まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2006年12月12日(火)のフジノ
● ついに告知されました!第1回の自殺対策連絡協議会!

 横須賀市が行なう自殺対策連絡協議会の
 第1回の日付が12月18日に開催が決定しました!

 下が、横須賀市のHPの
 お知らせページ。
自殺対策連絡協議会を告知する、横須賀市HP

 18日の開催なのに、11日にお知らせなのは
 広報という観点からは遅すぎます。

 とても残念です。
 傍聴に来られる人もこれでは少ないかも。 

 でも、フジノが何があっても
 このまちの遺族の代表としてしっかり傍聴してきます。


● 政務調査費の問題について

 最近、マスコミでは政治家の政務調査費について
 毎日のようにとりあげています。

 例えば、領収書の添付が無いから
 「県内自治体は年18億円も使途不明」だそうです。

 横須賀市議会はやっとこ来年から
 領収書のコピーを提出することになりました。

 フジノ自身は、政務調査費に限らず
 使ったお金を全てHPで見られるようにしています。

 政務調査費についても
 かなり細かく見られるようにしています。

 当選した2003年度分
 美術館建設をストップできなかった責任をとって全額返却しました。
 (政治家としての公約を守れなかったからです)

 けれども、翌年度からは使った分を
 誰でも見られるように努力してきました。

 2004年度分は、ひと月ごとに使った金額を見られるようにしました。

 2005年度分は、PDFを使って
 費目ごとに細かい内訳を全て書き出したものを見られるようにしました。

 政務調査費を公開する動きは(議会ルールで決まっていなくても)
 全国の想いのある政治家の中では当たり前です。

 領収書だってどんどん自分のHPで
 公開しているすごい政治家だっています。
 すごい事務量だと思いますけれども、透明性を高めているんです。

 フジノの細かい内訳だって、そんな全国的な流れの中では
 まあまあイイ線いっていると思います。

 でもね、ハッキリ言って、
 こんなものはくだらないんですよ...。

 上に書いた、想いのある全国の政治家たちは
 みんな同じことに気がついています。

 公開なんて当たり前。もっと大切なことがあるんです。

 マスコミも追いかけている内容が
 どうでもいいことばかり。もっと大事なことがある。

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 本当に大切なことは、

 使ったお金(コスト)に見合った結果(リターン)が出せているか

 ですよ。

 例えば、フジノの場合、市長への一般質問を1回やる為に
 20〜30冊くらい(3〜5万円くらい)は参考文献を買っています。

 市長への一般質問の結果、政策が実現したとします。

 3〜5万円というコスト(政務調査費のうち、資料購入費)は
 妥当な金額なのでしょうか?

 政策が実現する上で、一体いくらならば適切なのでしょうか?

 仮に、一般質問を行なっても
 政策が実現しなかったらどうでしょうか?

 費用に対して効果ゼロです。

 あるいは、フジノは4年間全ての本会議で
 一般質問を行なっていますが(もちろん委員会でも毎回してます)
 そもそも質問すらしない政治家がたくさんいます。

 こういう人々に政務調査費って必要なのでしょうか?
 費用なんて認めるべきじゃないでしょ?


 すでに行政に対しては
 費用対効果を厳しくチェックしています。

 税金をただ大量に注ぎ込めば
 ある程度の結果が出るのは当たり前です。

 でも、そうではなくて、
 最小限のコストで最大限の成果を出すように
 行政に対しては激しく厳しいチェックを政治家はしているのです。

 だから、政治家の政務調査費だって
 最小限のコストで最大限の成果を生まなければならないはず。

 マスコミにも市民オンブズマンにも
 もっとこういうところをチェックしてほしいと願います。

 フジノは政務調査費の使途なんて
 全て誰にでも分かるようにオープンにします。

 そんなのは当たり前だから。

 領収書だって見たければ
 事務所に保管してあるからいつでも見にきていただいて
 けっこうです。

 領収書の偽造なんてバカらしいことやってる時間があれば
 やらなければいけない仕事がたくさんあるから
 フジノはそんなくだらないことに
 費やす時間がもったいないです。

 そんなことよりも、費用対効果をチェックしてください!

 フジノの政務調査費の使い方は
 費用対効果の観点からはどうですか?

 フジノだけでなく、あらゆる政治家の政務調査費は
 費用対効果に見合っているかどうか、チェックしてください。

 フジノ自身は、日々もうひたすら
 政策の実現に向けて必死に働くだけです。

 残念ながら自分自身の費用対効果まで
 検証する時間的余裕がありません。

 どうかマスコミのみなさん、市民オンブズマンのみなさん、
 フジノを、全ての政治家を、厳しくチェックをしてください。

 よろしくお願いします!



2006年12月9日(土)のフジノ
● 本会議などの様子は、また明日に...

 昨日の日記で書いた状況よりも
 おふくろの容態が思ったよりも悪くなってしまって
 けさ早くに救急車を呼んで、そのまま入院しました。

 本会議の様子などは
 また後日に記します。

 市民の方々からの相談も
 ちょっと対応が遅くなりますが、
 ご了承ください。



2006年12月8日(金)のフジノ
● 今日の出来事を箇条書きにします

 詳しくは明日また書きます。
 今日はとりあえず、箇条書きで。

 12月議会が今日で終わりました。
 詳しくはまた明日。

 長さんを講師として迎えた
 市民病院改革についての議員研修は大好評でした。
 傍聴席がほぼ満席になっていました。

 それにしても情けないのが市議会です。
 ふだん傍聴席が満席近くなることはありません。

 フジノをはじめとする43人の議員を足しても
 コンテンツとしてお客様を呼べない訳です。

 つまり、長さんひとりだけで
 フジノたち市議全員を上回るコンテンツな訳です。

 情けない。がんばらなければ。

 教育委員会に、配布するビデオ研修のリストを
 さっそく資料としていただきました。

 明日、そのリストを掲載したいと思います。

 議会が終わっても、忙しさはむしろ倍増します。
 これからも全力でがんばらなければ...。

 それにしても、本会議が始まる14時の
 わずか10分前におふくろが入院しなければならないと
 連絡を受けた時には、本当につらかった。

 けれども、父の開頭手術後
 議会を休まなかったフジノは
 今回も必死に耐えて、議会に臨みました。

 市民の代表である以上、特に最も大切な本会議の出席に
 私情をはさむことは許されないとフジノは考えています。

 また明日からもがんばろう。



2006年12月7日(木)のフジノ
● 議案に賛成するかどうか、必死で悩み続けたけれど...

 今回12月議会に市長から提案されている議案の中に
 「このまちに建てる建物の高さのルールをつくる」というものがあります。

 都市計画法とか建築基準法とか
 建物のルールはやたらめったらたくさんあります。

 しかし、国の法律はかなりテキトーというか
 いいかげんなものなので、たくさんのもめごとが起こっています。

 例えば、今までお米屋さんだったのが
 突然に取り壊されて
 いきなりすごい高さのマンションを作り始めた。

 これが完成してしまうと、もう我が家に日が当たらなくなる。
 どうすんだよ!おかしいよ、こんな高いマンションを作るだなんて!

 なんてことが、たくさんありますよね?

 建物を作ろうとする業者と
 そこで暮らす住民の方々とが大いにもめて
 紛争になることがたくさんあります。

 そういった紛争を予防していく為に、
 このまちでは、景観や建築に関する何本もの条例をつくりました。

 その最後の条例案が
 高さなどのルール(高度利用)なのです。

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 でも、何かがおかしい。
 直感がおかしいと言っている。

 都市部を訪れて、課長からも担当者の方からも
 とても詳しく丁寧に説明をうかがった。

 目的は正しい。正しいはずだ。

 でも、何かが腑に落ちない。

 そこで、建設業をしている方に
 条例案を説明して、どう感じるかを聞いてみた。

 宅地建物取引に詳しい方にも聞いてみた。

 2人のうち1人は、やっぱり何かがおかしい気がする、と言った。

 けれども、何がおかしいのか、
 論理的に説明することはフジノにもその人にもできない。

 必死で勉強してみた。

 付け焼刃だけど
 めちゃくちゃ必死に勉強してみた。

 議会事務局に「議案に賛成か反対か」を伝えるしめきりを
 過ぎてまでムリに待ってもらって、悩んだ。

 でも、「何かがおかしい」を
 論理的に説明できるようにはなれなかった。

 丸2日間、必死に調べまくって悩みまくったけれど、
 おかしいという気持ちは消えなくて腑に落ちないけれども、
 明日の議会でフジノは、その議案に賛成する。

 直感だけで反対だなんて
 そんなことは無責任だ。

 でも、それと同じくらい、
 こころから納得していないのに賛成するのも
 僕にとっては無責任に感じる。

 悔しい。

 精神保健福祉と自殺予防のフジノは
 都市計画は全く分からない。

 情けない。

 市民のみなさん、ふがいない政治家で本当に申し訳ないです。

 どうかこの議案に対する不安の
 フジノの直感が外れていますように。


● 明日で12月議会は閉会します

 明日14時から本会議です。

 市長から提案された議案について
 賛成か反対かの採決をします。

 たぶん時間的にはとても短く終わるはず。

 その後、本会議場を使って
 講師を招いての議員研修があります。

 病院改革をめざす人間で
 その名を知らない人はいないカリスマ、長隆さん

 市民病院改革を重要テーマにしているフジノにとって
 こんなにうれしいことはありません。

 お時間のある方は、ぜひ傍聴に来て下さい。



2006年12月6日(水)のフジノ
● いじめ・自殺を予防する為のビデオ教材を配布します

 さっそく教育委員会が動いてくれました。

 4日の教育経済常任委員会で
 フジノが質問した『学校での自殺予防対策』について
 教育委員会は「ビデオ教材の配布を行ないたい」と答弁しました。

 この件について、教育委員会からわずか2日後の今日、
 早くも「実際に行なう」旨の連絡が来ました。

 スピーディーな対応は
 本当に良いことです。

 フジノは

 「良い情報も悪い情報もとにかくすぐ発表すること、
  それが危機管理につながる」

 ということも委員会の場で主張しましたが
 さっそくそれも実践してくれた訳です。とてもうれしいです。

 実際の配布は、来年1月とのことですが
 対策としてやれることはすばやく全てやるべきです。

 今回の教育委員会の対応には
 うれしい驚きを感じました。良かった!


● 政治家の仕事とは、政策を実現すること

 でも、ビデオ教材が配られたらそれでOKかと言えば、
 フジノはそれで満足することはできません。

 政治家の仕事は、政策を実現すること。

 つまり、この件で言うならば、
 『いじめ』と『こどもの自殺』を可能な限りゼロに近づけること
 それだけが、たった1つのゴールなのです。

 ビデオ教材の配布は、ただの手段でしかありません。

 手段はいろいろありますが、
 ゴール(いじめを減らす、自殺を減らす)は
 たった1つしかありません。

 目的(ゴール)を実現するまでは
 政治家は何も達成していないのと同じです。

 政治家の仕事は、たった1つだけ。
 結果を出すことだけです。

 なんか最近、そんな当たり前のことが
 フジノのまわりでは当たり前じゃなくなっているのを感じます。


● 今この瞬間に政治家がやるべきことは、選挙活動じゃない!

 選挙が来年4月にあるせいで、
 地元マスコミも多くの議員たちも選挙好きな市民も
 完全に浮き足立っています。

 ふつうに暮らしている市民の99%以上の方々にとって
 来年4月(まだ5ヶ月も先です)にある市議会議員選挙のことなんて
 全く関心がないことです。

 けれども、マスコミや政治家は違います。

 「選挙ポスター用の写真を撮りに行った」
 「次はAさんは立候補しないらしい」

 とか、そんな話題ばかり。

 本当に申し訳ないのですが
 フジノはそういう方々とは距離を置いています。

 選挙なんてどうでもいい!

 目の前の仕事をやるだけ。
 他に政治家に何が必要ですか?

 特に今年の12月議会は
 『いじめ問題』がテーマの議会と言ってもいい。

 今、僕たち政治家がやるべきことは
 選挙向けの活動なんかではなく、
 いじめ問題の解決に向けて全力に取り組むことのはずです。

 街頭演説を雨の日にも寒い日にもやってる政治家がいれば
 それだけで市民の方々の中には

 「あの人は、がんばっているね」

 と褒める市民の方がいます。

 けれども、それは100%まちがっています。

 市民の方々も、どうかイメージ戦略に惑わされない
 しっかりとした目を養って下さい。

 それはただの『広報活動』であって、
 政治家の仕事である
 政策を実現すること、とは全くカンケーありません。

 広報活動をするのは、当たり前のことです。

 CMを打たない会社がありますか?
 チラシを折り込まないスーパーがありますか?
 HPを活用しない企業がありますか?

 そんなのは当たり前のことなのです。

 けれども、もっと重要なのは
 政治家は『結果を出す』ことなのです。

 何十回も繰り返し書いてきましたが
 改めてフジノの想いを書きます。

 「フジノさん、来年の選挙に立候補するんですか?」

 とか、そんなくだらないことは
 尋ねないで下さい。

 フジノが願っていること
 もう何度も書きました。

 立候補するとかしないとか
 そういう話はくだらないです。

 今やるべきことに全力を尽くす。

 他の人々がどれだけ選挙に向けた活動をしていても
 フジノはそういう活動をする気持ちは全くありません。

 このまちには問題があふれています。

 5ヶ月も先のことに気をとられて
 今やるべきことをおろそかにするようなことは
 絶対にすべきではありません。

 あふれているこのまちの問題と闘うこと、
 それだけが政治家の仕事です。

 少なくともフジノは、そう信じています。


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