まちの政治家は、こんなことしてます


2009年7月17日(金)のフジノその1
● 横粂勝仁さんと上町へ

 今夜は、上町では『灯ろう夜市』が行われます。
 素敵な夜のお祭りです。

 灯ろうを作ってくれたのは、
 NPOアンガージュマンよこすかのみなさんです。

 NPOとの連携がこんなにうまく機能しているのは
 市内では上町の商店街が1番だとフジノは感じています。

 そんなとてもがんばっている地域の姿を一目見てほしくて、
 横粂勝仁さんにお会いしていただきました。

 そして、カフェ『RRROOM』に行きました。

 ここは、若い人からご高齢の方まで集う場になっています。
 つまり、コミュニティカフェの機能を果たしている訳ですね。



 さらに、

 地元で獲れたお魚を多くの人々にたくさん食べてほしい、
 という活動を積極的にすすめていて、
 お魚を取り入れたメニューを増やしています。

 いわゆる『地産地消』にも取り組んでくれているのですね。

 こういうがんばっているお店や商店街を
 積極的に応援していくのが政治家の仕事だと
 フジノは考えています。

 2人とも、しめサバとお豆腐とおむすびのプレートを食べました。
                       

● 「新しい横須賀へ」を実現する闘いの第2弾スタート!

 横須賀市長選挙は終わりましたが
 『新しい横須賀』を実現する為のフジノの闘いは
 まだ始まったばかりです。

 元旦1月1日からフジノが街頭で訴え続けてきた決意

 新しい国会議員と、新しい横須賀市長のもとで
 新しい横須賀、新しいこの国へと、生まれ変わっていきたい。


 というものです。

 その決意は、今も全く変わりません。

 まもなくフジノにとって、闘いの第2弾がスタートします。

 大切ないくつもの法律案を審議さえすることもなく
 国会は休止してしまいました。

 大切ないくつもの法律案が、つまり廃案になってしまったのです。

 たくさんの人々の命がかかっている
 肝炎対策基本法案も
 障害者虐待防止法案も

 事実上、廃案になってしまいました。

 今日解散するのじゃないのだから
 肝炎対策の法律案を審議すればいいじゃないか!

 障害者虐待防止法案だって、
 何年も何年もかけてここまで来たのに!

 何故しっかりと法案を審議しないのか、
 何故そんなに選挙だけが大切なのか、バカバカしくてたまりません。

 やるべき仕事をやらない今の国会議員たちならば、
 みんな存在する必要は無い、とフジノは感じています。

 『全く新しい存在』こそが、今、必要なのです。

 もちろん、世襲なんてもってのほかです。
 ゼロからこの国を新しく生まれ変わらせる存在が必要なのです。

 だから、フジノはこの夏、必死にかけずりまわります。

 雄人(吉田雄人市長)の勝利だって
 今でこそ全国的にとりあげられて誰もが認知していますが

 はじめは「当選する確率はゼロだ」と言われました。
 勝手連だって最初はフジノ1人しかいなかったのです。

 けれども、今はもうフジノ1人ではありません。
 すでにたくさんの市民のみなさまが、目を覚ましてくれました。

 このまちは、必ず変わります。

 次は、この国全体を変えていきましょう!



 フジノはこの国を変える想いを、横粂勝仁さんに託しました。

 彼の持つガッツ、彼の持つ信念、彼の持つ勇気に、
 フジノは自らの想いの全てを託して、一緒に闘いたいと思います。

 政権交代とか政党がどこかなんて、
 そんなことはフジノにはカンケーありません。

 僕たちの当り前の想いを国会にしっかり届けてくれる、
 そんな『全く新しい存在』が必要なのです。

 彼がそうなのだ、とフジノは信じています。



2009年7月16日(木)のフジノその2
● 「ソーシャルメディアは政治を変える?」に参加します!

 昨日予告していました、
 「まもなくいくつかの報告ができる」というものの第1弾です。

 フジノは、下記のイベントに参加します。


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   「横浜メディ研」公開トークセッション vol.1開催のお知らせ

      テーマ:「ソーシャルメディアは政治を変える?」

     7月24日(金)18時40分〜21時@NEWSハーバー 入場無料
         <tvk横濱FutureCafe」の連携事業>
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 今月からスタートする「横浜メディア研究会」(横浜メディ研)

 初回のテーマは「ソーシャルメディアは政治を変える?」

 「ルポ−米国ブログ革命」(集英社新書、09年6月刊)著者の
 池尾伸一・東京新聞経済部記者を招き、

 オバマ・米大統領のソーシャルメディア戦略と
 一般市民の政治参加プロセスの変化について報告していただきます。

 また、米国の自治体・政府・政治家のICT活用の最新情報や
 次期衆院選県内立候補予定者の主張を
 動画配信するサイト「e国政神奈川」担当者による企画説明、

 実際にソーシャルメディアを活用する
 神奈川県内の自治体議員の方たちによるディスカッションを行います。


 【日時】2009年7月24日(金)18時40分〜21時(18時15分受付開始)

 【会場】tvkヨコハマNEWSハーバー(横浜市中区太田町2−23)
      JR関内駅、横浜市営地下鉄関内駅、
      みなとみらい線馬車道駅から徒歩5分
      http://www.newsharbor.tv/access/

 【参加費】無料(飲食費実費、定員100名:先着順)

 【主催】「横浜メディア研究会」設立準備会

 【開催趣旨】

 直前に迫った衆議院解散、そして「政権交代」を問う総選挙を控え、
 「政治」に対する関心が高まっています。

 12日に投開票された東京都議選では
 投票率が前回比で10ポイント上昇、投票率54%となりました。

 4月以降の大型地方選から続く「投票率上昇」は、
 政治家の選択に対する有権者の関心の高さを裏付けています。

 有権者が、政治家の活動をチェックし、
 選挙時には政策・理念などを知って、
 比較検討するためには、多様な情報提供が欠かせません。

 情報コミュニケーション技術(ICT)は、
 これまで「政治家→マスメディア→有権者」という
 一方通行のメインストリームしかなかった情報の流れを
 決定的に変えつつあります。

 政治家・有権者双方がブログ、SNS、Twitter、Youtubeなどの
 「ソーシャルメディア」を駆使できる環境が整い、
 個が相互に情報を発信・受信し、引用しあう状況が生まれています。

 今回は、当事者による多様な情報の流通が、
 政治を変えていく可能性について、
 会場のみなさんとともに考えていきたいと思います。

 【ゲスト】

 <講演>『米大統領選のゲームを変えたソーシャルメディア』

 ◇池尾伸一氏 東京新聞 経済部記者
            「米国発ブログ革命」(集英社新書)著者

 ▽プロフィール
 1965年、愛知県名古屋市生まれ。
 89年、早稲田大学政治経済学部卒。
 中日新聞に入社後、経済部で日銀、財務省、内閣府などを担当する。
 99年〜2000年、アメリカ・コロンビア大学東アジア研究所研究員。
 05年5月から中日新聞・東京新聞ニューヨーク特派員。
 08年5月から経済部に所属。
 「米国発ブログ革命」(集英社新書、09年6月発刊)著者


 <事例紹介>「ザ・選挙〜全国政治家データベース」とは?

 ◇神山玄太氏 『ザ・選挙』編集部 候補者動画PR「e国政」担当者   
    インターネット新聞「JANJAN」(日本インターネット新聞社)


 <ディスカッション>

 ◇阿部よしひろ氏 相模原市議・無所属

 ◇伊藤ひろたか氏 横浜市議・無所属クラブ

 ◇藤野英明氏 横須賀市議・無所属

 ◇篠原慎一郎氏 神奈川新聞社・編集局長      

 ◇池尾伸一氏、神山玄太氏


 <ウェブ出演者(中国・北京より)>

 ◇庄司昌彦氏 (国際大学グローコム研究員)

 ※現場をtvkインターネット放送のテスト運用として生放送を予定しています。
   ネット放送の視聴者もチャットやtwitter ( #ymlp )で参加できます。



 本事業は横浜市「創造都市横浜推進事業補助金」および
 横浜市芸術文化振興財団のアーツコミッション・ヨコハマ
 「企業による創造活動促進助成」を受けている
 「tvk横濱FutureCafe」の連携事業として実施します。


 「横浜メディア研究会」は、
 横浜市内でメディア・コンテンツ事業にかかわっている方や
 関心がある方のネットワークです。8月上旬より活動を開始する予定です。

 ▽詳細はこちら↓
 tvk横濱FutureCafe横浜メディア研究会


 (以上、引用おわり)


 実は、昨日15日に関係者の方々とうちあわせをしたのですが
 すごいおもしろいことがスタートしているのだ、と感じました。

 今回のトークセッションは、あくまでも
 その『すごくおもしろいこと』の幕開けの第1弾に過ぎない、
 というイメージをフジノは持っています。

 フジノはかなりアナログな人間でして、
 パソコンもソーシャルメディアも使いこなせていないのですが

 こうした『すごくおもしろいこと』に少しだけ関わらせていただけて
 とてもワクワクしています。

 24日、ネットを駆使して世界中から同時参加できるこのイベント、
 ぜひみなさまのご参加を楽しみに待っています!



2009年7月15日(水)のフジノ
● 子宮頸がんと向きあい続ける新たな決意

 フジノが子宮頸がんについて学びはじめたのは
 もう今から何年前のことだったでしょうか。

 きっかけは、僕の大切な後輩が
 こどもを産みたいという想いから受けた検診の場で

 ドクターから聴かされたのは妊娠についての嬉しい話どころか、
 逆に、子宮頸がんの可能性が高いという診断を受けたから、でした。

 まさに、天国から地獄へ、喜びの気持ちから最悪の絶望へと
 彼女は一瞬にして追いやられてしまいました。

 けれども彼女は生きていく為に一生懸命に学んで、
 あまりにも多くの若い女性が子宮頸がんに罹患している現実を知りました。

 そして、その現実をフジノに伝えてくれました。

 たくさんの涙をのりこえて彼女がそんな想いを伝えてくれたことは
 とても僕のこころをうちました。

 ちょっと調べただけで、政治・行政の努力しだいで
 本当は救えたはずの命がたくさんあることが分かりました。

 何故なら、子宮頸がんは唯一の予防できるガンなのに
 先進国で予防ワクチンが認可されていないのは日本だけなのです。

 政治家としてフジノは
 成すべきことを全てしなければならないと決意しました。

 それから、たくさんの女性の方々に
 子宮頸がんのお話を聴かせていただきました。

 お話を聴かせていただく方々は、すぐにたくさん見つかりました。

 もしかしたら、なかなか表に出てこない話題に感じるかもしれませんが
 フジノがこの問題に関心があると世間に伝えてからは
 逆に、なんて身近な病気なのだろうと感じるようになりました。

 あなたのまわりにも
 きっと言えないだけでたくさんいらっしゃるはずです。

 身近なまわりの女性の多くが
 本当に多くの女性がこの病気で苦しんでいることが分かりました。

 検診を受けた時の具体的な様子や
 検診の結果が悪くて再検査だと聴かされた時の気持ちや
 実際に手術を受けた時の状況や
 その後の体調の変化などを

 男性であるフジノに対して、恥ずかしさやつらさを乗り越えて
 本当にたくさんのお話を聴かせていただきました。

 たびたびこの活動日記でも
 子宮頸がん検診を
 ぜひ女性のみなさまに受診してほしいと訴えてきたので
 ますます多くの女性から、生の声を聴かせていただけるようになりました。

 聴けば聴くほどにやりきれなく切ない気持ちになりました。

 子宮を全摘出した方のお話もうかがいました。

 ガンから自分のいのちは守れたけれども
 赤ちゃんを産むことはできなくなったという事実に
 こころの底から苦しみ続けている姿を目の当たりにしました。

 予防できるはずの子宮頸がんから
 女性を守ろうとしないこの国の政治・行政の怠慢に失望させられました。

 けれども、いくらこの国の政府がだらしなくても

 いち市議会議員であるフジノなりに
 こんな現実は絶対に変えることはできると強く信じています。

 今年の6月議会の本会議で
 市長に対して一般質問を行なったのもそのひとつです。

 絶対に今の状況は変えることができる、
 救えるいのちを救うことができる政治・行政を実現できるという
 その強い想いは、今も変わりません。

 そして、この7月に入って、
 さらに強くそう信じる出来事に出会うことができました。

 実は、フジノに子宮頸がんと向きあうきっかけをくれた後輩が
 長い闘病の末に、かわいい赤ちゃんを無事に出産したのです。

 七夕の日のことでした。

 この数年間の僕は、
 大切な人を次々と失うばかりで

 本当に僕は、
 とてもとても不安でした。

 無事に生まれるその瞬間まで

 おかあさんである後輩の命も
 赤ちゃんの命も

 どうか無事であってほしいと
 こころから祈り続けました。

 本当にうれしかったです。

 きっかけを与えてくれた後輩にハッピーが訪れたとしても

 政治家としてフジノは、
 今この瞬間も子宮頸がんによって苦しんでいる方々が
 本当にたくさん存在していることを決して忘れることはありません。

 改めて今、むしろ確信しているのです。
 必ず救うことができる命がたくさんあるのだ、ということを。

 時に「男性が子宮頸がんなんてよく関心を持ったね」と感心されたり
 街頭演説で「子宮の話なんて卑猥だ」と呆れられたりしながらも

 フジノはこの国の子宮頸がん対策を推進する為に
 これからもしっかりと問題と向き合い続けようと改めて決意しました。

 さらに全力を尽くしていきます。

 だから、どうか女性のみなさま、検診を受診して下さいませんか。
 早期発見と早期治療は、本当に大切です。

 そして、今まさに闘病しているみなさま、
 どうか決してあきらめないで下さいね。

 どうかお願いします!


● 明日以降、いろいろ発表していきますね

 まだまだ市長選挙に関わる作業がいろいろと残っているのですが
 政治家フジノの本業へ費やす時間が
 少しずつ戻ってきつつあります。

 いくつかの視察、いくつかのイベントへの出演、などなど
 明日以降、少しずつ発表していかれそうな予定です。

 どうぞ、お楽しみに。



2009年7月14日(火)のフジノその4
● マニフェストを実現する為の作業、2日後にスタート/市長室訪問

 市長室には8人くらいで会議できるテーブルが2つあって、
 さらに市長だけの机もあって、かなり広めです。

 雄人(吉田雄人市長)の机の上には
 『マニフェスト最終版〜チェンジ。やればできる!〜』
 『横須賀市職員名簿』が置かれていました。

机の上にはマニフェストと市職員名簿

 市民のみなさまとの契約であるマニフェスト。

 この大切なマニフェストをこれまでの横須賀市の計画の中に
 具体的に落とし込んでいくヒアリング作業が

 2日後の7月16日(木)からついにスタートします。

 多くのマスメディアでは
 マニフェストの実現は困難だという論調で報道されています。

 けれども、これまでフジノが接してきた
 市役所の部局長の方々はみなさんとても優秀ですし、

 圧倒的な市民のみなさまからの支持を受けたマニフェストを
 拒否するようなことは当然できないはずです。

 2日後からのヒアリング作業では、
 市民のみなさまに希望を感じてもらえる新しい横須賀市政を実現すべく
 しっかりと吉田市長を支えていってくれるはずです。

 また、人事異動については
 今すぐに大規模な異動を行なうようなことはせず
 例年どおりの定期的な異動の時期に判断していくそうです。

 (これはマスメディアにもそのように答えていますよね)

 市職員の方々の1人1人の能力や長所を活かした
 適材適所での仕事をすすめる人事制度づくりを

 市議会議員時代から提案してきた
 雄人らしい判断だと思います。

メインで仕事をする机はこちら

 ふだん雄人はこちらの大きな会議机で
 仕事をすることが多いそうです。


 (次の回へつづきます)


2009年7月14日(火)のフジノその3
● 市長室にて市長と会いました/吉田雄人市長を表敬訪問

 今日は、夕方16:30から30分間、
 浜野まさひろ議員とともに、
 雄人(吉田雄人市長)を『市長室』へ表敬訪問しました。


 「フジノさん、あえて『市長室』でお会いしましょう」

 という雄人の提案を受けて、今日の訪問が実現しました。


 市長室はもともと市民のみなさまに開かれたオープンな場所である


 という『事実』を、フジノは市民のみなさまに
 きちんとお伝えしたいと思います。

 ●

 下の写真は、市役所3階、市長室の入り口です。
 雄人がいつもどおりの笑顔で迎え入れてくれました。

市長室の入り口に立つ雄人

 フジノは6年間も市議会議員をしてきましたが
 この6年間、1度も市長室に入ったことがありませんでした。

 実は、雄人自身も当選するまで
 1度も市長室へ入ったことが無かったのです。

 市民のみなさまから代表として選ばれた市議会議員でさえ、
 フジノや雄人のような無所属として活動してきたら

 市長と市長室で話をする機会さえ、
 今までは1度もありえなかったのです。

 こうした対応は、本当に異常な事態でした。

 しかし、ようやく『正常化』されました。

 市議会議員はもちろん、
 市民のみなさまは誰もが等しく当然のこととして
 市長室で市長とお会いすることができます。

 ようやくそんな当たり前の姿に戻りました。

 市民のみなさまも当然のことながら、
 秘書課をつうじてアポイントメントを取っていただければ、
 (ふつうのビジネスマンと同じです)

 吉田市長のスケジュールがあいさえすれば
 誰でもが面会できるのです。

 これからしばらくの間は、
 市民のみなさまに選択していただいたマニフェストを
 従来の市の計画などへ落とし込んでいく為の作業が続きますので
 吉田市長はかなり忙しくはなってしまいます。

 けれども、機会があいさえすれば
 市長室でいつでも市長は市民のみなさまにお会いするはずです。

 雄人は今までのどんな市長よりも
 市民のみなさまの声に耳を傾ける市長になるはずです。

 (下の写真は、仕事がしやすいようにふつうのイスにとりかえた
  市長の机の前に立つ雄人、そして浜野議員とフジノです)

市長室にて雄人と浜野議員とフジノ

 ここは特別な部屋ではありません。

 権威や権力をふりかざす場所ではありません。
 一部の人しか入れない場所ではありません。

 あなたが選んだ市長が『仕事をする部屋』であり、
 あなたが選んだ市長が『市民のみなさまと語り合う部屋』なのです。

 あなたもぜひ市長室を訪れて下さいね。


 (次の回へつづきます)


2009年7月14日(火)のフジノその2
● 初の高齢化率24%台へ突入...超高齢社会のまち、横須賀。

 午後から、2009年度の第1回目の
 『介護保険運営協議会』でした。

 これは市の介護保険のいろいろなことを決める場なのですが
 フジノは傍聴をしてきました(発言はできません)。

 あまり良く市民のみなさまに知られていないことなのですが
 『介護保険』という『仕組み』そのものは
 日本全国どこでも共通ですが、
 このまちの介護保険を『運営』しているのは、『横須賀市』です。

 法律でこの制度をつくったのは国ではありますが、
 実際に具体的なことを動かしているのは市なのですね。

 例えば、これから先の3年間で市民のみなさまに
 どれくらいのサービスが必要なのか(=給付)を予測したり、

 その予測したサービスの量に基づいて
 どれくらいお金が必要なのかを推計して

 市民のみなさまからお預かりする保険料を
 いくらにするのかなどを決めているのも、横須賀市です。

 ですから、市民のみなさまは介護保険に対して
 いろいろな想いをお持ちだと思うのですが

 ぜひ横須賀市に対して、
 どんどんみなさまのご意見を出していただきたいのです。

 市の権限で実現できることが、
 実はたくさんあるんですよ。



 さて、フジノは毎回傍聴するようにしていて
 とても重視しているこの介護保険運営協議会ですが
 今日もわずか1時間で終わってしまいました。

 こうした市の審議会のほとんどは質疑も無く、
 ほとんど市が資料を説明するだけで、あっけなく終わってしまいます。

 でも、参加する委員メンバーには税金から報酬も支払われているのですし、
 ぜひとも活発に意見を出したり、もっと議論をしてほしいものです。

 配布された資料には、重要なデータがいくつもありました。

 なんと、この4月1日現在で
 横須賀市の高齢化率が初めて24%を超えました。

 これは、横須賀市民42万人の中で
 65才以上の方がどれくらいのパーセントを占めているか、ということです。

   H2 H7 H12 H17 H21
高齢化率 11.3% 14.0% 17.4% 21.0% 24.1%
(H21年のみ4月1日付、その他は10月1日付)

 上の表のとおりで、このまちでは65才以上の方々が
 平成2年には10人に1.1人だったのが
 平成21年には10人に2.4人が65才以上となりました。

 わずか20年のうちに、本当に『高齢化率』は大きく変化しました。

 今でも『高齢化社会』という言葉を使う方がいますが
 言葉の定義では、実はそれはまちがっています。

 高齢化率が7〜14%の時に、『高齢化社会』と呼びます。

 高齢化率が14〜21%の時は、『高齢社会』と呼びます。

 高齢化率が21%を超えたら『超高齢社会』と呼ぶのです。

 横須賀市はすでに平成17年には
 『超高齢社会』に突入しています。

 このデータを見た時にフジノは
 ああ、ついに24%を超えたのか、と感じました。

 日本全体の高齢化率は22.1%(昨年10月1日現在)ですから
 このまちの高齢化率は、わが国全体よりも高いのです。

 日本全体が40年後には、
 2.5人に1人は65才以上になるという推計もあります。

 わが国全体がこれまでの人口構成とは全く異なって変化していきます。

 こうした変化を現実のものとしてしっかりと受け止めて
 新しい福祉社会の姿を市民のみなさまと共有していきたいです。

 ただ「財源をどうするか」という
 あまりにも矮小化された議論で終わっては
 絶対にダメですよ...。

 今の2009年の段階から
 まず「目指すべき社会の姿はどう在るべきなのか」を
 市民のみなさまと一緒に共通のビジョンを描いていきたいのです。

 今とは全く異なる人口構成に国全体が変化するのですから、
 今の枠組みの福祉サービスを前提にしたままで
 財源の議論をするのはおかしいのです。

 マスメディアの単純な論調では
 財源が足りないから消費税を上げろなんてなっていますが
 そんな議論は完全に『的外れ』なのです。

 市長選挙の時にも勝手連活動を通して
 たくさんの市民のみなさまとお話しましたが

 本当に大切なことは、
 僕たち自身がこのまちでどんな風に生きていきたいのかを
 しっかりと共通の想いを持てるようになることです。

 その想いがまず『先』にあって、
 制度は『後』から形作られていくのです。

 制度に合わせて人は生きていくのでは無いのです。

 この点をもっともっと市民のみなさまと、たくさんお話をしていきたいです。
 超高齢社会でも大丈夫なのですよ。


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