まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2006年1月7日(土)のフジノ
● やっと初詣...

 今日は、アメリカ軍の問題から
 少しだけ離れてみたいと思います。

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 ここ5年くらいは毎年元日に訪れてきた
 横須賀中央駅前にある諏訪神社への初詣なのですが
 今年は6日になって
 やっと行くことができました。

 夕方の遅い時間に行ったこともあって
 元日のような華やかさはすでにありませんでした。

 滞在したのもわずか5分くらい。

初詣  せわしない滞在と
 なってしまって
 とても残念でした。

 おみくじは『吉』。

 いい感じです。

 僕は神社がとても好きで、ここにもふだんから
 しばしばぼおーっと階段に座っていたりします。

 けれども、元日にふるまわれるお神酒を頂いたりとか
 お参りの列が階段の下までずらーっと並んでいるような光景を
 今年は見ることができなくて本当に残念でした。

 来年のお正月は
 いつものような穏やかに過ごしたいです。


● ついに2人で話すことができました

 フジノのこころの中には、

 「いつかこの人とは一緒に、このまちのために働くだろうな」

 という方々がいます。

 その根拠はあくまでも直感でしかないのですが
 必ずそうなると僕は絶対の自信を持って信じています。

 今日はその中の1人である、
 山本賢寿くんとついにお話しすることができました。

 かねてから共通の知人が

 「直接に会えるようにセッティングしてやるよ」

 と言ってくれていたのですが、
 僕はその方に感謝しつつも、断り続けました。

 というのも、磁石のように引かれる存在ならば
 あえて機会をつくらなくても必ずいつか出会うからです。
 (と、フジノは固く信じています)

 そして、今日がその日でした。

フジノと山本賢寿くん

 フジノの都合でほんの15分も過ごせなかったのですが
 わずかな時間ではあれど、いろいろなお話をすることができました。

 スポーツにかける想いと、
 スポーツを通じたこどもたちへの想いと、
 彼自身の夢にかける強い決意を聞かせていただきました。

 しばらくこの国を離れて
 オーストラリアで闘ってくる賢寿くん。

 フジノからは、彼が日本不在の間に、
 政治家として下のようなことをしておきたいと思う、と話しました。

 こどもたちには、『リアルな大人の手本』が必要です。
 夢を見るにも育むにも、ロールモデルが必要なんです。

 僕には、彼がその役割にうってつけだと思います。

 『スポーツを通じたこどもたちの夢のお手本』として
 彼がいろいろな小中学校などで
 こどもたちを前にお話をできる機会が持てるように
 政治家として、そういう場をもっともっと作っていかれるようにします。

 このまちで生まれ育って
 日本や世界を相手に活躍してる人がたくさんいます。

 そんな素晴らしい財産(=人材)をぜひとも
 『総合的な学習の時間』をはじめ、
 市立総合高校の画期的なカリキュラムの中などで
 こどもたちに接してほしいと思うのです。

 そういうお話をさせてもらいました。

 彼は「機会されあれば、ぜひ」と快諾してくれました。

 このまちには山本くんをはじめとする、
 本当に素晴らしい人材がたくさん存在しています。

 僕は、もっともっとこどもたちに彼ら/彼女らの存在を知らせて
 そして、1人1人が自由に夢を描けるようにしてあげたいです。

 こう願うフジノにとって、
 今日、賢寿くんと直接にお話できたことは
 本当に素晴らしい体験でした。

 本当にありがとうございました!


● やっぱり、最後にひとこと。引渡しに3日は遅すぎる!

 夕方17時頃、容疑者ウイリアム=リース(21)が
 横須賀署に身柄を引き渡されたとのニュースが流れました。

 有識者(と呼ばれるTV用の御用学者)が

 「日米地位協定の中で
  わずか3日での引渡しというのは異例で
  アメリカ側の配慮がうかがえます」

 みたいなことを言っていました。

 この人は自分の言っていることを理解しているのだろうか

 とフジノは思いました。

 あんたの研究している世界では
 「異例」のことなのかもしれない。

 でも、僕が生きているこの国の「常識」では、
 犯罪をおかして容疑を認めた人間はすぐに警察に行くんだよ。

 そいつがアメリカ軍であろうがなんだろうが
 すぐに警察に逮捕されて身柄を拘束されるのが当たり前なんだよ。

 3日間も野放しになっていたのが「異例」なんだよ。
 有識者さんはもっと物事をふつうに見たほうがいい。

 完全に不平等な『日米地位協定』は
 今すぐに改正しなければならない。

 名前からしておかしいよ。

 実際は『日米地位不平等協定』じゃないか。

 一体いつの時代の話だよ。

 むかし、小学校で習ったのは
 帝国主義の時代の世界の国々は軍事力によって
 日本に不平等条約をムリヤリ結ばせたんだ。

 それを日本の先人たちは
 対等にするためにがんばってきたんじゃなかったのか。

 その子孫である僕たちは、
 何故こんな『不平等協定』をそのままにしておくんだ。

 小泉首相は「今は改定は考えていない」と
 記者団に対してコメントをしたそうだ。

 「改定」じゃない。

 「改正」が正しいだろ。

 小泉首相はそこまでアメリカに気を遣うのか。

 どう考えても不平等な協定を
 平等な協定に「改正」するんじゃないのか。

 もう運用改善でごまかすのは終わりだ。

 日米地位協定は、改正すべきです。

 連休明けの横須賀市議会で、
 議会運営委員会が召集されないかなあ。

 そして、横須賀市議会として
 『日米地位協定の改正を求める意見書』の提出を
 全会一致で日米両政府に対して求めるべきじゃないだろうか。

 行動する横須賀市議会であってほしい。

 フジノが提案したら(フジノであるという理由で)
 却下されてしまうのであれば
 誰でもいいから、
 ぜひとも提案していただきたいと
 切実に願います。



2006年1月6日(金)のフジノ
● 大切な出会いが損なわれてしまったこと

 今日は本来であれば、
 写真家の岡原さんとお会いする予定でした。

 2ヶ月にわたってお会いしたいと願っていた方との対面は、
 アメリカ軍人による殺人事件によって
 かき消されました。

 九段下でお会いする予定で、すでに日本橋まで行ってたんです。
 地下鉄東西線で残り2駅の距離です!

 すでに目的地に到着寸前だったフジノは、
 市民の方からお電話をいただいて
 Uターンして急いで横須賀へ戻ることになりました。

 横須賀の市議会議員として当然の優先順位なので
 本当に残念ですが、しかたがありません。

 いつか、お互いのスケジュールが調整できたら、
 いつか、お会いできる機会があれば、という
 次回を信じたいと思います。


● 片言の「ゴメンナサイ」に誠意を感じた人はいますか

 今日、昼15時半から16時半頃のあいだ、
 アメリカ軍人が横須賀の女性を殴り殺した事件への謝罪のために
 ケリー少将らが横須賀市役所にやってきました。

 (こちらの文章が市から配布された報告です)

 謝罪時の様子が見たくて
 夜、『報道ステーション』の放送をスタッフと共に観ました。

 そこで流されたケリー少将の映像に
 思わずスタッフから怒りの言葉が出ました。

 「なめてんのか、こいつ」

 彼の言葉づかいは悪いかもしれません。
 しかし、同じことをフジノも感じました。

 報告書を読んでもらえば文脈も分かるのですが、
 今回の事件への謝罪をひととおり
 英語で述べた後に、何故か、ケリー少将は
 日本語で「ゴメンナサイ」と述べました。

 どういう意図がそこに込められていたのか。

 日本語で謝罪をすればより伝わると考えたのか。

 あるいは「ごめんなさい」を意味する言葉を
 英語で報道されるのはまずいと考えたのか。

 そのどれでも無い意図があるのか。

 日本語をつかった意図は全く分かりません。

 しかし、片言の日本語で

 「ゴメンナサイ」

 と述べられた瞬間、
 すさまじい違和感と怒りを感じたのは
 決してフジノスタッフだけではないと僕は信じています。

 あなたは、アメリカ軍の謝罪に
 誠実さを感じましたか。

 少なくとも僕は感じていません。

 感じているのは、怒りです。


● 怒りの原因(その1)行動がともなっていない謝罪の言葉

 怒りの原因は、何よりもまず、
 アメリカ軍の言葉の薄っぺらさにあります。

 アメリカ軍が出したプレスリリースには、

 「日本にいる全ての海軍関係者はこの事件に深く悲しんでいる」

 と書かれていました。

 しかし、目の前の事実は
 全く異なります。

 今日フジノは夕方から夜にかけて、
 横須賀中央駅前に居ました。

 また、20時からは30分間にわたって
 吉田議員と共に
 アメリカ軍基地前に居ました。

 そこで見た光景は、アメリカ軍の「言葉」が
 いかにウソだらけかという「現実」でした。

 あんな事件があった後にもかかわらず
 横須賀中央駅前のマクドナルドの前の路上で
 嫌がっている若い女性をナンパしつづけるアメリカ人。

 アメリカ軍基地前の酒場を
 扉を開け放って
 酔っ払って騒いでいるアメリカ人たち。

 こいつらのどこが事件に深く悲しんでいるというのか。

 こいつらは、事件があったことや
 ケリー少将が謝罪に訪れたことを理解しているのか。

 夜12時までに基地に戻れという『外出禁止令』を出したそうだけれど
 高校生の親が言ってるセリフと同じで、何にも実効性なんて無い。

 本当に深く悲しんでいる、謝罪をしたい、と考えているなら
 アメリカ海軍横須賀基地の責任者は
 責任を取って辞任したらどうか。

 広報担当が広報の為に書いた「言葉」と
 金曜日だからと酔って騒いでいる「目の前の現実」のアメリカ軍人と
 あまりにも、かけ離れている。

 謝罪が本気であることを示すためにも
 責任者は監督責任を取って辞任すべきではありませんか。

 ケリー少将が責任者なのか。
 グリナート中将が責任者なのか。

 お2人のどちらであっても、責任を取って辞任してほしいです。
 「言葉」が本気で発せられたという「事実」を証明して下さい。


● 怒りの原因(その2)遅かったアメリカ軍の対応

 加えて、怒りが止まらない理由は
 遅かったアメリカ軍の対応です。

 報告書の中で
 ケリー少将は次のような主旨の言葉を発した、とされています。

 殺人事件後わずか3日で
 基地内に立ち入って捜査できたのは画期的である

 しかし、事実は違うと思います。
 3日が画期的だとは全く考えられません。

 市民の方からの情報によると、
 すでに犯行から30分後には
 血のついた姿でアメリカ軍基地の門を通る姿が見られた、
 というのです。

 門には、いつも警備がいます。

 その警備員は、血がついている人間の姿を
 目で確認していたはずなのです。

 その姿を見て、おかしい、とは考えなかったのでしょうか。

 事件発生から30分後には、
 アメリカ軍は事実を把握していた可能性があります。

 にもかかわらず、
 日本の警察の立ち入り捜査まで3日もかかったのは
 本当に画期的なのでしょうか。

 フジノが市民の方から寄せられた情報が本当ならば、
 アメリカ軍はウソをついているし、
 画期的どころか、むしろ、
 情報開示を遅らせたのではないかと感じます。

 何故、アメリカ軍は
 容疑者の名前ひとつ明かせないのか。

 この事実からだけでも情報開示なんて
 表面的なものでしかないことがはっきり分かります。


● 怒りの原因(その3)あまりにもひどい暴行

 殺されてしまった方の知りあい、という方の
 お話をうかがうことができました。

 また、複数の市民の方からも
 お話をうかがいました。

 それらの話を聞くにつけても怒りが増すのは
 犯行の残虐性です。

 守秘義務から
 その内容は話せません。

 しかし、吐き気がする内容です。

 「容疑者はまだ21才で軍隊経験も1年半だから」なんて言葉は
 何の言い訳にもならない。むしろ1年半だったら何だというのか。

 訓練が足りないから
 殺害を大目に見てくれというのか。

 絶対に薄っぺらい言葉では許せるようなことではありません。


● この国に、アメリカ軍は存在すべきではない

 日本には、自衛隊があります。

 数日前にも書きましたが
 何故、敗戦から60年も経った今も
 他国の軍隊がこの国に駐留(占領)し続けているのか、疑問です。

 あなたがこの事実を『異常』だと感じないなら、
 逆の事態を想像してみて下さい。

 アメリカのワシントンDCに
 自衛隊が駐留している姿をイメージできますか。

 できるはずがありません。

 他国に軍隊を駐留させることは
 異常な事態です。


 くりかえします。

 この国を守るのに、
 何故、自衛隊だけではダメなのですか。

 政治家フジノは、自衛隊の力で十分だと信じています。

 僕はまちがっていますか。

 あなたはどう考えますか。



2006年1月5日(木)のフジノ
● アメリカ軍からのプレスリリース・市長からの声明

 おとといの1月3日早朝6時に
 横須賀中央からわずか600mの場所で
 出勤する途中の女性が殴り殺される、という悲惨な事件が起こりました。

 早くからインターネット上では
 「加害者は米軍ではないか」という情報が流れていました。

 今日、夕方16時20分に
 市から市議会議員あてにFAXが流されました。

 アメリカ海軍司令部から報道発表が流されたもの、
 それに対して蒲谷市長がコメントを発表したもの、の2つです。

 まず、下が米軍による報道発表です。

アメリカ軍のプレスリリース英語版

 この他人事のような司令部のコメントが
 翻訳されたものは、下の通りです。

アメリカ軍のプレスリリース翻訳版


 これに対して、蒲谷市長からコメントが発表されました。


横須賀市長コメント

 FAXから7時間半が経った今これを書いているのですが
 アメリカ軍人による犯罪の可能性が極めて高くなってきました。


● 駅前から600メートルの位置という殺人

 このHPは市外・県外・海外からもアクセスされているので
 横須賀の位置関係について説明します。

 『横須賀中央駅』という京浜急行の駅を中心にした地域が
 市民からは「中央」と省略して呼ばれている、
 駅ビルや児童図書館や銀行のある
 このまちで最もにぎやかな場所なのです。

 その最もにぎやかな場所から
 わずか600メートルしか離れていない場所で
 全身を殴られて、女性が殺されました。

 600メートル。

 このまちで最も人出が多くにぎわう場所から
 わずか600メートルしか離れていないところでの事件です。

 横須賀中央駅から半径600mの地域には、
 フジノの事務所もあります。

 総合病院、児童図書館、青少年会館、
 障がいのある小さな子どもたちが通うセンター
もあります。

 もう少し離れると、

 複数の幼稚園・保育園・小学校・中学校・高校もあります。

 マスコミ報道(23時01分)によると
 アメリカ海軍横須賀基地の
 20代兵士が殺害を認める供述をしている、
 とのことです。

 三が日にもかかわらず仕事に向かうために
 朝6時に駅に向かって歩いていた何の罪も無い女性を
 金を奪う目的で、殴り殺したのです。

 プロの軍人によって殴られた苦しみは
 どれほどのことだったのでしょうか...。

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 つまり、このまちは、2008年以降は原子力空母によって
 放射能まみれにされるリスクだけでなく、
 すでに2006年の今、
 ちょっと駅前に遊びに来たら
 アメリカ軍人に殺されるかもしれないリスクがあるのです。

 最悪です。

 この地域は、本当にたくさんの人々が
 学校や仕事のために通っている生活の場です。

 そして、地域経済の中で
 最もたくさんの人々がショッピングや遊びに訪れる場なのです。

 そんな当たり前の場所で暮らすことが
 当たり前にはもうできないような不安を持たざるをえない、
 信じられないような事件がアメリカ兵によって
 犯されたのです。

 つい15日前にも県内でひき逃げがあり、
 それも横須賀基地を母港とする
 空母キティホークの乗組員が犯した犯罪でした。

 12月8日、アメリカ国防総省のジョン=ヒル日本部長は
 原子力空母の配備への日本側の不安に理解を示した上で、
 「時間がたてば心配は薄れる」と説明した
 と報道されました。

 心配は薄れるどころか、
 座間でのひき逃げ、横須賀での殺人、と
 どんどん大きくなっています。

 フジノの中ではもはや原子力空母だけではなく
 アメリカ軍基地そのものがこの国にあることが許せません。

 アメリカが日本に駐留しているのは
 日本の『安全保障』の為、というタテマエが言われます。

 「日本の安全を保障する」というタテマエは
 「横須賀の女性を殴り、内臓破裂を起こして殺す」という現実と
 あまりにもかけはなれています。

 ふざけんな、アメリカ軍。
 この国から出て行け。


● 人の命は全て切ないほどに重い

 僕のHPでは初めて2日続けて
 このまちで命を失った方のことを書きました。

 本当に切なく、遺族ではない僕にとっても
 胸につまる、苦しい出来事で、息がつまりそうになっています。

 ご遺族の想いを考えれば、当然のことながら
 原子力空母反対の問題に
 利用するような意図は全くありません。

 しかし、 亡くなられた方のことを記さなければ
 伝えられないリアルがあると信じて書きました。

 今日の上の文章は
 自分自身でも読み直して苦しくてたまりません。

 息が苦しくなる事実です。

 家族や親しい方々には
 信じられないくらいの衝撃にうちのめされているであろうことから
 報道がなされてから今日までは書かずにきました。

 推しはかれないほどの悲しみに対して、
 マスコミ報道や僕自身のこの文章が
 さらに傷を深めているであろう事実をどうかお許し下さい。

 犯罪被害者への支援が十分ではないこの国で、
 日頃、被害者支援の在り方をいつも考えてきたにも関わらず
 今回の事件ではどうしても記さざるを得ませんでした。

 「事実を伝えることでさえ、人を傷つける」

 というのが、昨日フジノが出会った
 若き報道ディレクターの言葉でした。

 事実を伝えることそのものでさえ、
 人を傷つける、という事実を何度もこころの中で考えた上で
 悩みながらもこの文章を載せました。

 どうか、意図が正しく伝わりますように...。

 そして、犯罪者は等しく裁かれますように。

 殺人者は、アメリカ人だろうが軍人だろうが
 この国の法律のもとで犯した罪にふさわしい罪を受けますように。



2006年1月4日(水)のフジノ
● 改めて、命の重さ

 昨日書いた件について、たくさんの方から連絡を頂きまして
 本当にありがとうございました。

 残念です。僕も、言葉がありません。
 ただ、ご冥福をお祈りします。


● スタッフのみんなに感謝です

 この4日間、お正月にもかかわらず
 複数の案件について
 ものすごく知恵を振り絞ってもらっていました。

 正月休みの雰囲気も何も無く、
 いつも本会議の一般質問前につきあってもらうような
 厳しくシリアスな話し合いだったと思います。

 また、今日も『仕事始め』であったにも関わらず、
 ほとんど1日中、いろいろなスタッフにアドバイスを求めました。

 本当に、長い、長い1日だったよね。
 お互いにおつかれさまでした。

 ラスト1年間の任期の始まりを
 最高のスタッフと共に全速力で走り始めることができて、
 こころから感謝しています。

 この1年間、全力を尽くします!


● 僕たちの世代

 今日は、同世代の方との新しい出会いがありました。

 いろいろな世界で闘っている
 同世代の方々に、僕は強いシンパシィを持っています。

 強がりも見せかけも無く、同じ景色を見てきた世代として、
 僕たちの世代にしかできないことを
 どこまでもやりとおしていくことができたら、と思います。



2006年1月3日(火)のフジノ
● 命の重さ

 けさの新聞で報道された
 行方不明になったプロサーファーは僕の友達の親友でした。

 連絡がまわってきたのが夜中だったので
 僕にできることは残念ながら限られているのですが
 思い当たる連絡先は全て当たってみました。

 明日早朝から有志で捜索するとのこと、
 あとは無事を祈るしかありません。

 政治家の仕事の1つに、
 『人と人とをつなげる』ということがあります。

 僕自身には
 直接何かができなくても(できない場合がほとんどです)
 できる人を知っていればその人を紹介するという作業ができます。

 人と人とのつながりが力を生みだすことを信じて、
 今はただ、生還を祈るのみです。


● 準備作業で終わった1日でした

 熱はさがってきたのですが、今日も外出は控えました。

 今月は、いろいろとプレゼンテーションをする作業が多いので
 丸1日中、プレゼン資料を作っていました。

 でも、それらのプレゼンをやるのが
 絶対に僕で無ければならないのかということを考えると
 そうではないだろうな、と思ったりしました。

 全方位に向かって仕事をしている自分の
 置かれている環境に対して、腹が立ってきました。

 本気でフジノがやりたかったことは、
 たった2つのことだけなのに。

 かつてアサノ知事(前・宮城県知事)が

 「知事になってから福祉のことは
  1日のうち25分くらいしか考えられない」

 と、知事職の多忙さを嘆いておられました。

 フジノも『福祉のまち、よこすか』を前面にうちだして
 「精神保健福祉を変えたい!」「自殺予防を実現したい!」
 と徹底して言い続けてきたのに
 気づいてみれば、
 あまりにもいろいろなことをやらざるを得なくなっています。

 『精神保健福祉族議員』になりたい、と
 堂々と言い続けてきたのに、2年半をふりかえれば
 いつも別のことをやらねばならない状況に追い込まれてきました。

 1年目、美術館問題。
 2年目、長井海の手公園問題。
 3年目、市長選挙、原子力空母配備問題。

 いつだってフジノの根っこには

 「福祉が全然足りないのに
  何故ハコモノなんかやってるんだ!」

 という怒りがあって、本籍である精神保健福祉のために
 これらの問題に取り組んできた訳です。

 それなのに、これらばかりに追い込まれて
 ほとんどと言って良いほどに
 フジノの時間は取られてしまってきました。

 今年の目標は、ライフワークである
 『自殺予防』と『精神保健福祉の向上』という2つのテーマ以外は
 なるべく取り組まないで済むようにする、
 ということかもしれません。

 このまちは問題が多すぎるからいけないんだよ...。

 やれやれ。



2006年1月2日(月)のフジノ
● 本を読んで過ごした1日

 昨日の夕方から熱が出てしまい、
 一晩ずっと眠れなくて過ごしました。

 今日も熱がさがらず、予定を全てキャンセルして
 寝床で本を読んで1日が終わりました。


● この国の在り方、人々の心理

 それにしても、何冊本を読んでも
 どうしても分からないのが在日米軍の問題です。

 何が分からないのかというと
 『人々の心理』です。

 戦争が終わってから60年も経つのに
 他国の軍隊が
 この国に駐留していることを
 「異常な状態」だと受け止める人が何故こんなにも少ないのか、
 ということです。

 朝鮮戦争が起こったことなどを差し引いても
 アメリカの『占領』が60年も続いていることは
 政治家フジノにとっては、
 明らかに『異常事態』だと感じます。

 ●

 おもしろい資料を発見したのですが、
 1969年の衆議院議員選挙時の小泉純一郎候補(落選)の
 選挙公報です。

 こんな風に書いてあります。

 「現実にそうした事態が起きているかどうかは別として
  日米安保条約が解消されたとき、
  日本の防衛がどうなるかを常に考えてこそ
  真の独立国と言える
のであります。


  独立国家としての自主独立心と道義心を喚起して
  正しい国家目標と使命を持つべきであります」


 今では完全にアメリカの言いなりの小泉首相ですが
 昔はだいぶ違う考え方をしていたのですね。

 1969年の小泉候補の考え方であれば
 フジノは全く同感です。

 でも、きっと小泉候補はこの選挙で落選してから
 親米ポチ政策になってしまったんでしょうね。

 2006年の小泉首相にとって
 正しい国家目標と使命とはどんなものなのでしょうか。



2006年1月1日(日)のフジノ
● 元旦

 昨夜はカウントダウンや初詣にも行かずに
 けさもいつもと変わらない朝を迎えました。

 1月はこの先スケジュールがずっとあまりにもきつすぎるので
 国家試験の勉強できる時間が取れるのは
 わずかしかありません。

 だから、家のそうじをしたり洗濯をしながら、
 午前中は精神保健福祉士の国家試験の過去問を解いていました。

 それから、事務所に行って、
 政治家フジノ宛てに来ている年賀状や留守番電話をチェック。

 その後は、祖父の暮らす平塚に行きました。
 新年のあいさつを直接に伝えたくて。

 年末ずっと忙しかったせいで
 けさから風邪を引いてしまったみたいです。

 何も変わらない1日。

 それが最も僕にとっては貴重な1日です。


● 新年のあいさつは行ないません

 そこまで厳密にガチガチにやるなよ、と言われるのですが
 2年前の1月1日の活動日記に書いたとおり
 政治家でいる限り、
 フジノは年賀状を一切出しません。

 というわけで、新年のあいさつも
 特には行ないませんので、あらかじめご了承ください。

 とは言うものの、毎年のことながら
 みなさんから頂いた年賀状にはとても感謝しています。

 今年もナミねぇ関根千佳さんから年賀状を頂きました。
 関東・関西の『新世代の福祉リーダー』から
 ダブルで年始のあいさつを頂くのは
 福祉畑のフジノとしてはうれしい限りです。

 さらに今年は改革派として超有名な
 あの穂坂邦夫さん(前・志木市長)からも年賀状を頂きました。

 年賀状を頂いた方のメンバーを見ると
 なんかフジノも少しは知名度があがったのだなあ、と感じました。

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 さて、横須賀市の行政関係者からの
 年賀状についてですが、
 残念ながら数ヶ所から部局長・理事長名で届きました。

 あれだけ出さないでくれ、と書いてきたのに。

 その数名を除けば、市職員ではあるけれども
 肩書きナシの自費で自筆のものを頂きました。
 ありがとうございます。

 全ての部局長や第3セクターの理事長が
 フジノHPを見ている訳では無いのでしかたないとは思いますが、
 税金から市議宛てに年賀状を出しているとすれば
 それは明らかに税金のムダ遣いです。

 その年賀状の作成作業を
 市職員に業務時間内にやらせているとしたら
 ますます問題です。

 李下に冠を正さず、です。

 事実関係を調べて、問題があれば
 今年は市議会でとりあげたいと思います。


● 原子力空母の配備問題

 テレ朝の『スーパーJチャンネル』に
 原子力空母配備の問題が取り上げられた時に
 フジノが出演した日から
 このHPは毎日必ず
 防衛庁からアクセスされています。

 たった1人の市議ごときの動きが
 防衛庁は気になるのでしょうか。

 それならば、フジノはますます全力で
 この国を守るためには原子力空母は絶対に反対だ、という活動を
 今年も繰り広げたいと思います。

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 でも、防衛庁だけじゃないんですよね...。

 アクセスログを見ると
 厚生労働省をはじめとする官公庁、いくつもの県、市町村、
 さらには米軍からもこのHPは見られてるんですよ。

 なんかユーウツですね。

 監視されている(笑)。

 でも、そんなユーウツな相手ではなくて
 海外から見てくれている方々や
 国内のいろいろな場所から
 フジノの動きを見守ってくれているみなさんには
 とても感謝しています。本当にたくさんの方々が見てくれていることが
 励みになっています。ありがとうございます。

 今年もHPはびっしびし更新していきますねー。

新年の飾りをつける潜水艦  市外から友人が来ると
 必ず見せるようにしてる
 『異常な光景』。

 ダイエーの隣の
 市民がたくさん集う公園に
 潜水艦が泊まっている。

 このまちに長年暮らす人は
 感覚がマヒしてしまって
 この光景がいかに異常かを
 分からなくなっています。


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