まちの政治家は、こんなことしてます政治家フジノの活動日記


2008年6月19日(水)のフジノその1
● 馬堀海岸2女性殺人未遂事件のアメリカ兵に、実刑8年の判決

 去年の7月5日早朝、ふだんは静かな馬堀海岸駅前の住宅街で
 アメリカ軍兵士が2人の女性をナイフでメッタ刺しにして、逃走。

 その後、横須賀中央モアーズ前で逮捕されるまで
 市内の学校は集団登校を行なうなど
 多くの市民を恐怖に陥れたアメリカ兵による殺人未遂事件。

 ようやく今日、地方裁判所の判決が出されます。

 アメリカ兵による犯罪を無くすことを政策に掲げているフジノは
 この事件についても、その経緯をずっと見つめてきました。

 事件が起こったその日から、起訴が決まった昨年9月
 今年4月の2回目の公判、論告求刑の為の3回目の公判

 いや、事件が起こる前から見ていた、
 と言っても決して過言ではありません。

 この事件もまた起こるべくして起こった事件だったのです。

 何故、くりかえしアメリカ兵が犯罪をおかすのか、
 今ではフジノには原因が少しずつハッキリと分かってきました。

 その責任を負うべきなのは、やはりアメリカ軍です。

 何故そう結論づけられるのかは
 今後の本会議やこのHPで記していきます。

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 さすがに判決が出るとあって、傍聴者の数は
 これまでよりは多く、だいたい30名くらいでした。

 横須賀の記者クラブ所属のメディアはみな来ていましたし、
 市の基地対策課や、米軍の関係者も来ていました。



 裁判が始まる前の2分間、NHKによって
 法廷内の撮影(あたま撮り)が行なわれました。

 それから、ジョシュア・デイビッド・ウイリアムス被告が
 連れられてきました。

 白い長そでTシャツにグリーンの半そでTシャツを重ねた
 かなりカジュアルな格好で入廷してきたことに、
 フジノは驚きました。

 自分が犯した罪に対する判決を今これから受ける立場でありながら
 ウイリアムス被告は何を考えているのだと憤りを感じました。

 服装が精神状態を100%表すとは考えていません。

 けれども、フジノが傍聴してきたアメリカ兵の犯罪の裁判では
 Tシャツ姿の被告を見るのは初めてでした。

 その姿に、フジノはウイリアムス被告の
 精神的な幼稚さを未熟さが露骨に表れているのを
 感じずにはいられませんでした。

 少なくとも成熟した者が自らの罪に反省の意を示すならば
 最低限の外見に気を遣うのは当然です。

 今日で合計3回、ウイリアムス被告の裁判を傍聴しましたが
 結局、最後まで彼の印象は変わりませんでした。

 幼稚さ、甘え、未成熟。

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 裁判長は、実刑8年の判決を言い渡しました。

 弁護側の求刑が10年であったことを考えると
 非常に残念です。

 殺意の有無が争点だったのですが、
 殺意はあったと裁判長は判断しました。

 しかし、計画的な犯罪ではなく衝動的なものだったことが
 10年の求刑に対して、8年と短い判決になった理由でした。

 けれども、それ以外の点については
 検察側の主張がほぼ認められた結果となりました。

 残虐きわまりない、ひどい殺人未遂でした。

 (検察側が述べた事件の全容については、
  4月17日4月24日の活動日記をご覧下さい)




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 今、フジノは、残念ながら予言せざるをえません。

 アメリカ兵による市民が被害者の犯罪が
 まだまだこれからも起こり続けるであろう、と。


 もちろん米兵犯罪防止を政策とする政治家として
 具体的な対策をこれからも提案し続けます。

 ようやくハッキリと原因が見えてきた
 アメリカ軍の問題点の数々を
 改善するように提案をフジノは行い続けていきます。

 けれども、アメリカ軍が本気で変わらない限り、
 被害者である日本側にできることは、ほとんどありません。

 アメリカ軍が本気で変われるかどうかは、
 彼らが現在とりくみはじめたCAREプログラムにかかっています。

 アメリカ軍がどこまで本気で行なうのか。

 この1点に、犯罪を防止できるか否かが
 かかっています。

 一方、日本側としてもCAREプログラムに問題があると判断したら
 市民の安全を守る最高責任者である蒲谷市長は
 絶対に厳しく改善を要求しなければいけません。

 すでに先日のフジノの一般質問に対して
 蒲谷市長はこのCAREプログラムについて

 「市が情報を求めるべきではない」

 などという責任者にあるまじき答弁をしています。


 2人の女性が何とか殺されずにすんだのは
 いくつもの偶然のおかげであって

 本来は殺人事件になっていたとしても
 全くおかしくなかった状況だったことを
 アメリカ軍のケリー司令官と、蒲谷市長は、知るべきです。

 そして、本気で対策に取り組むべきです。

 それが成されない限り、フジノの哀しき予言は
 これからも当たり続けるでしょう。


 


2008年6月18日(水)のフジノその2
● 疲労困憊、というか、過労。

 6月議会の最終日が終わったその夕方も
 NPOに行ったり、市民の方のお話をうかがったり、
 エンドレスの仕事でした。

 事務所そばのいつものカフェ『RRROOM』で
 市民の方とまちあわせる為に入って待っていたら

 気が付くと、眠っていたようです。

 その寝ていた姿を写メに撮られてしまったのですが
 メールで送ってくれました。



 本会議前の連日の徹夜の時は、
 事務所のイスに座ったまま目覚ましをかけて
 1時間とか30分とか寝ては起きてユンケルを飲んで作業しています。

 自分が寝ているところを観たのは初めてだったので
 ちょっとおもしろい写メでした。

 たまには、僕もちゃんと
 ふとんに入って起きる時間を意識しないで
 ゆっくり眠りたいです。



2008年6月18日(水)のフジノ
● 女性のみなさまに、子宮ガン検診を受けていただきたくて

 今日は、6月議会の最終日でした。

 議会の最終日には、
 市長から提出された議案を『可決』か『否決』か、
 最後に多数決で決めます。

 実際には、最終日を迎える前に全ての会派が
 賛成か反対かを決めていて決着はついているのですが

 議会には、『討論』というシステムがあります。

 これは、演説によって他の議員に自分の想いを訴えて
 賛成か反対かを自分と同じ側にまわってもらう為の説得なのですね。

 フジノはこの討論を、議会の活性化の為に不可欠なものとして
 可能な限り、最終日の本会議では討論を行なっています。

 討論でこころを動かされて、会派の決定とは違う
 自分の意思で賛否を決める議員が出てきてくれることを
 いつも願って討論をしています。

 この討論の原稿を作るために、先週からかなりの資料を読み込んで
 もうヘロヘロになっていました。徹夜がまた続いてしまいました。

 14時から本会議がスタートなのに、
 討論原稿がしあがったのが今日の13時半という
 もう、焦りでどうにかなってしまいそうな状況になっていましたけれど
 何とかやりとげました。

 フジノの討論原稿はこちらにのせてありますので
 ぜひご覧下さい。

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 さて、実は今回の討論では、討論本来の演説に加えて
 インターネット中継を利用して1つのアピールをさせていただきました。

 僕の大切な後輩が、ガン検診の結果、
 子宮頸がんの可能性が高く(クラス5段階中の4です)、

 1度目の組織診を行なったものの
 いまだハッキリとした診断結果が出ないまま。

 笑顔の素敵な明るい女性なのですが
 内心では今後の結果にとても不安な気持ちなのではないかと
 フジノは感じています。

 その彼女は、あえて自らの状況を多くの人々に伝えました。

 理由は、

 「多くの女性が恐怖感から検査に行かない、
  早期発見は早期治療につながるのに」

 という想いからでした。

 「自分と同じ想いをしない為にも
  1人でも多くの方に検査に言ってほしい」

 というのが、彼女の願いでした。

 僕はその願いに強く共感します。
 そして、それをアピールする行動を手伝いたいと思いました。

 すでにフジノはシルバーリボンの関係者なので
 (他のリボンからも正式に依頼を受けたりもしているのです...)
 新たに乳がんの為のピンクリボンを付ける訳にもいきません。

 そこで、その彼女の想いに賛同しているよ、というアピールを
 1本のボールペンに託してみました。

 「どうか子宮頸がん検診に行って下さい!」
 というフジノのお願いです。




 これは、彼女がある夢を実現して1年が経った時に
 おめでとうと伝えた僕にたまたまくれたボールペンなのですけれど
 赤は僕のラッキーカラーでもあります。

 このボールペンをいつも本会議の壇上でフジノが使う時は、

 1人でも多くの方にガン検診をぜひ早期に受けてほしいという願い

 と

 フジノはガン対策にも強く取り組んでいくよという決意

 を、アピールする為です。

 いち地方議会のささやかなインターネット中継ですが
 観て下さった方々や、傍聴に来てくださった方々に、

 このボールペンをフジノが持っているのを見るたびに
 その想いを受け止めていただけたらと願っています。

 「お、フジノくん、そのリボンは何?」

 とすぐ尋ねてもらえるシルバーリボンとは違って
 ただの赤いボールペンでしかないから分かりにくいのですが

 そんな想いもこめて、僕は壇上に立っています。
    ↓


 どうか、1人でも多くの方々に
 ガン検診をぜひ受けていただきたいとフジノは願っています。
 お願いします。



2008年6月16日(月)のフジノ
● 伝えたいことはたくさんあるのですが...

 今日も、市民のみなさまに伝えたいことはたくさんあるのですが
 さっきからモニターの前に座っているのですが

 文章をまとめきるだけの気力と体力が今、ありません。
 という訳で、ごめんなさい。

 伝えたいことを箇条書きにしますね。


 (1)教育経済常任委員会でゲットした答弁について

 ・いわゆる性的マイノリティとされる方々への理解を深める為の
  教職員むけの研修が具体的に動き出すたこと

 ・性同一性障害の状況にあるこどもたちのために
  学校の制服の選択性を導入すべきと市議会で提案したのですが
  教育長から「校長会でこの件をお話します」と答弁を得たこと


 (2)グループホームは福祉施設ではなくて、住居です!

 ・綾瀬市で放火されたグループホームに対する報道を見ていると
  どうもマスメディアはいまだにグループホームを理解していない。

 ・グループホームは『福祉施設』ではなくて『住居』なのです。

  先日、福祉に割と理解のある政治家の方とお話したら
  この件についてあまり理解してもらえなくて、
  もっとしっかり外部に向けて伝えていく必要性を感じました。

 ・この件について、フジノの所属している
  日本グループホーム学会が今日、声明を出しました。


 (3)横須賀の政治家が今までやったことがないことをやります

 ・条件が整うまで残念ながらまだ発表できないのですが、
  フジノは政策を実現する為にはやれることは何でもやります。

  今その準備の為に、関係各所に連絡をとって、調整しています。
  僕の体調が悪いせいで出歩けていないので、
  もっぱら電話・メールでの連絡・調整のやりとりなのですが
  実現したらきっと良い方向に向かうぞ!楽しみ。


 ...なんてことの他にも、福祉人材確保についてのお話とか
 まだまだ書きたいことがたくさんあったのですが

 また後日にしますね。

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 先日のカフェトークの際に、
 フジノの心身が限界だというのを心配して下さった方が
 四ツ葉のクローバーをプレゼントしてくれました。



 愛用している『ほぼ日手帳』の表紙にはさんで
 お守りにさせていただきました。本当にありがとうございます。

 ●

 今日、重篤な病の疑いがあった大切な後輩が
 再検査の結果、とりあえずは無事とのことでした。
 (3回目の検査が必要なので、まだ明確に否定しきれないところがつらい)

 岩手・宮城内陸地震の被災者の方々への祈りと同じく
 後輩に対してもただ祈ることしかできなかったのですが

 誰かの為に真剣に祈る、という行為は
 実はとても大切なことなのではないかと考えています。

 政治家として働いていても、市議会議員という権力が与えられても
 人々の健康や命や幸せや暮らしを守るなんてことは
 本当に難しいのです。

 僕たち政治家ができることは、しょせんサポートでしかありません。

 だから、全力を尽くして仕事をした後は、
 ただただ『祈る』ことしか、僕にはできないのだと感じています。

 そして、切実な祈りは全力の仕事と同じくらい
 現実を切り拓いていく力になるのだとも感じています。

 どうか、後輩がこの次の検査でも無事でありますように。
 どうか、被災地のみなさまが1日も早く安心して暮らせますように。



2008年6月15日(日)のフジノ
● 6月議会の議案に対するフジノの賛否はこちら

 6月議会が終わるのは18日(水)ですが、

 最終日よりも前に、
 あらかじめ議会事務局では
 全ての議員から『賛成なのか反対なのか』を確認します。

 今回は、賛成か反対かの連絡が
 明日の朝10時がしめきりとなっています。

 以前は、そんな風にあらかじめ全て分かっている上で
 当日のシナリオがペーパーで作ってあって、

 それを読みあげて淡々と流れどおりに進めていくだけの
 議会の在り方がフジノは大キライでした。

 だから、

 「フジノ議員、賛否を教えてください」

 と、必死の形相で尋ねてくる議会事務局の方々に
 あえて議案の賛否を教えなかったりもしてきました。



 でも、最近のフジノは、そんなことに抵抗することは
 くだらないことだと感じるようになりました。

 むしろ、あらかじめ、このHPを通じて
 市民のみなさまに市長が提案したいくつもの議案に対して

 フジノが賛成なのか反対なのかを
 あらかじめお伝えする方が議論する時間ができて良いし、

 なんといっても、最終日までまだ3日ある訳ですから
 議会事務局に連絡した後であっても

 フジノの賛否をHPで発表した内容について
 市民のみなさまとさらに議論を重ねて

 フジノの考えが変わるかもしれないですし、
 それはそれでいいのかなと考えるに至りました。

 ということで、フジノの6月議会の賛否です。


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 専門用語ばっかりで、しかもタイトルしか書いてなくて
 内容が分からなくてごめんなさい。

 <22件の市長提案と市民からの請願1件に対するフジノの賛否>

 議案57号 病院事業会計補正予算(第1号)の専決処分の承認
 →賛成

 議案58号 損害賠償専決処分の承認
 →賛成

 議案59号 一般会計の補正予算
 →反対

 議案60号 特別会計国民健康保険費の補正予算
 →反対

 議案61号 特別会計公園墓地事業費の補正予算
 →反対

 議案62号 特別会計介護保険費の補正予算
 →反対

 議案63号 特別会計後期高齢者医療費の補正予算
 →反対

 議案64号 水道事業会計の補正予算
 →反対

 議案65号 下水道事業会計の補正予算
 →反対

 議案66号 病院事業会計の補正予算
 →反対

 議案67号 臨海土地造成事業会計の補正予算
 →反対

 議案68号 点字図書館条例の制定
 →賛成

 議案69号 一般職の任期付職員の採用等に関する条例の改正
 →反対

 議案70号 職員給与条例の改正
 →反対

 議案71号 市税条例の改正
 →賛成

 議案72号 福祉施設入所者費用徴収条例の改正
 →賛成

 議案73号 病院事業条例の改正について
 →賛成

 議案74号 市立高等学校と市立幼稚園の教育職員、
     市立中学校の任期付教育職員の給与等に関する条例の改正
 →反対

 議案75号 神奈川県後期高齢者医療広域連合規約の改正に
     関する協議について
 →反対

 議案76号 市道路線の認定と廃止
 →賛成

 議案77号 土地の確認
 →賛成

 議案78号 町の区域の変更
 →賛成

 請願2号 教育予算の拡充を求める意見書提出
 →賛成 

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 市長の提案19件の議案のうち、フジノは賛成9件、反対13件です。

 こないだ、保守的な政党を応援している市民の方から

 「フジノは『何でも反対屋』だ」

 と、メールを頂きましたが、

 フジノはその全ての議案に対して理由を述べることができます。



 何日間も徹夜して考えて、
 短期・長期的なメリット・デメリットを推測し、
 そうして自分の賛否を42万人の代表として結論を出しています。

 軽々しく『反対屋』とか呼ぶような市民の方は
 政治家という職業に全力で取り組んでいる人間を
 あまりにも軽んじた発言で、とても不快でした。

 今回の反対13件のうち、12件については
 市職員の給与カットに反対する為です。

 残りの1件については後期高齢者医療制度に反対する立場から
 関連する議案に反対の立場をとらざるをえないと判断したからです。

 これでも『何でも反対屋』ですか。

 ぜひ、いつでも議論しましょう。



2008年6月14日(土)のフジノ
● 岩手に飛んでいきたい

 昨夜から眠れなくて、
 それならば後期高齢者医療制度について学ぼうと思って

 尊敬する山井和則さん(衆議院議員)がゲスト出演する予定の
 TV番組『みのもんたのサタデーすばッと』をつけていました。

 7時半に番組が終わってもそのままTVを付けたまま、
 昨日郵便で届いたばかりの日本グループホーム学会の報告書
 『新潟県中越沖地震2007報告書』を読んでいました。



 ふと気がつくと、ニュース速報が流れました。

 岩手・宮城内陸地震の第1報です。

 「震度6って、何だよ!」

 思わず、ひとりごとで言っていました。

 ほんとなら、僕は昨日から岩手に居るはずでした。

 今日から始まるDPI日本会議の全国集会in岩手に参加する為に
 昨日の夜のうちに岩手・盛岡に行っていたはずでした。

 内容的なものや参加者のメンツなどの
 いくつもの理由から、
 本来ならば今回の大会には
 フジノは通常通りならば絶対に行っていたはずでした。

 例年どおりの6月議会の日程であれば、
 もう審議は全て終わっているので
 (あとは来週18日(水)の採決のみ)行っているはずだったのです。

 それが、今年は5月に
 住民投票条例案の直接請求によって臨時議会があったせいで
 あまりにも忙しくて体調が悪くなって、
 ギリギリまで迷った末に行かないことにしたのでした。

 だから、何人もの福祉関係の知りあいが
 岩手に昨日から入っていました。

 岩手といえば、4月に日本自殺予防学会で訪れたばかり
 本当にたくさんの暖かい人々との出会いがあって

 「またみなさんとお会いしたいなあ」

 と強く感じていたのでした。

 そんな理由からすでにテレビの報道は
 他人事では無くなっていました。

 みんなは無事なのか、心配でたまらなくなりました。

 でも、今、電話やメールをすれば
 現地の人たちの電話の機会を奪ってしまうのではないか...。

 何もすることができないままに
 特別番組として地震について報道されていくのを
 見つめ続けることしかできませんでした。


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 午後からは、カフェトークでした。

 それでも、可能な限り、
 いつものフジノでカフェトークをこなしました。

 僕が深刻な表情になったからって、
 岩手・宮城で負傷者数を減らせる訳じゃないし、笑顔をこころがけました。

 自然による災害を前に僕ができることは
 ただ祈るだけしかないと分かっているのですが
 とてもつらく、何かできないかという想いにとらわれました。

 やがてカフェトークを終えて、病院に行って、
 そして夕方18時半を過ぎて事務所に向かう途中で

 ようやく岩手の友人と連絡が取れました。

 余震続きで精神的にきつそうでしたが、
 どうにか家屋も無事で、親戚一同含めてケガも全く無いとのことでした。

 良かった...。


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 今までなら、大震災が起こるたびにYデッキに飛び出して
 政治家フジノとして募金活動をすることで、

 「何かしなければ」
 「何かができるはず」

 という焦りを、振り払うことができました。

 でも今は、体調が悪く、とてもそうした活動はできそうにありません。

 必死に何ができるかを今、ずっと考えています。

 けれどもまだ僕に何ができるか分かりません。

 だから、ただ祈っています。

 1人でも多くの人々が避難生活の日々から早く戻れますように。

 福祉的なサービスが必要な方々、
 障がいのある方々や人工透析などが必要な方々が、
 切れ目の無い必要なサービスを受け続けられますように。

 震災関連死(精神的ショックから来る自殺も含みます)が
 どうか1人でも少なくなりますように。



2008年6月13日(金)のフジノ
● 委員会での視察を、欠席させていただきました

 今日は、教育経済常任委員会での
 市内の視察でした。

 ・鴨居小学校

 ・市立養護学校

 ・YRPセンター1番館

 ・下町浄化センター

 の4ヶ所を視察させていただく予定でした。

 けれどもフジノは、体調不良の為に
 今回の視察を欠席させていただきました。

 視察受け入れ先のみなさま、
 視察を調整して下さった正副委員長・議会事務局の方々、
 委員会メンバーのみなさまには大変ご迷惑をおかけしたことを
 お詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。

 そして、誰に対してより最もお詫びを申し上げたいのは
 市民のみなさまに対してです。

 臨時議会から2週間しかあいだが無いままに
 6月議会に突入する中で

 かれこれ2週間以上にわたって
 ほとんど眠っておらず、
 肉体的にも精神的にもかなり追いつめられた状態のまま
 先日の本会議での市長への一般質問、
 昨日の委員会での質問、と続きました。

 それは何の為かと言えば、
 もちろん市民のみなさまの命と暮らしを守る為にです。

 政治家としての活動によって
 市民のみなさまの命と暮らしを守りたいという信念と責任感によって
 片時も手を抜かず、全力を尽くしてきたからこその連日の徹夜でした。

 とはいうものの、視察をすればさらに勉強を重ねることができて
 もっと市民のみなさまの為に働くことができる、
 知識や体験を重ねることによって
 このまちをより良く変えていくことができる、

 そう考えた時に、今日の視察に参加できなかったことは
 市民のみなさまに対する損失を与えてしまったことと受け止めています。

 申し訳ございませんでした。

 すでにお伝えしてきたとおり、
 6月議会が閉会したら、療養に入りたいと考えています。

 ただ、不覚にも18日(水)の閉会よりも前に
 立ち上がることができなくなってしまいました。
 視察に参加できず、悔しくて残念です。

 とにかく、地方自治法による政治家の最大義務である
 『会議への出席』は絶対に果たすべく、

 6月議会の最終日である18日までには
 体調を戻せるように努力します。


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