まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2005年9月7日(水)のフジノ
● 大好きな博物館

 財政赤字の激しいこのまちに
 今あえて新しく50億円もかけて美術館をつくることはない、

 と強く反対してきたフジノですが、
 今すでにある『横須賀市自然人文博物館』は大好きです。

 僕自身が小さい頃からよく見学に行きましたし、
 そろそろ幼稚園に行きだした友達の子どもにお勧めしたりしている
 そんな場所です。

 美術館も博物館も
 英語では同じ『museum』なんです。

 けれど、
 前市長は新しく美術館を作ることにばかり熱心に力を入れて
 今すでにある博物館のさらなる活用については
 力が入っていない感じがありました。

 そのことを一柳議員が強く指摘したりした効果があったのか、
 つい先日こういう資料が発行されました。

 毎年発行してきた館報の
 博物館50周年を記念しての
 特別バージョンです。

 1000冊のみの発行で、
 関係各所にお配りしています。

 交流のある博物館、
 市内の全ての小・中学校へ1冊ずつ、
 公民館、図書館、
 市役所の各部、教育委員長、
 教育委員、社会教育委員、
 文化財専門委員、
 そして市議にも。

 博物館の窓口で、実費で販売しているのですが
 そうすると4000円(!)もしますが、
 本当に良くできている1冊です。

 ご覧になりたい方はお貸ししますから
 フジノまで連絡くださいませ。

 すごく大好きな博物館に
 再び行きたくなる冊子でした。

 ぜひみなさまも、自然人文博物館へ
 行ってみてください!



2005年9月6日(火)のフジノ
● カフェトークでした

 衆議院選挙期間中ということで、
 果たしてカフェトークを行なっても大丈夫なのかを
 選挙管理委員会に確認をしてしまいました。

 政治家個人としての政治活動は
 選挙期間中でも認められているということで
 問題は無い、ということでした。

 もともとカフェトークは政治色が全く無いしね。

 そんな訳で、今日は
 忙しくて1度しかできない9月のカフェトークでした。

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 雨が降ったり止んだりの天気の中、
 参加してくれた方の1人は
 フジノと驚くべき縁でつながりのある方でした。

 僕は大学時代(たぶん8年前です)、
 卒業論文の作成のために母校(高校)を訪れて
 データを集めさせてもらいました。

 正しい知識の教育が
 精神障がいに対する偏見を減らす、というテーマです。

 2つのクラスに協力をしてもらい、
 あるクラスには精神障がいについての授業を行ないました。

 その当時の高校生が
 なんと今日、カフェトークに来てくれたのですね。

 しかも今、精神保健福祉士をめざして勉強している、とのことでした。

 わざわざ東京からその報告に来てくれました。
 ありがとうございます。

 こういうつながり、人と人とのつながりは
 本当に貴重で大切なものだと思いました。



2005年9月5日(月)のフジノ
● なんて孤独で酷な職業だろうと感じる瞬間もある

 今日受けた市民の方からの相談は
 とても耐えがたくつらいものでした。

 もちろん最もつらいのは
 相談をしているご本人です。

 事情を聞くにつけても、なんてことだ、と
 この世に対して怒りを覚えました。

 ●

 夜、友人と待ち合わせて
 食事を取っている時に

 「何故そんなに苦しそうにご飯を食べてるのか?」

 と尋ねられました。

 そんな表情をしている自覚は全く無かったのですが
 いつの間にか表情に出てしまっていたようです。

 僕にできることは少ないけれども
 できることは必ず全てやる。

 苦しい。


● 大切な仲間たち

 今日は、大切なスタッフのリーダーであり親友である2人と話しました。

 横須賀をおもしろくする会の代表と、
 フジノスタッフのリーダーと。

 それぞれ別々に1時間ずつ、話しました。

 僕たちは基本的に政治は目的では無く手段でしかないので、
 話す内容は「フジノが達成したこと」「達成すべきこと」についてのみ。

 政治家フジノの任期はあと1年8ヶ月ですが
 僕がやらなければならないことに任期はありません。

 あらためて2人と話をして
 僕が成さねばならないことは何か、についてを
 伝えました。

 彼らは僕の肩書きが何に変わろうとも
 僕の想いが変わらない限りは
 強い絆でいられる大切な仲間たちです。

 こういう人々がいることが
 僕の大きな財産だと思います。とても強くそう思います。


● 質問原稿をつくりはじめました

 9月議会が9日から開会します。

 新しい市長の『所信表明』演説があります。

 9月議会に向けての
 質問原稿づくりを始めています。

 今年はフジノにとって
 11月まで休みがほとんど無い状態なので
 体調管理をしながら何とかして乗り越えたいと思っています。



2005年9月4日(日)のフジノ
● 『世界自殺予防デー緊急フォーラム』に向けて

 今日は『世界自殺予防デー緊急フォーラム』の
 打ち合わせのために、東京の湯島へ。

 NPOライフリンクのメンバーから当日のスケジュールなどを確認。
 (と言ってもフジノ自身もメンバーです)

 メンバーとして会場設営とか仕事をやるのだけだと思っていたら
 フジノ自身も自殺予防を政策として活動する政治家として
 フォーラムの一員として
 円卓会議のメンバー70名の1人として
 参加することになっていました。

 楽しみです。

 本当の意味で
 今回のフォーラムは意義があります。

 何度もフジノは
 自殺予防の業界は仲間が少ない、と叫び続けてきました。

 全国を見渡しても
 知っている人ばかりなのです。

 けれどもこれまでは
 なかなか横のつながりがありませんでした。

 つながるためには、つながろうとする努力が必要でした。

 けれども今回のフォーラムは
 全国の現場で活動している方々を一同に集めて
 自殺予防の総合対策を推進していく場になるのです。

 ものすごく意味のある場になります。

 ライフリンクメンバーとしても当然ながら
 フォーラムの一員としても
 自殺予防総合対策を進めていくために全力を尽くしてきます。



2005年9月3日(土)のフジノ
● スクーリングが終わりました

 『公的扶助論』の講義と、
 精神保健福祉士の専門科目についての模擬試験と、
 この2つを終えてスクーリングを修了しました。

 これで僕の通信教育課程も
 残り5日間の実習のみで10月31日に卒業となりました。

 まだ卒業していないのですが、
 ふりかえると、決心をして、入試を受けて、入学をして、
 レポートを出して、スクーリングを受けて、つらい思い出ばっかり(笑)。

 1年7ヶ月は本当にきつかったです。

 働きながらのレポートの提出が
 こんなに大変だとは想像もしませんでした。
 (消印有効ギリギリの夜中23時50分に提出したこともありました)

 でも、乗り越えられたのは
 やっぱり仲間がいてくれたおかげです。

 スクーリング(1年目)で出会った仲間と励ましあって、
 なんとかここまで来ることができました。

 スクーリング(2年目:今年)では、
 もう立ち上がれないくらいに疲労で動けない朝が2回もありました。

西武池袋線清瀬駅  政治家として
 昨年よりも知名度が上がったおかげで
 スクーリング中であっても
 仕事の量がたくさんあったのです。

 毎晩それを夜中までこなして
 間に合わなければ翌朝にもやりました。

 とにかく苦しくて動けない時でも
 意地でコンビニのおにぎり2つ食べて
 西武池袋線の駅まで向かいました。

 それはやっぱり同期がいてくれたおかげ。
 同期が僕に力をくれました。

 昨日も書きましたが
 300人近い4期生の『同期会』をつくることができました。
 これで来年以降もまたお会いすることができます。

 1月中旬の国家試験まで
 あと4ヶ月とちょっと。みんなで合格できたらいいなあ。

4期生の仲間たち  4期生の同期会の
 設立懇親会の事務局としても
 一緒にがんばってくれた仲間たち。

 出会えたことに感謝して、
 一緒に活動できたことを
 誇りに感じます。

 あとは来年1月の国家試験、
 みんなで合格しよう!



2005年9月2日(金)のフジノ
● ネコ

 スクーリングも明日でラスト1日。
 本当にキツイ日々でした。

 そんな日々の疲れを癒してくれたのが
 キャンパスにいるネコの親子でした。

 お父さん?

 お母さん?

 学生たちが社会福祉を学ぶ人々ばかりなこともあり(?)
 毎日ちゃんと牛乳をもらったり、エサをもらっていました。

 僕はネコが大好きなので
 彼ら/彼女らが元気に遊んでいる姿を見ると
 休憩時間のたびにホッとしたものでした。

 元気でね。


● 同期会の設立懇親会

 1年7ヶ月にわたる日本社会事業大学の
 通信教育課程(第4期)も10月末でまもなく終わりとなります。

 長く苦しい勉強の日々だったのですが
 過ぎてみると本当に素晴らしい日々だったと感じています。

 僕たち4期生は約300人いるのですが、
 この仲間たちと直接に顔を合わせるチャンスというのは
 わずか2回しかありません。

 昨年のスクーリングと今年のスクーリングだけなのですね。

 そこで「このままで終わるのはもったいない」という
 精神保健ジャーナル『ゆうゆう』を編集委員のFさんとの話の中で
 同期会をつくることにしました。

 そして、同期会の設立会をかねて
 懇親会をひらくことにしました。

 3日前の朝にFさんと話をして決めて
 お昼には懇親会の実行に動き出しました。

 素晴らしい実行力のあるメンバーが
 事務局として集まってくれたと思います。

 どんどん話が決まっていき、動いていき、
 今日、当日を迎えました。

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 日本社会事業大学の通信教育課程は
 今年で4期目なのですけれど
 この規模の同期会ができたのは初めてだそうです。

 本当にうれしかったです。

 乾杯のあいさつをさせてもらったのですが

 「この国の精神保健福祉を一緒に守っていきましょう」

 と、こころの底から想いを伝えました。

 くじけそうな時、全国から集まったこの仲間たちが
 存在しているというこの瞬間を思い出して
 がんばっていかれると思います。

仲間と共に  司会をしてくれたIさん、
 ムードメーカーのSさん、
 兄貴分のIさん。

 これだけ喜びの表情をしてる自分を見るのは
 珍しいです(笑)。もらった写真を見て、本当にそう思いました。

まるで大学時代のように(これも大学ですが)肩を組んでしまいました。  彼ら/彼女らの前なら
 僕はこころの底から
 大きな笑顔になれる。

 何故なら、
 想いが同じだから。

 政治家になんかなってしまったせいで
 いつも色メガネで見られる。

 現実を変えなければいけないから必死で活動しているのに
 票目当てだと後ろ指をさされる。

 そんな人々に毎日のようにフジノは出会います。
 けれども、政治家という職業なんて
 いつだって辞めたってかまわないのです。
 この国の精神保健福祉がまともになってくれたならば
 すぐにでも僕は政治家を辞めたいです。

 そんな僕の想いを、本音を、
 この同期のみなさんは分かってくれます。

 何故なら、この国の精神保健福祉が危機だということを
 同期のみんなは知っているから。現場で見ているから。

 こんな素直な自分の
 喜びの姿を見たのは、
 政治家になってから
 初めてかもしれない。

 がんばっていかれる。
 がんばっていこう。

社会事業大学同期2人と田尾先生と共に  田尾有樹子先生も
 出席してくださいました。

 田尾先生

 「グループホーム設立の秘策を
  国家試験に合格したら
  教えてあげるから
  がんばって合格しなさい」

 と言われました。
 その秘策(ノウハウ)を知りたい!
 意地で合格するしかないな...。

 最後まで残って下さったみんなで
 集合写真を撮りました。


 精神保健福祉という大切なものを
 守っていかなければならない。

 その想いを共有できる仲間と
 これからもつながっていくことができるようになりました。

 つながりは力を生み出す。

 がんばっていこう。



2005年9月1日(水)のフジノ
● 政治家は「今は理解してもらえなくても」の精神で

 半年以上前から出席を決めていた
 友達である新婦の結婚式を
 仕事のために直前で欠席することになりました。

 結婚式と披露宴と2次会にまで呼ばれる間柄の友達を
 残り9日というドタキャンで断るつらさと言ったら!(涙)

 一生に1度の大切な結婚式、
 それに出席しない不義理。

 いろいろな準備はすでに終わっているはずで
 席次の印刷などにも僕の名前が出ているはずです。
 本当に申し訳ないことをしたとつくづく申し訳なく感じます。

 それでもあえて仕事を選んだのは
 それがどうしても僕にとってやらなければならない仕事だから、です。

 だから、友情は諦めます。

 家族を犠牲にしながら政治家をしている、と書きましたが
 友達との関係も犠牲にしなければならないのが
 フジノの仕事=政治家なのですね...。

 けれども、つらいけれども僕は
 政治家としては正しいと信じています。

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 これだけ覚悟して、
 直接にお詫びを伝えにいきました。

 そうしたら、上に書いたこととほとんど同じセリフで
 「しかたがないよ」と許してくれました。

 すでに理解してくれていたのです。

 本当にごめんなさい。
 お詫びの言葉が無いくらいに申し訳なく感じます。

 同時に、本当にすごく素敵な友達を持てたことを
 こころから誇りに思います。

 政治家になってからは
 ひどい誤解とくだらない妬み(特に男性から)を受ける毎日です。

 でも、やっぱり友達は、違う。

 一生に1度の瞬間を逃さざるをえないことを許してください。

 僕は、父が絶命するかもしれない脳外科手術の翌日も
 市議会に出席した性格なのです。

 出席しない結婚式に対して
 電報送れるのかとかどんなことができるのか、
 公職選挙法を後日調べて、
 お祝いの言葉だけでも伝えられたらと思います。


● スクーリング後半戦です

 昨日1日、スクーリングは休暇でした。
 そこで横須賀に戻って、政治家としての仕事を果たしたのでした。

 去年もそうだったのですけれど、
 本来は『体調回復にあてるべきスクーリングの休暇』を
 仕事にあてているので、正直しんどいです。体がきつくてしかたない。

 でも、やっぱり仲間との再会は
 本当にうれしいものですね。


 明日はついに懇親会。
 70人もの大きな会になります。

 がんばって成功させなければ。


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