まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2005年7月4日(月)のフジノ
● ヤマト福祉財団の小倉さんが亡くなられました...

 1日には報じられていたニュースなのですが
 改めて小倉昌男さんが亡くなってしまったことがショックです。

 ヤマト福祉財団の理事長としての小倉さんを
 とても尊敬してきました。

 (ビジネスパーソンとしての小倉さんについては
  リアルタイムでは知らないので分かりません)

 障がいのある方々の雇用に
 小倉さんが取り組んで下さったことは、大きな希望でした。

 小倉さんのスワンベーカリースワンカフェの活動は
 ナミねぇのプロップステーションの活動と共に
 この国の障がいのある方々の雇用における『2大革命』だと
 フジノは考えています。

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 昨年、横須賀市が
 汐入のヴェルニー公園(旧・臨海公園)にカフェを作るという
 バカげた計画を打ち出しました。

 当然ながらフジノは予算に反対したのですが
 予算が通ってしまった後で、
 思い切ってフジノは方針を転換しました。

 このカフェを、小倉さんのすすめている
 スワンカフェにできないかと考えたのです。

 そして、昨年6月議会の
 本会議で沢田市長へ質問をしました。

 実は、市役所内部にも
 フジノの考えに賛成の方々がいました。
 幹部職員にもいました。

 そこで、フジノはヤマト福祉財団に連絡を取りました。

 横須賀市がカフェを出店する計画があることや
 障がいのある方々の雇用が弱い横須賀市の現状についてを
 お話をしました。

 そして、スワンカフェに
 ぜひとも今回の横須賀市の計画に応募していただきたいと
 お願いをしました。

 (当然ながら公募制なので、
  スワンカフェにも応募していただかなければいけない訳です)

 しっかりとお話を聞いていただけて
 とても好感触だったことを今でも覚えています。

 それからしばらくの間、
 フジノは横須賀市でカフェ経営をしている方々をまわって
 運営費用などについて徹底的に勉強をしました。

 2回目にヤマト福祉財団にお電話をした時、
 期待は失望へと変わりました。

 横須賀市がカフェを作る予定の場所や条件を調べた結果、
 ヤマト福祉財団としては今回は関わらない、というお返事でした。

 がっかりしましたけれども、
 経営のプロである小倉さんの財団がそう判断したならば
 しかたがないだろうなとフジノは思いました。

 また、カフェ経営の勉強をした結果、
 フジノ自身としても
 「これは赤字覚悟での出店になるな」と判断しました。
 とても採算が取れるようには思えませんでした。

 だから、ヤマト福祉財団の判断も
 当然の判断だと納得しました。

 けれども、もしもこのまちに
 スワンベーカリーが存在したならば、と今でも想像します。

 それくらい、小倉さんの始めた
 スワンベーカリーとスワンカフェは素晴らしい活動なのです。


 (ちなみにヴェルニー公園のカフェについては
  その後の経緯はこちらの市HPをご覧下さい。
  フジノが厚生労働省そばの
  スワンカフェを訪れた時の話はこちら

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 いずれにしても、人の死はやがて訪れるもので
 それは避けることができないものですから
 少しずつ受け容れていくしかないことなのでしょうね...。

 たとえ小倉さんが亡くなられても
 その遺志を継いでヤマト福祉財団がこれからも変わらずに
 この国の福祉に貢献し続けてくださることを
 固く信じていきたいと思います。

 小倉さん、本当にありがとうございました。
 おやすみなさい。



2005年7月2日(土)のフジノ
● とても見苦しい人々

 市長選挙が終わって数日が経ってから
 そう、つまり新しい市長が決まってから
 ぐだぐだと文句を言い出した政治家の存在に情けなさを感じます。

 要するに、誰が当選するかを見極めてから
 全てが終わってから、文句をたれている。

 政治家なんだから、選挙の最中にきちんと発言すれば良い。

 それができないでおいて
 全てが終わってから
 「候補者以外が応援をしてまわっていた」とか
 今になってほざいてる(笑)。

 フジノはそういう人々の存在が
 同業者として存在していることが
 恥ずかしくてたまらないです。

 フジノは同じレベルまで降りていくのがイヤだから
 この件はこれでもう水に流します。

 けれども、市民のみなさまは
 そんな評論家みたいに振舞っているニセモノ政治家のことを
 もう見切りをつけていることに気づいたらどうですか。

 とても恥ずかしいです。


● このまま採決なんて、最悪な法律案だ

 国会中継(録画・7月1日の衆議院厚生労働委員会)を観ていて
 厚生労働大臣も厚生労働省も自民党も
 障がいのある人々のことなんか
 本当はどうだっていいと考えていることがハッキリ分かった。

 何故、障がいのある方々の人生を左右する法案の
 議論の最中に席を離れる与党議員が続出するのか。

 何故、4回も定足数が足りなくて
 審議が中断されなければならないのか。

 要するに「障がいのある人々のことなんてどうでもいい」という
 考えが行動に表われていると受けとめるしかない。

 議論の場にも参加しない国会議員って
 本当に最悪だと思う。

 このままでは来週8日には
 障がい者自立支援法案が与党だけで採決されてしまいます。

 そんな現状に少しでも「NO!」と叫ぶべく
 7月5日に緊急集会があります。

 誰もが参加して下さい!



2005年6月29日(水)のフジノ
● さらなる広報活動のために

 今回の市長選挙の結果について
 ご意見・感想をたくさんの市民の方々から頂きました。

 とても多かったのが、
 残念ながら

 「フジノたちと一緒に美術館見直し活動をしてきた候補が
  誰だか分からなかった」

 というものでした。

 3候補(木村さん・小堀さん・有谷さん)が
 美術館の見直しを選挙公約として掲げていました。

 実際には、フジノが応援した木村さんのみが
 約7万人の署名を集めた活動に
 筆頭として参加されていたのですね。

 戦略として、フジノは
 選挙ポスターに『願う会』とフジノたちの名前を記すことで
 すぐに分かってもらえるものだと考えていました。

 しかし、実際にはそうはならなかったようです。

 それがハコモノ見直し派の市民の方々が
 投票する候補者を見分けられなかったことにつながったようです。

 本当に残念なことでした。

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 そこで、これまでも
 このHPを始めとする広報活動を行なってきましたが
 さらに市民のみなさまへの広報に力を入れることに決めました。

 このHPや議会活動報告チラシのポスティングなどの情報媒体、
 カフェトークやイベントを通しての対話活動、
 今までもある程度の効果はあげてきたとは思います。

 しかし、今回の市長選挙の結果を反省して
 いったんゼロベースにかえって
 広報活動を見直します。

 現在、スタッフと共に
 新たな方法を実現に向けて動いています。

 もっともっとたくさんの市民のみなさまに
 このまちの問題点やそれへの対応策などを知ってもらうために
 どんどん活動を進めていきたいと思います。

 アイディアのご提案もお待ちしています。
 どうぞよろしくお願いします!


● 投票率6%アップの重みに毎日出会います

 お腹が減ってたまたま初めて入った定食屋さんで

 「今回の選挙、おしかったね!」

 と隣で食べていた知らない方に話しかけられました。

 行きつけのカフェで
 日頃は政治の話をしないマスターから

 「小泉さんが肩入れしたから向こうは勝てたんだよね、って
  お客さんたちと話してたんですよ」

 って話しかけられました。

 大急ぎで次の場所に移動しなくちゃいけないのに
 肺が痛くてたまらないので走るのをやめてタクシーに飛び乗ったら

 「市議さんだよね、いつも中央で見てるよ。
  本当に市長選挙は悔しかったね!」

 と話しかけられました。

 どこへ行っても、感情爆発で話しかけて下さる方々が
 たくさんいらっしゃいます。

 「こんなに選挙で悔しかったのは初めてだったの!」

 と、商店街で女性に話しかけられました。

 勝手連メンバーの1人からは
 居酒屋で市長選挙の話が
 他のテーブルでされていたのを聴いたとメールが来ました。 

 これが投票率6%アップの
 重みなのだと痛感しています。

 今回もたくさんの方々から
 このセリフを聴きました。

 「生まれて初めて投票したよ!」

 フジノが当選した平成15年の選挙でも
 たくさんの方々にそう言っていただきました。
 うれしかったです。

 今回も本当にたくさんの方々に
 この言葉を言われて、
 改めて自分たちに課せられた責任を痛感しました。

 フジノたちが全力で働き続けることで
 もっともっとたくさんの
 市民のみなさんが
 目を覚ましてくれる。
 気づいてくれる。
 行動してくれる。

 ならば、もっともっとがんばります。

 このまちは、僕のまちであるだけでなく、あなたのまちだから。
 あなたのまちをあなたの手に取り戻さなくちゃね。

 1人の政治家の存在よりも、
 1人のふつうの市民の方の切実な想いこそが
 このまちを変えていくのだから。

 だから1人でも多くのふつうの市民の方々に
 どこまでも訴えつづけていきます。


● 告知です<7月10日のNNNドキュメント>をご覧下さい

 自殺予防対策こそ
 政治家として第1の公約としているフジノですが
 告知があります。

 7月10日(日)深夜24時25分から
 『NNNドキュメント』(日本テレビ系列)にて
 自殺についてをテーマにしたドキュメントが放送されます。

 以前、このHPで紹介させていただいた
 あのロブ@大月さんを半年間に渡って追いつづけた記録です。

 フジノのところにも
 制作ディレクターさん(横須賀出身の方です!)から
 お電話をいただきました。

 ディレクターさんはかつて

 「自分自身が本当に納得できる結論を得るまでは
  この撮影は作品として完成させるわけにはいかない」

 とフジノに話してくれました。

 まだフジノ自身も内容を観ていませんし、
 内容が自死遺族の方々に与える影響の可能性を考えると
 誰にでもおすすめできる番組では無いかもしれません。

 けれども、フジノは

 (1)ロブ@大月さんへの信頼感
 (2)ディレクターさんへの信頼感

 この2つから、番組をあえておすすめしたいと思います。

 自死の実態を少しでも多くの方々に知っていただく、
 という意味において
 ぜひご覧いただけたらと思います。


● 国会に注目を!障がい者自立支援法案の行方

 もしかしたら、来週早々にも
 この『障がい者自立支援法案』が採決されてしまいそうです。

 「どこが自立支援だよ!」

 という怒りの声が全国から巻き起こっている
 ものすごく問題のある法案です。

 フジノは法案に反対です。

 郵政民営化よりも
 リアルに生活に直結している
 かなりひどい法案です。

 どうか国会の動きに注目をしていて下さい!



2005年6月28日(火)のフジノ
● 結果報告でこのまちをまわって

 たくさんの方々から応援をしていただいたので
 昨日からずうっと
 お世話になった方々のもとへ
 市長選挙についての結果報告をしてまわっています。

 多くの方々が激しい悔しさを抱えて
 もう少しで『起こるはずだった変化』の不在を嘆いていました。

 一方で、励ましの言葉もすさまじく多く
 2年後と4年後に対する
 熱い期待の想いも受け取りました。

 このまちの投票率は、少しずつ上がりはじめています。

 2年前の市議会議員選挙で、プラス0.52%。
 今回の市長選挙で、プラス6.24%。

 変化を望む人々の想いは
 確実に広がりつつあります。

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 木村さんを応援したフジノは
 当然ながら今後の議会の中で、
 市長選挙での木村さんの公約を引き継いで
 実現をめざしていきます。

 選挙の時に応援をする、ということは
 政策が一致しているからこそ、行なったことです。

 木村さんの選挙が終わればそれで終わり、
 なんてことではありません。

 少なくとも5万7862人の市民の方々の想いは
 フジノが実現をめざします。


● フジノの進退について

 他人の選挙を
 市議会議員として応援したことは
 フジノはこれまで1度もありませんでした。

 頼まれたことは何度あっても
 1度も応援に行ったことはありませんでした。

 何故なら、先にも書いた通り、
 『誰かを応援する』ということは
 政策・人柄も含めて
 自分が自分の信念を信じるように
 その人のことを信じているからこそ行なうのだと
 考えてきたからです。

 したがって、今回の市長選挙で
 木村さんを応援すると決めた瞬間から
 結果に対してフジノ自身も同じ責任を持つべきだ、と考えてきました。

 加えて、そもそも美術館見直しは
 フジノ自身の選挙公約です。

 美術館建築の予算が通過された責任を取って
 政務調査費を全額返済したように
 もしも木村さんが落選した場合には、
 フジノの公約への2年間の活動実績が否定されたことと考えて
 市議会議員を辞任すべきではないか
 と考えていました。

 けれども、今回の市長選挙を終えて
 フジノの考えは変わりました。

 責任の取り方は
 辞任だけでは無い、と自覚しました。

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 政治家という職業は
 フジノにとってはただの『手段』でしかなくて、
 あくまでも福祉を変えるという
 目的を叶えるための
 方法の1つでしかありませんでした。

 だから、これまでもフジノは繰り返してこう述べてきました。

 「市議会議員は、僕にとって一生の仕事では無い」

 「政治家しかやれない人間にはなりたくない」

 「次の選挙に出るかどうかは分からない」

 けれども、今回の市長選挙をつうじて
 強く自覚をしました。考え方が変わりました。

 多くの市民のみなさまの声を
 少しでも実現するために
 残り2年間の任期は全力をかけて働きます。

 そして、2年後も4年後も
 フジノは全力を尽くして闘いたいと思います。

 これがフジノの出した結論です。

フジノの進退について

 この想いにしたがって
 これまで以上に福祉の向上をめざしていくのはもちろんのこと、
 それに加えて、
 もっと幅広い視点をもって
 このまち全体についての改革をめざして
 勉強を深めていきたいと思います。

 全力でがんばります。


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