まちの政治家は、こんなことしてます |
2006年12月4日(月)のフジノ |
● 教育経済常任委員会でした/議案について 今日は、ついに教育経済常任委員会でした。 いつも市議会は待ち遠しいのですが 今日もいつも以上に、 政治家としての責任を胸に感じながら、委員会に臨みました。 何故ならば、この12月議会のフジノのテーマは 『未来ある、こどもたちを守る』だからです。 この時期に、教育委員会を所管する 教育経済常任委員会のメンバーで居られたことに対して、 つまり、これだけ重大なテーマを扱う仕事を与えられたことに対して 神様に感謝したい気持ちです。 寝不足なのにとても冴えきった気持ちで 委員会室に向かいました。 ------------------------------------------------- まずは、2つの議案(市長から提案されたもの)について 質疑応答と採決を行ないました。 質問はフジノからだけで、 採決もフジノだけが反対をして、可決されて終わりました。 内容はどんなものだったかというと、 『農業委員』メンバー(市議会から選出)への給与の支払いです。 僕も政治家になるまでは知らなかったのですが 『農業委員』というものがあります。 『監査委員』とか『教育委員』みたいなヤツです。 これに、市議会議員からメンバーが毎年選ばれていて、 市からお給料が支払われています。 今回出された議案は、新・旧のメンバーが交代する時期に 両方に対して1か月分ずつお給料を支払う、というものなのです。 クロスする1ヶ月、例えば4月に交代があるとしたら 旧メンバーに対しても丸1ヶ月分、 新メンバーに対しても丸1ヶ月分、 両方に対して、支払いをしてしまうのです。 これは、おかしいですよね? 本当ならば、働いた実績に応じた 日割り計算であるべきです。 という訳で、この議案に反対しました。 でも、この給与の支払いですが 改革が行なわれて 来年度からは日割り計算で支払われることになる予定です。 (予定と書いたのは、12月8日に可決されて決定するからです。 けれども必ずこの改革案は可決されるはずです) それでフジノ以外の方々は 賛成をしたのだと思われます。 それでもフジノは、来年度からの改正が決まっていても 今このお金が支払われることは間違っていると考えました。 だから、反対をしました。 間違っていることは、どんな時でも間違いです。 金額が多くても少なくても ダメなものは絶対にダメです。 ● 開国祭の経済効果、下水道の民間委託によるコスト削減 議案については10分ほどで終わり、 次に、報告がなされました。 ・『よこすか開国祭』の結果について(経済効果など) ・『下水道の上町・追浜・西浄化センターの包括的民間委託』について ・『横須賀美術館の備品購入』について これら3件についてです。 よこすか開国祭の経済効果は約8億5800万円と推計される、 とのことでした。開催の予算は約1億円です。 来場者数は41万7182人で、 去年よりも約8000人、下回りました。 あなたはこれをどのように感じますか? 来年は100周年ということでまた大きなイベントがありますが、 今後は積極的に縮小していくべきだとフジノは考えます。 とは言うものの、ともかくやる以上は 経済効果を最大限に高めなければいけません。 そこでフジノは、 「花火大会などのイベントに来てくれたお客さまが どうしたら横須賀でもっと多くのお金を使ってくれるか」 を考えています。 今年の場合は、2日間の開国祭によって 小売業は1億1600万円の影響(売り上げプラス)があった、と 推計されています。 これを「もっと多くできないだろうか」と思うのです。 花火大会が終わった後、混雑を避ける為に 安浦のおしゃれなカフェでちょっと休んでいってほしい。 (例えば、neiroとかいいですよね?) あるいは、汐入や中央にある隠れ家的なレストランで 食事を楽しんでいってほしい。 知られざる、いいお店がたくさんあります。 「横須賀には花火を見る為だけに訪れた」方々に 「横須賀は花火以外にもいい所がある」と知ってもらいたい。 投資した税金に見合うだけの良い影響を 可能な限り多くの人々に与えなければならない。 つまり、花火を見て多くの市民の方々に喜んでもらうだけではなく お店を経営している方々などにも 売り上げアップにつながるようになってほしいのです。 毎年、開国祭を行なうたびにノウハウが蓄積されてきて 混雑の緩和など問題点も解決されてきています。 担当部署である経済部の観光課は、 市役所の中でかなり民間企業的な感覚を持っている部署なので 今後も積極的に活動を行なっていくと思います。 ですから、ぜひとも市民のみなさまから いろいろなご意見を寄せていただきたいと思います。 ------------------------------------------------ 下水道の『上町』『追浜』『西』の浄化センターの維持管理を 3つともまとめて民間企業に委託することになりました。 これまで市職員が直営で維持管理してきたのですが 民間企業に委託することによって ・職員を6名マイナスすることができる ・6700万円の費用をカットできる ことになりました。 何もかも民間企業に委託すれば良い訳ではありませんが 「民間にできることは民間に」は必然の流れです。 9月22日のこのコーナーにも書いた通りで 上下水道は大きな借金を抱えています。 コストを徹底的にカットする為に できることは全てやる。 まず、これが絶対に必要です。 フジノの持論では「上下水道の料金は値上げすべき」なのです。 もう、ずうっと料金を据え置きでやってきていますが、 受けているサービスに対して、支払う料金が安いのです。 これは、受益と負担のカンケーが間違っている状態になっています。 しかし、それでもまず最初にやるべきことは コストを徹底的にカットして、歳出を削減することです。 決算を見るとすぐに分かりますが 上下水道局の人件費は高いと思います。 もっとカットできるところはいくつもあると思います。 こうした徹底的な努力を全て行なった後ならば 市民のみなさんも値上げすることを納得してくれるはずだと フジノは信じています。 だからまずは徹底的な経営努力です。 市民のみなさまにはこういった徹底的な努力を 厳しく見守っていただきたいと思います。どうかお願いします。 ● いじめ問題・いじめ自殺問題を徹底的に話し合いました さて、報告事項を終えて ついに所管事項(自由に質疑応答できる時間)になりました。 フジノはこの2ヶ月間の想いを 全て叩き込んだ質問を作りました。 約1時間にわたって質疑を行ないましたが ほぼ全ての質問に対して、100%の回答を得られたと思います。 フジノの願いどおり、今日の委員会は いじめ問題について徹底的に議論する場になったと思います。 ほとんどの委員メンバーがいじめ問題に触れましたが 特に、原田議員の質疑応答は素晴らしく、とても勉強になりました。 現場の教職員の方々からのヒアリングを通して いじめ問題に立ち向かう『教職員の側』からの質疑を行なわれました。 また、青木秀介議員からの 「いじめのSOSを発する相談先が土日祝日は無いのはおかしい。 土日もヤングテレホン横須賀などを開設すべきではないか」 という提案に対しては、 教育長も「ぜひやっていきたい」と答えていました。 傍聴に来て下さった市民の方は1人だけで 記者席にも議員席にも傍聴はゼロでしたが 本当に良い議論ができたと思います。 いや、むしろ「聞きに来れば良かったのに」と言えるような 委員会の審議ができたと思っています。 ----------------------------------------------- フジノが行なった質問は こんな感じです。 1.軽度発達障がいをはじめとする特別支援教育について (質問1) 誰もが同じ学びの場で学ぶインクルージブ教育が理想だが、 現状ではまずこどもたち誰もが身近な学校に通えるようにすべきだ。 その為にも、一刻も早く市内全小中学校に 特別支援学級を設置すべきではないか。 (回答1) 全校設置をめざしていく。 まず、来年度に入学するこどもたちの就学相談を受けて 必要なところから確実に増やしていく。 (質問2) 軽度発達障がいについて現場の教職員の理解を促進する為に 『体験型の障がい理解』教育研修を導入すべきではないか。 (回答2) 体験型の研修は有効なので取り入れていきたい。 2.いじめの実態について (質問1) 市議も行政もみな、こども時代に誰もがいじめを体験しているはずだが 過去と現在ではいじめの実態が異なっており、 『過去の自分の体験』に基づいて議論をすすめていくと 『現在のいじめの実態』から離れてしまいかねない。 議論を深める為にまず 現在のいじめの実態をいくつかの具体例を挙げて紹介してほしい。 (回答1) 過去のいじめは、身体の大きさなどの優劣で 一方的になされるという特徴があった。 しかし、現在のいじめは、いじめる側・いじめられる側が いつでも逆転しうる。誰にでも起こりうる、という点が大きな特徴。 また、かばうこどもが今はいないことが多いことも特徴。 メールやインターネットなどの手段を使ったいじめが多いことも特徴。 (質問2) H18年度4〜10月のいじめ調査結果をみると、 小5、62件 小6、69件 中1、71件 となっている。小5〜6と中1のいじめ発生件数が近いのは 小学校から中学校へ進学してもいじめが続いてしまう 『いじめのリレー』が起こっているのではないか? (回答2) 数字は確かに似ているが、全てが『いじめのリレー』では無い。 しかし、若干は存在すると思う。 (質問3) 学校選択制を横須賀市が導入する際に 「小学校でいじめを受けてきたこどもが中学への進学の時に 学校を自由に選べれば、いじめから回避できる」ことがメリットだと 言われてきた。 しかし、仮に『いじめのリレー』が今もあるとするならば 学校選択制はいじめ回避の手段として機能していると言えるか? (回答3) 小学校から中学校に進学する際に 新しい気持ちでいくことが大切。 その意味で、学校選択制は大きなメリットがあると言える。 3.いじめ対策について (質問1) 現在も本市にはいじめに対するガイドラインが存在するが 今回の社会問題化を受けて、改めて 現状に応じた新たなガイドラインを策定すべきではないか? (回答1) 確かにH13年度のガイドラインはあるが、 新たにガイドラインを策定していきたい。 (質問2) すでにH7年3月に文部省のいじめ対策緊急会議は 「事件時だけではなく継続的なアフターケア」をしていくべきだと 方策を述べている。 現在のように社会問題化していない時も 日常的に地道ないじめ対策の活動を行なうことが重要ではないか? (回答2) 以前から、大変重要な問題、と認識をしてきた。 今後も日常的に対策を行なっていく。 (質問3) さきの質問のとおり、日常的な活動が重要であるが、 いじめ問題を単独のテーマにした教職員に対する研修を 日常的に行なっていくべきではないか? いじめの事例研究(発生した原因、解決に向けた努力など)を 研修を通じて積極的に行なっていくべきではないか? (回答3) いじめ問題は様々な研修の機会をとらえて行なっている。 ただし、単独のテーマでは行なっていない。 今後、単独のテーマでの研修を行なうかは検討していく。 (質問4) 小中高校生を対象にした、いじめ問題についての フォーラムやタウンミーティングを開催すべきではないか? こどもたちの声を聞く場、こどもたちに語りかける場を ぜひ設けるべきだと思う。 (回答4) 教育委員会がこどもたちに直接に語りかける場を 設けることを検討していきたい。 (質問5) 今回、本市の教育委員会が「こどもの立場で見直しを!」と指示し 成された今年度のいじめ調査結果については 11月24日にすでに報告書が完成していた。 しかしこれを発表したのは29日と遅く、 市民への情報公開・メディアへの対応としては失格。 社会問題化している件についてはもっとプレスリリースなどを 即座に行なうべきだったのではないか? (回答5) そのようにしたいと思う。 4.学校での自殺予防対策について (質問1) 10月に起こったこどもの自殺への教育委員会の対応は 現時点ではベストの対応だったと受け止めている。 しかし、こどもの自殺は時間が経過しても解決される問題ではなく 一生のメンタルヘルスにかかわる重要な問題である。 したがって、ポストベンション(第3次予防)の為にも 今後も注意深くこどもたちを見守ってほしい。 (回答1) 今後もしっかり見守っていきたい。 教職員を対象に臨時に1ヶ所に集めて研修をしたい。 また、相談体制の充実をはかっていきたい。 自殺予防対策に関するビデオ教材を配布したい。 (*後日談:これはわずか2日後に、正式に行なうことが発表されました。 教育委員会の熱意の表れだとフジノはこころづよく感じています) (質問2) 必要に応じて、スクールカウンセラーの派遣をいつでも 要請できるようにしていただきたい。 (回答2) そのようにしたい。 (質問3) こどもの自殺はわが国では常に1〜3%起こっている。 本市でもこどもの自殺は必ず起こるものという前提で 自殺予防対策の正確な知識と対応をテーマにして 教職員向けの研修を行なっていくべきではないか? (回答3) これまでも自殺という言葉はつかわずに 自傷行為などについての研修は行なってきた。 しかし、今日の現状をみると、さらに研修を充実させたい。 (質問4) 教育委員会はこうした施策を実現すべく、 いじめ問題・いじめ自殺問題の対策について 財政当局にしっかりと予算要求を行なってほしい。 (回答4) H19年度は対策の実現に向けて積極的に行なっていきたい。 5.大麻所持で逮捕された市内学校の外国人講師の採用について (質問) 大麻所持によって外国人講師が逮捕され、懲戒免職としたが 今後このような事件を再び発生させない為にも 採用方法や平常時の指導の在り方を再検討すべきではないか? (回答) 十分に注意した上で採用を行なっており、残念である。 今後は文化の違いも考えられるので より積極的に指導を行なっていきたい。 ---------------------------------------------------- 以上です! 委員会での質疑をメモ書きしたものを さらに要約しているので 実際の議事録とはかなり異なっているはずですが 大意はそこなっていないと思います。 いじめ問題については、 ・学校によって対応のばらつきを出さない為に いじめ対策ガイドラインの作成を行なう ・こどもたちの生の声に耳を傾け、こどもたちに語りかける いじめ対策フォーラム(タウンミーティング)を行なう 自殺予防対策については、 ・教職員むけに自殺予防対策に関する研修を行なっていく ・自殺予防対策に関するビデオ教材を配布する など、大きな進展がありました。 今後はそれらが実際に実行されていく過程と それらが実際にこどもたちに有効であるかどうかを しっかりと見守っていきたいと思います。 いじめ問題・いじめ自殺問題については 誰もが傍観者であることは許されないと思います。 どうか1人でも多くの方が こどもの力になってくれる存在にぜひなっていただきたいと 切にお願いします。 以上、教育経済常任委員会の報告でした。 ふう、今日の文章は とても長かったですね。 また朝6時になってしまった...。 |
2006年12月3日(日)のフジノ |
● 明日は教育経済常任委員会です 今日も1日、ひたすら明日4日(月)の 教育経済常任委員会の質問を作っていました。 明日の委員会は、 『いじめ』問題を徹底的に議論する場にしたいです。 そもそも、明日の教育経済常任委員会には 議案(今回の定例会で話し合うべく市長から提案されたもの)は たったの2つしかありません。 いつもは議案の質疑応答で 多くの時間を取られますが、今回はそれがほとんど無し。 だから、残りの時間は徹底的に 所管事項(自由に質疑応答ができる時間)なのです。 全国的に いじめ問題といじめ自殺問題が 社会問題と化しています。 横須賀市も決して他人事とはしないで 徹底的に今、議論しておくべきだと思います。 ------------------------------------------------ ちなみに、この2ヶ月間を通じて フジノは教育委員会への信頼感がとても高まりました。 美術館問題を皮切りに不信感が強まり、 かねてから「市役所で1番ダメな部署は教育委員会!」と叫び続け、 『教育委員会廃止論』を唱えてきました。 そんなフジノが、今では教育委員会の多くの方々を とても強く信頼しています。 9月議会で初めて 『自殺予防教育』への積極的な姿勢に転じた教育委員会。 そんな矢先の10月、残念なことに 10才のこどもが自殺で亡くなってしまいました。 そこでの教育委員会の懸命な対応を 毎日、目の当たりにしてきました。 さらに、こんなに忙しい時にやっかいなことは重なるもので、 市が常勤講師として雇っていた外国人が 大麻所持で逮捕されました(懲戒免職としました)。 教育委員会の方々が 朝から夜中まで奮闘しているのを見てきました。 土日も夜中まで働いていました。 10月から、いじめ自殺が全国で連鎖して起こりました。 そして、フジノは11月の一般質問で 学校の中での軽度発達障がいのこどもたちについて 取りあげました。ヒアリングを毎日のように行ないました。 11月に入ってからは本会議での質問と同時に、 いじめ問題といじめ自殺について 委員会での質問の為に これまた毎日のようにヒアリングを行なってきました。 こんな日々の中で、 まだわずかな方々ではあるのですが 教育委員会の方々に対する『絶対的な信頼』みたいなものが フジノの中に生まれてきました。 いじめ問題、本当に大変です。 けれども、横須賀市の教育委員会は 文部科学省の基準だけでは実態が把握しきれないと 詳しい調査を全国に先駆けて行なったんです。 さらに今、対策を徹底的に みんなで考えています。 そして、必ず実行に移していくでしょう。 こういう姿勢を1つずつ フジノは見てきました。 今でもまだ教育委員会に対して 不信感があるのは事実です。 また、行政組織の効果的な在り方を考えると 教育委員会を廃止すべきだという考え方は変わりません。 けれども、確かに今ここで働いている人々に対しては 強い信頼感を抱いています。 いじめも、自殺も、ゼロにするのは難しい。 でも、必ず減らすことはできるのです。 それをこのまちは 必ず成し遂げるはずです。 このすさまじく忙しい2ヶ月間を通じて そんな風に改めて感じたのは 教育委員会の方々の 働きぶりをじっくり知ることができたからです。 フジノにとっても厳しく激しい2ヶ月間でしたが、 教育委員会の方々を戦友のように感じたりできているのは 美術館問題の頃には想像できませんでした。 とは言っても、委員会では別です。 そんな信頼感はいったん置いておいて しっかりとした厳しい議論をやりたいと思います! ------------------------------------------ ああ、今日も朝4時だ。 あと6時間で委員会が始まる。 ちょっとだけ眠って、がんばって働こう。 |
2006年12月2日(土)のフジノ | ||
● 何年経っても、一緒に全力を尽くして働いた仲間は変わらない 今日の夜は、東京・有楽町へ。 転職前の会社時代に最初に配属された職場の アルバイトたちとの忘年会でした。 たまたま友達に言われて改めて気がついたのですが フジノがその配属先を異動になったのは、 もう7年半も前のことです。 「1年半にわたって全力で毎日一緒に汗を流した仲間とはいえ、 7年半も経っているのに毎年集まりに呼んでもらえるのは かなり幸運なことだよ。 しかも、アルバイトと社員の間柄なんでしょ?」 そう友達に言われました。 確かに、そうだなあ。 僕はとてもみんなの存在に感謝しているよ。 大学生の頃にバイトしてくれていたのだけれども 当時も今(みんな、働いて、結婚して、親になっていたりします)も とても高いモチベーションでいてくれる。 笑顔でいる時間が長い。 人生にはどうにもならないつらいこともある、というのを 大前提としてみんなしてのみこんでいて でもどうせ働かなければ生きていかれないのだから 笑顔で楽しく働いていこう。 どうせ働くなら、仕事をどんどん良いものにしていこう。 そんなメンバーが集まったのが 僕が在籍していた時代だった。 彼ら/彼女らと働けたことは、僕の誇りだ。 年1〜2回しか会えないし、 会えてもわずか数時間(今日は2時間)。 だけど、何年経っても一緒に全力で汗を流した仲間というのは 永遠に変わることは無い存在なんだと僕は信じている。 政治家をしていると、本当に全くといっていいほど 他人のことを信じなくなる。 ウソをつく人ばかりが近づいてくる。 自分勝手なことばかり言う人たちがたくさん群がってくる。 だけど、そんな中いつもフジノのこころが折れないのは 確かな仲間が存在してくれているからだと思う。 「あー!フジノさん。変わらないなあ...」 と、政治家になったフジノを知っていながらも 何にも変わっていない僕の本質をしっかりと見つめていてくれて 肩書きの存在はどっかに置いておいて過ごしてくれる。 でも、かつてものすごくきつい仕事をやってきた真剣さを 今も毎日の暮らしの中でみんなして忘れていない。 今だったら、いじめ問題が深刻化しているから いろいろな意見を聞かせてくれる。 僕もしっかりと語ることができる。 絶対に裏切れない、絶対に裏切られない、 そういう信じ続けられる人々の存在はとても大きい。 友達の言うように、本当に『幸運』なのだと思う。 仲間たちの存在に 本当に感謝している。ありがとう。 ● 冬の昼間のさびしげな太陽の光 4日(月)の教育経済常任委員会での 質問原稿を作成する為に、今日もひたすら仕事をしました。 昨日までにヒアリングは終えてあるので この土日はひたすらPCと向き合う作業ばかりです。 そこで、固くなった体をリラックスさせる為に 15時くらいから30分ほど、散歩に出てみました。
疲れるとよくここにジョギングをしにいったり、 散歩をしにいきます。 このまちは、美しいです。 マンションがどかすか建てられて 緑が削り取られてはいるものの、まだとても美しいまちです。 こんな素晴らしいまちを 守り続けなければ、と、つくづく感じました。 |
2006年12月1日(金)のフジノ |
● 精神疾患で休職をされた教職員の方々の職場復帰プログラム 12月議会に出された議案の委員会資料を やっと朝の6時すぎに読み終えて少しだけ布団に入って、 すぐに9時に起きました。 今日やることは、民生常任委員会を傍聴することと 月曜日の教育経済常任委員会に向けて 徹底的にヒアリングを行なうこと。 眠くてふらふらしながら家を出ようとしたら、 神奈川県教育委員会から電話がありました。 前日に県教委に質問をしたので そのお返事を頂いたのでした。 2時間ちょっと睡眠の眠いアタマが 急激にハッキリとしました。 ------------------------------------------------- 何を調べているかというと、 精神疾患などで休職せざるをえなかった教職員の方々の 『職場復帰プログラム』の在り方についてです。 ちょっとややこしいのですが、 横須賀市の市立小中学校の先生というのは 神奈川県の職員なんです(これを県費職員と呼んでいます)。 だから、いくつもの権限(人事権とか)も 県にあって市にはありません。 そんな訳で横須賀市の先生方の 休職からの職場復帰プログラムも、県のルールでやっています。 でも、中身をみると、ちょっとおかしい感じがあるんですね。 そこは市にヒアリングしてもどうにもできないんです。 そこで県の教育委員会に問い合わせました。 ------------------------------------------------ フジノは精神保健福祉がメインの政治家なので、 働いている人々が精神疾患が原因で休職した場合の 職場復帰プログラムに強い関心があります。 たまたま今年のフジノは、市議会の中で 教育と経済を担当する委員会 (教育経済常任委員会)に所属しています。 だから教職員の方々の職場復帰プログラムを 調べているわけなんですけれど 本当は全ての職業においてものすごく大切なことな訳です。 今後もこの国では 精神疾患に追い込まれていく人々は増えていくでしょう。 そこで働くことが一時的にムリになっても、 必ずまた元気になることができます。 ただし、急いではいけません。 確実な復職に向けてゆっくりじっくりと サポートできるプログラムを1つずつこなしていくことで また元気な笑顔で働けるようにしてください。 政治家としては、そうしたプログラムが きちんと作られていくように 提案したり、現状をチェックしていく努力を続けていきますから。 |
2006年11月30日(木)のフジノ |
● 世の中は、分からない 今日は、仕事をすることそのものが憂鬱でした。 でも、だからこそ必死になって 自分を奮い立たせて働きまくりました。 それでも夕方からヴェルクよこすかで行なわれた 軽度発達障がいに関する研修会を見学する気力は出なくて 昨日まさに軽度発達障がいの理解を高める 研修について質問したから 絶対に政治家フジノとしてはこれを見学しておくべきなのに 行くのをやめて、事務所で作業をすることにしました。 やっぱり昨日の質問のダメージが ずっと尾を引いていて 昨夜はあんな威勢の言葉で活動日記をしめくくったけれども うまく立ち直ることはできないままでした。 事務所について、メールをチェックしました。 「一般質問、自らの体験を語られて とても勇気があったと思います」 という、温かい励ましのメールが来ていました。 メールをありがとうございます、 でも自分が情けなくてとても後悔しています という主旨の返事を書きました。 ---------------------------------------------- その2時間後には、カフェトークでした。 そこでも一般質問の話題になったのですが、 参加者の方々に、 「それでフジノさんらしくていいんじゃないですか」 と、励まされ(?)ました。 「フジノさんに論理性とかを求めている人は 市民の中にはあまり無いと思いますよ。 めちゃくちゃでも、率直な気持ちを語ったことが フジノさんらしくて気持ちが行政にも伝わったんじゃないですか」 と...。 僕は、まだ分からないです。 分からないけれど、 もしかしたら世の中はこんな『へたれ』政治家フジノでも 必要としてくれている人がいるのかもしれない。 へたれはへたれなりに、需要があるのかもしれません。 自分から見たフジノの評価と 他人から見たフジノの評価はいつも違くて だから何を信じたら良いのかはいつも分かりません。 それでも、こんな『へたれ』でも このまちに暮らす方々に必要とされるのであれば、 そんな方々の想いにはしっかりと応えていかなければいけない、と 思いました。 うーん...。 |