まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2004年4月30日(金)のフジノ
● 中間報告、長井海の手公園の外部監査を求める署名

 今日、長井海の手公園の外部監査を求める署名の
 中間とりまとめをおこないました。

 木村さん・一柳さん・雄人、
 手伝って下さった方2名、おつかれさまでした。

 4月30日現在、
 回収している署名の合計人数は

 8,800人(有権者数の50分の1クリア)です。

 署名終了日は5月5日ですし、
 まだ全ての用紙を回収した訳ではありません。

 最終的には1万人を超える署名が
 集まるのではないでしょうか。

 ご協力いただいたみなさま、
 ありがとうございます。

 5月10日(月)に
 選挙管理委員会に提出に行きます。



2004年4月24日(土)のフジノ
● 無念。動けず

 昨日、再び病院に行って検査した結果
 悪化していることが分かりました。

 前回よりもひどくなり
 水がたまってしまっていました。

 お医者さんからの指示も
 前回は「なるべく安静にしてください」だったのが
 今回は「必ず安静にしてください」になってしまいました。

 昨日いっぱいは
 どうしても抱えていた仕事があったので休まず働いて
 今日から来週水曜日までの4日間は
 仕事をしないことにしました。

 自宅にて、安静。

 もちろん、月曜日の
 議会運営委員会の傍聴と
 次世代育成支援行動計画検討部会の傍聴には行きます。

 それ以外は、ふとんに寝転びながら
 たまっている読むべき資料を読むことにします。


● 痛みについて

 たくさんの方々から

 「長い目で仕事を考えて」

 「政策を実現するには、数に頼ることも必要だ」

 「目標を叶えるためには、時には汚いことも飲みこんで」

 とアドバイスをいただきます。

 けれども、フジノには分からないことがあるのです。

 そのアドバイスがすうっと入ってこないのは
 フジノの中のその分からないことが
 原因なのだと思います。

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 僕は、自分が体験したイヤなこと全てが
 せめてこのまちから消えてなくなればいいと感じて生きています。

 それが全てのスタートです。

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 だから、その想いのままに生きることが
 今の僕を僕たらしめているのです。

 その『想い』を半分ぐらい減らして
 『うまさ』や『汚さ』を半分ぐらい取り入れることなんて
 できるのでしょうか。

 その時も、僕は僕で在りつづけられるのでしょうか。

 僕には、とてもそうは思えない。

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 何故、フジノを応援する人たちが
 僕に「変わってほしい」と願うのか理解できません。

 僕が変わった瞬間に
 その人たちは何故フジノを応援していたのかを
 思い出すのではないでしょうか。

 僕は、今のままの僕だったからこそ
 応援していたのだ、と。

 これが僕が最初に書いた
 『分からないこと』です。

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 どうか、その矛盾に
 早く気づいてください。

 そして、そういうセリフで僕を悩ませる時間を
 減らしてください。

 フジノは今のままの僕だから
 僕なのです。

 人は流されるのは簡単で、
 ラクになりたければ
 つかまっている岩から手を離せばいいだけです。

 1度流されてしまった人は
 もう絶対に流れに逆らうことはできません。

 だから、流れに逆らって
 上流にすすんでいこうとするのは苦しくてたまらなくても
 そこに立ち尽くすしかないのだと思います。

 あるいは、少しずつかもしれないけれど
 前に進んでいると信じて歩いていく。

 僕自身は、今の僕が好きです。

 正しいかどうかは
 見る人の立つ位置によって違うから
 正しいかどうかは知りません。

 他人の基準から見てまちがっていると感じられたとしても
 僕は僕の今の在り方のままでいきたいと思うのです。

 それが不愉快なら
 僕を見ないで下さい。

 僕はこのまま
 もうしばらく歩いていこうと思います。


● 残念だったこと

 3月末くらいから本当に全てが苦しくてたまらなくて
 それを知った後輩たちが
 今夜、集まってくれました。

 けれども、場所が東京だったので
 集まりの目的である僕自身が
 行くことができませんでした。

 気遣って励まそうとしてくれたのに
 しかも忙しいスケジュールをぬってくれたのに
 本当に申し訳なく感じています。

 いつかまた会えるといいな。
 今夜は本当にごめんね。


● もしも見ていたら...

 日本を離れて
 マレーシア(シンガポール?)に引っ越してしまった
 前の会社時代にとてもお世話になった、
 僕の恩人であるHさん。

 もしもご覧になっていたら
 メールをください。

 僕はとてもあなたに連絡がとりたいのに
 あなたのメールアドレスを無くしてしまいました。

 あるいは、前の会社時代の方で
 その方の連絡先をご存知の方がいらしたら
 僕にどうか教えて下さい。

 お願いします。


● 痛みについて(その2)

 フジノが政務調査費を全額返したことについて
 賛否両論のメールがたくさん来ていて
 楽しく読ませていただいています。

 いろいろな意見があるのですが、
 フジノにとってうれしかったのは

 「民間はもっと目標設定が厳しい。
  結果を達成することをもっと厳しく求めている。

  金を返すぐらいでは責任は取れない。
  フジノは甘い!」


 というものでした。

 ありがとうございます。フジノもそう思います。

 フジノの政策スタッフからは
 ミーティングのたびに毎回指摘されるのですが

 「四半期ごとの目標を数値として設定して
  それが達成できているかどうか
  つねに市民に公開すべきだ」

 とフジノは厳しく批判されています。

 フジノも、ぜひそうしたいと考えているのですが
 マンパワー的な問題で実現していません。

 とにかく、公約をきちんと数値目標を設定して
 その結果についてを公表していく。

 これを早くやりたい、と思います。

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 それにしてもマンパワーが本当に足りなくて
 事務担当スタッフのOさんと2人で
 よく途方に暮れています。

 あと1人でいいから
 はりつきでフジノと働いてくれる人がいたらなあ。

 まあ、しかたない。

 これからも全力でがんばります。

 残り3年間も、厳しく見守っていてください。

 よろしくお願いします。



2004年4月22日(木)のフジノ
● 無念。デモ、行かれず

 昨日の夜から痛みが強くて眠れず
 けっきょく今日は日比谷のデモ行進に行かれませんでした。

 6000人をこえる参加者だったそうです。

 全国の仲間たちに会いに行きたかったし
 国のアホなやり方に「NO!」と言いたかったです。

 悔しい。

 そのかわり、今日は安静にして
 いろいろな勉強をしました。

 そして、痛みがひいてきた夕方から
 長井海の手公園の署名を集めるために
 林方面をまわりました。

 署名に協力をしてくださったみなさん、ありがとうございます。


● もっと市民むけの広報・宣伝を!

 去年からずっと感じてきたことなのですが
 横須賀市は政策を
 市民に対して宣伝するのが下手です。

 沢田市長のまわりには宣伝のプロがいないのか?
 といつも思います。

 「もう!おれが市長の広報・宣伝担当やってやるよ!」

 って本気で思うくらいに
 宣伝が下手で、もったいないです。

 市外からのイメージ先行の評価はやたら高くて
 このまちはIT都市女性が訪ねてみたい港町だそうです。

 でも、大切なのは『市外の評価』じゃなくて
 横須賀市民からの評価です!

 そうでしょ、市長。

 横須賀ほど、外からと内側の評価の
 差が激しいまちは無いと思います。

 外がギャーギャー騒いでも
 このまちに暮らしている人は全く喜んでません。

 暮らしがハッピーになったなんて誰も感じていないのです。

 良い政策があっても知られてないから
 満足感なんて持てるはずが無い。

 その理由の1つは
 宣伝が下手だからです。

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 このまちに暮らしている方々から
 相談を受けるたびに

 「どうしてこんなに良い政策が知られていないんだ!」

 と思うことがたくさんあります。

 このまちは、良いこともたくさんやっています。
 それなのに全然知られていない。

 がっくりきます。

 つまり、市民を向いた宣伝が下手くそなのです。

 良い政策をきちんと知らせる=知ってもらえる方法で宣伝をする

 これができていない。

 だから、新聞記者の方と話してても

 「えっ、それは知らなかった」

 と言われることがたびたびあります。

 知られていないのだから
 良い政策をやっていても、記事にもしてもらえない。

 記事にしてもらえないから、
 市民も知るはずがない。

 これでは、このまちに暮らしている方々だって
 損をしているんです。もうイヤになるなあ!


● たとえば、財政状況の広報について

 どうしてこうなんだろう。
 どうやったら変えられるのだろう。

 僕自身は映画会社に勤めてきて
 予告編をつくる過程を、目の前で見てきたわけです。

 ナレーションを男性や女性や
 口調や抑揚を変えたのを5種類くらい作ったりとかね。

 広報・宣伝の力は強いのです。

 ちょっとやり方を変えれば
 いくらでも人々に浸透するし、
 完全にそっぽを向かれることもあります。

 他にも、僕の友達は
 新聞記者として働いていたり、
 雑誌の編集者として働いていたり、
 広告代理店で働いていたり、
 外資系企業のIR担当として働いていたり。

 だから、自分の体験からもそうですし、
 彼らと話しをするたびにいつも
 本当に広報の力はものすごく大きいことを感じるわけです。

 これを横須賀市に取り入れられないか
 昨年以来ずっと考えてきました。

 そこで、今年の3月議会では
 こんな質問をしたりもしました。

 ここでは

 「財政状況のアピールが下手だから
  民間企業のやり方をとりいれなよ」

 と提案したのです。

 (2004年3月3日・本会議・市長への質疑)






 横須賀市の財政状況について
 民間企業のIR的手法による
 情報公開をしていくべきではないか。

 (中略)

 例えば、市のHPで
 IRページにあたるコーナーを見てみると
 現在は、市長の施政方針演説を原文のまま掲載しているだけ。

 財務情報については
 『総務省のガイドライン』にもとづいてつくられた
 財務諸表を掲載しているだけの状態です。

 これだけではあまりにも分かりにくく
 市民のみなさんには全く理解できない内容になっています。
 これを徹底的に分かりやすく作り直すべきではないでしょうか。

 企業で言うところの『トップインタビュー』にあたる
 市長みずから財政を分析し今後の方針について
 ステークホルダーに語るコーナーをはじめ

 主な経営指標の推移、経営効率化の現況、
 長期ビジョン、中期経営計画、市債発行状況など
 このまちのこれまでと現状と今後についての取組みを

 より分かりやすい言葉で
 より積極的に情報開示していくのです。

 (中略)

 以上のことから、

 より積極的な財政の情報公開を
 民間企業のIR的手法に基づいて行なっていくべきではないか


 と思います。

 市長の見解をお聞かせください。






 民間企業のIR的手法にもとづいて
 積極的な財政の情報公開をおこなっていくべきではないかとの
 おたずねでありました。

 これまでも広報紙やHPで予算決算などの概要について
 お知らせしております。

 特に、HPにおいては金額面の記載にとどまらず
 予算決算の特徴などのコメントを入れて
 解説をしております。



 ...おいおい、答弁これだけかよ。

 「別に今のままでいいじゃん」

 っていう市長の問題意識の低さがはっきりと出ています。

 広報・宣伝の重要性を
 全く理解していないとしか思えません。

 あなたは市のHPの財政コーナーを見て
 分かりますか?理解できますか?

 今のままじゃダメなんだってば!


● 市長、記者会見を毎週やってください!

 そこで、別の方向から
 改善策を考えてみることにしました。

 それは、この2つです。

 (1)記者会見の回数を増やすこと

 (2)HPをもっと徹底的にスピーディーに更新すること

 現在、月1回だけ
 市長が記者会見をひらいています。

 だいたい1時間くらいだそうです。

 でも、市の大切な政策を
 月1回1時間の記者会見で理解してもらえるわけがない。

 この回数を増やすのです。

 宮城県を見てください!

 アサノ知事は毎週記者会見をしています。

 毎週月曜日に記者会見をして、
 生中継をして、
 翌日の火曜日には
 HPに全文が掲載されているのです。

 これこそ、宣伝の力を理解しているやり方です。

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 そこで市の広報課に質問しました。

 「何故、記者会見は月1回なのですか?」

 「記者会見は、市ではなくて
  記者クラブが開催しているものなんです」

 ふうん、そうか。

 そこでさっそく記者クラブに質問しました。

 「何故、記者会見は月1回なのですか?」

 「いや、何故でしょうね...?」

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 市の広報課は、他にもこう答えてくれました。

 ・定期的な記者会見以外にも
  重要な出来事があれば臨時で記者会見をしている。

 ・重要な政策については
  プレスリリースをつくって記者クラブのポストに入れている。

 でも、これだけでは足りません。

 記者クラブのポストになげこまれる
 プレスリリース(記事にしてほしい内容が書いてある紙)は
 毎日ものすごく多い量なんです。

 これでは記者の目にとまらないです。

 市長みずからが
 トップとして
 記者会見によって語る重みは、何よりも強いです。

 紙っぺら(プレスリリース)ではなく
 記者会見をやるべきです。

 記者会見は月1回ではなく
 週1回にすべきです。最低でも月2回はやるべきです。

 記者クラブの方々には
 ぜひ回数を増やすようにしてもらえたら、と思います。

 そして、広報課は
 この記者会見のようすを
 すぐにHPに載せる!

 現状では1ヶ月くらいたってからHPに載っています。

 この理由をたずねると
 広報課がみずからテープをおこして
 編集をして掲載しているために遅くなってしまうそうです。

 それでは、テープおこしは外注させましょう。

 どんどん市長による政策の宣伝をすべきです!
 スピードアップ!

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 たぶん、フジノが書いていることを
 「何故?」と思ってる人も多いと思うのです。

 でもね、本当はこのまちは
 たくさん良いこともやってるんですよ。

 それを宣伝しないと、
 市民(=お客さま)に知ってもらわなければ意味が無いんです。

 それを宣伝して
 お客さまにそのサービスを使ってもらわなければ
 価値ゼロなんです。

 宣伝のやり方なんて
 どんなだっていいんです。

 だけど、とにかく今のままでは
 全然、知られていない。

 たとえば、沢田市長が窪塚くんと
 会談したの知ってる人がどれだけいますか?


 誰も知らないでしょう?

 新聞に載りましたか?

 載ってないでしょう?

 これが現実なんです。

 こんなに話題性が高いことなのに
 誰も知らないし、新聞記事にもならないし、市民も知らない。

 こんな不毛な現状は
 変えないとダメです!


● このまちは、本当はおもしろい

 毎朝、新聞を読むと
 がっくり来ます。

 全国紙には、横須賀の話題がほとんど出てない。

 出ていても
 花が咲いたとか
 まちに達人がいたとかそんなのばかり。

 じゃあ、ローカル紙である
 神奈川新聞はどうか?

 以前も同じ批判を書きましたが
 横浜の中田市長は華があるからすぐに何でも記事になる。

 1面も2面も中田市長ばかり。
 あとは松沢知事のもめごとばかり。

 でも、本当は伝えなければならないのは
 中田市長がイラクについてどうだこうだ言ったとかよりも
 別のことなのに!

 若くて目立つヤツが市長なら
 すぐ書く姿勢はおかしいです。

 横須賀には、もっともっと伝えられなければならないことが
 たくさんたくさん存在しているのです。

 何故それが報道されないか。

 それは、市が伝える方法をまちがっているからです。

 報道されるやり方で
 宣伝しなくちゃダメなんです。

 そのためのささやかな方法の1つとして
 フジノの提案は、この2つです。

 (1)記者会見を週1回にする、最低でも月2回はおこなう

 (2)その会見を翌日にはHPに載せる
 
 本気で、市は考えてください。
 記者クラブもよろしくお願いします。


● かなしみ

 自殺予防を第1の公約にかかげているために
 悲しい知らせがあると、
 市民の方からフジノに連絡があります。

 今日聞いた話も、とてもつらかった。

 どうか、お願いです。
 知ってください。

 ・最近うつ気味かな?って思ったらどんどん病院へGO!

 ・うつ病は、治療によって軽快します。

 ・うつ病は15人に1人がかかる、当たり前の病気です。

 ・最近のメンタルクリニックは、とても行きやすい空間ですよ〜。

 ・経済的に厳しいことに追い込まれてしまった方にも
  市は相談窓口や利用できる制度を用意していますからね。


 今、どんなに追い込まれていても
 死ぬという選択肢以外にも
 必ず道があります。

 そして、必ずまた笑顔になれたりハッピーになれますから。
 絶対に、大丈夫だから。

 だから、死なないで。
 お願いです。



2004年4月21日(水)のフジノ
● 高齢者虐待防止センター、オープンしました!

 逸見のウェルシティ3階に
 『高齢者虐待防止センター』がオープンしました。

 今朝は10時から開所式があり、
 式の後は中を見学しました。

高齢者虐待防止センター、オープン  テープカットも行なわれました。

 高齢者虐待防止センター、
 略してYEAP(ワイイープと読みます)は、
 高齢者への虐待を防止する
 核になります。

 相談の電話も受けますし、
 実際に来て相談にも乗ります。

 相談しやすい、静かな部屋もあります。

 「虐待してるかもしれない...」

 介護に疲れた時に
 冷たくあたってしまったりして、悩んでる方もいるはずです。

 でも、高齢者虐待防止センターは
 あなたを責めるためにあるわけでは無いのです。

 どんどん相談してください。

 疲れちゃったり、イヤになっちゃったり、
 本当に誰にでもそういう瞬間はあるんです。

 虐待=暴力そのものを取り除くことも当然必要ですが、
 暴力をふるわざるをえない状況に追い込まれてしまった
 その環境を変えていかれるように
 お手伝いをするのも、大きな仕事なのですね。

 だから、介護に苦しんでいる方が
 虐待をしていなくても
 ちょっと相談のために電話してくれてもOKだと僕は思います。

 「自分さえガマンしてれば...」

 というふうに、1人で介護の苦労を抱え込んでしまうのは
 できればやめましょうね。

 

 高齢者虐待防止センター(通称:ワイイープ)

 電話番号 046(822)4370

 開設時間 月〜金曜日の8時30分〜17時00分
 

 どうか、介護を1人きりで抱え込まないで下さいね。

 つらかったら、いつでも相談してください。
 利用できるサービスはどんどん使ってくださいね。


● つばさの家第2作業所と喫茶レゼルを見学しました

 フジノは、社会福祉協議会が主催している
 精神保健ボランティア講座の第6期生です。

 6期生のグループ名は『ろっきー』。

 今月は『ろっきー』のみんなと
 いろいろな施設(作業所や病院など)を見学してまわります。

 今日は、まず第1弾として
 『つばさの家第2作業所』『喫茶レゼル』
 見学させていただきました。

 去年から繰り返し書いてますけど
 『つばさの家』のマドレーヌはおいしいんです!

 バザーとかで見かけると
 よく売り切れてるんです。ぜひオススメ!

おいしいマドレーヌたち  左の写真は、できあがって
 お店に並ぶ前のマドレーヌたち。

 ちなみに僕は
 今日4つ食べました。

 「スタッフにもおみやげで買っていこう」
 とか考えて買ったのに
 気づいたらぜんぶ食べてました(笑)

 昨日の大熊一夫さんの講演でも
 話されたことなのですが
 昔は(そう遠くない、わずか30年前です)
 精神障がいのある人は『隔離』されて苦しめられてきました。

 病気によって苦しめられるだけでなく、
 この国に生まれてしまったせいで
 さらに苦しめられてきたのです。

 同じ1970年代には
 イタリアは精神病院を全て無くす改革を始めていた頃に
 日本では家畜牧場みたいな殺人病院がたくさんあったのですね。

 そこで、『作業療法』というでまかせで
 入院している人を重労働させていたりしたんです。

 本当にサイテーです。

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 でも、今ではこの『つばさの家』作業所のように
 おいしいマドレーヌを作って販売していたりします。

 近所の人もフツーに買っていくし、
 僕もおいしいから食べてます。

 精神障がいがあっても
 もちろん働けるんです。

 作業所に通ってお給料をもらって
 1人暮らしでアパートで生活をしている人だって、たくさんいます。

 そういう、フツーの姿を
 もっとみんなに知ってもらえたらなあといつも思います。


● 喫茶レゼルの野菜カレーが大好き 

 見学の後は『喫茶レゼル』でカレーを食べながら
 みんなでいろんなことを話しました。

 しつこいですけど、
 フジノはレゼルの野菜カレーが大好きなんです!
 (去年の4月3日にも今年の2月24日にも同じこと書いてますね)

 安い!うまい!

ろっきーのメンバー  この写真...(涙)

 フジノは横を向いてしまってますけれど
 肺に穴があいている状態で
 中腰は本当にキツイんですよ...。

 シャッター押される直前まで
 ピースしてたんですけど
 苦しくなって立ち上がりかけてしまいました。

 みんな、とても良い仲間たちです。

 横須賀にはまだまだ
 精神保健ボランティアの数が足りません。

 千葉県や高知県や全国には
 本当にたくさんの精神保健ボランティアさんがいます

 このまちも、もっともっと
 こんな素敵な仲間が増えていくといいなあ、とつくづく思います。


● 失われてしまった...

 ここから先は、
 政治家というよりも1人の武山小学校OBの言葉だと
 単純に思ってもらえたらうれしいです。

 夕方、1時間だけ時間があったので
 横須賀中央からバイクで武山小学校に向かいました。

 今夜が新しい体育館の
 完成お披露目だったのです。

 フジノは武山に25年も長く暮らしていますけれど
 政治家になったのは、『武山』の代表ではなく
 『横須賀市全体』の代表としてです。

 だから、スケジュールを観てもお分かりかと思うのですが
 武山の町内会に出席したことは全く無いし、
 よく政治家が言う
 「地元がなんたらかんたら」とかいう
 訳の分からない言葉とは完全に無関係に活動をしています。

 けれども、武山を愛しているのです。

 長年暮らせば誰だって自分の暮らしているところを
 愛するのが自然な気持ちの流れだと思います。

 特に武山小学校は、
 裏山が美しくて本当に大好きでした。

 武山小学校の
 朝礼台の前にある壁面に描かれていた絵は
 僕がデザインしたものがクラス代表で選ばれたものでした。

 かつて木造の旧校舎がありました。

 そして、建て替えのために
 僕たちはプレハブ校舎で授業を受けました。

 やがて新校舎ができあがった時、
 テープカットをした生徒代表はフジノでした。

 I先生という素晴らしい先生がいて
 美しい裏山、持久走コース、ターザンロープ、かいせんとう、
 みんな大好きでした。

 白いヘビを裏山で見たこともあります。

 本当に素晴らしい良い学校でした。

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 新しい体育館は、きれいでした。

新しい武山小学校の体育館  ふだんからバスケコートが2面とれます。

 トイレもバリアフリー。
 センサーで自動的にライトがつきます。

 この体育館には
 常設のステージがありません。

 では儀式の時はどうするのでしょうか?

 なんと、体育館のカベが...。

ステージが常設ではないかわりにカベが降りてきてステージになります  5分間かけてカベが動いて
 三角みたいになって
 やがて平たくなり
 そしてステージになるのです。

 質問すると、
 今では新しい学校は
 みんなこんな感じだそうです。
 大塚台小学校もこんな感じらしいです。

 新しい体育館、素晴らしいですね。

新しい体育館  でも、古い体育館で育った僕には
 どうしてもなじむことができませんでした。

 本当に、OBのぼやきだと思って
 どうか聞き流して下さい。

 かつて僕がテープカットをした新校舎、
 あれができた時にイヤな気持ちになったOBは
 きっとたくさんいるでしょうね。

 思い出のたくさんつまった木造校舎が
 無くなってしまうのですから。

 何かを奪われた気がしたはずです。

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 そして、僕も今、そんな気持ちでいます。

 新体育館を作るために古い体育館を取り壊して、
 その土地を利用したのではありません。

 旧体育館は、まだ以前の場所に立っています。

 では、新体育館の土地は
 いったいどうしたのか? 

 それは、グラウンドと裏山の一部を削って
 新しく建てたのです。

裏山は削り取られていました
 見学は15分で終わらせて
 すぐに体育館を出ました。

 裏山に行きたい、と強く思いました。

 新しい体育館のわきを出ると
 そこには形を変えた裏山がありました。

 武山中学校の制服を着た男のコたちが3人、
 こっちを向いて立っていました。

 「おーい、みんなは武小の卒業生?」と尋ねると
 「そうだよ」と彼らは答えました。

 「おれは今年で30才になるオヤジ卒業生なんだけどさ、
  新しい体育館を見に来たんだけど、
  みんなはこれをどう思う?」

 「前のがいいや」

切り取られた樹木は捨てられていました  おれ、この樹木たちを見て
 泣けたなあ...。

 おれが政治家になる前に
 議会で予算が決まってしまって、体育館ができた。

 おれは予算を通してないし、祝えないよ。

 まいったな。

 きっとこの文章を見た武山小学校の関係者は
 おれのことを最低なヤツだとけなすでしょうね。

 でも、それでもいい。

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 教育のためにかける税金、それはどうあるべきでしょうか?

 新しい体育館、動くステージ。

持久走コースの裏山は、とても足元が不安定でした  けれども、持久走コースの
 階段を歩いてみると
 階段はボロボロだったりしていました。

 何もかもいっぺんに変えることはできないから
 それこそ武山出身の僕が予算をぶんどってくればいいのかも
 しれません。

 けれども...。

 僕はこの小学校のアイデンティティーは
 自然の多さにこそあったはずなのに、と思いました。

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 かつて僕がテープカットをした新校舎を
 心底イヤだったOBは、やがて少しずつ変化になれたのでしょうか。

 新しい世代だった僕たちは
 新校舎の完成をこころからうれしく思いました。

 プレハブ校舎は最悪でしたから。

 そして、新しいことがうれしかった!

 だから、きっと今年の新入生からは
 新体育館は当たり前のこととして受け止めて育っていくでしょう。

 僕のたわごとは、古い物を愛してしまうOBのざれごととして
 やがて消えていくでしょう。

 新しい世代、新しい出発。

 僕は老いたなあ。
 30才になるなんて、考えもしなかったなあ。


● おもしろくする会メンバーと

 今夜は2週間に1度の
 おもしろくする会メンバーとのミーティングでした。

 ミーティングとは名ばかりで
 カフェに集まって
 みんなで楽しくしゃべりながら
 今感じていること、考えていることを、語りあうんですね。

 そんな中から、新しい発見がたくさんある。

 仲間っていいなあ。

 僕の仲間って
 誰も僕のことを政治家扱いしないし
 2週前に質問された市のことを答えられなかったら
 マジギレするヤツらだから。

 だから、市役所の人に「先生」とか呼ばれたのを
 リセットするためにも仲間は欠かせない。

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 『横須賀をおもしろくする会』、
 僕たちは、いつでもウェルカムです。

 去る者は全然追わないかわりに
 来る者は拒みません。

 僕には支持者なんていなくて
 新しくどんどん友達が増えていくみたいな感じ。うれしい。


 今日もみんなつきあってくれて
 ありがとう。


 おつかれさまでした。


 あ〜、肺が痛い。

 明日は日比谷でデモ行進だ!!!!!!!
 がんばるぞ!



2004年4月20日(火)のフジノ
● 痛み止めをのんで、働いてます

 HP更新していないせいで
 またもや入院説が流れてしまいました。

 sukaくんの掲示板を見てくれている方は気づいていると思いますが
 フジノは入院せずに、そのまま働くことにしました。

 月曜日、市立養護学校の見学を断念して
 かわりに市立うわまち病院に行ってきました。

 検査の結果は、やはり自然気胸でした。

 レントゲンでは映らなかったけど
 やっぱりCTスキャンではハッキリと穴が開いているのが
 分かりました。

 それにしても、今回は痛い!

 フジノ気胸史上、最悪の痛み。
 息をしても痛いし、
 立ってても
 座ってても
 寝てても痛い。

 いつもなら、痛くない体位というのがあるのですが
 今回はどういう姿勢でも痛いんですよね。

 セキをすると1番痛いので
 昨日はずっとセキをがまんしてたら
 昼メシ食べた後にいきなり吐いてしまいました(笑)。

 セキって、きっと何か大切なメカニズムなんでしょうね。

 それにしても
 腕までしびれているし、
 ピンポン玉が胸の中に入っているみたいな感じで
 呼吸ができないんです。

 やれやれ、です。

 でも、どんな姿勢をとっても痛いのなら
 仕事をしていたって、同じ。

 だから今回も、
 入院・手術は「したくありません!」とお願いしました。

 内視鏡をつかった手術自体は
 1週間もあれば退院できるのですけれども
 その後の1年間くらいは、体調不良で悩まされることがあります。

 これは個人差があるのでしょうけれど
 僕の場合、前回の手術から
 1年くらいは体が完全には自由に動けませんでした。

 これでは全力で議員活動ができません。
 力を抜いて議員活動をするくらいなら辞職したいです。

 だから、今回も手術はせずに
 自然治癒の可能性にかけたいと思います。

 11月に肺に穴があいた時だって
 仕事しながら治したしね。

 痛み止めも出してもらったし
 クスリのみながらバリバリ仕事するぞ!

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 それにしても、今回、診てもらった
 市立うわまち病院の対応は気持ち良かったです。

 待ち時間もハッキリと分かったし、
 いい感じでした。

 みなさんも、病院にかかったら
 ぜひ感想を聞かせてくださいね。

 特に、市民病院とうわまち病院については
 どんどん情報を教えて下さい。

 「え〜、こんな中待ちさせられたら
  自分の症状が他の人に丸聞こえだよ!
  プライバシー守られて無いじゃん!」

 「自分のカルテが見せてもらえない。
  ちゃんと自分の症状が知りたい」

 「本当は別のお医者さんにも看てもらいたいけど
  なんか言われてしまいそうで
  紹介状を書いてもらえなそうだよ...」

 などなど、おかしいと感じたことは
 どんな小さなことでも教えてくださいね。

 僕自身も、市議会議員と名乗らないで病院いくと
 いろいろなことが分かって、すごく勉強になります。
                 

● 大熊一夫さんの講演会でした!

 今日、ついにあの大熊一夫さん
 横須賀に来てくれました!

 1時間半にわたって、講演をおこなってくれました。

 内容は、こんな感じ。

 (1)30年前に彼が潜入ルポを書いて大反響を起こした
    精神病棟のひどさについて

 (2)ルポを書いたせいで、精神病院から非難を受けたこと

 (3)日本の精神病院のおかしさを調べていくうちに
    イタリアのトリエステが行なっている改革を知ったこと

 (4)どうしてもトリエステの『精神病院を廃止!』という改革が
    見たくてたまらなくて、ついにイタリアに自費で行ったこと

 (5)そのイタリアでの様子

 (6)イタリアは素晴らしいけど、まだ上がある気がしたので
    調べ続けて、ついに福祉の最先端の国に出会ったこと

 (7)日本の精神保健福祉は30年以上、遅れていること

 (8)精神保健福祉を改革するには
    政治の強いリーダーシップが必要であること!

 (9)日本でも、宮城のアサノ知事が『脱施設宣言!』をしたし
    長野の田中知事も『施設解体』をめざしている。

 だからこそ、政治がしっかりと
 がんばっていくことで
 地域でふつうに誰もが暮らせるようになる。

 去年の千葉での講演に引き続いて
 「おれがもっとがんばらなければ!」と気持ちが引締まりました。


大熊一夫さんの講演会  講演最後の『質問タイム』で
 ふだんは多くの人に質問してほしいから
 僕が手をあげることは無いのですが
 今回ばかりは
 居ても立っても居られなくて
 質問をしてしまいました。

 『仲間を増やすこと!』

 これが大熊さんからのキーワードでした。

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 それにしても、大熊さんの書いたルポ
 30年以上たった今も、迫ってくる恐怖感があります。

 だって、今も精神病棟は
 そんなに全てが良いわけじゃないのだから。

 誰だって精神病にかかります。
 それなのに、治りたくて入院したら
 そこは家畜場みたいだったら...。

 治るどころかもっとひどくなる。
 あるいは殺人病院と呼んでもおかしくないような
 ところだってあったのですから。

 (宇都宮病院事件が有名ですけれど
  最近では平成9年の大和川病院事件もサイアクでしたね)

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 大熊さんの著書を
 『横須賀をおもしろくする会』スタッフに読んでもらいました。

 「気分が悪くなる」
 「ひどすぎる」
 「罰みたいに電気ショックが使われていたなんて」

 いろいろな感想がありました。

 そのうちの1人は
 それまで特に『精神保健福祉』に関心は無かったのですが
 大熊さんのルポにはまってしまいました。

 そして、今日は
 有給休暇をとって、講演会に来てくれました。
 (サインまでもらっていました)


 今日の会場に来てくださった方々は
 やはり家族の方や当事者の方が中心でしたけれども
 できれば、全然関心の無いような方にも
 たくさん来て欲しいと願っています。

 精神保健福祉の
 ひどい現実を少しでも知ってもらいたいです。

 何故なら、誰でもかかる病気だから。

 うつ病は15人に1人。
 統合失調症(旧・精神分裂病)は100人に1人。

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 それにしても、
 本当に大熊さんが横須賀に来てくれるなんて
 うれしくてたまりませんでした。

 主催者である『仕事探しクラブ』のみなさん、
 本当におつかれさまでした。

 (打ちあげにまで呼んで下さってありがとうございました!
  とても楽しかったです。今度必ず見学に行きます!)

 講演会に来てくださったみなさん、
 本当にありがとうございました。


 次は『べてるの家』のみなさんに来て欲しい!
 それから『広田和子さん』
 『高橋祥友さん』にも来て欲しい!
 さらに『アサノ知事』にも来て欲しい!

 政治家としての直接の活動ではありませんが
 こういう『本当に一流の方々』を
 横須賀にお呼びするのも
 フジノの大事な務めだと考えています。

 どうか、みなさん、ご協力お願いします!


● デカレンジャー

 僕はいろいろな理由があって
 前から子どもがすごく好きで、子どもが欲しいなあと思います。

 そんなフジノですが
 選挙の時も、最近Yデッキで演説をしていても、
 子どもたちが寄ってきてくれるのがうれしくてたまりません。

 そう、メガフォンが子どもたちにとっては
 珍しくておもしろくてたまらないのですね。

 さすがにしゃべらせてあげるわけにはいかないのですが
 好奇心が満たされるまで、電池を抜いた状態で
 メガフォンを
 いじらせてあげることにしています。

 ところで、今日いただいたメールで
 こんな情報が!

 「フジノくんは特捜戦隊デカレンジャーの
  デカレッドに似ている」

 なにぃ!これはうれしい!

 また子どもたちと話せる共通の話題が増えたぞ!

 アバレンジャーまでは番組を観てたんだけど
 最近は忙しくてテレビ自体が観れていませんでした。

 でも、デカレンジャーはチェックしようっと。

 ちなみに『特捜戦隊デカレンジャー』のHPはこちら

 しかし、デカレッドの設定って...。

 >根っからの無鉄砲で、調子に乗りやすく、
 >時にはやりすぎて失敗するが、
 >めげずに前進しつづける、
 >まっすぐで気持ちのよい性格の持ち主。


 最後の2行は違うけど、
 最初の2行はフジノまんまですね。やれやれ。


● チラシ1人10枚ポスティング、ボランティア募集!

 フジノには、政治家としてライバルがいます。
 平塚市議会議員の江口友子さんという方なのですね。

 彼女のHPの
 4月19日付けの『今日の江口』によると

 >チラシが出来上がりました。
 >今回は、気合いとお金を投入して、1万部印刷しました。


 すごい!やられた...。

 今回のフジノのチラシ8号、5500枚。

 これでも今まで最多枚数で
 500枚も多く印刷したのに...。

 こんな素敵なライバルがいると
 僕もがんばろうと思えます。負けないぞ!

 そこで、チラシ1人10枚ポスティングしてくださる
 ボランティアさんを募集します!

 ジョギングしながら配りたいのですが
 いかんせん今は肺に穴があいていて走れません...。

 お手伝いしてくださる方を
 大募集しています。

 ご近所に10枚くらいなら
 ポスティングしてもいいよ、という方がいらっしゃいましたら
 どうかご連絡ください。よろしくお願いします。


 江口さん、お互いにがんばろう!


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