フ
ジ
ノ
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では、消防局に質問をして終わりたいと思います。
その前に、まず健康福祉部にお聞きしたいのですが、
聴覚障がいがある方々のうちで、
手話ができる方々の人数の把握はしていらっしゃいますか。
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障
害
福
祉
課
長
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手話ができるかどうかというのは、
そこまで把握しておりません。
ただ、聴覚障がいの方が
何人いらっしゃるかということは把握しておりまして、
7月1日現在で1,225人おります。
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フ
ジ
ノ
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それでは、消防局に質問したいのですが、
障害福祉課では現在
手話ができない聴覚障がいのある方の人数を
把握していないということでした。
先日僕が知り合った聴覚障がいのある方は、
「救急車で運ばれたときに文字盤があればよかったのに」
と筆談で僕に伝えました。
そのことがきっかけで調べてみたのですが、
厚生労働省の統計によると、
手話を使うことができる聴覚障がいのある方というのは、
わずか15.4%しかおりません。
言い方は悪くなるかもしれませんが、
手話ができる方はエリートと言えるかもしれません。
多くの方は、ある程度年齢が高くなった中高年になってから
中途で障がいを持つことになるわけです。
そうすると、手話も口話もできないわけです。
そんな方が体調を崩して救急車を呼んだとして、
今はファックスサービスがありますから
119番自体にかけることはできますが、
問題はその後で
救急車の中で
どうやって意思疎通を図るのかということだと思います。
そこで質問なのですが、
聴覚障がいのある方のために、
しかも手話のできない方々の為に
救急車に文字盤を導入するというお考えはないでしょうか。
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消
防
局
長
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平成12年度に
横須賀市の聴覚障害者協会並びに
手話の通訳の勉強会の方の御協力を得まして、
消防局では
『聴覚障害者の為の災害時対応マニュアル』を作成しました。
これは救急車に積んでありまして、
この中にいろいろなデータがあるのですが、
文字盤にかわりまして50音表やアルファベット、
そういうものを記載したものを乗せています。
これで活用はできることと思っておりますが、
今後、ほかにかわるものがあれば取り入れていきたいと思っています。
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フ
ジ
ノ
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先日、『聴覚障害者のための災害時対応マニュアル救急編』を
実際に見せていただきまして、
移動している車の中で
あれを見せながら対応するのはなかなか難しい
と僕も感じました。
今消防局長がおっしゃったように、
新たな形の文字盤を考えていらっしゃるのであれば、
ぜひやっていただきたいと思います。
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