノの中では『すごい制度』やってる２ヶ所として勉強してきました。 　でも、文献を読むだけでは理解しきれない点があるので 　実際にその制度を担当している職員さんに 　（１）説明をしていただく 　（２）質問をさせていただく 　ことで、徹底的に理解してきました。 　『居住支援制度』ってひとことで言うと 　アパートを探してるのに 　不動産屋に「保証人がいない」という理由で 　断られている方々をまちが助ける！ 　そういうしくみです。 　下は、実際に世田谷区で配られているリーフレットです。 　かわいいですよね。 　世田谷の制度も良かったなあ。 　昨日の川崎市とはまた違う 　長所がいくつもあった。 　第１にすごいと思ったのは、 　リスク管理をさらに徹底させようとしていること。 　リスク、って『何かがダメになる危険度』のことです。 　例えば、あなたがお給料を振り込んでもらってる銀行は 　本当に絶対に何があっても潰れませんか？ 　もうそんな時代じゃないですよね。 　どんな銀行だって潰れる可能性はあります。 　だから、お給料をなにげなく振り込んでもらっている銀行を 　真剣に選びなおしてみたり、 　いくつかの銀行に分けて振り込んでもらうというのは 　『リスク管理』をしている、ということなんです。 　世田谷方式は、リスク管理をさらにつきつめようとしている点が 　すごくいいなあとフジノは感じました。 　リスク管理は、民間企業では当たり前です。 　これができない会社は倒産します。当然のことです。 　でも、お役所で『リスク管理』という当たり前の意識がある所って 　まだあまり存在しないイメージがあります。 　その意味でも「世田谷方式はいいな」と感じました。 　第２にすごいと思ったのは、 　常に「より良い制度にする為にはどうしたらいいか」と 　いつも制度のリニューアルをしようとしているところ。 　カンペキな制度なんて絶対にありえないわけです。 　大切なのは、それを見直していく勇気です。 　そこが世田谷方式の優れているところだと 　強く感じました。 　でも、さみしかったのは 　横須賀にはまだこの制度が「存在すらしていない」のですね。 　けれども世田谷は、すでに制度がある（１歩リード）だけでなく 　さらに改良を加えようとしている（２歩リード）。 　２歩も先を行かれてるんですよ〜。 　説明を聞きながら、 　「置いてかれている．．．」って思いました。 　横須賀も負けないぞ。 　視察を受け容れてくださった世田谷区役所都市整備部の方々、 　セッティングをしてくださった世田谷区議会事務局の方々、 　今日は本当にありがとうございました。 ●　驚きの体験．．． 　実は、世田谷区役所に到着して 　玄関を入ったところで 　「あ！フジノくんじゃないの！」 　と、いきなり声をかけられました。 　若い女性の方でした。 　「え、すみません、どなたですか？」と尋ねても 　「フジノくん、私は初対面じゃないのよ」とのお返事。 　うーん．．．。 　東京の知りあいの顔を気合で思い出しまくっても 　でも、どうしても思い出せません。 　誰なの？ 　「実はね、私、あなたのファンなのよ。 　　フジノくんのＨＰのスケジュール欄を見てたら 　　今日、世田谷に視察に来るって書いてあったから 　　会えないかな、って思ってたのよね！」 　信じられない！ 　そんな方がいらっしゃったとは！ 　彼女は、田中優子さん。 　世田谷の区議会議員なのでした！ 　「ちょっと私の仲間に会っていって！ 　　みんな喜ぶから」 　言われるままに、エレベーターに乗って 　その間に「何故フジノを知っているのですか？」と 　詳しい経緯を聞かせてもらいました。 -------------------------------------------------- 　昨年６月に『自治体学会』という 　政策勉強の学会がたまたま横須賀で開かれたのですね。 　田中さんと想いを同じくする４名の区議会議員さんが 　その学会に参加するために横須賀に来たそうです。 　そこでたまたま横須賀の市議会議員のＨＰを 　検索してパラパラと見ていたら 　「おっ！」とフジノのＨＰを気に入ってくれたそうなのです。 　以来、ずっとフジノのＨＰを見てくれてるそうです。 　もう１年もですよ。すごい．．．。 　しかも、去年あの文化会館でおこなった 　美術館問題の集会にも来てくれてて 　だから、その時にフジノとも会っているそうなのです。 　驚き！ 　確かにフジノのＨＰは 　１日平均５８００アクセスあるし（最高時は１万アクセスありました） 　日本全国で見られているのは知っています。 　でも、視察に来た場所で 　しかもこんな風に声をかけていただけるなんて 　信じられませんでした。 　左から、田中さん（田中優子・世田谷区議）、 　フジノ、小泉さん（小泉たま子・世田谷区議）。 　田中さんたちは昨年に会派を作ったのですが 　ずっと無所属として活動されてきたので 　無所属で活動している 　フジノの悪戦苦闘ぶりが 　ＨＰを通じてすごく共感できるそうなのです。 　それにしても、この方々はすごいですよ！ 　まず、お２人のＨＰの充実ぶりを見てください。 　しかも、会派での会議も 　プロジェクターをつかってパソコンを使いながらやるそうです。 　この民間では当たり前のことができている政治家が 　果たして世の中にどれだけいるでしょうか。 　この人たち、スゲー！ -------------------------------------------------- 　僕は日頃から、政治家仲間みたいなのがキライで 　「若手政治家の集まり」の誘いとかが来ると 　めたくそに怒って 　断りの返事を出しています。 　だいたい政治家になるヤツなんて 　ろくなヤツいないもん。 　そんなヤツらとふだんからつきあってたら 　絶対に自分もおかしくなる。 　洗脳される。 　若手政治家が集まる理由なんて 　どうせいつか市長になりたいようなヤツらが 　人脈をつくっておきたいだけでしょ。 　そんなのおれには要らない。 　だって、フジノの政策も知らないのに 　そんな誘いのメールを送ってくるんだから。 　そういうヤツらは、結局、誰でもいいんだと思う。 　でも、僕にとっては 　『若い』なんて、つながる理由にならない。 　『政策』の一致。『想い』の一致。 　フジノはこれだけでしか他人とつながれない。 　だから僕がつながれる他都市の政治家は 　江口さん（平塚市議）と野崎くん（練馬区議）しかいない。 　２人とは年も近いけど 　そんなことは理由じゃない。 　２人とは何時間ずうっと話しても 　政策と想いが一致しているから。 -------------------------------------------------- 　だから、フジノは 　「他都市に政治家仲間なんていらない」っていう態度を 　基本的に徹底して取っているんですけれども 　田中さんたちには 　すっかり感動させられてしまいました。 　だって、毎日フジノＨＰを見てくださってるんだもの。 　「フジノくん、体調は大丈夫なの？」 　「美術館、残念だったね」 　「政務調査費を返したりすごいね」 　「私たちは政務調査費の領収書をＨＰで公開はじめたの」 　「国の審議会を傍聴するのはどうやってやるの？」 　「１期でやめるなんて言わないでがんばって」 　「もっと睡眠とらなくちゃ！」 　「無所属でがんばるのは大変だけど、がんばってね」 　「今日もこの後スケジュール入ってるんだよね」 　こういう言葉をフジノにかけてくれるということは 　本当に本当に毎日見てくれている、という証拠なんです。 　まだ田中さんたちのＨＰも読めていないし 　どんな政策をかかげているのか分からないのですけれど 　『想い』はすごく近いものを感じました。 　だから「政策が近いといいなあ」と思いました。 　そしたらつながれる。仲間ができる。 　『想い』が同じ方がいる、というだけでも 　すごく珍しいことなんです。 　本当に本当に 　お会いできて、うれしかったです。 ---------------------------------------------------- 　でも、さらに最終兵器が居たのです。 　大庭正明さん！ 　田中さんたちには視察の前にお会いしたのですが 　帰りのあいさつにうかがった時にいらしたのが大庭さん。 　そもそも田中さんたちがＨＰを見てくださるようになったのも 　大庭さんがきっかけだったそうなのです。 　かつて世田谷美術館が建設される計画がもちあがった時に 　「そんなことに税金をつかうなら福祉につかえ！」と 　たちあがったのが大庭さんだそうです。 　だから、大庭さんにとって 　「フジノくんは過去の自分を見てるみたいだよ」なのです。 　無所属を１８年も貫きとおしてきたということも 　すごいなあと思います。 　さらに、ＨＰの充実度、更新頻度のすごさ、 　政務調査費の領収書を完全に公開しようとしている気合、 　どれ１つとっても、とてもスゴイ。 　「フジノくんは、国の審議会を傍聴してるでしょう。 　　これからの地方議員は絶対にそうじゃなきゃダメだよね。 　　行政の職員は、 　　国が半年前に決めたことが 　　県におりてきて、市におりてきて、議案が作られるよね。 　　だから、ナマの情報を最初から国の段階で 　　どんどん取りにいくべきだよね、地方議員も」 　「役所の職員は、絶対に議員をバカにしてると思う。 　　質問しにいっても『先生、先生』と言いながら持ち上げて 　　実は『教えてやってる』と思ってる。 　　でも現実にそうだよね。 　　政治家がとにかく徹底的に勉強をして 　　役人よりも情報が多くなくちゃいけない」 　この２つの発言だけとっても 　１００％同じ考えです。 　フジノは、精神保健福祉にかけては 　絶対に市役所の人よりも知識で負けたくない。 　国の最新の動きも、海外の動きも、ぜんぶ勉強してやる。 　そう決心して毎日勉強している。 　じゃなきゃ、改革なんてできない。 　ちんたらやってる政治家なんて 　みんな辞職すべきだ、と僕は信じてる。 　国の動きも知らないで、地方議員なんてやれるはずがない。 　何故なら、国も地方も、今は対等のカンケーなのだから。 　少なくともフジノはそう信じて活動してる。 　だけど、それを他の政治家から 　言葉にして言われたことが今まで１度も無かった。 　だから、大庭さんが僕と同じ想いを抱いている、 　その事実がものすごくうれしかったです。 　本当にいろんなことを教えていただきたい、 　そういう方でした。 ---------------------------------------------------- 　世の中は広い！ 　このまちで政治家をしていると 　フジノは４５人の中でいつも浮きまくっていて 　ときどき自信が無くなる。 　だけど、この国には 　同じような想いを持って政治家をしている人がいるんだなあ。 　うれしいなあ。 　今日は元気をもらえたから 　体はクタクタだけど、明日もがんばれる気がする。 　がんばろう。 ●　更新しばらくストップします 　川崎市の視察のことも 　スワンカフェのことも 　まだ報告さえできていないのですけれども 　しばらく更新ストップします。 　理由は、２７日の本会議と３１日の委員会に向けての 　質問原稿を完成させるためです。 　スケジュール表に出ている予定も 　かなりキャンセルすると思います。 　あらかじめ、ごめんなさい。 　でも、そのかわりサイコーの質問つくります。 　今日も１日、本当におつかれさまでした。 　どうか週末をゆっくりと過ごして下さい。 　おれは働くぞー！（笑）

２００４年５月１９日（水）のフジノ

●　今日は伝えたいことがたくさんあるけど 　今日は伝えたいことはたくさんあるのですが 　時間が無いので１つだけ。 　イベントのお知らせです。 　６月２０日（日）に 　荒崎海岸のゴミ拾いをやります。 　詳しくは、こちらのページを見てください。 　今夜の『横須賀をおもしろくする会』で 　決めました。楽しみ、楽しみ。 ------------------------------------------------- 　それにしてもいつも思うんだけど、 　うちのスタッフはとにかく厳しい。 　会計の透明さについて、市役所の職員の態度について、 　フジノが今回おこなう一般質問について、などなど．．．。 　おまえら友達なんだから 　もう少し優しくしてくれ〜！ 　おれは病みあがりの上に 　雨の中、東京まで視察に行ってクタクタなんだよ〜（笑） 　でも、本当にみんなありがとう。 　仕事を終えた後に 　何時間も政治家フジノにつきあってくれて 　たくさん意見をくれる。だから僕はぶれないでいられるんだ。 　サンキュー。 ●　お世話になりました 　そうだ、もう１つだけ書かないと。 　東京へ視察に行ったのですが 　視察先のつごうで３０分間だけ自由時間ができました。 　そこで、かねてからずうっと行きたかったところへ 　やっと行くことができました。 　転職前の会社時代の 　取引先です。 　僕は会社を辞めたのがあまりにも急すぎて 　取引先の会社には１社にも伝えることさえできなかったのですね。 　辞めると人事部に伝えてからわずか２週間も経たずに 　退社をせざるをえなかったので 　とにかく引き継ぎをすることだけで精一杯でした。 　しかも、「立候補する」なんて 　サイアクな理由だし 　恥ずかしくて絶対に誰にも言えませんでした。 　１年も経ってから退職のあいさつに行くなんて 　社会人としてどうなんだろうと思いましたが 　本当にお世話になった方々なので行ってきました。 　その取引先は、銀行なんですけれど 　フジノが映画会社にいながら 　会計や財務や金融を勉強することができたのは 　この取引先のおかげでした。 　本当に本当にたくさん教えてもらって 　勉強になりました。夢も悩みも語り合えたことも忘れてません。 　未だにみなさんにお会いすると 　自分が政治家だなんて忘れてしまって 　いろいろなことを思い出します。 　会社員時代、僕はすごく素敵な方々と出会えて 　本当にラッキーでした。 　ありがとうございました。 ●　視察の成果はまた明日 　今日の視察の成果はまた明日書きますね。 　といっても、明日も視察。あさっても視察。 　さらには一般質問の原稿書きが待っています。 　↑ 　これが本業なので 　１週間ほどＨＰを更新できないかもしれません。 　あらかじめ、すみません。 　台風で天気が悪そうですけど 　みんな、りらっくす＆ふぁいとでのりきりましょうね〜。 　ではでは。

２００４年５月１８日（火）のフジノ

●　横須賀を走り回っていました 　今日は厚生労働省の審議会には行かずに 　ひたすら横須賀を走り回っていました。 　僕の愛車はバイク（ＬＥＡＤ９０）なのですけれど 　もうとても古くて、 　行きつけのバイク屋さんの親切な職人さんに 　「そろそろ買い替えないとまずいかなあ」と言われたりしながら 　気合で乗っています。 　職人さんも買い替えを勧めながらも 　バッチリ整備してくれるのは、 　ＬＥＡＤ９０を愛してるからなんです。 　やっぱりこのバイク、すごく名車なんですよ。僕は大好き。 　武山から、上町、武山、三春町、久里浜、横須賀中央へ．．．。 　近い順には行かれずに 　用事がある順／時間が決まっている順に 　向かわねばならないので移動距離が長くて．．．。 　まいりました。 　さらに横浜へ行かねばならなかったんですけど 　かかってくるはずの電話をまちながら 　移動しているので、なんか気が休まらず。 　政治家って大変だよなあ。 -------------------------------------------------- 　それにしてもあまりにもいろんな場所に行ったので 　少しだけ写真を撮りました。 　前から復活させたかった 　コーナー（っていっても大半は知らないね）があって 　それをまた「やりたいなあ」と思ってるんだ。 　第１回目をひそかにアップしてみました。 　気が向いたら見てね。 ●　ここは穴場です。遊べるからみんな行ってみよう！ 　久里浜に住んでいる方から 　「すごいおもしろいところがあるのに 　　市がぜんぜん宣伝しないからもったいない場所があるよ」 　と、かねてから言われていたので 　今日ちょっと５分だけ寄りました。 　 　『くりはま花の国』のすぐそばにある 　エアライフル＆アーチェリー場です。 　ここは値段も２５０円とお手ごろだし、 　教えてくれる人も専門家だし 　その上とても優しいし 　オススメ！ 　 　上が入り口です。 　入り口の奥に、マディソン郡の橋みたいな 　トンネルが見えますか? 　あそこでやるんですね。 　エアライフルは（たしか)免許が無いとできないんだけど 　そのかわりに１レーンだけ、光線銃があるんです。 　そいつで的を狙う。けっこう楽しいですよ。 　と、言いつつもフジノはまだ体験できてません（涙）。 　だって忙しいんだもん。少し時間をくれ！ 　場所は、このあたりのはず！ 　ぜひ見つけて、遊びに行ってください。 　持ち物は何も無くてかまわないはずですよ。 　『花の国』できれいな花を見たら、 　その帰りにいっちょ遊んでみてください。 ●　忙しい１日と、大好きな喫茶店「かもめ」 　今日はとにかく忙しくて、 　市内をかけまわるだけじゃなくて 　横浜にも行かなくてはいけませんでした。 　県の選挙管理委員会に用事があって行ったのですけれど、 　県庁の中では「９８条委員会」のアナウンスが流れ 　（まだ県知事と議会はケンカしてるの？） 　横浜スタジアムでは試合があるのか 　駅のロッカーの前で 　堂々と着替えている若い女性に驚きました。 　阪神の試合？野球ファンってみんなあんななの？ 　そんな人々を尻目に、僕はいつものカフェへ。 ------------------------------------------------- 　関内にいくと必ず行くカフェがあります。 　こないだも来ました。 　『ふれあいショップ喫茶かもめ』です。 　 　今日も混んでたなあ。 　客層は若い女性２人組とか 　サラリーマンだとかたくさん。 　あと、横須賀市議会議員だとかね（笑）。 　あえて言う必要も無いけれど 　お客さんは誰もここが 　障がいのある方々によって運営されているなんて 　気づいている人はいません。 　僕は、ここが大好きです。 　理由は、３つ。 　（１）昔、恋人とよくここに来たから 　（２）ここに来ると初心に帰るから 　（３）メシがうまい、おまけに安い 　だから関内に来ると必ずここに寄るんです。 　いいカフェです。 　あえて汐入の 　ヴェルニー公園に 　カフェを作るならば 　こういう『哲学』のある 　カフェを作るべき。 　そんな想いで 　いっぱいです。 　ちなみに今日は 　オムライスセット。 　アイスココアとサラダのセットで６５０円。 　横浜の関内でこの値段だからね。安いぜ！助かるぜ！ 　ぜひ関内に来た時には 　ここに寄ってみて下さい。 　場所は、駅の真下ですから。分かりやすいですよ。 ●　ヨンさまと３０分、話しました 　今日は、横須賀にとんぼ帰りして戻ってくると 　すぐに議会活動報告チラシを配るために 　Ｙデッキへ向かいました。 　昨日はたくさんの人に手伝ってもらったので 　たった１人きりで挑戦したかったのです。 　そしたら、すごく評判が良くて 　受け取ってくれたみなさん、本当にありがとうございます。 　読み終えた後にわざわざ戻ってきてくれて 　「これからはお前を応援する！ 　　お前は男だ！」 　と言ってくれた男性がいました。 　（高田総裁ではありません） 　そして何よりもうれしかったのは、 　ヨン様との出会いです。 　外見がヨン様に似てカッコいいので 　僕がそう勝手に呼ぶことにしました。 　（だって、おれ、人の名前、覚えられないんだもん） 　ヨン様は車イスに乗っています。 　ヨン様と３０分くらい話しました。 　ものすごく勉強になりました。というか怒りを共有しました。 　ヨン様はかっこいいし、奥さまもきれいで 　すごくサイコーなご夫婦でした。 　（２人は２６才と２５才のカップルです。お似合いすぎる！） 　「フジノさんも素敵な女性と出会いますよ」 　と励まされたけど、そんな女性どこにいるんじゃい！ 　ヨン様は、フツーに働いてます。 　作業所とかじゃなく、会社です。 　ヨン様から教えてもらったこと、 　僕自身が前から腹が立っていたこと、 　今回の市議会にぶつけたいと思います。 　こういうカッコいい人にたくさん出会えるから 　うれしいなあ、と思います。 　忙しくても、つらくても、ふがいなくても。 　また会えるといいなあ。 　あんな素敵な夫婦、なかなかいないよ。 -------------------------------------------------- 　ちなみに、１人きりでチラシを配ったら 　１時間で２００枚でした。ふむ。まあまあなのかな？ 　でも、長島市長レベルにはまだ遠い。 　がんばろう！ ●　人として、少しずつ深くなれる気がする 　僕は政治家としては失格だと思うんです。 　権力争いとかバカみたいだし 　議会での多数派をしめるために 　大の大人が顔をよせあって話してるのとか気持ち悪い。 　ああいうのには一切加わりたくない。 　サイテー。 　でも、そういうのを好きじゃないと 　政治家として合格じゃないんでしょう？ 　だったら、僕は喜んで政治家失格になりたい。 　実際に、他の政治家からは 　「フジノは何でも反対だ」 　「フジノはパフォーマンスだ」 　と言われ続けているし、 　まちに出ればいつまで経っても雄人とまちがわれるし（笑）。 　（おれのが若く見えるかもしれませんけど 　　最年少は雄人ですからね！まちがえると彼は怒るからダメですよ（ウソ）。 　　僕の場合、１位で当選した人にまちがわれても平気だけど 　　雄人の場合、４位で当選した人にまちがわれたらかわいそうだから） 　余談はともかく、政治家らしい政治家になんて 　一生なりたくない。 　よく物事を知っている人からは怒られるけど 　そんなこと知ったことか。 　じゃあ、「あなたが政治家になれば」って感じ。 　フジノは政治家失格。 　こっちから喜んでその称号をいただきます。 ----------------------------------------------- 　でも、人間としては 　どんどん深くなれている気がする。 　たくさんの人の悲しみや痛みを 　これほどまでに毎日聞かなければいけない。 　政治家だったら何でも実現できると期待している人たちに 　こころの中でお詫びをしながら話に耳を傾ける時間。 　いろいろな人の生き方を知ることができる毎日。 　こんなすごい体験をして僕は生きていて 　人として、少しずつ深くなれている気がする。 　そしてその想いを 　政治家らしくないただの市議会議員としてこころに秘めて 　働いていきたいと願っています。 　今日も１日、生きてこれて良かった。 　明日もがんばろう。

２００４年５月１７日（月）のフジノ

●　朝のチラシ配り 　しばらくの間、体調を崩して安静にしていたので 　広報をしたくてたまりませんでした。 　ＨＰの更新、Ｙデッキに立つこと、チラシのポスティング！ 　さらにはタウンミーティングをやりたい！ 　やりたいことがつのるのに動けない日々が続いたので 　けさはついに「もう体はどうなってもいい！」と爆発して 　朝からチラシ配りをしました。 ---------------------------------------------------- 　ひとりきり。 　けさはメガフォンを持たずに、 　チラシを配ることだけに専念してみました。 　フジノは４位当選とはいえ 　やっぱり知名度が無いから、 　メガフォンを持ってたりのぼりがある時の方が 　受け取ってくれますね．．．。 　けさはひたすらナマ声で呼びかけて 　受け取っていただきました。 　朝６時半から８時までで、４０５枚。うーん。 　逗子の長島市長は 　１人で毎朝３０００枚配るらしい。 　長島さんレベルまでフツーに配れるようになりたい。 　おれはまだまだ修行が足りないなあ。 　「チラシをたくさんポスティングするのはいいけど 　　それだとフジノくんの顔が 　　見えないのよね。 　　声をかけたりしたいから、駅で配って欲しいなあ」 　そう言われて 　駅での配りに挑戦したみたのですが、 　うーん．．．。 　僕はポスティングと夜のＹデッキが 　向いているような気がします。 　でも、これからも朝、駅に出没しますね。 ----------------------------------------------- 　『議会活動報告チラシ』は、毎回少しずつ 　発行枚数を増やしつつあります。 　これもポスティングに協力してくださっている 　たくさんの『１人１０枚ボランティア』さんたちのおかげです。 　本当にありがとうございます。 　今回もお手伝いしてくださる方を 　募集いたします。 　１人１０枚、ご近所にポスティングしてくださる方、大募集！ 　「手伝ってもいいよ！」という方、 　ぜひメールください。よろしくお願いします。 ●　視察に行ってきます（議会事務局の仕事その１） 　チラシ配布が終わったら、市議会へ。 　まず議会事務局とうちあわせ。 　実は、１人で視察に行ってきます。 　他都市に視察に行く場合には、 　ただそこへ行けばいいというのでは無いのですね。 　横須賀の市議会事務局から連絡してもらって 　相手先の市議会事務局にとりついでもらって 　最後に相手先の担当部署に話がつながるのですね。 　５月２６日本会議での一般質問に向けて 　２０日（川崎市）、 　２１日（世田谷区）に 　フジノ個人として視察に行ってきます。 　（このスケジュールで質問に間に合うのかな、我ながら心配．．．） 　新しい制度をすでに実行しているまちに 　その経緯や実績や詳しい制度などを聞かせてもらいます。 　楽しみ！ ●　調べてもらってます（議会事務局の仕事その２） 　議会事務局の仕事は、たくさんあります。 　特に僕が重宝しているのは 　『調査』の仕事です。 　市議会議員には秘書を雇えるような 　お金の余裕が無いので 　議会事務局の調査担当の方々にいろいろなことを 　調べてもらっています。 　先月も、ある件について 　全国の事例を調べてもらいました。 　今日は、ある制度について 　政令指定都市・中核市・県内全市に対して 　アンケートをしてもらいました。 　どちらも一般質問にかかわる 　すごく大切なことなのですが 　議会事務局のヘルプが無ければ厳しかったと思います。　 　議会事務局の役割は 　とてもたくさんあるんですよ〜。 ●　１年間が経ったことを実感したイベント 　今日は午後１３時３０分から 　『横須賀市民生委員児童委員大会』に行きました。 　汐入の芸術劇場の中に 　ベイサイドポケットという６００人入れるホールがあります。 　ここが会場でおこなわれました。 　民生常任委員会のメンバーは 　来賓として毎年招かれるのです。 　日頃、地域でがんばってくださってる 　民生委員さん・児童委員さんの総会です。 　来賓として、市長・市議会議長・ 　民生常任正副委員長・民生常任委員会のメンバー・ 　児童相談所長・健康福祉部長などが招かれます。 　去年、政治家になってすぐ 　僕はこのイベントに参加しました。 　去年は３分ほど遅刻してしまって、 　ステージの幕があがってから 　来賓席に座りました。ごめんなさい（笑）。 　けれども、今年は堂々の１５分前到着！ 　来賓席にも定刻よりも早く座って 　ステージから客席の写真まで 　撮影してしまう余裕がありました。 　お客さんが６００人近くいるのって 　けっこうキンチョーします。 　でも、去年にひきつづき参加できて 　本当にうれしかったです。 　何故ならば、フジノは２年連続で 　『民生常任委員会』メンバーになったから 　だからここに居られるのだから！ 　この大会は、去年もそうでしたが 　２部構成になっています。 　１部は、開会のことば、民生委員・児童委員信条の朗読、 　会長あいさつ、来賓の祝辞、来賓の紹介。 　そして、いったん休憩になります。 　これが去年もそうだったんだけど 　１部が終わると、市長以下の来賓は全員帰っちゃうの。 　ひどいよね。 　去年は、フジノと絵美さん（岩崎議員、去年は民生メンバー）だけが 　２部の最後まで残りました。 　そしたら、 　「２部まで残った議員は初めてですよ」と褒められました。 　何故、褒められなければいけないのか 　僕は全然理解できませんでした。 　そして、今年。 　絵美さんが『総務常任委員会』に交代してしまった今、 　残ったのはフジノだけ。 　さみしいよなあ。 　今年の２部の内容は、 　 　『横須賀市における地域福祉の推進』 　つまり、『地域福祉計画』について！ 　この計画は、フジノにとって 　本当に大切な計画です。 　計画を産んだのは行政だけれども 　産まれるのをいつも見守ってきたという『自負心』があります。 　だから、どうしても説明もしっかり聞きたかった。 　計画の進み具合も知りたかった。 　講演を行なったのは 　計画づくりの事務局としてがんばってこられた 　横須賀市健康福祉総務課の方です。 　講演、本当におつかれさまでした。 　それにしても、今回、健康福祉総務課は 　あらゆる場をとおして 　計画を説明しつづけてきました。 　もう５０００人以上の市民の方々に 　説明されたんじゃないでしょうか。 　その意気込みは素晴らしいと思います。 　行政側も本当に力を入れている計画なので 　議会側のフジノとしても、 　絶対に計画を計画だけに終わらせたくない。 　計画は、実行しなければ全くその意味がないのだから。 　この計画の進行具合は 　今月末に出る『広報よこすか』をご覧くださいね！ --------------------------------------------------- 　いずれにしても、 　日頃はお忙しい民生委員・児童委員の方々と 　お話したり意見交換できる 　すごく貴重な場なので 　フジノは最後の最後まで残りました。 ●　夜はＹデッキにて想いを伝えました 　朝はひたすらチラシを配ったので 　夕方はメガフォンを持ち出して、 　通り行く人々に語りかけました。 　それにしても、今日はすごい助っ人が！ 　もしかしたら最大時１０名がチラシ配りを手伝ってくれました。 　もともとは、うちのスタッフのＯさんとＫさん（共に仕事帰り）が 　チラシ配りをしてくださいました。仕事帰りにありがとう！ 　そこに、４月９日に出会った２人が加わって 　チラシ配りの手伝いをしてくれました。 　チラシを配り終えた２人と 　一緒にピース。 　ありがとう、２人とも。 　本当にありがとう。勇気でたよ。 　２人は高校を辞めてしまっていて 　現在はアルバイトをしています。 　１人はもともと選挙前から演説を聴いてくれていたこともあり、 　もう１人とも前回いろいろなことを話していたので 　僕の新しいチラシを読むと 　「配ってあげる」と手伝いはじめてくれたのです。 　『チラシ配りの恥ずかしさ』は 　絶対に体験したことのない人には理解できません。 　けれどもこの２人は本当にがんばってくれました。 　何百回も書いてきましたが 　「若い世代が政治に関心が無い」というのはウソです。 　この２人がチラシを配っているのを見かけた 　たくさんの友達たちが 　男女をとわず 　さらに手伝いを始めてくれたのです。 　最大時には１０人くらいの方々が 　チラシを配ってくれていた感じがしました。 　すごかったです。 　ありがとう！ 　あっという間に持ってきた３００枚が 　無くなってしまいました。 　久しぶりの演説だったのですが 　たくさんの方々が足を止めて聞いてくださって 　本当にありがとうございました。 　ある数分間はＹデッキに 　たくさんの人が立ちどまって混雑するという事態になり 　うれしいショックでした。 　これから議会が始まってしまうので 　また、ここに帰ってくるのが先になってしまうのですが 　僕は必ず戻ってきますからね。 　僕は、お地蔵さんのような 　政治家になりたい。 ●　誰よりも会いたい人に会えたよろこび 　僕は自分が政治家になっても 　本心から「うれしい」なんて感じたことは１度も無いのですね。 　けれども、政治家になったことではなくて 　無事に転職できたという『転職の喜び』を伝えるとするならば 　たった１人だけ、伝えたい方がいました。 　でも、もうその人に伝えることは絶対にできなくて 　だから僕は当選しても何にもうれしくなかった。 　政治家になって１年が経って 　僕の政策が少しずつ叶いだして 　そして、その喜びを伝えたい人が１人だけいました。 　でも、もうその人に伝えることはできなくて 　僕のこころの中にはいつも苦しみしかありませんでした。 　身を粉にして働いても何の意味があるのか。 　政治が変わったから何だっていうんだ。 　元に戻らないものは 　絶対に元に戻らない。 　それでも僕が働く理由は 　『僕の良心』に 　「同じ苦しみを他人に味あわせたくない」という想いがあるから。 　ただその１点があるだけで 　何とか働いているようなものだ。 　苦しい毎日。毎日が苦しい。 　何をやっても苦しくて 　僕は自分の体をひたすら酷使して 　おれなんか早く死んでしまえばいいのにと思う日も多い。 　だから真夜中でも徹夜でも働くし 　食べなくても飲まなくてもかまわなかったりする。 　１年間ずっと自暴自棄で働いてきたから 　まわりの人から健康をいつも注意されてばかりいた。 ------------------------------------------------ 　だけど、今夜、Ｙデッキで演説をしていた時のことだ。 　失われてしまった大切な人に 　とても近い方に 　お会いすることができた。 　それは、僕にとって 　救いの女神が現れたのと同じだった。 　気が狂ったと思われる文章だろうけど、 　僕にとっては、その方の笑顔は 　本当に救いの女神の笑顔だった。 　たくさんのお話をして、 　僕の人生が少しだけ許されたような気がした。 ---------------------------------------------- 　僕はひたすら罪悪感があって生きていて 　政治家をしているのも弔い合戦の気持ちだ。 　だから、名誉なんかくそくらえなんだ。 　このひどい苦しみからいつ救われるのか、 　これからどうやっていくべきかなんて 　全く分からない。 　でも、今夜、うれしかった。 　痛みを分かちあえる人がいたという事実が 　僕を最悪な苦しみから少しだけ救ってくれた気がする。 　お姉さん、ありがとうございました。 　どうか僕を許してください。 ●　明日は厚生労働省！ 　上の文章は、理解できない人々は 　理解できないままに放り投げて置いてください。 　さて、明日は厚生労働省です。 　その前に朝、衣笠駅でチラシ配れたらいいなあ。 　まあ、ムリかなあ。ムリでも横須賀中央でやりたいなあ。 　でも、あせらずにやろう。 　りらっくす＆ふぁいとで 　みんないこうね。 　それではおつかれさまでした。 　おやすみなさい。

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