まちの政治家は、こんなことしてます


2010年12月23日(木)のフジノ
● 33年連続で2万人を超える犠牲者が続く異常な国を変える為に

 毎年、記していることなのですが

 クリスマスのイルミネーションが街を飾って
 世の中全体が華やかに彩られて
 人々がワクワクしながら過ごすような祝祭の時期こそ

 孤立感や孤独感に押しつぶされそうな人々にとっては
 絶望感が深まっていく、最も厳しい時期にあたります。

 追い込まれた末に自殺してしまう方々も
 この年末・年度末は増えてしまいます。

 そこでフジノは、クリスマスの前から年始にかけて、
 毎年、『ひとり自殺予防キャンペーン』を行なっています。

 こんなキャンペーンをやらなくても良い社会にするのが
 フジノの成すべき仕事なのですが、
 残念ながら今年もYデッキに立つことにしました。



 それは、今年も自殺による犠牲者が
 3万人を超えてしまったからです。

 今年こそ、3万人を下回ることができるはずでした。

 本来ならば、1人でも犠牲者がいらっしゃれば、
 それは許されることではありません。

 それでも僕たち自殺対策に取り組む人間にとって
 『3万人』という犠牲者数は
 絶対に崩さねばならない大きな壁でした。

 今年6月までは、昨年の犠牲者数を10カ月続けて下回っていました。
 それが7〜8月に崩れてしまったのです。

 9〜10月は再び下回ったものの、
 11月には今年で最も高い上昇率となってしまいました。

 もはや12月の1ヶ月間で奇跡でも起こらない限りは
 3万人を超えることは確実となってしまいました。

 13年連続で3万人を超える犠牲者、という最悪の事態です。

 こんな国は世界中を見ても
 日本しかありません。

 もともと1998年に3万人を超える前から
 1978年から20年間にわたって
 この国では2万人以上もの方々が犠牲になっていたのです。

 ですからすでに
 20年連続で20万人を超える犠牲者という事態だったのです。

 つまり、表現を変えていうならば
 33年連続で2万人を超える犠牲者が続いているのです。

 この国はずっと
 異常事態が続いています。

 これを今すぐに変えなければいけないのです。



 ひとりひとりにできることがあります。
 必ず犠牲を減らすことはできます。

 どうかあなたの力を貸して下さい。



2010年12月22日(水)のフジノその3
● ゲイの当事者である高校生が横須賀で講演をしてくれました(その3)

 続いて、日高康晴先生の講演でした。

 『若者になぜHIV感染が広がっているのか』

 です。



 パワーポイントの資料はこちらです。

 日高先生は、若手の研究者の中で
 フジノが最も信頼している方です。

 定期的におこなっている調査があるのですが
 その結果を報告しているこちらのHPもぜひご覧ください。

 さて、プログラムは3つ目まであったのですが
 残念ながらフジノは病院に行かねばならなくて
 ここまでで退出しました。

 この後は、かながわレインボーセンターSHIP
 代表であるSHINJIさんが講演をしてくださいました。

 『SHIP』は、神奈川県の保健福祉局と教育委員会との
 共同事業として運営されています。

 横浜駅西口から徒歩数分というアクセスしやすい場所にあるので
 フジノも『SHIP』に何度かおじゃましましたが

 ふだんの市民の方からの相談活動の中で
 いわゆる性的マイノリティとされる方々からご相談をいただくと
 『SHIP』を紹介させていただいています。

 カウンセリングをしていただいたり
 ドクターを紹介していただいたり、
 とても力強いサポートをしてもらっています。

 ぜひみなさまも訪れてみて下さいね!
 すごく過ごしやすい場所です。

 ソウイチくん、日高先生、SHINJIさん、
 今日は本当にありがとうございました。

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 自殺対策と精神保健福祉がメインの政策のフジノですが
 この数年間は、
 子宮頸がんの予防と
 性的マイノリティとされる方々の支援にも
 特に力を入れて活動をしてきました。

 ふりかえってみると
 2010年に開催された4回の全ての議会で
 性的マイノリティ関連の質疑をフジノは行なってきました。

  3月議会では教育経済常任委員会で
  生涯学習部長学校教育課長に。

  6月議会では本会議の場で
  教育長に。

  9月議会では民生常任委員会で
  こども育成部長こども青少年支援課長に。

  12月議会では民生常任委員会で
  保健所長に。


 それは、守ることができる命を守るのが政治家の仕事だから、という
 あまりにも当たり前の理由からです。

 この世界には、すさまじい数の苦しみや悩みがあります。

 そんな世界を生き抜いていく上で
 絶望の中でもなんとか生きていこうと感じることができるとすれば

 大切な人の存在があるから

 だとフジノは思うのです。
 唯一の希望は『愛する人の存在』ではないかと思います。

 誰かを愛することは、
 生きていくことそのものだと思います。

 それなのに、たまたま生まれもった性的志向の違いだけで
 社会から排除されるようなことがあったり
 愛する人を愛しているということさえ阻まれるようなことがあれば
 生きていくことは暗闇と絶望そのものになってしまいます。

 だから、少しでもそんな現実を変えたい、と願うのです。

 性的マイノリティとされる方々にとって
 暮らしやすい/生きやすいと感じてもらえるまちになるように
 これからも全身全霊をかけて活動していきたい
 そう思っています。



2010年12月22日(水)のフジノその2
● ゲイの当事者である高校生が横須賀で講演をしてくれました(その2)

 保健所長によるはじめのあいさつの後、
 さっそく講演が始まりました。

 高校3年生のソウイチくんが語ってくれました。



 講演内容をフジノのメモをもとに紹介します。

 (あくまでもメモをもとにしたものなので、文責は全てフジノにあります)

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 ソウイチと言います。
 横浜CRUISEネットワークに所属しています。

 現在、高校3年生です。

 大学進学をひかえていますが
 実は無事に推薦入学が決まりましたので
 今日はここに来ることができました。

 かながわレインボーセンターSHIPのボランティアを
 1年間してきました。

 今日の講演のテーマとして、
 若者に何故HIVが広がっているか、についてをお話しすると共に
 ぜひセクシャルマイノリティについて知ってほしいと思います。

 そこで、1例としての
 僕のライフヒストリーをお話させて頂きます。

 小学生の頃、僕は男女問わず
 友達が多かったです。

 小学生の頃は男女別々につるむ年頃だと思うのですが
 僕は、男子・女子とわけることなく
 両方の友達と遊んでいました。

 まわりの男子に比べると女子の友達が多かったので、
 「おまえオカマだろ」と言われたりしたこともありました。

 でも、自分が男を好きという自覚は無かったです。

 初めてその感覚に気付いたのは
 中2、13歳の時でした。

 英会話の授業の時に
 「外国流のあいさつをしよう」という時がありました。

 クラスのいろんな友達と英語であいさつして
 握手をして最後にハグをするというものでした。

 そのハグを、ある男子とした時に、
 今まで感じた事のない変な感覚がわきあがってきたことがありました。

 自分でもその感覚がよく分からなくて
 これは何なのだろうと思いました。

 授業が終わってもその子のことがとても気になりました。
 やがて、ああ、好きなのかなと気がつきました。

 これが人を好きになるということなのかと
 初めて気づいたのです。

 この好きになった相手が
 たまたま僕の場合は同級生の男子だったということなのです。

 この時に「自分は男性を好きになるのだなあ」
 ということは分かったのでが、

 「自分はゲイだ」と言う自覚は全くありませんでした。

 そもそも自分の中に『ゲイ』という人たちの
 概念が存在していなかったのです。

 たまたま、自分が男性を好きになったということだけなのです。

 けれども、中学生の当時の自分には
 友達やまわりの人には言えない感情だということは分かりました。

 友達と話していても
 本音で話せない感覚です。

 思春期のこどもたちにとって
 恋愛や性について語ることは頻度が多いということだけでなく
 ものすごく大きなことで

 その話題そのものだけでなく
 その話題を通して自分のことを知ってもらったりすると思うのです。

 そこで本音を話すことがみんなはできるのに
 自分には本音を話すことができなかったのです。

 だから、友達には分かってもらえないという
 ずっともやもやした感情を抱えていました。

 高校1年の冬、
 17才の時に家でパソコンを使ってインターネットをしていました。

 その時、ゲイの生活を描いたマンガを見つけて
 読んでみました。

 そのマンガでは、友達と飲み会に行ったりして
 恋愛して、傷ついたり泣いたり喜んだりという生活が描かれていました。

 ああ、自分はそこに今まで自分が見えていなかった
 ゲイの人のふつうの人生というのが見えた、と感じました。

 自分はこれから先、ゲイとして生きていくんだと
 楽しそうな人生を送ることができるのだというのが見えたのです。

 この時から少しずつゲイという
 アイデンティティを獲得することができました。

 その直後に僕もブログをつくって、今までまわりの人には言えなかった
 たまっていた想いを吐き出していきました。

 それを読んでくれる同年代の子たちがたくさんいて、
 自分と同じ思いだという人がたくさん連絡をくれました。

 「自分もゲイで良いのだ」と思えるようになれました。

 やがて、ブログで出会った友人と
 実際に会ってみることになりました。

 初めて仲間に会う時にはすごく心配でした。

 でも、待ち合わせ場所に来た人はすごくふつうの人だったです。

 今となってはそんなことは当たり前のことなのですが
 自分の学校の同級生にいるような、
 まちなかにいるような人たちばかりでした。

 いわゆるテレビに出てくるような人たちとは違いました。

 テレビに出てくる人たちは
 エンターティメントとしてのふるまいをしているのですが
 そういうイメージが知らずのうちに自分にも植え付けられていたのです。

 実際に出会った仲間たちの誰1人として
 そんなイメージの人はいませんでした。

 みんな、ふつうの人たちばかりでした。

 とはいえ、悩んだ時期もありました。
 かつては学校の中で友達に誰にも言えませんでした。

 恋愛の話にもむりやりあわせていなければいけない苦痛がありました。

 くりかえしになりますが
 思春期のこどもにとって恋愛や性の話は
 どうでもよいことにみえて重要なコミュニケーションツールです。

 話題にのぼる頻度も高いですから
 そこで常にウソをつかなければならなかったりするのは
 すごく心理的にストレスがかかります。

 また、教師や友達が何気なく言ったひとことに
 深く傷ついてしまうこともありました。

 孤立している時は
 「自分みたいな存在は世界に1人ではないか」と思ってしまうのです。
 「ホモってキモい」というような言葉を聴いてしまうと。。。

 ゲイであることがばれていじめにつながることもあります。
 それが原因で不登校や退学や自殺につながることもあります。

 家庭内では家族にカミングアウトができずに
 ウソをつき続けなければならない罪悪感もありました。

 家族に言えなかった時期には
 SHIPのボランティアをしているのに遊びに行っていると
 ウソをついていました。

 また、カミングアウトをしてもすぐに理解がえられる訳ではありません。
 家庭内で差別的な発言をされることもあります。

 たまたま僕の場合は
 カミングアウトも成功して理解もえられたのですが
 必ずしもみんながそうなる訳ではないのですね。

 日本で理解がすすまない理由は、
 特にゲイの場合は、
 家系という問題が大きくからんでいるのではないかと思います。

 男は家を守らなければならない、
 家系をひきつがなければならない、ということが大きいのかもしれません。

 さて、これから私たちができることは
 一体どんなことがあるでしょうか?

 それは一歩一歩なのですが、
 ひとりひとりの理解が進むことだと思います。

 あなたにもしもゲイの友人がいない場合には
 マツコデラックスさんや春名愛さんのような
 イメージを思い浮かべるでしょう。

 でも、それはある意味、
 メディアでエンターティメントとしてつくられたものであって、
 大多数は女装もしないし
 女言葉もつかいません。

 見た目だけでは全く分からないものなのです。
 知り合いの中にも必ずいる可能性があります。

 そういった知識を理解して広めてもらうことが
 1番根本的でやっていくべきことです。

 また、もう1つは教育の場でできることがたくさんあります。
 教育現場で性的マイノリティの存在に触れることが必要です。

 僕の場合には、社会科の先生が
 ナチスなどの話の中で同性愛についても触れてくれるようになって
 とても励まされました。

 先生が話題に触れてくれるだけで
 こどもたちは大きくサポートされていると感じるのです。

 最後になりましたが、3つ覚えてほしいことがあります。


 1.あなたのしりあいの中にはきっと同性愛者がいます。

 統計的に人口の3〜5%の方が同性愛だと言われています。
 ですから、あなたのしりあい20人に1人は確率的に必ず同性愛の方です。

 あなたが理解してくれれば、
 その方はより深い絆でつながることができるはずです。


 2.カミングアウトする理由は、あなたに理解してほしいからです。

 誰かれ構わずカミングアウトはしません。

 あなたに理解してほしいから
 カミングアウトするのです。

 恐怖がある中で勇気をふりしぼってカミングアウトしたはずです。

 相手の気持ちをどうか酌んであげて下さい。

 「そっちの趣味はない」という言葉がありますが
 僕たちは同性愛を
 趣味として選択している訳ではないので

 だから、そういう言葉は言わないでほしいです。
 趣味という言葉は間違っています。


 3.ちょっとした理解を示してほしいです。

 同性愛者をバカにしている番組を見たら、
 そういうバカにするような存在ではないのに、と発言して下さい。

 もしも当事者の方がそこにいれば
 「ああ、あなたにならば話してもいいのかもしれない」と感じられます。

 同性愛者はかなり細かく他人を観察しています。
 誰ならば信頼できるのか分からないので
 ふとした瞬間の言葉に
 ちょっとした理解の言葉を示して下さい。


 この3つを今日から実践してみて下さい。
 すごく身近な誰かからカミングアウトをされるかもしれません。

 ありがとうございました。

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 ソウイチくんの講演はここまでです。

 今日配られた資料の中で
 とても分かりやすくてフジノがすごく好きな資料を
 こちらに載せておきますね。

 『ボクライフ!』という冊子です。
 ぜひご覧ください。


 (次回へつづく)


2010年12月22日(水)のフジノその1
● ゲイの当事者である高校生が横須賀で講演をしてくれました(その1)

 いわゆる『性的マイノリティー』とされる方々に対する
 正しい知識と理解が広まることと
 必要なサポートが行なわれることを求めて
 これまで数年間にわたって、フジノは活動してきました。

 その数年間の中でも、今日は『特別な1日』となりました。

 横須賀市の平成22年度エイズ予防・普及事業として
 講演会が開かれたのです。

 (たくさんの方々が来てくれました!)


 2つの意味で素晴らしかったと
 フジノは感じています。

 まず第1に、横須賀市が主催する講演会の場で
 ゲイの当事者である高校生が講師として発表をしてくれたことです。

 いわゆる性的マイノリティとされる方々のうち、
 すでに『大学生』たちについては
 数年前に教育長をはじめ、
 教育委員会の部課長に会ってもらっています。

 今回の講演では
 さらに年代が下がって高校生でした。

 フジノはそれが本当にうれしかったです。

 もちろん全ての年代に
 いわゆる性的マイノリティとされる方々はいらっしゃいますが

 全ての年代の中で、まだ世間と自分との距離感もうまく取れずに
 最も悩み苦しんでいる世代が10代だ、とフジノは考えています。

 小学校高学年くらいから性的志向がはっきりしてくる中で
 リストカットやオーバードーズなどの自傷行為に追い込まれて、
 自殺未遂を経験しているこどもたちがとても多いです。

 そんなハイリスクな状況に置かれている
 小・中・高校生たちの生の声を
 行政・教育カンケーの人々にもっと知ってもらいたいのです。

 第2に素晴らしかったことは
 今日の講演会は市職員が企画・実現させたものだ、ということです。

 大学生たちと教育長らとの懇談は
 フジノが企画・実現したものでしたから

 横須賀市にとっては
 あくまでもフジノという『外部』からの働きかけで
 初めて実現したものでした。

 けれども今回は、全てが市職員の方々の想いによるものでした。

 さらに、すごいなあと感じたのは
 講師として来てくれたあと2人です。

 かながわレインボーセンターSHIP代表のSHINJIさんと
 日高庸晴さんです。

 対世間で正しい知識を広めて理解を深めてもらうという視点で考えた時に
 この人選は本当にフルキャストといえると思います。

 それにしても、われらが日高庸晴先生まで
 横須賀にお招きできるとは...。

 時代は変わったなあ!

 横須賀市も変わりつつあるなあ、と
 うれしく感じると共に
 すごくホッとしたのでした。

 この数年間の活動が報われた気持ちになりました。


 さて、今日の講演会のプログラムは
 次のとおりです。

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 平成22年度横須賀市HIV/AIDS講演会


 日時:平成22年12月22日(水)15時30分〜17時
 会場:ヴエルクよこすか6階ホール

 演題と講師:

 1.幼少期から高校までの様々な思い
     ソウイチくん(ゲイの当事者である高校生)

 2.若者になぜHIV感染が拡がっているのか?〜性的指向と健康問題〜
     日高 庸晴さん
     (宝塚大学看護学部准教授/厚生労働省エイズ動向委員会委員)

 3.SHIPの紹介
     星野 慎二さん(かながわレインボウセンターSHIP代表)

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 (次回に続きます)



2010年12月21日(火)のフジノ
● 横須賀は「4人に1人が65才以上」のまちです

 今日は、『介護保険運営協議会』が開かれました。

 このまちに暮らす高齢の方々の
 介護・福祉の在り方を決めていく大切な場です。

 今回の議題の1つは

 『小規模多機能併設型グループホーム』
 『認知症対応型通所介護事業所』

 の選定で、どちらも承認されました。


 (配布資料より)

 (その他の議題については、こちらの資料をご覧ください)


 僕たちの暮らすこのまちは、どんどん人口が減っています。
 それによって、高齢の方々の割合は、どんどん大きくなっています。

 今回発表された最新の統計でも
 65才以上の方々の割合をあらわす『高齢化率』が
 またも最高値を更新しました。

 平成22年10月1日現在、
 高齢化率は24.91%です。

 100人に25人が65才以上ということですから
 つまり、横須賀は「4人に1人が65才以上のまち」になった
 という訳です。

 (配布資料より)


 一方で、これだけの超高齢社会になったにも関わらず
 介護の苦しみや悩みは全く減っていません。

 ご本人もご家族もともに本当に大変な想いをしています。

 介護を仕事にしている従事者の方々もまた
 労働環境も賃金も厳しい中で働いています。

 高齢の方々、ご家族、働く方々、
 その誰もハッピーになることができないという現実が
 すでに僕たちの目の前に存在しています。

 このまちの最大の課題の1つが
 『長生きを喜べない現実』なのです。

 同時に、それはこの国の
 最大の課題の1つでもあります。

 けれども、政府の動きを見るにつけても
 全く改善に向けた方向性が出ていません。

 10月のこの活動日記でも記しましたが
 この現実を変える為にはどうしても財源が必要ですが
 政府は財源問題から逃げ続けています。

 このままでは誰も救われません。

 そんな絶望的な状況を変える為には
 現場から生の声をあげ続けていかなければなりません。

 そして、どんなに厳しい現実であっても
 決して目をそらさずに向き合っていかなければなりません。

 それだけがたった1つの解決策なのだと
 僕は考えています。


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