まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2004年10月27日(水)のフジノ
● 新潟県中越地震へのボランティアに行く方々へ

 本来ならば、報告もこめて
 この2日間にわたって参加してきた
 『精神保健ボランティア全国のつどいin秋田』についての感想を
 書くべきなのですが
 もっと緊急性の高いことがありますので後日書きます。

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 新潟県中越地震の被害を受けて
 このまちもすでに25日に
 応援活動に市上下水道局6名が派遣されています。
 この6名が第1班で、1週間交代で第2班がまた向かいます。

 場所は新潟県小千谷市です。

 水道の断水が36市町村にも及んでいるので
 現地の水道局との連絡調整をはかり
 応急の給水活動をすでにおこなっているところです。

 あらゆる装備を持って
 すでに本市も応援活動に行っています。

 さて、ここからが本題です。

 新潟へボランティアに行きたい/行かなければ、という方々に
 フジノからお願いがあります。

 どうか、個人個人でバラバラに行かないで下さい。

 窓口として、こちらを通してください!
 横須賀ボランティアセンター
 046(821)1303


 台風22号・23号の被害の時もそうでしたが
 どうかお願いですから、窓口は1本化して
 個別バラバラになるべく行動しないでほしいのです。

 本当に必要な物資を必要なところへ届けるためには
 ある程度の効率性の高さも求められます。

 過去の災害時において
 ボランティアセンターのネットワークが作られています。
 どうか、この窓口を通して下さい。お願いします!

 また、2次災害の恐れもあります。
 どうかボランティアに行く方々は
 ご自身の身の安全にも気をつけて下さい。
 お願いします。

 また、義援金の受付はこちらにお願いします。

 日本赤十字社神奈川県支部振興課
 045(681)2123


 または、

 横須賀市市民部社会課
 046(822)8220


 あるいは、厚生労働省のHPをご参考ください。
 (→あらゆる情報が出ています。こちらです)

 どちらも、物資についての受付はしていません。
 本当に恐縮ですが、お金のみ、とさせていただいています。

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 日頃、つきあいのある方々が
 新潟入りを果たしている中、
 僕自身もあせる気持ちがあります。

 市の職員さんも派遣される方が多くいらっしゃいます。

 けれども、どうか体調が悪い方や
 ムリをしてまで行こうという方は
 行かないで下さい。

 繰り返しになりますが、
 フジノ自身もあせりが強くあります。

 今回、秋田県を訪れて
 新潟県の方々にもお会いする機会がありました。

 向こうは昨日からすごく冷え込んでいます。
 話を聞けば聞くほど、
 「何かしなくちゃ」という気持ちになります。

 でも、どうか、あせらないでください。

 現地では、政府をはじめ、本市も応援にかけつけていますし
 あらゆる方々が活動をされています。

 ご親戚がいらっしゃる方々は
 本当に心労が激しいことと想います。

 でも、どうか、あせらないでください。

 無理に現地を訪れようとせずに
 どうか、今は安否が早く分かることを祈って
 1日も早く水・食料・電気・ガス・道路などの復旧を祈ってください。

 どうかよろしくお願いします。


  


2004年10月26日(火)のフジノ
● 秋田県に来ました!

 けさは5時に起きて、秋田に向かいました。
 『精神保健ボランティア全国のつどいin秋田』に参加するためです。

 精神保健のボランティアに関わっている方々が
 年に1回、一堂に会するとても良い集まりです。

 この全国大会に参加するのは
 去年の千葉に続いて、2回目です。

秋田行きの新幹線こまち  初めて新幹線こまちに乗りました。

 昨日の夜になるまで
 行かれるか分からなくて
 JR横須賀駅に
 発券ができるギリギリの21時に
 乗車券を買いに行きました。
 買えて助かった...。 

 それにしても
 秋田まで行ったという実感は全く無し(笑)。

 朝5時に出発して12時30分開会のぎりぎり30分前に到着して、
 翌日終わったら1時間後にすぐ帰るスケジュール。

 秋田らしいものは全く食べたりしないし景色も見てないです。
 でも、これが本当に純粋な調査旅行ですよね。

車窓から見た東北の美しい自然  行きの新幹線の中から見えた
 美しい景色が最大の観光でした。

 ものすごくきれいな
 東北の自然が
 新幹線の猛スピードの車窓からも
 美しくて目にとまりました。


● 精神保健ボランティアの全国つどいin秋田

 この大会の何よりも最も素晴らしいところは
 参加している『人』です。

 「あ〜あ、1人ぼっちで秋田まで来ちゃったよ...」

 と、少しさみしげに会場に到着したフジノを
 待ち受けていたのは、
 なんと!

 今年の秋田大会の実行委員長の佐々木さんでした!

 「藤野さん!いらっしゃい!」

 と迎えてくれました。
 信じられない!

 1年ぶりなのに、覚えていてくれるなんて!
 去年、懇親会でテーブルが同じで

 「僕、絶対に来年も行きますから」

 と約束したんです。

 その約束もあって、絶対に来たかったのですが
 まさか覚えていてくれるとは...。感激。

 さらに、昨年の千葉大会の実行委員会メンバーが
 会長さんをはじめ、みんなで話しかけてきてくれました。

秋田美人とフジノ  さらに、秋田美人が
 一緒に写真を撮ってくれました。
 (行政の職員さんだそうです。
  きれいな方でした)

 先にいらしていた
 神奈川県精神保健ボランティア連絡協議会のみなさんも
 話しかけて来て下さいました。 
 前田会長をはじめ、
 みなさん、素晴らしい方ばかりです。

 また、昨年お会いした方々が
 覚えていてくださって話しかけてくれるのです。

 こういう方々が全国で精神保健ボランティアをしている。
 素晴らしい事実です。

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 ロビーでは、秋田県内の作業所で
 つくられたいろいろな商品が並べられていました。

 かわいらしい小さな畳が売られていたので
 思わず買ってしまいました。

 フジノはいつもいつも議会でもどこでも言いまくってますが

 作業所の商品って、
 販路さえ開拓すれば『売れる商品』
 実はたくさんあるんですよね〜。

ロビーの様子  ポップコーンを作ってるおじさんが
 無料であげるよ、というので
 大喜びでいただきました。

 後で知ったのですが
 どこかの県の会長さんでした。

 みんな本当に
 きさくな方ばかりです。 

 千葉県、滋賀県、岩手県、秋田県の方々とは
 わずか昨年1度お会いしたきりなのに
 すっかり顔なじみの方と
 1年ぶりに再会したような気持ちになれて感激です。

 これがボランティアパワーなのだと思いました。


● 開会式

 さて、時間になって開会式が始まりました。

 あいさつに立っているのが
 実行委員長の佐々木さん(なんとわずか35才!)です。

佐々木実行委員長のあいさつ  フジノと5才しか違わない方が
 こんなに大きな全国大会を
 つくりあげたのだという事実。

 佐々木さんを
 すごく尊敬しています。

 昨年は千葉での開催ということで、500名集まりました。
 でも、ディズニーランドなんかもありますし
 交通の便がすごくいいですからね。

 今回の秋田大会には300名が集ったのですが
 フジノは本当にすごいことだと思いました!

 横手市の職員さんたちが
 伝統的なタイコで
 開会を祝ってくださいました。

 素晴らしかったです。

 そんな訳で、開会式はあっという間に終わって
 僕たちはすぐに勉強のために
 分科会へと分かれていったのでした。


● 分科会へ

 僕は第5分科会に参加しました。
 「偏見・怖さ」から「普段着のつきあい」へ、というタイトルです。

第5分科会のパネリストのみなさん

 フジノにとって最も関心のある分野です。

 昨年もこのテーマで分科会に参加して
 ここでシルバーリボン運動との出会いがありました。
 それ以来、シルバーリボンはフジノのシンボルマークになっています。

 今年は、人と出会いました。

 すごくカッコいい人です。
 小坂和子さん(れもんの会を運営しつつ、鷹巣町会議員)です。

 この方との出会いは、とても大きかったです。


● 1日目終了

 それにしても、今回も新しい出会いがあった。
 ボランティアの方々が大半なのですが
 秋田の役所の方。政治家の方。

 会う為に会ったのではなく、必然性があったから出会った仲間。

 場所は離れていても同じ想いを持つ仲間。

 すごくうれしかったです。

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 その一方で懇親会が終わった後に
 いきなりフジノの肩をつかんで

 「あたし、選挙に今度でるの!
  あなた、議員でしょ。話きかせてよ!」

 と話しかけてきた酔っ払いおばさん3人組。

 新潟のNPOのヤツらだ。

 フジノは、かねてからものすごく政策を大切にしている。

 こいつらは
 僕が『政治家』だから話しかけてきただけで
 僕の『政策』も何も知らない。

 ものすごく不愉快になった。

 矢継ぎ早に一方的に話しかけてきた。
 話しかける、という表現は生ぬるいかもしれない。
 詰問だ。

 「酔いの席だからといって
  不愉快にもほどがあります。失礼です。話すことはありません」

 と言ったら、

 「あたしは失礼なんだよ!」

 と大声で怒鳴って去っていった。

 今日1日を全てぶち壊したこのおばさん3人組。

 政治でどんな野心があるのか知らないけれど
 本当に精神保健福祉を変えたくて選挙に出るのか?

 あんなに失礼な人たちは
 落ちてしまえばいい。

 本当に不愉快だ。

 さすがに法人名と実名は出さないけど、
 人に物を尋ねる態度では無かったし、
 ああいう人が政治家になるようなまちではいけないと思う。

 この人たちで1日が台無しになってしまった。

 やれやれ。

 もっと詳しく分科会のことなどを
 書きたかったのですが
 思い出したらアタマに来たので後日詳しく書きますね。

 それにしても
 この「選挙話」を話しかけてきた奴らのことを知った
 神奈川県精神ボランティア連絡協議会の
 前田会長が励ましてくださいました。
 ごめんなさい。
 ありがとうございます。

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 秋田は今日、ものすごく冷えました。
 今年1番の冷え込みだそうです。

 新潟からも参加者がいらっしゃってました。

 会場の誰もがボランティアですから
 新潟県のことを心配し、悲しみ、応援したい気持ちを伝えました。

 本当にこのすさまじい寒さを
 外で夜中も体験していることを想うと
 胸が痛みます。

 どうか1日も早く状況が改善しますように。


 


2004年10月24日(日)その2、のフジノ
● ヴァーチャル=ハルシネーションが行なわれました

 政治家にとって、
 自分の提案が実現されたところを見られるのは
 とてもうれしいことの1つです。

 先日お伝えしたとおり、
 フジノが提案した『ヴァーチャル=ハルシネーション』の導入
 今日行なわれたウェルシティまつりで実現しました。

 保健所と生涯学習財団とが
 合同で行なっているのが
 この『ウェルシティまつり』です。


 保健所にとっては
 『健康よこすか21』という計画を実現していく上での
 啓発活動の1つという位置づけになります。

 保健所のイベントは20もありますが
 その中の1つとして
 『ヴァーチャル=ハルシネーション』は行なわれました。

 保健所の会議室を会場にして、
 約70名もの方々が
 今日1日で体験して下さいました。

 これは100%を超える参加率でした。

 1回の体験に6分ですが、
 説明も加えると約10分はかかります。

 だから、1時間に体験できる限界は6人。
 2台持ってきて下さったので12人。

 機械は2時間ごとに止めないといけないので、
 午前10時から12時までの2時間、
 13時から14時までの2時間、
 15時から15時半までの30分の合計4時間半稼動です。

 というわけで、
 (1時間に体験できる人数12人)×4.5時間=54人のところ
 何とかやりくりしていただいて、約70人に体験していただきました。

 実際の様子は
 こんな感じです。

 立ったまま、
 メガネ型のスコープを
 のぞいてもらいます。

 イヤホンを耳に付け、
 約6分間の
 統合失調症の
 疑似体験をします。

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 今回、特にうれしかったのは
 保健所の精神保健福祉班の方々の
 努力のおかげで
 ものすごくたくさんの方々が参加して下さったことです。

 さらに『まず体験していただきたい方々』
 まず体験していただくことができたと思うのです。

 今回、フジノはあえてこのHPでは
 『ヴァーチャル=ハルシネーション』が行なわれることを
 一切宣伝しませんでした。

 理由は、このHPはあまりにも不特定多数が観ていて
 その方々がわずか60人しか体験できない予約制イベントへと
 殺到してしまっては困るからだったのです。

 僕の願いは複雑でした。

 ・1人でも多くの人に体験してほしい。
 ・けれども体験できる人数に限界がある。

 だからこそ、優先順位をつけて
 体験して欲しい方々にこそ、先に体験してもらいたかったのです。

 優先的に体験して欲しかったのは

 (1)ご家族の方々
 (2)精神保健福祉の現場で働いている方々


 こちらの方々です。

 統合失調症の苦しみは
 外側からだけでは決して理解しづらい。
 それはたとえ何年もずっと暮らしている家族であっても
 医療従事者でも同じです。

 だからこそ、まずこれらの方々に
 当事者の想いを体験して欲しかったのです。

 保健所・精神保健福祉班の方々が
 クチコミで徹底的にこちらの方々へと宣伝して下さったので
 願っていたとおりの形へとなりました。

 本当に、尽力して下さった保健師さんをはじめ
 精神保健福祉班のみなさまには感謝ばかりです。

 ありがとうございました!

 来年もぜひまたやっていただきたいと思います。


● 偏見を無くすための闘いはどこまでも続く

 全てが終了した後、
 『ヴァーチャル=ハルシネーション』日本版を開発した
 ヤンセン=ファーマ社の方とお話しました。

 6月4日に会社へお邪魔した時以来の
 再会だったのですが
 今回もいろいろなことをお話しすることができました。

 めざしている方向性が
 すごく近いと思いました。

 次は、学校がターゲットだと僕は思います。

 今回の9月議会で
 フジノが一般質問をあきらめたテーマは
 『精神障がいに対する偏見を無くすための試み』を
 小中高校で行なうべきだというものでした。

 もっともっと深めたくて
 今、さらに研究しているところなのですね。
 視察しなくてはならないところも多いし。

 ヤンセン=ファーマの方と
 この点について
 強く意見が一致しました。

 何故なら、思春期こそが
 精神障がいの最も発病しやすい時期(好発期)だからです。

 このまちではすでに
 教育委員会・学校保健課が昨年がんばってくださって
 小中学校で全員に配布される『健康手帳』に
 新たに『こころの健康』というページを入れてくれました。

 けれども、僕はさらに推し進めたいのです。

 (1)精神障がいを持つ方々との定期的な交流

 (2)精神障がいに対する正確な知識を教育すること

 (3)早期発見・早期治療に取り組むこと

 この3つが
 学校教育の中で行なわれなければいけません。

 もちろん、自殺予防教育も必要です。

 僕たちは子どもたちを守らなければならないのです。
 それは、虐待の問題などだけではありません。

 ADHDなどをはじめとする症状、
 あらゆるストレス、うつ対策、精神障がい、
 これらから子どもたちが守られるようにしていくことだって
 本当に大切なことなのです。

 僕は『終わりなき闘い』だなんて
 全く思っていません。

 科学は毎日どんどん進化を遂げています。

 僕たちは最新の科学のおかげで
 あらゆる病気を克服してきたし
 これからも必ず克服していくことができるのです。

 病気には誰もがかかるものです。

 病気そのものにだって
 必ずうちかてると信じているし、
 病気や障がいにつきまという偏見・差別・スティグマも
 必ず誰もが克服できるようになると僕は固く信じています。

 だから、希望を持って
 1歩ずつみんなで進んでいきたいと思うのです。

 必ず、変わっていく。


 


2004年10月24日(日)のフジノ
● 災害との戦い

 結局、一睡もできなかった。

 新潟の地震による被害状況や
 政府の対応や被害地の市町村の動きをずうっとチェックしていた。

 台風22号が大きな被害を出して、
 ふだんなら台風が去れば晴天になるのが雨が続いて、
 さらに台風23号がやってきた。

 台風22号が来た時に
 僕の中で芽生えた「災害への対策をどうすべきなのか」という
 強い気持ちは台風23号によってさらに大きくなっていた。

 だから昨日、
 新潟地震による余波がこのまちにも来た時、
 僕は横須賀芸術劇場で音楽鑑賞をしていたのだけれど

横須賀芸術劇場、開演前の場内

 「すぐに帰らなければ」
 「政治家として成すべきことをしなければ」

 という、あせりでいっぱいになってしまった。

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 市議会議員は災害が発生した時にも
 『災害対策本部』にメンバーとして入ることは無い。

 ましてや消防局長でも市長でも無いのだから
 僕があせることは何も無い。

 けれども、直感的に

 「ここでこうしていてはいけない」

 という気持ちになった。

 帰りがけに知りあいの警察官から

 「新潟はすごい被害だよ。
  同じくらいの大きさの地震が来たら横須賀は大丈夫?」

 と尋ねられて、
 僕には何も答えられなかった。

 でも、帰ってからもやれることはほとんど無くて
 災害対策の文献に目を通しながら
 ニュースを流しっぱなしにすることだけだった。

 これほどの災害がこのまちで起きたらどうすべきか。

 ずっとそればかりを考えていた。

 それは明日かもしれない。
 今この後に起こるかもしれない。

 とにかく、災害について
 今月は徹底的に対策を勉強したい。


● 自殺予防とマスコミ

 朝刊が届いて、神奈川新聞と朝日新聞を読んだ。

 神奈川新聞の社説は

 『国をあげて自殺予防策を』

 というものだった。

 また、朝日新聞でも自殺予防の記事が出ていた。

 神奈川新聞の社説は
 自殺予防についてわかりやすく書いていて
 かつ適切な情報が書かれていて、とても好感が持てるものだった。

 朝日は見出しがダメだった。
 記事を読めば納得なのだけれども
 記事までじっくり読んでくれる人がどれだけいるだろう。
 整理部の見出しのつけ方にガックリさせられた。

 それにしても、マスコミには
 もっともっとがんばってもらわなければいけない。

 例えば、海外なんてすごい。

 自殺をしてしまった方々の8割は
 うつ病だったというデータがあり
 自殺予防のためにはうつ対策が欠かせない。

 そこで、テレビのコマーシャルで
 うつ病にかかって、かつ回復したり服薬している
 芸能人やスポーツ選手が顔も名前も実名でふつうに出て語るのだ。

 「うつ病は誰でもかかるものだ」
 「落ち込んだらメンタルクリニックを受診してみよう」

 こういうメッセージを
 憧れのスポーツ選手や俳優や芸能人が
 自らの体験をもとに伝えるのだ。

 マスコミと政府がもっと協力しあって
 この国のように取り組んでほしい。

 自殺は必ず予防できる。

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 今、朝6時になった。

 窓の外はくもりだけれども
 夜の暗闇よりは明け方の明るさになった。

 新潟では地震が起こって以来、
 ずっと停電している地域がたくさんあると報道されている。

 どうか新しい日の太陽が
 停電の闇の不便さから少しだけでも救ってくれますように。

 日が昇れば捜索が本格化する。

 行方不明の方々がどうか生きて見つかりますように。



2004年10月22日(金)のフジノ
● 教育委員会が桜台中学の統合を決定してしまいました

 今日ひらかれた教育委員会で
 桜台中学校の統合を決定してしまいました。

 午後には全ての議員に
 この決定の経緯を数ページにまとめた小冊子が配られました。

 いくつか質問したいことや請求したい資料もあって
 教育委員会事務局に電話をしたところ、
 この統合を担当した方が
 わざわざ市議会のフジノ控え室まで来てくれました。

 大切な機会だったので
 桜台中学の生徒たちについての想いを
 その方と語り合いました。

 何故、僕が統合に反対しているのか、
 一般質問の短い時間だけでは伝えきれない真意を
 きちんと説明させてもらいました。

 教育委員会事務局の担当者の方の
 お話もじっくりと聞かせていただいて
 生徒たちを想う気持ちは同じであると感じました。

 いつもいつもそうなのですが
 『想い』は同じなのに
 それを叶えるための『手段』が異なるのですね。

 今回の場合、僕は統合しない道こそが
 桜台中学の生徒たちのためになると信じています。

 教育委員会では統合こそが
 桜台中学の生徒たちのためになると信じています。

 そして、結果は統合に決まってしまいました。

 かくなる上は、
 統合による生徒たちへのマイナス影響を
 少しでも減らすための対策を徹底的に行なうようにすべきです。

 このことは教育委員会も当然理解していますが、
 さらに提案できることはどんどんしていきたいと思います。

 それにしても、本当に悔しいです。

 こんなに素晴らしい学校が
 無くなってしまうなんて...。


● 「自殺は予防できる」ことを改めて確信しています

 秋田県は全国で最も自殺が多い県として知られ、
 自殺予防対策に力を入れてきました。

 その結果、大幅に自殺を減らすことに成功しています。

 この取り組みについて
 今月28日の公衆衛生学会で発表するそうなので
 フジノは会場の島根県松江市に飛んで行きたい気持ちです。

 電車だと往復14時間。発表は2時間半。
 それでも行く価値はある、
 と僕は思う。

 公衆衛生学会の前日まで
 奇しくも秋田県に滞在しています。

 『精神保健ボランティア全国のつどいin秋田』に参加して
 その後、秋田県庁を訪れて
 まさにこの『自殺予防対策の実績』について
 視察させていただくつもりでした。

 公衆衛生学会の情報を知ったのは
 今日の14時。うーん、どうしようかなあ。

 秋田の横手市から松江までは
 11時間。うーん、移動をどうしよう...。

 ともかく、秋田県の取り組みから
 学ぶべきことはとても多いです。

 今年度、『健康よこすか21』が改訂されますが
 その時には『自殺予防』『うつ対策』を
 きちんと項目として入れたい、と委員会でフジノは主張してきました。

 秋田県の場合は、すでに項目として入れています。

 もっとこのまちも
 がんばらなければ。


● フジノの提案、実現しました

 お知らせするのがギリギリになってしまいましたが
 フジノが民生常任委員会で提案したことが
 あさって実現します。

 それは、偏見を減らすための手段の1つとしての
 『ヴァーチャル=ハルシネーション』体験です。

 5月31日の民生常任委員会で
 フジノはこのような質疑をしました。




 偏見をなくすために、ということで
 1つ御提案をさせてください。

 こころの病への偏見をなくすために
 あらゆる事業を
 保健所も健康福祉部も行って下さっているとは思うのですが、
 さらに精神病についての偏見を減らすものの1つとして
 『バーチャル・ハルシネーション』という
 機械の体験というものを提案したいと思います。

 これは、機械に眼鏡とイヤホンをつけることで、
 精神病の症状の1つとされている
 幻聴を疑似体験できる装置です。

 これは日本版が昨年の12月に開発されて、
 ヤンセンファーマー社という会社が25台所有しているのですが、
 すべて無料で家族会や精神病院向けにレンタルしておりまして、
 リアルな疑似体験を通じて、
 実際の精神障害というものはどういうものかを体験することで
 理解と偏見の解消を目指しているというものです。

 ぜひこれを
 市の職員はじめ市民の方々に体験してもらえるように、
 例えば、市民心のセミナーなどを通じて
 レンタルするなどしていってもらえないか
 という提案をしたいのですが、いかがでしょうか。








 私どもも大変不勉強で、
 『バーチャル・ハルシネーション』で疑似体験ができる
 といった装置があることについて
 十分な知識を持っておりませんので、
 まずどういうものなのか第一歩から勉強して、
 そういった流れの中で評価を行い、
 いけるという判断ができれば
 導入について検討したいと思います。





 常々、費用対効果というものを訴えてきているわけですが、
 この機械については
 レンタル料無料ということもありまして、
 得られる効果は高いと思うのです。

 ぜひ研究していただきたいと思います。



 そして、この提案を実現する為に
 議会終了後の6月4日、
 ヤンセン=ファーマ社へと
 フジノは単身でお願いにあがりました。

 (その時の様子はこちら

 担当の方からこころよく「OK」のお返事をいただいた僕は
 そのあしで市役所へと戻って
 健康福祉部長に
 プレゼンテーションを試みたのでした。

 (その時の様子はこちら

 そして、フジノの熱意が通じて
 あさっての『ウェルシティまつり2004』でこれが実現します!

 ウェルシティとは、逸見にある
 『すこやかん』や『まなびかん』や保健所があるところですね。

 こちらを見てください。
 これがプログラムです。12番を見て下さい!

 ヴァーチャルハルシネーション体験は
 予約制なのですが、実は2週間ほど前に担当者に問い合わせたら
 すでに8割もうまっていました。

 うれしい!

 こうやって、1つずつ
 偏見を無くす為の政策が行なわれていくことが
 このまちをもっともっと暮らしやすくしていくはずです。

 ウェルシティまつり、ぜひ来てくださいね!

 フジノもみなさんが体験している所を
 ちらりと見学させていただく予定です。


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