フ
ジ
ノ |
「遺族はケアを行うべき対象である」
という質問に対して、市長は、
遺族の皆さんが心のケアを必要とする場合には、
保健所に相談してほしいと思う
というような御答弁でしたけれども、
「必要とする場合には」ではなくて、
「既にケアが必要な対象である」と私は考えていますが、
その点についてはいかがでしょうか。
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健
康
福
祉
部
長 |
ケアが必要な対象であるかないかといえば、
対象であると思いますけれども、
しかしながら、
本当に行政からの手助けを望んでいらっしゃるかどうか
という点では、それぞれのケースによって違うかと思いますので、
必要とお感じの場合には、
私どももきめ細やかな対応は図れると思っております。
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フ
ジ
ノ |
一般質問でも述べましたが、
行政アレルギーがある程度の市民にある中で、
自殺によって人を亡くしたときに、
例えば、保健所からいきなり
「遺族のつどい」という手紙が来ることが
果たして神妙に受け入れられるかといったら、
受け入れられないのは当然で、
その意味では部長の答弁には
非常に理解をすることができます。
ただ、遺族に対するケアとして、
市として場を提供することはできると思います。
例えば、長寿社会課が
痴呆の高齢者の方の介護のつどいを
月1回、定期的に開催しているように、場を設けて、
精神保健福祉士の資格を持っていらっしゃる方も
この横須賀にはたくさんいらっしゃいますので、
そこにどなたかがいて、
月1回、自殺に限る必要はなく、
死別の痛みを感じている人が来てもいいですよ
という場をつくることはいいことではないかと思いますが、
いかがでしょうか。
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健
康
福
祉
部
長 |
痴呆性高齢者介護者のつどいも、
今、毎月定期的に開かれておりますが、
ここへ至るまでの経過がやはりございまして、
それに至るまでは、
痴呆性高齢者の方の介護者の疲労感などの相談もあって、
そういった方々の何人かの相談者の方に対応していく中で、
では、みんなで集まって
お互いの話を聞けたらいいねというようなことから
スタートしておりますし、
子ども虐待予防でラベンダーというものをやっておりまして、
それも、自分の子どもに
虐待をしそうになってしまいそうな親が集まって、
そういったようなことを話し合うというようなこともやっておりますが、
これも、場が先にできたというよりも、
相談体制を進めていく中で生まれてきたものでございます。
死別ということがふさわしいのか、
自殺がいいのかわかりませんが、
御提案の遺族の方の心の痛みを軽くするための集まりについて、
どういう方法がいいのか、
研究してみたいと思っております。
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フ
ジ
ノ |
そもそも私は、
すべてを横須賀市が担う必要はないと
基本的に考えているので、
NPO等がこういう動きを進め出せれば、
それこそ私自身がNPOを立ち上げればよい
という発想も持っておりますので、
その点についてはともかく理解することはできます。
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