議会では、こんなやりとりしています


動画で質問の様子をみることができます。
市議会HPの日程平成22年3月4日をご覧下さい。

2010年予算議会・本会議(3月4日)、市長への質疑






















 おはようございます。
 藤野英明です。よろしくお願いします。




 1.財政危機の中で財政規律を重視した予算における、
  ハコモノへの市長の認識について


 この7か月間、市長は「厳しい財政状況」を繰り返し訴えてきました。

 歴代市長によってつくられた多額の借金、
 景気後退による市税の大きな落ち込み、
 基金を取り崩さなければ予算も組めないこと、
 乾いた雑巾をさらに絞るような努力を続けている、と。

 そして初めての予算編成にあたっては
 「財政規律」を基本方針に臨みました。

 しかし、それだけ「財政危機」を強調してきたにもかかわらず、
 その大きな要因であるハコモノ3兄弟
 (芸術劇場・美術館・ソレイユの丘)について
 市長は施政方針でも全く触れませんでした。

 ハコモノ3兄弟に切り込めばマニフェスト実現の
 「財源」を捻出する上でも大きな効果があったにも関わらず、
 実際の予算案を見ても大幅なカットはありませんでした。

 これでは選挙での公約だった「脱ハコモノ」についての
 公約違反の上に、説明責任も果たしていません。

 そこでうかがいます。


 (1)ハコモノ3兄弟に今後かかる費用はいくらなのか。

 市長は「財政再建に向けて本市の財政状況についての認識を
 市民のみなさまと共有する為」に財政基本計画を全戸配布すると述べました。

 それならばまず市民のみなさまに、脱ハコモノを公約した
 市長から現実をしっかりと伝えていただきたいのです。

 (質問1)
 芸術劇場・美術館・ソレイユの丘、それぞれについて、

 @現在まだ残っている建設費用の借金額はいくらなのでしょうか。

 (質問2)
 A管理・運営費用は今後予測しうる限り
  いつまでいくらかかるのでしょうか。

 ぜひお答えください。





















 (2)今後どう対処すべきかを
  はっきりと市民のみなさまに説明すべきではないか。


 「吉田雄人が市長になればハコモノ3兄弟への
  税金のムダづかいがカットできるはず」

 「もっと優先順位の高い政策に税金が使われるはず」

 そう信じて多くの市民の方々は昨年の選挙で
 吉田市長に投票をしました。

 僕は今年1月、吉田市長と一緒に朝の駅立ちに参加しましたが
 そこで感じたことは

 「多くの市民の方々は今もそう信じている」

 ということです。

 けれども昨年9月議会、12月議会において僕は
 ハコモノについて繰り返し市長と質疑をしてきましたが

 答弁から見えてきた吉田市長の「現在の姿」は
 当選後、明らかに変わってしまったといわざるをえません。

 例えば美術館は、今年度も大きく入場者数が減った上に、
 さらに新年度予算案でも入場者数の見込みを今年よりも減らしました。

 それにも関わらず吉田市長は、先日の質疑の中で
 美術館を観光資源として利用する旨の答弁をしました。

 美術館以外のハコモノへの予算もほとんどカットできませんでした。

 つまり吉田市長は脱ハコモノの選挙公約を捨てて、
 赤字を垂れ流し続ける道を選んだ
のです。

 ハコモノ批判で当選した市長なのですから
 本来ならば方針転換をした時点で、再び市民に信を問うべきでした。



 市長は市政方針でこう述べました。

 「どうしても実施が困難なものについては
  早い段階でその理由や課題を示し、今後の方向性も含めて、
  説明責任を果たしてまいります」。

 それならば市長はその言葉どおりに説明責任を果たして
 市民のみなさまに「現在のスタンス」を
 はっきりと説明すべきではないでしょうか。

 (質問)
 今後ハコモノ3兄弟にどう対処するのか、お答え下さい。





























 (3)「運営形態の見直し」や「指定管理者の公募」で
  どれだけ負担を減らせるかの検証結果は出たのか。
  またその結果はいつ発表されるのか。


 「抜本的な見直し」の方針を変更した市長は
 最近ではこう答弁してきました。

 すでに建設されたハコモノは
 廃止などの抜本的な見直しでは無く、
 指定管理者への移行など「運営形態の見直し」や
 指定管理者の「公募」によって税金の負担を減らすのだ、と。

 そこで僕は「その見直しでカットできる金額はいくらなのか」と
 改めて質問しましたが、

 市長は「その金額は分からないので検証するよう総務部に指示した」
 とのことです。

 そこでうかがいます。

 (質問1)
 その検証結果はもう出たのでしょうか。
 出たならば、早く公表して下さい。

 (質問2)
 また、結果がまだ出ていないのならば、いつまでに出すのでしょうか。
 お答えください。

                   
























 (4)新年度開催予定の「事業仕分け」において、
  ハコモノ3兄弟の必要性を問うてみるべきではないか。


 吉田市長は、新年度予算案で、障がいや難病のある方々が
 社会参加できるように支援する為の予算を3300万円もカットしました。

 あまりにも情けなく、そして残念なことです。

 そんな大切な予算をカットするよりも
 不要不急のハコモノにもっと切り込めと
 市民のみなさまは誰もが願っているはずです。

 ハコモノに対して「抜本的な見直し」をせずに
 お茶を濁すような「微修正」をすることが
 本当に市民の望んでいることなのでしょうか。

 市長は今年10月、新たに「事業仕分け」を開催しますが
 ぜひハコモノ3兄弟をその対象に入れて

 これからも続けていく必要があるのかという
 根本的な「存続」か「廃止」かをぜひ仕分けしていただきたい。

 (質問)
 「1度作ったものは壊せない」と吉田市長は言いますが
 そんな「官僚の論理」なんかではなく、

 「市民」のみなさまや
 「外部」の第三者の視点から

 本当にこれらハコモノの必要性があるか否かを
 事業仕分けすべきではないでしょうか。

 市長の考えをお聞かせください。


























































 2.長生きが喜ばれない現実を打ち破る為の、
  「力点を置きたい可能性への投資」の1つとしての高齢者福祉について


 2月17日、長妻厚生労働大臣は所信表明演説を行ない、
 「ポジティブ・ウェルフェア」への方針転換を宣言しました。

 機会の平等を後押しし、国民全体の能力を活かすことができる
 攻めの社会保障・積極的な社会福祉のことを
 「ポジティブ・ウエルフェア」と呼んでいます。

 歴代の政府は社会保障への支出を「コスト」としてきましたが
 「コスト」ではなく「未来への投資」なのです。

 「経済成長」と「社会保障」とは、どちらかを重視すれば
 もう片方が犠牲になるものではありません。

 超高齢社会に突入した本市においても、
 医療・介護は、高齢者を中心に確実に需要が増大しています。

 社会福祉は大きな成長産業であり、
 雇用の創出が期待できるものです。

 僕は政府の方針転換を歓迎しています。



 この「ポジティブウェルフェア」はイギリスの
 トニー・ブレア政権が掲げた重要なスローガンですが
 ちょうどその頃、吉田市長はイギリスに留学しておられたので
 当然、理解しておられるはずです。

 ですから今回市長が高齢者福祉について
 「力点を起きたい可能性への投資」の1つとして触れたことは、
 本市も「ポジティブ・ウェルフェア」への転換を宣言したのであってほしいと
 僕は願っています。

 現在このまちの現実は、特別養護老人ホームの
 待機者が約2000人にものぼり、
 何年間もの入所待ち、
 老老介護、
 痰吸引などの医療行為が必要な為にそもそも受け入れ先が無い、
 など苦しんでいる方々が非常に多く、
 介護苦からの虐待や
 ご家族の自殺も起こっています。

 そんな長生きが喜ばれない現実を打ち破る為にも
 施政方針では本市が目指す高齢者福祉の未来を
 より具体的に述べるべきだったのではないでしょうか。

 (1)在宅サービスの充実に向けて新年度はどのように取り組んでいくのか

 「今すでに介護が必要な方々」への取り組みについて、
 市長は「施設サービス」にしか触れませんでしたが
 「在宅サービス」の充実も介護の両輪として不可欠です。

 そこでうかがいます。

 (質問1)
 @今後、在宅サービスを充実させていく為にどのような取り組みを行なうのか、
 より具体的に述べるべきではないでしょうか。

 (質問2)
 A特に、昨年暮れにまたも選定が失敗に終わった
  「夜間対応型訪問介護事業所」について、
  今後どう対応していくのでしょうか。

 夜間対応型訪問介護とは、
 夜10時から朝6時までの間、高齢者の方々のお宅を
 ホームヘルパーが定期的に巡回したり、
 緊急時にはオペレーションセンターや
 通報端末を利用して訪問が受けられるサービスですが
 現在、本市には事業所がありません。

 昨年12月に選定審査会を行ないましたが
 応募はわずか1社、しかも、選定されませんでした。

 この件を取材した神奈川新聞に対して
 本市が出したコメントはこのようなものでした。

 ・夜間だけ対応する訪問介護事業所のニーズがどれだけあるかハッキリしない。

 ・来年に市民アンケートを実施して、その結果を見て
  再び公募を行なうかどうか決める。

 日頃、介護に苦しむ切実な声を聴いてきた僕には
 このコメントは全く理解できません。



 厚生労働省が毎年発表している統計に
 『介護サービス施設・事業所調査』がありますが、

 2月25日に発表された最新の調査結果によれば
 夜間対応型訪問介護の利用者は
 全国で「前年度2.9倍」に増えています。

 そもそも本市が実施している第4期高齢者保健福祉計画においても、
 夜間対応型訪問介護は2011年度までに
 年間延べ3600人の利用を見込んでいます。

 わざわざ改めてアンケートを取るまでもなく、
 いかに強いニーズがあるかはハッキリしています。

 介護や福祉は時間をロスすればするほどに
 苦しむ方々が増えていきます。

 時間のムダや空白を作ることは許されません。

 募集方法を改善するなど全国の事業者に対してアピールをして、
 本市でも夜間対応型訪問介護を実現すべきです。

 市長の考えをお聞かせください。

 (質問3)
 B同時に、介護に悩むご家族の
  レスパイトに積極的に取り組むべきではないでしょうか。

 以上3点についてお答え下さい。
                   


































 (2)施設サービスの不足を市立2病院で対応すべきではないのか。

 約2000人もの特養待機者を1人でも多く減らすには、
 現計画だけでは間に合いませんが、絶対に見殺しにしてはいけません。

 本来、高齢者福祉は「医療」と「介護」が
 シームレスでなければいけません。

 そこで、代替案として市立2病院での対応について、市長にうかがいます。

 (質問1)
 @市立2病院の病床で
  待機者の受け入れができないのでしょうか。

 (質問2)
 A特に、市民病院で休止している病床を
  早期に「療養病床」として稼動させて
  受け入れをすべきではないでしょうか。

 また、既にうわまち病院には「療養病床」が設置されていますが
 その50床のうち10床は個室の為、
 1ヶ月の費用負担は30〜50万円にもなります。

 入院したくても個室しか空きが無く、
 そんな高いお金は出せない為に
 入院したくてもできない方々が実際にいます。
 空いてるベットがあるのに入院できない現実は間違っています。

 (質問3)
 そこで、B個室数を減らして
 差額ベット代を取られない病床を増やせないのでしょうか。

 (質問4)
 C多額の工事費用をかけて個室を改築せずに
  現在の個室であっても費用負担を下げて
  入院しやすくすべきではないでしょうか。

 以上4点についてお答えください。
                    





























 3.行政側が一方的に大きな負担を押し付けている西地区の
  2つの課題を「横須賀が抱える大きな課題」と言及した市長の認識について


 施政方針の中で市長は
 特に重要な「横須賀が抱える大きな課題」として

 「市民病院」と「ごみ処理の広域化」の2つを挙げましたが、
 どちらも関係施設は長坂で、横須賀の西地区に位置しています。

 僕はその西地区で幼い頃から暮らしてきました。

 この数年こそ離れているものの、今も家族は暮らしており、
 いつか再び帰って暮らすであろう大切なふるさとです。

 もともと交通が不便で十分なインフラも無く、
 市内の他の地域に比べて地理的に大きな困難を抱えている西地区では、
 「いつも横須賀市の中では取り残されている」
 という想いを持たされています。

 また、過去の経緯から行政によって
 巨大なごみ処理施設を押し付けられてきたとの「負担感」や、

 迷惑施設はどうせいつも西地区なのだという
 「諦めの感情」も持たされています。

 幼い頃から西地区で暮らしていれば
 今までずっと続いてきた行政の「西地区への仕打ち」を、
 誰もがはっきりと感じています。

 だから、今回市長が西地区の2つの問題を
 「横須賀の抱える大きな課題」と述べた時、

 行政が一方的に問題を押し付けておいて
 そんな言い草をするなんてと僕は
 ふるさとを汚された激しい怒りを覚えました。



 1月27日に「ごみ処理施設建設予定地は長坂だ」と
 市長が突然発表してから、

 僕は西地区を歩きまわって知人・友人の声を聴いて回りました。
 その中で、多くの方からこう言われました。

 「フジノはあんなに吉田市長を一生懸命選挙で応援したのに
 当選した途端にていよくごみ処理場を
 自分のふるさとにおしつけられてうまく利用されたよな」と。

 「建設まで9年間もかかって、どうせその時には
  吉田雄人は市長を辞めて国政にでも行ってるんだろう」と。

 「自分たちはここで死ぬまで暮らすけれど、市長も部長も
  西地区ではないし、どうせ他人事なんだろう」と。

 そして、僕が感じている怒りは僕だけのものではなく、
 西地区に暮らしている人々の
 率直でリアルな声なのだと確信しました。

 誰もが希望を感じることができる「新しい横須賀」の実現を僕は
 吉田市長に政権交代することで叶えられると信じてきましたが
 吉田市長は古い行政の過ちを繰り返しています。

 市長は今回、西地区の市民の自尊心を深く傷つけ、
 さらに行政への不信感を強くさせたことを理解しているのでしょうか。

 そこで、あえて僕は市長の姿勢を質したいと思います。


 (1)市長の言行不一致こそ「横須賀の課題」ではないのか。

 「市政の主体は市民である」、住民主体、市民主体、
 民主主義を大切にすると施政方針で市長は宣言しました。

 しかしそんな美しい言葉とは全く逆で、この2つの問題に、
 西地区の市民は主体的に関わる機会はありませんでした。

 まず、市民病院の問題は、行政側が経営を誤ってきた結果、
 指定管理者制度への移行による混乱を招き、
 何の瑕疵も無い西地区の市民の方々に
 大きな不安と迷惑をもたらしています。

 また、ごみ処理施設の建設予定地は
 平成18年から選定作業をして
 3つの候補地を決めていたと市長は述べましたが

 市民のみなさまにも市議会にも候補地が知らされることはなく、
 行政が「密室」で候補地に決めていただけです。

 かつての美術館やソレイユの丘の建設も、
 行政が一方的に結論を押し付けたからこそ市民の反対運動が起こりました。

 市長は自らも参加した反対運動の過去をお忘れでしょうか。

 今回のやり方はかつてあなたが否定した
 古い行政の間違ったやり方そのものです。

 このどこが「新しい横須賀」なのでしょうか。

 さらに市長は、

 ごみ処理施設の建設地は「特殊な問題」なので
 その時その時の経緯を報告することができなかった

 と先日述べましたが

 「時の権力者」が
 「これは特殊な問題だからプロセスは非公開」と勝手に決めることは、

 民主主義から最もかけはなれた
 「市民不在の密室政治」です。

 自ら述べた「市長として在るべき姿勢」と
 現在の市長は完全に矛盾しています。

 「脱官僚」とはトップの姿勢だと繰り返し述べてきたあなたですが
 市長という肩書を得た途端に「官僚政治」に埋没して
 市民感覚を失ない、市民目線を忘れてしまったのではないか。

 だから僕はあえて申し上げたいのです。



 (質問)
 市長ご自身は、あなたのそんな姿勢こそが
 このまちが乗り越えるべき本当の課題だとは思いませんか。

 真摯な反省と共に市長の考えをお聞かせ下さい。
              












西




















 (2)そもそも西地区の市民への謝罪が述べられるべきではないのか。

 市長が2つの「横須賀の大きな課題」について
 もしも本当に重要だと認識しているならば、
 迷惑をおかけしている西地区のみなさまに対して
 まずきちんと謝罪をすべきでした。

 ごみ処理施設の建設問題については
 1月27日に町内会長らを集めて行なった説明会で謝罪を求められた為に

 2月11日付けで大楠・武山の両連合町内会長に
 謝罪文書を手渡しに行きました。


 しかしここでも市長は2つの間違いをおかしています。

 まず第1に、謝罪文章の内容です。

 あくまでも1月27日に突然こういう報告をしたことだけを
 謝っているこの文章です。

 「市民不在の決定」には触れておらず、こんなものは謝罪ではありません。

 第2に、謝罪をする相手です。

 町内会長らへの説明会の場でお詫びを述べたり
 連合町内会長らに謝罪文を出せば、
 それが西地区の市民の「みなさま」への謝罪になるのですか。

 閉じられた空間で一部の人々へ謝罪をしても
 そんなことで誰が納得できるのでしょうか。

 もちろんこれから市長は西地区を訪れるたびに住民の方々に
 何百回とお詫びの言葉を述べることになるでしょう。

 しかし、理解と協力を得たい、という言葉が口先だけでなく
 解決すべき重要な課題だと本当に認識していたならば
 まず施政方針演説の中で謝罪の言葉を述べるべきでした。

 施政方針とは市長の姿勢を
 「市民のみなさま」に向けて述べる重要な場です。

 (質問)
 だからこそ、施政方針の中でまず何よりも
 長坂を中心とする西地区の市民のみなさまに対して
 誠実な謝罪の言葉を述べるべきだったのではないでしょうか。

 市長の考えをお聞かせ下さい。




































 (3)「地域住民の皆様のご理解ご協力を頂く」とは
  具体的に誰がどのような意思や行動を
  どのように示すことを意味しているのか。


 最後に市長にお聞きしたいことは、
 「地域住民の皆様のご理解ご協力をいただく」とは何なのか
 ということです。

 市長は施政方針の中で

 「市としての方向性が決まりましたので、
  まずは地域住民の皆様のご理解ご協力を頂く」

 と述べました。

 しかし、少なくとも西地区出身の僕には
 こんな市長のやり方では
 理解も協力も全くする気にはなれません。

 むしろ反対運動が起こるならば
 喜んで僕もその活動に加わるでしょう。

 市長は新年度に新たな試みとして
 住民基本台帳から無作為抽出した市民の方に参加を依頼する
 「(仮称)市民会議」を開催する方針です。

 これはデリバレイティブポールという
 最近流行している、新たな市民参加の手法ですが

 市長が本気で市民主体のまちづくりを目指しているならば
 今回の建設予定地についてもゼロから
 デリバレイティブポールをやればいいじゃないですか。

 行政にとって都合の良い問題だけ市民参加、
 都合の悪い問題には参加させない、
 そんな恣意的な対応はニセモノの市民参加です。

 だからこの問題も町内会長らが賛成したら
 それでみんなに理解されたなどと
 恣意的に市長は言いだすのではないかと強く懸念しています。

 そこではっきりと定義を聴いておきたいのです。

 (質問)
 みなさまが理解する協力するとは
 誰がどのような状態になったことを言うのでしょうか。

 具体的に、一体誰が、一体どのような意思やどのような行動を
 どのように示すことを意味しているのでしょうか。

 そして何よりも西地区の市民の方々の反対の声が強ければ
 撤回はありえるのでしょうか。

 本気で「市民主体の政治」を市長が実践するというならば
 当然、撤回もありえるはずです。

 ぜひ具体的にお答え下さい。



 これで僕の1回目の質問を終わります。



市長の答弁は後日掲載します。


神奈川新聞がフジノの質問をとりあげてくれました

 神奈川新聞が『一問一答』とその見出しで
 フジノの市長への質疑をとりあげてくれました。

 (2010年3月6日・神奈川新聞より)

 『指定管理者制度も視野/美術館運営で吉田市長』

 横須賀市議会第1回定例会は4日、本会議を開き、
 藤野英明、田辺昭人(以上無会派)の2氏が
 個人質問に立った。

 吉田雄人市長は美術館について、
 指定管理者制度も視野に入れて運営形態を見直し、
 施設の維持管理費や
 運営費の抑制を目指す考えを明らかにした。


 <藤野 英明氏>
 ごみ処理施設の建設候補地に長坂が選定されたが、
 発表が一方的で唐突すぎた。
 どこが市民主体なのか。

 <吉田 雄人市長>
 施設の性格上、市民参加は現実的でないと考えた。
 建設計画他の選定をしていることについては
 もっと広報すべきだったと思う

 (佐藤 浩幸)

 (引用おわり)
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 『新しい横須賀』を実現する為に
 吉田市長は『住民投票制度』の導入も視野に入れています。

 このまちのことは市民のみなさまが決める、という
 市民主体を実現する為です。

 それなのに今回のごみ処理施設建設予定地の決定は
 完全に『市民不在』でした。

 つごうの良い時だけ「市民参加」
 つごうの悪い時には「市民不在」では
 ニセモノの民主主義です。

 そんな身勝手な判断をフジノは絶対に認めません。



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