まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2005年8月31日(水)のフジノ
● 横須賀に戻ってきました!

 今日はスクーリングの休暇日なので
 昨日の深夜に横須賀に戻ってきました。

 今日は1日走り回りました。


● 衆議院の選挙

 スクーリング中は静かな大学の中にいるので
 選挙期間中でも、うるさくありません。

 でも、仕事で横須賀に戻ると
 やっぱり選挙カーが走り回っていますね。

 ポスターが貼られていました。

2005年衆議院選挙のポスター掲示板

 ちなみにフジノは、こう投票することに決めました。

 小選挙区(候補者の名前を書く):天木直人さん

  →候補者の政策・生き方に強く賛成しています
    あとは演説を聴いて、本決まりにします

 天木さんってこんな方です。
   ↓
 (毎日新聞8月27日朝刊より)


 比例区:民主党か共産党(ギリギリまで悩んで決めます)

 理由は、社会保障に対する考え方からです。

 特に、障害者自立支援法案への対応を重視します。

 みなさん、ぜひ選挙に行って下さいね。



2005年8月30日(火)のフジノ
● 朝日新聞の社会面(全国版)にインタビューが載りました

 今日の朝日新聞朝刊に
 フジノをインタビューした記事が載りました。



 内容については
 正直なところ、かなり不満です。

 3時間インタビューされて、
 フジノが強調して話したところは全てカットされました。

 例えば、

 (1)小泉さんの政策ってどこがいけないの?

 これですが、障害者自立支援法案について
 応益負担の導入によって
 どれほど障がいのある方々が苦しめられるか
、という例を
 1つずつ挙げて説明をしている、ということをフジノは話しました。

 (2)彼女はまだ納得がいかない顔だ

 これも話したことと違います。

 「こんなにひどい法案なのに
  何故、小泉首相はそれを成立させようとしているのか分からない」

 「こんなにひどいことをしているのに、
  何故、小泉首相を支持する人々がいるのか分からない」

 という意味で、女性は納得がいかなかったのです。

 (3)自分の考えをたった1人の有権者に理解してもらうのも、
   簡単ではないと思い知った


 政治家がふだんしている本当の仕事は
 なかなか一般の方々には理解されていないのです。

 だから、何かを説明する時には
 『国の制度』や憲法の話からゼロから説明をして
 やっと具体的に何かの政策についての話に至ることができる、
 そういう意味で「理解してもらうのが簡単ではない」のです。

 さらに、実直にきちんと正確に理解してもらうのには
 当然ながら時間がかかるのです。

 「郵政民営化、賛成か反対か」

 なんていうのは、本当にバカげた言葉です。

 郵政民営化の具体的中身が語られていないまま、
 それを賛成か反対かなんて、判断することはできません。

 小泉首相は中身を説明しないままに
 ただ「イエスかノーか」だけ判断を求めている訳です。

 そういうダメな問いかけは
 政治家としては失格だ、とフジノは考えています。

 (4)政治には時間がかかる

 これも誤解があります。

 政治も民間の企業経営と同じで
 スピード勝負です。

 例えば、アスベスト被害なんて
 一刻も早い対策が必要です。
 こんなことには議論に時間をかけるのは無意味です。

 フジノが伝えたかったことは、
 正しく情報を市民の方々に伝えるというのは
 時間がかかる、という意味です。

 この意味で、小泉首相のワンフレーズは
 「何も説明していない」わけで
 政治家として彼は明らかに間違っているとフジノは思います。

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 とにかく

 「障害者自立支援法案のひどさについて
  記事に書いて欲しい」


 と、繰り返してお願いしたのですが
 上の人にスペースのつごうでばっさり切られてしまったそうです。

 記事の内容にフジノは不満です。

 今までもマスメディアとの接し方は
 気をつけてきましたが
 今回のことは、
 記者の方がすごく良い方だっただけに残念さが増しています。

 これからは、取材はあまり受けないようにしようかな...。



2005年8月29日(月)のフジノ
● あなたの暮らしを守るために、子どもたちを守るために

 明日、衆議院議員選挙の告示日です。

 公職選挙法のしばりで
 フジノのHPも更新がダメな可能性があるので
 今日のこのコーナーは長めに書きますね。

 次回の更新は9月12日になります。

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 すでに毎日のように街頭演説やら街宣カーが走っていますが
 明日からが本当の『選挙期間』になります。

 フジノはいつもあらゆる選挙のたびに

 必ず投票に行って下さい!

 とお伝えしてきました。

 これは『お願い』ではありません。

 投票は単なる『権利』では無くて
 投票は『大人としての絶対の義務』だとフジノは考えています。

 選挙に行かないヤツらは政治に対して文句を言う資格は無い、
 と、本気で思っています。

 何故ならば、あなたの暮らしを守るのが政治だからです。
 その政治をあなたのかわりに行なう人を選ぶのが
 投票だからです。

 選挙は、あなたの暮らしを守るためだけではありません。
 あなたのお子さんやお孫さんを守るための
 大切な行動です。


● あなたの明日を守るために、あなたが決めるのです

 この国には問題がすさまじく山積みです。

 700兆円という想像もつかないくらいの借金があって
 どんどん利子が増えていっています。

 生まれてくる子どもたちの数は、減っていくばかりです。
 子どもを産むことに希望を持てない人が増えているのでしょうか。

 一方で、65才以上の高齢の方々も
 要介護の状態になる可能性の高い75才以上の後期高齢の方々も
 その数はすさまじく増えていきます。

 子どもの数が減っていき、高齢の方々の数が増えていくと
 もちろん、税金の収入は減っていきます。

 けれども、当然ながら
 医療・年金・福祉などのサービスは増えていきます。

 それなのに財政は破綻しているような状態で
 どうやってサービスを維持するのでしょうか?

 どうしたら700兆円もの借金を返しながら
 増えていく社会保障サービスを実現することが可能なのでしょうか?

 増税する、というのも1つの方法です。

 政治家は勇気をもって
 説明責任を果たして「この国の現実」を語るべきです。
 そして、「増税しなければならない」ことを理解してもらうように
 この国全体から嫌われながらも
 この国を建て直さなければいけません。

 けれども、今回の選挙で
 マニフェストに増税をかかげている政党はいますか?
 増税をかかげている候補者はいますか?

 増税をしないならば(=収入を増やせないならば)、
 逆に支出を減らすしかありません。

 公務員を減らすだけで
 すさまじい700兆円の借金が減らせるとは思えません。

 『小さな政府』というと聞こえは良いですが、
 具体的なイメージはわきますか?

 福祉サービスの大幅カット、年金のカット、を始めとして
 教育や環境保護にかける費用もカット、
 防災から身を守る消防もカット、
 自衛隊などの防衛費用も当然カットです。

 こういうことをマニフェストに書いていますか?
 政党や候補者は、きちんと説明責任を果たしていますか?

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 あなたの暮らしを守るためには
 あなた自身が決心をしなくてはいけません。

 マニフェストで政策を知って下さい。

 あなたの暮らしを守るために
 あなたのお子さんの暮らしを守るために
 あなたが選ばなくてはいけません。

 それが選挙です。投票なのです。

 絶対に投票に行って下さい。

 あなたの暮らしを守るためには
 あなたが投票にいくしか無いのですから。

 「争点は郵政民営化だけ」なんて
 大きなウソっぱちです。

 この国はもう郵政民営化だけで
 のりきれるような状態では全くありません。

 もっと大切なことがたくさんあります。

 あなたはそれを知っているはずです。

 あなたが毎日の暮らしの中で感じている
 あなた自身の想いを信じてください。

 それが『本当に大切な争点』です。

 人の数だけ、選挙の争点は違います。

 僕の場合は、自殺予防と精神保健福祉の向上がメインです。

 7年連続で3万人以上もの方が
 自殺に追い込まれている現状は明らかに政治の責任です。
 すさまじくひどい社会状況だと僕は感じています。

 さらに、精神障がいのある方々で
 本当は退院できるのに退院できない『社会的入院』の方々が
 7万2000人もこの国にはいるのです。
 厚生労働省発表の数字だから
 本当はもっとたくさんいらっしゃると僕は思います。

 そんな状況をこの国はどうやって変えていくつもりなのか。
 何故、病院の中で30年も40年も人生を過ごさねばならないのか。
 この国の精神保健福祉はひどいレベルです。

 僕はこんな現状を確実に変えようとする
 きれいごととかキャッチフレーズだけではない政治家を選びます。

 あなたの想いは何ですか?

 あなたはあなたの想いを見つめて
 候補者と政党のマニフェストに向き合ってください。

 あなたの目で候補者の政策やポスターを読んで下さい。
 あなたの耳で政策を語る声に耳を傾けてください。

 そして、あなた自身の
 頭で考えて、悩んで、
 こころで感じて、決めてください。

 しがらみなんてくそくらえです。
 大切なのは、あなたの暮らしを守るリアルな政治だけです。

 必ず9月10日には投票に行って下さい!


● 朝日新聞の社会面にフジノの想いが載ります

 何か大きな事件が起こらなければ
 明日8月30日付の
 朝日新聞(朝刊)の社会面に
 フジノの選挙に対する想いが記事として載る予定です。

 以前にも書きましたけれども
 フジノはワイドショーみたいな選挙報道にうんざりしています。

 6月の横須賀市長選挙では
 反小泉みたく活動をしたので取材依頼がたくさん来ましたが
 ほとんどを断りました。

 そんな時に、リアルな想いを記事にしてくれる
 社会部の記者の方と出会いました。

 だから、取材にも、すなおな想いで語ることができました。

 政治はワンフレーズなんかじゃない。

 例えば、障がい者自立支援法案が何故ダメなのかを語るのには
 30分間ぶっとおしで分かりやすく語っても
 ふつうに暮らしている方々にとっては
 とても分かりにくいのです。

 それを語り続けるのが政治家の本当の仕事です。

 そんな想いを伝えました。

 もしも朝日新聞を取っている方は
 読んでみてくださいね。


● 穏やかな時間

 8月も明日で終わりますね。

 政治家になってからは
 忙しく働いているうちにあっという間に時が過ぎていき
 全く季節感が無くなってしまいました。

 けれども、こうやって休憩時間にキャンパスに出てみると
 樹木を照らす太陽が穏やかになってきたなあ、と感じます。

 もう、夏も終わっていくのですね。

日本社会事業大学のキャンパス

 とは言っても、穏やかな時間を過ごしていられるのは
 昼休みと授業の合間だけ。

 今日の講義は『社会保障論』でした。

 まさに、この国の未来を左右するのが
 社会保障制度をどうやって改革していくか、という問題です。

 多くの大学がスクーリングで
 予備校のように国家試験対策みたいな講義をしているそうですが、
 日本社会事業大学ではそれは全くありません。

 今日の場合は、社会保障制度の問題点と
 これから在るべき姿を僕たちが考えていくべきだということを
 しっかりと叩き込まれました。

 しかし、日本の社会保障制度って
 複雑に造りすぎちゃったんだよ。

 講義を聴きながら、
 精神保健福祉士になるために学んでいる個人としての僕と
 この国の福祉を守るために働いている政治家としてのフジノとが
 ぶつかりあっているのを感じます。

 個人としての僕は、制度に歯がゆさを感じる。
 公人としての僕は、制度を変える具体的な方法を悩んでいる。

 政治家と福祉実践との両立は
 本当に難しいのです。でも、とても大切なのですね。

同級生の友達と正門にて

 それでもやっぱり仲間がいてくれるから
 がんばっていこうと感じられるのだと思います。

 本当に毎日がんばっていかれるのは
 仲間が全国にいてくれる、というこの想いがあるからですね。

 明日もがんばろう!


● 9月10日は『世界自殺予防デー』フォーラムです!

 HPの次の更新が9月12日なので
 今の時点で決まっている情報を報告します。

 9月10日の『世界自殺予防デー』フォーラムですが
 会場が国連大学エリザベス・ローズ国際会議場5階に
 決定しました。

 時間は13時から17時の予定です。

 変更の可能性や最新の情報については
 どうか直接に『NPO自殺対策支援センターライフリンク』まで
 直接に問い合わせて下さいね。

 どうかみなさまにお願いです。

 9月10日は、『世界自殺予防デー』フォーラムに参加して下さい。
 9月11日は、衆議院議員の選挙に足を運んで下さい。

 よろしくお願いします!

 あなたの暮らしを守るために
 生きるべき人々を守るために
 どうか一緒に歩んでいきましょう。お願いします!


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 最後に、今後のフジノのスケジュールです。

 明日、講義が終わった後、
 夜中に横須賀に戻ります。

 明日の夕方まで横須賀で仕事をします。

 9月3日まで再び清瀬でスクーリングを受けています。
 そして、3日の夜中には横須賀に戻ります。

 その後は9月議会に向けて働きます。

 同時に、可能な限り時間をつくって
 『世界自殺予防デー』フォーラムのお手伝いをしたいと思っています。

 基本的には9月4日から
 いつもどおりに横須賀で働いている、と思ってください。

 HPが更新できないのは
 あくまでも法律のしばりのせいですから
 どうぞご心配なく。

 では、9月12日にまたお会いしましょうね!



2005年8月28日(日)のフジノ
● 僕は、あなたの生還をこころの底から待っていました

 3日前、あなたが自死をほのめかすメールを送ってきてから
 昨日の深夜にあなたの無事が分かるまで
 僕は苦しくてたまりませんでした。

 3日前にメールをもらった瞬間、
 僕はこう思いました。

 「やられた!スクーリングが始まって動けない時期じゃないか!」

 しかも、金曜の夜のことでしたから、

 「土日休みの行政には、力になってもらえない!」

 と、すぐに思いました。

 そこで警察の力を借りることも考えましたが
 生還を信じて今後のあなたとの信頼関係を優先したくて
 あえて警察には連絡をしませんでした。

 (しかし、警察に連絡をすべき『締め切り』は決めていました)

 無事が分かるまでの
 この3日間の僕は
 かなりひどい精神状態でした。

 もちろん政治家ですから、人前ではいつも冷静にしています。
 ふつうに市民相談も受け続けていますし、
 9月議会の一般質問も考えています。

 スクーリングも始まりましたから、
 クラスメートとの1年ぶりの再会をにこやかでいようと努めました。

 でも、「そんなものはくそくらえ!」が本音でした。

 あなたの無事を知ることが
 僕には何よりも最優先でした。

 自分の無力さに怒りが激しくて
 鏡で自分を見ると無力さにムカついてきて
 自宅の鏡を全て叩き割りたい衝動に襲われていました。

 スクーリング宿泊先についてからも
 あらゆることに怒りがこみあげてきました。

 ジョギングをしても、何をしても同じです。

 繰り返しますが
 フジノは政治家ですし、31才という年齢にもなりましたから、
 生の感情を押し殺すことは人並みにできています。

 仕事もスクーリングもかなりうまくこなしています。

 かなり僕は上手に感情を押し殺して生活を続けましたから
 ほとんどの友達が僕の本音を知らずに
 荒れてる瞬間の僕を見ても

 「いつものカンシャクだろ」

 と、笑い飛ばしたと思います。

 けれども、あなたと僕は政治家と市民というカンケーでしかなくとも
 1度でも直接にお会いしたことがあるというその方が
 死んでしまおうとしている状況なのに
 どこにいるのか全く分からない、
 何も情報が入らない、
 という事態は
 ものすごくものすごく苦しかったです。

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 何故、僕がこれをあえて書いたのか。

 具体的な名前だとか特定できる内容は出てこないとはいえ、
 あなたの許可も無くこの文章を載せていることは
 倫理的に問題があることも覚悟の上です。

 では、何故、僕はあえて書いたのか。

 それは、僕のイライラはあなたのせいだ、とか
 責めるつもりではありません。そんなことはどうでもいいんです。

 僕は、あなたと同じように死にたくなってしまった方々に
 僕がこういう時にどう感じているかを知ってほしかったからです。

 政治家(=仕事)であって、
 相談を受けるというのは、確かに『仕事の作業』です。

 けれども、僕にとっては人生をかけた仕事です。

 政治家という手段をたまたま今はとっているだけで
 政治家じゃなくても精神保健福祉士でも臨床心理士でも
 別に『立場』は何でもいいんです。

 自死を減らすという、僕の人生の目的を叶えるために
 僕は生きています。

 どんな短い一瞬でも僕とかかわりを持った方が
 もしも損なわれるようなことがあれば
 僕は自分が喪われたのと同じように苦しくてたまりません。

 ホテルのテレビをぶっ壊すとか
 デスクライトをガラス窓に投げつけるとか
 そんな衝動を抑えるのにかなり必死なくらいに
 無事の連絡を待っていました。

 講義中も移動中もメシを食ってる時もどんな時も。

 あなたがいなくなると、僕はとても苦しい。

 僕に言えることは今、これしかありません。
 だけど、これが今の僕の全てです。

 あなたが死んでしまうことは
 僕が死ぬのと同じくらいに苦しいんです。


 こんな言葉は励ましにすらなりません。
 でも、どうか僕の3日間感じ続けた想いを知って下さい。

 大量服薬による自殺未遂は
 胃洗浄や点滴や
 ものすごく苦しかったことだろうと思います。

 「この先、生き続けて意味があるの?」

 という問いかけにも
 僕は何も答えることができません。

 未来のことは、未来にならなければ分からないからです。

 安易な励ましの言葉は
 僕には言えません。でも、1つハッキリ感じます。

 あなたが無事で良かった。本当に良かった。

 これが僕の感じている全てです。



● スクーリング2日目

 スクーリング第2日目は、『精神保健福祉援助技術総論』でした。
 午前3時間、午後3時間、ぶっとおしで1科目です。

講義室風景  講義が始まる前の
 教室の風景です。
 

 午前の講師である尾崎先生は、
 生徒に意見・感想を積極的に求める方でした。

 フジノも自死についての想いや
 遺族ケアの必要性について話しました。

 他の発言者の方の言葉が
 今もこころにつきささっています。

 「援助をする上で『生きること』を全肯定してしまう、
  『生きること』がいつも正しいと言えるのか?」

 という主旨のものです。

 僕はこの意見に対して
 ハッキリと回答することができます。

 自死の大半は追い込まれた上での死だからです。
 本当ならば救うことができる死がたくさんあるのです。

 そこを絶対に見失ってはいけないと思います。

 ただ、悩みもせずに考えもせずに
 「生きなきゃダメよ」みたいな説得主義はサイテーです。

 きちんとした知識の積み重ねと
 自死の実態をていねいに知った上で
 自分自身に何ができるのかを考えて考えて考えた末での
 想いでなければいけないと思います。

 『生きること』がいつも正しいと言えるのか、
 というセリフについての問題は
 すでに2年前の12月議会でもフジノの想いを語りました。

 救えるはずの死=自死のほとんど

 だから、自殺予防に取り組むのです。

 これまで2年にわたって繰り返しこのHPで書いてきましたが
 ニーチェの思想を引用するまでも無く、
 人が生まれてきたことには意味なんてありません。

 生物として生まれてきただけのこと。

 生きていく『意味』は自分がつくりだすのです。

 『本当の自分』なんて存在しません。

 自分自身の手で、
 毎日を生きる中で
 自分を創りだしていくのです。

 漠然と日々を過ごしている人々が
 マスコミに踊らされて
 自分探しなんてやっても、
 何にも見つかるわけがありません。

 だから、見つからなくても絶望に追い込まれる必要すらありません。

 意味は自分の手で創りだすのですから。

 そんな理由から、フジノは生きることを
 「無条件に全肯定しているから自殺予防をする」のではなくて、
 「『救えるはずの死』だから自殺予防をする」のです。

 生きることそのものに意味がある、というのは
 生物学的な意味ではきっとあるのでしょう。

 でも、それを超えたところでの
 哲学的な意味では、僕にとってはそんな意味はありません。

 生物学的な意味で救えるはずの命を
 救おうとすることに対して
 批判的な意見があることも理解してはいます。

 けれども、僕の現時点での結論は
 救えるべきはずの命を救うのは当然だと信じています。


● 穏やかな時間

 昨年、初めて日本社会事業大学にスクーリングに来るために
 下見に来たことがあります。その時に、猫がいました。

 猫好き、かつ、猫の扱いが得意、なのに
 フジノは全然相手にしてもらえなくてがっくりでした。
 (あとでその時のリンクはりますね)

子猫  でも、今年はじゃれてくれる子猫が
 何匹もいるんですね〜。かわいい。

 昼休みの食事の後、子猫がじゃれているのを見てました。

2匹の子猫  この写真だと分かりにくいのですが
 2匹の猫がじゃれあっています。

 さらにもう1匹いるんですね。
 とってもかわいいです。

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 講義が終わった後、
 飲み会に誘われたのでお邪魔してきました。

クラスメートと夕食  クラスメートと飲み会の様子。

 (フジノは仕事があるので
  夕飯だけ食べて帰りました。
  9月議会の直前ですからね)

 東京・静岡・神奈川・沖縄と
 スクーリングのために
 休暇をとって
 みなさん、集まっています。

 みんな働いていて
 精神保健福祉業界の方もいれば
 高齢者福祉業界の方もいれば
 民間企業の方々もいます。

 大学時代にフジノが無給研修生をしていた
 メンタルクリニックで現在働いている方もいたりして、
 なんかすごく不思議な縁を感じます。

 こういう仲間たちが全国に居て
 そしてがんばっている。

 この事実だけで、本当に励まされます。
 これからもがんばっていくぞ!

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 宿泊先に戻ってきた後で
 NPO自殺対策支援センターライフリンク代表の清水さんと
 電話で少し話しました。

 9月10日の『世界自殺予防デー』フォーラムに向けて
 超多忙をきわめている様子が伝わってきました。

 どうかみなさまにお願いです。

 9月10日は、『世界自殺予防デー』フォーラムに参加して下さい。
 9月11日は、衆議院議員の選挙に足を運んで下さい。

 よろしくお願いします!

 この国を守るために
 生きるべき人々を守るために
 どうか一緒に力を貸して下さい!お願いします!



2005年8月27日(土)のフジノ
● スクーリング1日目、さっそく激しく刺激されました

 今日はスクーリングの第1日目でした。
 午前3時間、午後3時間、ぶっとおしの座学です。

 午後は『地域福祉論』の講義。

 フジノにとって政治家として
 横須賀市の地域福祉計画の重要性を訴えてきたので
 その『そもそもの根っこ』である
 『地域福祉論』の講義は強く関心がありました。

 講師は、日本社会事業大学の
 新しい学長である大橋謙策さん。

 なんかものすごく分かりやすくて(本当は難しいのに)、
 けっこう衝撃を受けてしまいました。

 大橋先生には

 「ノートなんか取るよりも
  スクーリングなんだから想像力をフル回転させてほしい。
  僕の早口はどちらにしてもノートは取れないでしょ」

 みたいに言われていたのですが、
 ガンガンにノートを取ってしまいました。

 授業後にクラスメートから

 「フジノくん、すごくノート書いてたよね」

 と言われてしまいました。

 でも、マジで目が覚めた。

 地域福祉計画づくりに実際に携わっていた頃には
 どうしてもクリアーに見えなかったのが
 はっきりとその『必然性』が見えたのです。

 授業が終わった後も
 大橋先生の教えをもっと受けたくて

 「大学院のゼミとか大学の講義とか
  聴講生でもどんな形でも何でもいいから
  大橋先生の地域福祉論をもっと勉強したいんです」

 と熱烈にアピールしてしまいました。

 ああ、時間さえ許せば
 専門職大学院(1年間)か大学院(2年間)に通いたい!

 僕の福祉観はもっともっと
 未来に向けて研ぎ澄まさせなければならない。

 そのためには実践だけじゃなくて
 深い勉強が必要だよなあ...。

 そんなことを初日から感じさせられて
 知的なうれしい衝撃を受けました。

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再会した同期の仲間たち  昨年も一緒に勉強した仲間と
 再会することができました。

 昼飯の時もそうでしたが
 夕飯を食べながら
 お互いの
 実習での体験などを
 語り合うことができました。

 こういう仲間たちが存在することが
 本当にいつもいつも
 僕の想いを変わらずに
 熱いままにしてくれるのだと思います。

 本当に『在り難い存在』です。



● もうすぐ衆議院選挙です

 このスクーリングに来ると楽しみがあるのですが
 それは『知らないまちをジョギングできること』です。

 地元である横須賀は
 もうほとんどの場所をジョギングしてしまったので
 旅行先や視察先にはなるべくジョギングシューズを持っていきます。

 走る時間だけ決めて、折り返し時間まで
 可能な限りテキトーな方向に向けて走ります。

 このまちには昨年も来たので
 着工していた川の改良工事が終わっているかとか、
 新しくマンションが完成しているのだとか
 商店街が昨年よりもシャッターがおりてないかとか
 走りながら確認していきました。

 コンビニエンスストアがものすごく近い範囲に
 3つも別々のものが出店していたのには驚きました。

 コンビニ業界はわざとこうやって
 他店舗を潰すように出店する戦略を取っているそうですね。

 もしも来年来ることがあれば、このうち
 どのコンビニが残っていることになるのかなあ。


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 スクーリング中は新聞は読まないで
 インターネットでさっとニュースを読んでいます。

 だから、『刺客騒動』だとか『小泉劇場』だとか
 政策とは無関係のバカらしい大騒ぎとは無縁でいられます。

 とはいうものの、全国いっせいに行なわれる選挙なので
 ジョギングしてたらやっぱり選挙カンケーのものに
 出会いました。

ジョギング中に見つけた、準備中の選挙カー  選挙期間が始まるまで
 候補者の名前が
 見えなくしてあります。

 でも、道路わきに
 置いておけば
 うっすらと
 名前が見えるんですね。
 (作戦でしょうね)

 全ての政党のマニフェストが
 新聞に載っています。

 どうかみなさまにお願いです。

 テレビから流れる安っぽいドラマみたいな『刺客騒動』だとか
 ワイドショー的に扱われる『話題づくり』は
 忘れてください。

 それはとてもカンタンです。

 テレビのスイッチを消してください。
 写真週刊誌の政治家コーナーを見ないで下さい。
 スポーツ紙の政治欄を読まないで下さい。

 そして、あなたの毎日の暮らしを
 朝から眠るまでふりかえってみてください。

 どんな暮らしですか?
 どんな毎日ですか?


 あなたにはお子さんはいますか?
 いるとしたら、何人ですか?もっとお子さんを持ちたいですか?
 保育所はあなたの家のそばにありますか?

 いないとしたら、何故ですか?経済的な理由ですか?
 身体的な理由だとしたら人工授精のために
 すさまじい出費を強いられていませんか?

 どんなことでもかまわないのです。

 あなたの暮らしの中で
 あなたが最も大切なことは何ですか?


 それを守るためには何が必要ですか?

 その答えの手段の1つが
 『投票』なのです。

 僕の暮らしにとって最も大切なことは、
 精神障がいのある方々の暮らしを守ること。
 この国から自殺を1人でも減らすこと。

 それを政治の力で実現するために
 マニフェストを読んで
 僕の想いに近い政党と候補者を
 僕自身の責任で探します。

 自分の目で政策を見つめて
 自分の頭で考えて
 自分のこころで感じて
 自分自身の責任で選びます。そして、投票に行きます。

ポスター掲示板  9月11日が
 投票日です!

 必ず投票に
 行って下さい。

 それが全ての
 始まりです。




2005年8月26日(金)のフジノ
● 世界自殺予防デー

 フジノの所属しているNPO
 『自殺対策支援センターライフリンク』はまたもやります!
 今回は『世界自殺予防デー』フォーラムです。

 第2回の前回は
 参議院会館で尾辻厚生労働大臣をお呼びして
 フォーラムを行ないました。

 その後、すぐに参議院決議が出されて
 国が『自殺総合対策』に動き出したのは
 明らかにライフリンクの活動の影響といえるでしょう。

 第3回目の今回は、
 なんと日本で初めての全国規模での
 『世界自殺予防デー』フォーラムを行ないます!

 NPOのプロジェクトチームのみなさんのすさまじい努力で
 WHOが後援を決定しました。

 設立1年のNPOに後援を出すのは
 WHOは初めてだということです。
 それくらいに自殺予防の活動は重要であるし、
 ライフリンクの活動は認められています。

 フジノ自身は政治家としては
 横須賀市で『世界自殺予防デー』フォーラムを行なうべきだ、
 と市議会で提案してきました。

 今年の開催はならなかったものの、
 「広報よこすかで告知をする」という答弁をもらいました。

 実際に今月の広報よこすかに
 『世界自殺予防デー』の告知が出ていましたよね。

 必ず来年は横須賀でフォーラムを実現させます。
 自死を語ることをタブーじゃなくしたいのです。
 遺族のケアが必要なことを認めてもらいたいのです。

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 ともかく、まだまだプロジェクト準備段階の
 この内部情報をあえてHPで公開してのには訳があります。

 今回のフォーラムは
 海外からも自殺予防活動を取り組んできた方々をお招きし、
 国内からはこれ以上ない、というメンバーをお招きします。

 さらにWHOの後援もゲットしました。

 これらの活動を行なっているライフリンクというNPOは
 今回、専属で動けたのはわずか3名なのです!

 この必死のがんばりを
 どうか知って下さい。

 「開催されたから、さて行ってみよう」

 もちろんそれもOKです。

 でも、この国の自殺予防を絶対に実現するために
 会社を休職したり学校を休学してまで
 毎日フルで活動している人々のおかげでやっとこの国が動くのです。

 今まで政府は何をやっていたんだと情けなくなります。

 (このこと1つをとっても小泉政権のダメさがよく分かります。
  郵政民営化だけが争点であるわけがない)

 でも、そんな政府の取り組みのダメさよりも
 とにかく決意を持った人々が
 国の取り組みを待つのではなくて、自ら動き出すのです。

 どうか、力を一緒に貸して下さい!

 具体的には、

 (1)想いを同じくする方・企業、ぜひ協賛金をお願いします

 これはお金だけを出すのではなくて、
 あくまでも自殺予防を切実に取り組みたいと
 志に共感してくれる方々にお願いします。

 ライフリンクが詳しい資料をお届けしますので
 ぜひともお電話ください。


 (2)想いを同じくする地方公共団体、力を貸して下さい

 地方公共団体の担当者のみなさん、
 後援・共催をライフリンクに出して下さい。

 もちろんフジノも横須賀市に依頼を出します。

 どうか、お願いします!


● 台風はものすごかったですね。みなさん、大丈夫でしたか?

 昨日の台風は本当にすさまじかったですね。

 消防局が報告してくれたデータはこちら。

 台風が過ぎた後の今日は
 本当に暑かったですね。


● スクーリングの為、昼は清瀬、夜は西所沢にいます

 本日から9月3日まで
 かねてお知らせしていたとおりでスクーリングに参加する為、
 横須賀を離れています。

 大学があるのは東京都清瀬市、
 宿泊先としてフジノが選んだのは埼玉県所沢市。

 駅では2つしか離れていないこと、
 ホテル代が安いのでそこにしました。

西武池袋線・西所沢駅  滞在先は昨年と同じホテル。

 新しく『長期宿泊割引』が
 できたおかげで
 1日4750円(素泊まり)です。

 やった、ラッキーと思いきや
 汚ない...。

 去年は同じホテルだけど
 きれいだったのに...。 

フジノの部屋  窓をあけると
 十字路の交差点。

 夜でも車がうるさい。

 部屋は去年より
 かなりせまくて
 風呂とトイレはユニット。

 ちなみにシャワーは
 シャワーの先が取れてて
 シャワーになりません。

勉強する机  勉強さえできれば、
 仕事さえできれば、
 部屋なんて
 どんなでもいいんです。

 と書きつつも、
 不満顔。

 4750円でも
 ほこりが舞ってるのは...。

机の上の様子  今年のスクーリング用の
 教科書10冊と
 参考書2冊と
 過去問題集1冊と
 用語辞典1冊。

 ライトはホテルに
 借りました。

 あとは仕事用に
 モバイルパソコンは
 欠かせません。

 朝食は毎日コンビニで
 前の日のうちに買っておいたおにぎりを食べます!
 さみしい朝ごはん。

 せめてポットがあってお湯が沸かせたらなあ。
 せめてドライヤーとコンセントがあればなあ。

 洗濯物はお風呂で洗って干します。

冷蔵庫  ちなみに
 冷蔵庫が使えるので
 いろいろ買って来ました。

 (体の為に)
 豆乳、野菜生活、ヨーグルト、
 ミネラルウォーター

 (気晴らしに)
 コカコーラ

 明日からスクーリングがんばるぞ!

 ...といきたいのですが、
 うーむ。

 でも、市議として昼間活動できない分を
 全力で勉強してきます!



2005年8月23日(火)のフジノ
● 人として必ず成長して政治家として必ず政策に活かす

 精神保健福祉士の国家試験を受ける為に、
 日本社会事業大学通信教育学部の養成課程を受けています。

 1年7ヶ月のカリキュラムを終えないと
 国家試験を受けることさえできないのですね。

 今年の10月末で卒業するのですが、
 その最後のカリキュラムとして
 『実習』『スクーリング』があります。

 13日間の実習のうち、今日で約半分の6日間が終わりました。
 守秘義務で具体的なことは何も書けないけれど
 僕の想いを記したいと思います。

 政治家として働いているのに
 何故、精神保健福祉士の国家資格を取ろうとしているのか、は
 以前にも書きました。

 そこで今日は、

 政治家としての仕事があるにも関わらず
 丸1ヶ月間を『実習』『スクーリング』に充てていること


 への、僕の考えを書いてみます。

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 『実習』として、精神科の病院で働かせてもらっているのですが
 このわずか6日間のうちに、僕はすさまじく変わりました。

 もう14年以上も精神保健福祉と関わりを持っていますが
 そんな僕でさえも、この6日間で大きな価値観の変化がありました。

 すさまじくたくさんの『情報』を持っていたはずの僕が
 実習によってどんどん『体験』をともなう『リアルな情報』へと
 変わっていくのです。

 感受性をフル回転にして、
 どんな小さなことでも感じようと努力しました。

 その感じたこととあらゆる情報をもとに、必死で考え抜きました。

 政治家として全力を尽くしている自信がフジノにはありますが、
 その全力とは別の意味で、僕はすさまじく全力と尽くしています。

 毎日これほどに感受性を全開にして脳みそを使いまくるので、
 心身ともに疲れ果ててしまう毎日です。

 (もちろん政治家としての仕事も同時にこなしています)

 その体験は複雑で、簡単に割り切れることなんて1つも無くて、
 胃が痛くなることも多い日々です。
 毎朝、実習先へ向かうのもしんどく感じます。

 けれども、帰る時に感じる

 「ああ、おれはこれがやりたかったんだ!」

 という充実感・達成感は、すさまじく大きいのです。

 病院での『実習』は楽しくなんか無くて、苦しいことばかりです。
 けれども、ものすごく僕には意味があるのです。

 この苦しみは、人として僕を成長させています。
 この苦しみは、政治家としてフジノを原点に立ち帰らせています。

 何度も何度もフジノは
 「政治家は手段であって目的では無い」と書いてきましたが
 僕の目的は精神保健福祉の向上なのだと改めて痛感するのです。

 ここから始まったはずの僕は、
 政治家として2年3ヶ月を過ごしている間に
 もしかしたら、丸くなった部分があるかもしれません。

 いくつもの政策が実現して叶えられたことで
 こころに余裕ができていた部分もあるかもしれません。

 けれども、それらの丸みは全てそぎ落とされて
 また僕がスタート地点に戻っていくのを感じるのです。

 このまち、この国の、
 精神保健福祉は変わらなければいけない。

 そのためには何だってやってやる。

 このどうしようもないくらにハングリーな想いが
 大好きな映画会社をあえて辞めさせて
 ふつうなら考えられない
 『政治家への立候補』へとフジノを向かわせたのです。

 初心に戻る、なんてレベルでは無く
 もっと激しく強く『変えたいという想い』が強くなりました。

 だから、丸1ヶ月間を実習に費やしていることへ
 もしも批判があがったとしても
 僕は全身全霊をこめて反論することができます。

 フジノという政治家は、
 ここからスタートしました。

 その原点よりも鋭く想いを研ぎ澄ませてくれている、
 大きな意味がある体験を今、毎日しているのです。

 だから僕は人間として必ずもっと成長しますし、
 政治家としても必ずもっと強くなっていきます。

 そう考えています。


● 尾辻厚生労働大臣とフジノ

 CJF2005に参加した江口市議のお友達から
 ついにあの写真が届きました!

 尾辻厚生労働大臣
 フジノが直訴している写真です。

 先日も書きましたけれど、CJF2005の懇親会に
 尾辻厚生労働大臣が参加されるとのことで
 フジノも急遽、参加しました。

 再提出されるであろう障がい者自立支援法案について
 反対しているフジノの想いを直接に伝えるためです。

尾辻厚生労働大臣とフジノ  CJFの場で
 尾辻大臣が
 障がい者自立
 支援法案に対しての
 想いを話しました。

 それに対して
 フジノはどうしても
 直接に
 意見をぶつけたい
 と決心しました。

 いつもアポなしで突撃していくのが
 フジノの持ち味だと自覚していますが、
 さすがに厚生労働大臣に向かっていくのは勇気が要りました。

 でも、フジノの率直な想いをこめた言葉を
 聞いてくれて、

 「分かりました」

 と答えてくれました。

 それにしてもこの写真、
 フジノは偉そうにしていますね...。
 尾辻大臣にお説教してるみたいです(汗)。

 でも、実際はフジノの方が
 恐ろしい気持ちでした。

 これから数日が過ぎた今、
 改めてこの写真を見て

 「横須賀市という1つのまちの市議会議員でしかないのに
  必要があると信じればフジノは何でもやるんだなあ」

 と、自分自身のことながら
 少し感心してしまいました。



2005年8月22日(月)のフジノ
● 「政治家」としてはさみしく、「個人」としてはうれしく

 アサノ知事が引退するとの発言をした、と
 新聞記事が出ていました。

 驚きはしませんでした。

 改革派知事と呼ばれる方々の多くが
 『3期12年』を引き際としています。

 1人の人間が首長という権力を
 長く持ち続けるのは良いことでは無い、という考えからです。

 アサノ知事も当然に
 3期で知事を引退するのだと思っていました。

 昨年12月、アサノ知事はこのまちに来て下さいました。
 その時に少しお話したのですが
 引き際はすでに決めていらしたように感じました。

 何年間も愛読してきたアサノ知事のメルマガ
 5ヶ月前にアサノ知事自ら配信をやめてしまいました。

 また、HPの更新
 少しずつ頻度がさがりました。

 アサノ知事は、政治家として引退にむけて
 少しずつ片づけをしているように感じていました。

 アサノ知事が『政治家を辞める』ことを
 フジノは『政治家』という同業者としてはさみしくてたまりません。

 これでフジノが尊敬している政治家は
 誰もいなくなりました。

 けれども、浅野史郎さんという素晴らしい福祉の活動家が
 政治家を辞めて本籍地に帰って来て下さることを
 『福祉』の同業者として
 僕はとてもうれしくてたまりません。

 まだ引退まで数ヶ月ありますが、
 さようなら、アサノ知事。ありがとうございました。

 おかえりなさい、浅野課長! 
 またこの国の福祉を引っ張っていって下さい!


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