まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2006年6月1日(木)のフジノ
● 「絶望」に対して「希望」のメッセージを送るのが政治の仕事

 自殺に追い込まれて亡くなった方が
 8年連続で3万人という統計がついに発表されました。

 本当に悲しい「絶望」的なメッセージです。

 けれども政治家は
 絶望を克服していくのが仕事です。

 必ず現実を変えていきます。

 そんな決意を示すために
 今日、フジノたち10人の地方議員は

 『地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会』

 を設立しました。

 フジノはその代表となりました。

代表として挨拶するフジノ  左、
 ライフリンク
 清水代表。

 右、
 有志の会
 代表フジノ。


 NPO法人『自殺対策支援センターライフリンク』の呼びかけに応えて、
 最も現場に近い存在である地方議員が
 全力で自殺対策に取り組む為のネットワークづくりを
 ついにスタートさせたのです。

 今、自殺対策基本法の成立に向けて
 超党派の国会議員さんたちが法制化をめざして活動してくれている。

 法制化は、絶対に必要。

 だけど、法制化だけでは足りない。
 それを実際に実現していかなければならないのだ。

 そしてそれを担うのは
 僕たち地方議員だ。

 僕たち地方議員は、最も現場に近い。

 自殺という本当に悲しい出来事が起これば
 亡くなった方の顔も名前も分かる。

 ご遺族のその後の悲しみも
 周囲の様々な反応も分かる。

 その苦しみも悲しみも全て受けとめて
 一緒に歩んでいかれるのが僕たち地方議員なのだ。

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 そんな僕たちの想いに応えて
 たくさんのマスコミが取材に来てくれました。



(朝日新聞・夕刊・社会面より)

 (毎日新聞の記事共同通信の記事、などなど多数あります)


 半年前から設立準備に動いていたのですけれども
 今日、この「8年連続3万人」という統計が出ることを知って
 わざと同じ日に
 第1回の会合をぶつけました。

 「絶望」に満ちたニュースに対して
 政治家として全力でこの異常な現状を変えようとしているという
 「希望」を伝えたいと願ったからです。

 僕は僕の全存在をかけて
 絶対に自殺予防総合対策を推進していきます。


 現在は、10人のメンバーですが
 これからさらに全国の仲間たちとネットワークを広げていきます。


    『地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会』


      代表:フジノ

    副代表: 江口 友子(平塚市議会議員)

          尾辻 かな子(大阪府議会議員)

          田中 優子(世田谷区議会議員)



 主な活動は、以下の4つです。

 (1)地方議会で自殺対策推進にとりくんでいく

 (2)自殺対策のあらゆる情報を交換していく

 (3)地域の自殺予防対策ネットワークを推進していく

 (4)実践にとりくむNPOや民間団体と連携していく


 地域でこれまで自殺予防対策にとりくんできた
 たくさんの方々と共にノウハウを共有して
 地域ごとの自殺対策を積極的に推進していきます!


● 打ち上げ花火で終わらせない、続く取り組み

 今夜はDJタカシくんとうちあわせ。

 大和市からわざわざ打ち合わせのために
 横須賀まで来てくれました。

 実は、『Shonan Beach FM』のタカシくんの番組で
 『自殺の現状と自殺予防総合対策』について
 フジノが出演してタカシくんと語り合うのですね。

 前回の初顔合わせと全く印象は変わらず
 本当に熱くて、でも穏やかで優しい、サイコーな人でした。

 僕はあくまでも1回きりの出演のつもりでいたのですが

 「こんな大切なテーマなんだから
  一過性の打ち上げ花火にはしないよ」

 と言ってくれました。

 これから先、何回も何回も出演させてもらって
 じっくりと語らせてもらえそうな感じです。

 まるまる2時間、熱く語りまくりました。

 フジノ的には東京で大仕事を終えて
 へとへとになっていたのが
 タカシくんの熱さに疲れも吹き飛びました。

 左から
 フジノ、タカシくん、
 TSUYOSHIくん。

 TSUYOSHIくんは
 僕の大好きな
 アーティストです。

 11日の『詩孫』
 あの(!)
 TSUYOSHIくんです。

 こんな素敵な出会いに恵まれて
 僕は本当にラッキーだと思います。

 自殺予防のために僕ができることがあれば
 どんなことでもやります。



2006年5月30日(火)のフジノ
● 世界自殺予防デーにあわせて自死遺族の相談が行なわれます

 昨日の一般質問で「大きな進展がありました」と書きました。
 その内容について報告します。

 フジノは今回の一般質問で
 自死遺族のケアを行なうべきだ、と訴えました。

 それに対して市長は、

 (1)自死遺族に向けた相談事業を実施する

 (2)9月10日の世界自殺予防デーにあわせて広報していく

 と答弁しました。

 「いいぞ、市長!」

 と、議場で思わず叫びそうになりました。

 政治家になってからずうっと訴え続けてきた
 自死遺族へのケアが
 ついにこの横須賀市で始まるのです。

 やった!本当に良かった!

 思わず本会議の休憩時間に
 蒲谷市長のところへ

 「遺族ケア、本当にありがとうございます」

 と言いに行っちゃったよ。

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 全国の自治体を見回してみても
 自殺予防から逃げずに
 あえて積極的に取り組んでいる市町村は
 本当に少ない。

 だから、今回の遺族ケアへの取り組みについては
 本当に横須賀市を誇りに感じます。

 市議会が終わってから
 改めてその内容を確認しに行きました。

 ・今回の内容について
  詳しいことはまだ決まってない

 ・ケア体制をどうするべきかなど、検討課題はたくさんある

 ・ともかく自死遺族の方の声を聴く場を1度つくる

 ・広報は9月10日の自殺予防デーにあわせて行なう


 現在の段階では
 ここまでしか決まっていません。

 でも、本当にすごいことだと思います。

 全国でNPO団体やいろいろな仲間たちが
 いま全力で遺族ケアに取り組んでいます。

 そんな民間団体の必死の活動を
 行政が全くサポートしてくれない現状を僕は知っています。

 だから、よけいに今回の横須賀市の決心を
 僕はこころから誇りに感じています。

 今後、実施に向けてはたくさんの検討課題があるはずです。

 でも、そういうことにも1つずつ協力をしながら
 実現に向けて進んでいきたいと思います。


● 男女共同参画審議会で重要な動きがありました

 今日は10時から12時まで
 『男女共同参画審議会』でした。

 審議会の内容そのものも大切なのですけれども
 会議の最後に
 事務局から報告されたことが
 フジノ的にはとても大きな意味を持つものでした。

 それは、

 DVと児童虐待を一体的に対応していくために
 人権・男女共同参画課と児童相談所が検討に入った


 というものです。

 DVと児童虐待への一体的な対応の必要性は
 3月議会でフジノが本会議で提案(質問)したことでした。

 市長も前向きな答弁をしてくれました。

 その後の動きがすごく気になっていたのですが
 部の垣根を超えて2つの部署が動き出している、というウワサが
 少しずつ聞こえてきていました。

 それが今日は正式な形で
 公の場で発表されました。

 まだ具体的なスケジュールは決まっていないものの、
 窓口の一本化なども考えているとのことでした。

 動き始めました!


● 転んで、這いつくばっても、また立ち上がれるまちにしたい

 僕の大好きだったあるカフェが今日で店を閉じました。

 ずうっと前から知っていたのに
 通えるようになったのは
 ついここ数ヶ月のことなので
 本当に哀しい出来事です。

 おしゃれでカッコよくて
 外から見ていて

 「入りたいなあ、
  でもおれはダサいからなあ。
  入っても大丈夫かなあ...」

 みたいな感じで
 最近やっと通えるようになって
 少しだけ常連さんぽく
 なれたのに。

 経営をしていたのは、僕よりも年下の男性。
 若き経営者ですよね。

 閉じることを決心するに至ったその経緯を知っているのですが
 経営をしたことが無い僕でも
 どう考えても責任は『外』にあるんです。

 経営の失敗だとかそういう理由ではなくて
 本当に外部のことが原因です。
 僕はそれが悔しくてたまりませんでした。

 僕はこのまちで若い人が起業するのを
 本当にこころから応援しています。

 そういう若き経営者の方々との出会いを通じて
 このまちでは信じられないくらいに
 「出る杭を打つ」というイヤな傾向があることを知りました。

 経営が失敗して退場させられるなら
 それはしかたがないと僕は思うのです。

 でも、そういう真っ当な理由ではない。

 かつて僕が選挙に当選した時に
 古い勢力から徹底的に嫌がらせされたのと全く同じです。

 仕事ぶりとは完全に離れたところで
 例えば、家族のこととかを攻撃されるわけです。

 そうやって、新しい力を潰そうとするのです。

 僕は4年間の任期が保証されていたから
 こころさえ折れなければ、やっていかれます。

 実際、僕のこころは折れませんでした。

 でも、経営はそういう訳にはいきません。

 このまちは、若い人が起業するのを
 みんなで支えていこうなんて姿勢が全然見られない、と感じます。

 これまでもそういう不愉快なケースを見てきましたが
 今日のこの閉店に追い込まれたことに
 本当に虚しくなりました。

 僕はそういう古くて腐りきっている体質を
 ぶっ壊したいと強く思います。

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 でも、そんな僕の怒りとは全くカンケーなく
 きっと彼は立ち上がるはずです。

 転んで、
 地べたに這いつくばって、
 泥をすすって、
 口の中に泥がたくさん入って、
 悔しい想いをして、

 それでもこぶしを握りしめて、
 怒りに地面をうちつけて、

 そして、再び立ち上がるのです。

 きっとそれが「経営をする」ということなのだと僕は信じています。

 信じられないような理不尽な外部の原因によって
 素敵なカフェを閉じなければならないという事態にも負けずに
 いつかきっとまた立ち上がってくれるはず。

 僕はそれを信じて待つことにしよう。


 ...いや、待つだけではダメだから

 古くて腐った体質をぶっ壊すために僕も闘おう。

 このまちは、若い人が起業しやすいまちに生まれ変わるのだ。

 今ある組織だとかくだらない枠組みなんか
 全てぶっ壊して、新しい在り方に向かうのだ。

 元気のあるまちをめざすのなら
 ぶっ倒されてもまた立ち上がれる若い経営者たちを
 一生懸命、応援していくべきなのだ。

 それは資金を支援するとか
 そういうことなんかではない。

 くだらない障壁(バリア)をぶっ壊すことだ。

 見てろよ、古いヤツら。

 いつまでもそんな悪癖が
 まかりとおると思うなよ。

 僕たちの世代が、必ずこのまちを変えてみせる。


● いろいろなことが始まる

 いつも同じセリフを言っている様な気がしますが
 ここ数ヶ月は激動の日々でした。

 そして、明日からも
 いろいろなことが始まります。

 明日、全国に向けて
 ある取り組みを発信します。

 夜にはラジオ出演に向けての打ち合わせをします。

 僕はしゃべるのが下手くそでキライなのですが
 自殺予防対策を世間に広めるためなら
 どんなことだってやります。

 それから、
 僕が全力で応援している若手アーティストの取り組みに対して
 ついに横須賀市の『後援』がおりました。

 あと11日間、全力で広報していきます。
 みんな、来てね。

 ●

 僕が政治家でいる時間は
 もうそんなに残っていないのですけれど
 最後まで全力で僕にしかできない仕事をやりつくします。

 僕は、僕を信じてくれている人々を
 絶対に期待を裏切りたくない。
 だから、毎日必死で働き続けるよ。

 みんなも最後までもう少し
 フジノの活動を見守っていて下さいね。

 最後の最後まで
 全力で働き続けます。



2006年5月30日(火)のフジノ
● 一般質問しました

 今日は本会議でした!

 フジノが行なった質問の全文はこちらです。

 アメリカ軍兵士による犯罪に対する質問と
 自殺予防対策の質問について
 かなり前向きな答弁が得られました。

 特に自殺予防対策については
 遺族ケアで大きな進展がありました。

 詳しくはまた明日!


● 自殺対策基本法の署名活動について

 署名活動に協力してくれたみなさん、
 本当にありがとうございました。

 ライフリンク必着の場合、しめきりは6月3日ですが
 フジノに直接に渡す場合は6月1日をしめきりでお願いします。

 6月1日に大きな発表ができると思います。
 お楽しみに。



2006年5月29日(月)のフジノ
● 明日、フジノは市長に一般質問します

 明日30日(火)は本会議です。

 蒲谷市長に対して
 フジノは一般質問をします。

 明日は珍しく一般質問をする人が14人と多いです。
 (本当は、これが当たり前の姿だけど)

 フジノの出番は、8番目です。

 午後の何時かな?



2006年5月28日(日)のフジノ
● 連日、徹夜...

 30日(火)に本会議で、市長へ質問をします。

 その為の一般質問原稿づくりで
 ここ数日間は、毎日寝ないで原稿を書いています。

 今(朝5時34分です)も原稿書きながら
 ちょこちょこっとこれを書いています。

 そんな作業をしながら
 署名活動は毎日続けています。

 という訳で、とてもフラフラでくたくたに疲れていて
 このHPまで手が回っていません。

 すみません!


● 発言通告書はこちら



 1.アメリカ軍兵士の犯罪を無くして市民の安全を守るために

 (1)アメリカ軍兵士の犯罪を撲滅する為に実効性の高い教育と
 意識改革の徹底をアメリカ海軍に強く求めていくべきではないか

 基地周辺地区安全対策協議会が2回開催されたが、
 「被害者」である本市側のさらなる防犯活動や提案ばかりで、
 「加害者」であるアメリカ軍側の
 具体的な改善策が全く示されていない。
 アメリカ軍兵士の犯罪撲滅の為には実効性の高い教育と
 意識改革の徹底をアメリカ海軍が行なうことこそが必要である。
 これらの具体的な対策の実行と定期的な報告を、
 本市はアメリカ海軍に対して強く求めていくべきではないか。

 (2)新たな防犯対策の設備等に要する費用は政府が
 全額負担するように求めていくべきではないか


 本市にアメリカ軍基地が存在することは日米の同盟関係を
 堅持する方針を取っている日本政府に責任がある。
 したがって、アメリカ軍兵士の犯罪から市民を守る為の
 新たな防犯設備の設置と運用にかかる費用は、
 政府が全額負担するように本市は求めていくべきではないか。

 (3)犯罪被害者支援条例の検討状況について

 平成18年第1回定例会で「検討を進めていく」と答弁された
 犯罪被害者の具体的な支援策と犯罪被害者支援条例の
 必要性について、現在の検討状況はどのようなものか。

 (4)アメリカ軍兵士による犯罪に巻き込まれた被害者の支援は
 特に積極的に行なっていくべきではないか


 アメリカ軍兵士による犯罪に巻き込まれた被害者は、様々な面で
 非常に多くの困難が伴う。したがって、これらの被害者に
 対する支援は、法的な手続きや心身のケアなど
 包括的かつ積極的に行なっていくべきではないか


(まだ続きがありますがまた後で)


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