委員会では、こんな発言しています

2004/09/30更新
2004年9月21日の民生常任委員会でのやりとり

● 救急車の中に、聴覚障がいのある方々の為に文字盤を設置すべきではないか





 では、消防局に質問をして終わりたいと思います。

 その前に、まず健康福祉部にお聞きしたいのですが、
 聴覚障がいがある方々のうちで、
 手話ができる方々の人数の把握
はしていらっしゃいますか。









 手話ができるかどうかというのは、
 そこまで把握しておりません。

 ただ、聴覚障がいの方が
 何人いらっしゃるかということは把握しておりまして、

 7月1日現在で1,225人おります。






 それでは、消防局に質問したいのですが、

 障害福祉課では現在
 手話ができない聴覚障がいのある方の人数を
 把握していないということでした。

 先日僕が知り合った聴覚障がいのある方は、

 「救急車で運ばれたときに文字盤があればよかったのに」

 と筆談で僕に伝えました。

 そのことがきっかけで調べてみたのですが、
 厚生労働省の統計によると、

 手話を使うことができる聴覚障がいのある方というのは、
 わずか15.4%
しかおりません。

 言い方は悪くなるかもしれませんが、
 手話ができる方はエリートと言えるかもしれません。

 多くの方は、ある程度年齢が高くなった中高年になってから
 中途で障がいを持つことになるわけです。

 そうすると、手話も口話もできないわけです。

 そんな方が体調を崩して救急車を呼んだとして、
 今はファックスサービスがありますから
 119番自体にかけることはできますが、

 問題はその後で
 救急車の中で
 どうやって意思疎通を図るのかということだと思います。

 そこで質問なのですが、

 聴覚障がいのある方のために、
 しかも手話のできない方々の為に
 救急車に文字盤を導入する
というお考えはないでしょうか。








 平成12年度に
 横須賀市の聴覚障害者協会並びに
 手話の通訳の勉強会の方の御協力を得まして、

 消防局では
 『聴覚障害者の為の災害時対応マニュアル』を作成しました。


 これは救急車に積んでありまして、
 この中にいろいろなデータがあるのですが、

 文字盤にかわりまして50音表やアルファベット、
 そういうものを記載したもの
を乗せています。

 これで活用はできることと思っておりますが、
 今後、ほかにかわるものがあれば取り入れていきたいと思っています。






 先日、『聴覚障害者のための災害時対応マニュアル救急編』を
 実際に見せていただきまして、

 移動している車の中で
 あれを見せながら対応するのはなかなか難しい
 と僕も感じました。

 今消防局長がおっしゃったように、
 新たな形の文字盤を考えていらっしゃるのであれば、
 ぜひやっていただきたいと思います。




→2004年度の委員会質問に戻る
→はじめのページにもどる