まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2005年12月26日(月)のフジノ
● 全力でがんばった市長選挙が汚されていく

 夕方、市民の方から教えられて
 今日の産経新聞(神奈川版)を読みました。

 記事の内容を読んで、がっくりと来ました。




 「市長選前のチラシ配布は違法」 きょう横須賀市長を告発

 6月の横須賀市長選で初当選した
 蒲谷亮一市長を支援する政治団体が
 告示前、候補者の名前と写真が入ったチラシを
 新聞折込に入れて不特定多数の家庭に配布したのは違法だとして、
 元市職員の男性が26日、
 公選法違反罪で、
 蒲谷市長とチラシの発行責任者の
 連合三浦半島地域連合の飯島智幸事務局次長を
 横須賀署に刑事告発することが分かった。

 告発状などによると、
 蒲谷市長と
 支援政治団体「元気な横須賀をつくる会」メンバーの飯島局次長は
 市長選告示(6月19日)前の4月11日、
 「新・横須賀計画」と題した
 蒲谷市長の名前や写真などが両面に掲載されている
 チラシ約14万枚を作成し、
 新聞折込に入れて市内の家庭に全戸配布した。

 チラシ配布当時、
 蒲谷市長は市長選に立候補を表明している点や、
 自身の顔写真がチラシの中で大きく表示されている点から、
 「当選を図ることを目的とした事前運動にあたる」と指摘している。

 問題のチラシは、B4サイズで両面にわたり、
 蒲谷市長の
 「税金のムダ遣いをしない」
 「空母キティホークの後継艦には通常型を」
 「老後も安心してくらせる町づくりを」
 などの公約を列挙した内容。

 配布当日には、複数の市民から、
 「事前運動ではないのか」とする問い合わせが
 横須賀署や横須賀市選挙管理委員会に相次ぎ、
 同署は公選法に基づいて同団体に警告していた。

 同市長選では、
 小泉純一郎首相の事務所や
 自民・公明党市議、連合神奈川の支援を受けた蒲谷市長が、
 約6000票のわずかな差で
 元市議、木村正孝氏ら三候補を破り、初当選を果たしている。




 刑事告訴するなんて、初耳だし、ひどくショックです。

 なんでこんなことしたんだよ...。

 あんなに全力でがんばった僕の勝手連活動
 どんどん汚されていく気がして、
 本当にがっかりさせられています。

 刑事告訴をした方々も
 きっと勝手連の中にいた人なのだと思いますが、
 フジノはその行動に全く賛成できません。


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 政治家フジノは、『ローカル=マニフェスト推進地方議員連盟』
 横須賀市議では2人しか入っていないうちの1人です。

 「政治家を選ぶ時には、あくまでも政策で」との想いから
 マニフェストという手段を広めることを
 とても大切に考えています。

 LM推進地方議員連盟の方々と話す時に
 しばしば話題になるのは
 現在の公職選挙法は明らかに間違っているということです。

 事前にマニフェストを配ることができません。
 したがって、有権者の方々は政策を知ることができません。

 だから、

 「堂々とマニフェストを配って逮捕者が出たら
  我々はその人をヒーローとして迎えよう」

 と冗談(半分は本気です)をよく言います。

 蒲谷市長は、それをやった訳です。
 裁判になれば法律違反かもしれないけれども
 政策を市民のみなさんに伝える
 という意味では正しかった、とフジノは思います。

 今回の市長選挙をマニフェストの観点で言えば、
 蒲谷市長(当時は候補)のマニフェストは
 出来のレベルは低いものでした。

 けれども、横須賀市長選挙始まって以来、
 初めて『マニフェスト』と銘打って
 世間に自らの政策を問うた、という意味では
 フジノは強く評価しています。

 その行動は評価こそすれ、
 刑事告訴なんかするべきものではありません。

 この告訴の件では
 マニフェスト選挙を推進することが正しいと信じている立場である
 政治家フジノは100%、蒲谷市長側の味方をします。

 勝手連の方々とフジノのカンケーが崩れようと
 そんなものはどうでもいいです。

 この告訴は間違っています。

 むしろ、木村候補側も
 マニフェストを作り、討論会にもしっかりと出席をして、
 有権者のみなさんに政策を問うべきだった、とフジノは反省しています。

 これ以上、未練たらしいマネはやめてほしいです。

 僕たちは全力で闘った。
 そして、6000票差まで追い詰めた。

 それが全てじゃないのですか?

 とても残念です。


● そんなことより、原子力空母配備の問題だ

 訪米を終えた蒲谷市長が記者会見を行ないました。

 その模様がTVK(テレビ神奈川)のニュースで流れました。
 記者会見場に入れないので
 フジノはその様子をテレビで観ました。

 今日の会見では(ニュースを見る限り)
 アメリカで行なった会見以上のことは何もありませんでした。

 今後どうするのか、ぜひ語ってほしかったです。

 まず第1に、市民のみなさんに対して
 アメリカでの要請行動の報告をきちんと行なうべきです。
 (市民集会を開催すべき)

 第2に、松沢県知事が(報道によれば)
 アメリカから戻った蒲谷市長と対応を話し合いたいとのことなので
 一刻も早く県知事との協議をしてほしいです。
 そして、新たな対策に踏み込んで取り組むべきです。

 上の文章では蒲谷市長側をかばいましたが
 原子力空母配備への反対については
 全く逆です。

 蒲谷市長の行動はまだ全く足りません。

 やれるべきことがもっとあるはずです。
 あらゆるしがらみを全て捨てて
 市民・市議会と一体となって
 もっと徹底的に全力を尽くして欲しいと思います。


● 自殺予防総合対策に向けて、国が踏み出した新たな一歩

 昨日のこのコーナーに書いたとおり、

 >明日、政府が自殺予防総合対策について
 >新しい発表を行ないます。
 >
 >その発表によって、この国はまた1歩前へと進むのです。


 今日は、政府の「自殺対策関係省庁連絡会議」が開かれました。

 報告書がフジノの手元にあるのですが、
 やっといくつかの動きがありました。

 中でも目玉は、

 (1)自殺予防総合対策による数値目標をかかげたこと

 これまでも『健康日本21』などで
 自殺を減らすための数値目標はありましたが
 今回は厚生労働省だけの単発の施策による数値目標ではありません。
 あらゆる手段を全て行なう、という総合対策なのです。

 (2)全都道府県に『自殺対策連絡協議会』を設置する

 設置が「義務」ではないのが残念ですが
 可能な限り全ての都道府県に設置すべきです。

 この連絡協議会には、当然ながら
 民間団体が入ることになります。
 これまでこの国の自殺予防対策は
 民間団体の手弁当での活動によって支えられてきたのです。
 これからはもっともっとNPOや遺族会を
 行政がサポートして自殺予防総合対策を進めていかねばなりません。

 その他にもありますが
 またご紹介しますね。

 全国の地方議員のみなさま、
 ぜひとも自殺予防総合対策の実現に向けて
 今回の報告書をあなたの自治体で取り組みに活かして下さい。

 よろしくお願いします!

 (ライフリンクの講演会にもぜひお越しください!)


● 障害者自立支援法の施行に向けて

 フジノが徹底して反対してきた障害者自立支援法ですが、
 成立した今は

 「少しでも良いものにしなければ」
 「市レベルで少しでもまともにしなければ」

 と必死に勉強しています。

 今日は厚生労働省で
 障害保健福祉関係主管課長会議が開かれました。

 今はその資料を徹夜で読んでいます。

 ちょっと資料のタイトルを書いてみましょうか。
 こんなにたくさんあるんですよ。

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 資料1:平成18年度障害保健福祉関係予算(案)の概要

 資料2-1:障害者自立支援法の施行に向けた
        当面のスケジュールについて

 資料2-2:障害者自立支援法関係自治体施行準備スケジュールモデル

 資料3:医療型入所施設(療養介護、重症心身障害児施設)の費用負担

 資料4-1:障害程度区分等について
   1.支給決定等に係る事務処理のスケジュールモデル
   2.障害程度区分認定の流れ
   3.認定調査について
   4.市町村審査会について
   5.障害程度区分の有効期間について
   6.認定調査員等に対する研修について
  (参考1)訓練等給付スコア
  (参考2)12月5日障害者部会資料(抜粋)
  (参考3)認定調査員マニュアル
    (1)認定調査票の概要
    (2)調査方法全般についての留意点
    (3)認定調査票の記入方法
    (4)特記事項記入例
    (5)概況調査記入例
  (参考4)市町村審査会マニュアル
    はじめに
    (1)市町村審査会の概要
    (2)審査会の構成
    (3)障害程度区分の内容
    (4)市町村審査会資料
    (5)市町村審査会における検討の進め方
    (6)支援要否決定にあたって審査会が付する意見
    (7)市町村審査会の報告
    (8)資料集
  (参考5)関係法令等

  資料4-2:相談支援の手引き
    相談支援の手引きのねらい
    第1章:ケアマネジメントの基本
    第2章:相談支援の流れ
    第3章:市町村等の責務
    第4章:資料 1.自治体における取組事例
            2.地域における相談支援体の整備について

  資料5:介護給付等に係る処分に関する都道府県の不服審査について

  資料6:自立支援給付に係る居住地の扱いについて

  資料7:事業者指定事務等の取扱いについて

  資料8-1:障害福祉サービス事務処理システムについて

  資料8-2:利用者負担の上限額管理について

  資料9:新しい事業体系等について
    1.新しい事業の概要
    2.新しい事業サービス体系における事業運営のポイント
    3.新しい事業体系への移行イメージ
    4.新しい報酬体系の考え方
    5.現行支援費額算定基準等の見直し案

  資料10-1:地域生活支援事業について

  資料10-2:相談支援事業について

  資料11:補装具等の見直しについて

  資料12:障害福祉計画について

  資料13:障害者自立支援法のPR・広報体制について

  資料14:精神保健福祉関係について

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 「個人的に会いたい人に会う年末にする」と
 あんまりしつこく書きすぎたせいで
 何も仕事していないように思われているみたいですが(笑)

 本当にやるべきことだけを徹底してやっているだけで
 顔見せ的なイベントとかには出ない、というだけですので
 仕事はいつもどおりガンガンやってますから。

 ご安心を(笑)。



2005年12月25日(日)のフジノ
● 佐藤初女さんという存在

 『森のイスキア』を知っていますか?

 「大自然の中に心を病める人たちの憩いの場を作りたい」

 との願いが実現して、
 1992年、岩木山麓に『森のイスキア』が設立されました。

 青森県の佐藤初女さんは、これまで多くの心を病んだ方々を
 自宅に受け入れて、話を聴いてこられました。

 彼女のつくる「おむすび」と人柄の温かさによって
 どれほど多くの方々が命を救われたことでしょう。

 そんな佐藤初女さんをお招きして
 NPO自殺対策支援センター『ライフリンク』
 来月、イベントを行ないます。



 『森のイスキア』より佐藤初女さんをお招きして
   〜いのちのありかたをみつめなおそう〜



 日時:1月21日(土)18〜21時

 場所:東京・世田谷区砧区民会館
       (小田急線・成城学園下車)

 内容:「地球交響曲第二番 佐藤初女編」上映
     「佐藤初女さん講演会」
     「インタビュー&わかちあい」

 参加費:1500円

 申し込み:『ライフリンク』講演会プロジェクト担当・鈴木
       090(4626)9082

       電話にてお申し込みの後、お振込み下さい。



 400人が入場できるのですが
 すでにチケットはだいぶ出ているようです。

 映画『地球交響曲』を通じて
 佐藤初女さんのことを知っている方はとても多いと思いますが
 実際に青森から
 彼女をお招きして講演やインタビューを行なうことは
 本当に滅多にない機会だと思います。

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 NPO自殺対策支援センター『ライフリンク』の
 2006年の活動第1弾です!

 そして、僕たち『ライフリンク』が
 広く世間に対して想いを伝えていくという意味あいを持つ
 活動でもあります。

 当日は、フジノも会場でお手伝いします。

 「藤野は国家試験の直前なのに大丈夫なの?」

 と、いろいろな方に言われるのですが
 だって、今回も本当に大切なイベントなんだもん。

 どうぞたくさんの方々に来ていただきたいと思います!
 よろしくお願いします!


● NPO自殺対策支援センター『ライフリンク』という存在

 年末は、政治家としての仕事は
 相談業務を除いて
 行事には参加しないことに決めています。

 僕個人にとって大切な方々にだけお会いする、
 というスケジュールを組んでいます。

 今日、表参道の東京ウィメンズプラザでひらかれた
 NPO自殺対策支援センター『ライフリンク』の定例会も、
 だからこそ参加しました。

 このNPOは、僕にとって
 ものすごく大切な人々の集まりです。

 わずか数時間ですが、みなさんにお会いできて、
 そして、お話ができたことが何よりもうれしかったです。

 僕は日頃、政治家としてしつこいくらいに

 「政治はあくまでも手段であって、
  目的ではない」

 と言い続けています。

 やるべきことがあるから政治家をやっているだけ。
 もっと有効な手段があるならば、いつでも政治家は辞めていい。

 そんな想いで日々を生きている僕にとって
 『ライフリンク』は目的を共に分かち合える人々ばかりです。

 ここには、あらゆる立場の方々が参加しています。

 みんな、いろいろな立場で
 それぞれの場でできることを全力でやっているのです。

 手段はいくつもある。
 けれども、目的は同じ。

 その当たり前のことがすっと通る場が
 僕にとってはこの『ライフリンク』なのです。

 清水代表を中心に、この1年間、
 『ライフリンク』はすさまじい活動を繰り広げてきました。

 情熱と、アイディアと、行動力。
 1人1人の想いの強さ。

 その活動は、国を動かしました。

 僕たち決してそれに満足するということは無いものの、
 清水代表をはじめとするメンバーのみなさんのことを
 こころの底から誇りに思います。

青山

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 来年のフジノは自殺予防総合対策を推進するために
 一気に全力でかけぬける1年間にしたいです。

 僕の政治家としての任期もあと1年ちょっと。
 その先は、ふつうの市民になるかもしれません。

 自殺予防対策を進めてきた横須賀市ではありますが、
 僕がいなくなった後も今までどおりに
 取り組みを進めていってくれるかどうかは分かりません。

 行政の中には明らかに政治家フジノのやり方に
 拒絶反応を起こしている職員がいます。
 彼らは僕がいなくなれば
 自殺予防対策なんてやらない、と態度を変えるでしょう。

 しかし、僕がいなくなろうとも、
 決して変えてはいけないことがあります。

 このまちから(この国から)
 自死を無くすためにやれることがたくさんあるのです。

 この流れだけは絶対に止めてはいけない。

 だからこそ、来年1年間はこれまで以上に全力を尽くして
 この流れを絶対に変わらないものへとしていきます。

 僕は僕のやらねばならない
 大切な目的を実現する為に全力を尽くします。

 明日、政府が自殺予防総合対策について
 新しい発表を行ないます。

 その発表によって、この国はまた1歩前へと進むのです。

 国の動きを止めないためにも、
 そして、その国の動きを実際に現場で実行していくためにも
 絶対に走り続ける1年間にしたいと思います。


● 親しい方々とのクリスマス&忘年会でした

 政治家になって2年半になりますが、
 今年ほど「身内だ」と信じていた人々に裏切られた年は
 ありませんでした。

 政治家に近寄ってくる人々への警戒はいつもありますが、
 スタッフという身近な存在にさえも不信感を持たねばならないことは
 とても苦痛でした。

 そのスタッフというのは、選挙後に出会った人々ばかりでした。

 選挙の後に出会った人々にも
 もちろん信じられる人々はいます。

 しかし、選挙の『前』と『後』というラインは
 僕にとって本当に大きな「人を信じる基準」になりました。

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 今日は、昔からの知りあいや友達との
 ささやかなクリスマス&忘年会を行ないました。

 気を許せる、本音だけで話せる人々。

 こんな方々が存在しているというそのことだけで
 僕はふだん全力で思い切って働くことができます。

 だからこれからもそんな方々を大切に、
 一生懸命がんばっていきたいと思いました。





2005年12月24日(土)のフジノ
● 後援会はありません/年賀状は出しません

 ここ数日しばしば言われることがあります。

 「後援会や支援者の方々に年末年始のあいさつまわりをしたり
  年賀状を書いたりして大変じゃありませんか?」

 というものです。

 まず、政治家フジノは後援会を作っていません。

 これは立候補を決めた時から
 「昔の政治家みたいだからイヤだ」という理由で
 その時から今に至るまで考え方は変わらないままなので
 そんなものは作っていません。

 「政策でいつも判断してほしい」

 と言い続けている以上、
 どんな時でもその人を応援し続ける組織(=後援会)という存在は
 政治家フジノの信念に反しているからです。

 人は誰もが考え方が違います。

 ある政策ではフジノと同じでも
 別の政策ではフジノと違うはず。

 それなのに、それでも応援するというのは
 間違っていると思います。

 ある政策で考えがフジノと同じならその時は一緒に活動すれば良い。
 別の政策で考えがフジノと異なればその時は別々に活動すれば良い。

 というわけで、後援会も無いし、
 誰にもあいさつをしてまわっていません。

 師走の忙しい時期に
 用事も無いのにわざわざ顔を見せに行く必要を
 そもそも全く感じていません。

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 加えて、政治家は年賀状を出すのは
 公職選挙法違反です。

 選挙区内(フジノの場合は、横須賀市)の方に
 政治家は年賀状を出してはいけません。

 送られてきた年賀状に対して
 自筆で返礼の為に出すことだけが許されています。

 この法律が無かったとしても、
 もともと会社員時代から
 『虚礼廃止』の想いから年賀状は
 ほとんど送ってきませんでした。

 だって、12月31日まで働いていたし
 1月1日からすぐ働いていましたから。

 そんな状況なのに
 会社の人々に年賀状を出すのはおかしな話ですよね。

 今はメールで海外にいる友達だとか
 遠く離れた県外の友達に
 新年というきっかけを『機会』に近況報告をするくらいです。

 だから、政治家フジノは年賀状を送るつもりはありません。

 できれば、みなさまも
 フジノには年賀状を送らないで下さい。

 昨年もお願いしましたが
 特に行政関係者の方々は税金のムダづかいですから
 絶対に送ってこないで下さい。
よろしくお願いします。

 *昨年この問題をHPで書いた後、雄人(吉田議員)が実際に調べてくれたところ、
  非常に納得できない事実が分かりました。だから、あえて今年も書きます。

  部長や第3セクターなど行政関係者は
  絶対に市議会議員宛てに年賀状を出さないで下さい。

  送ってきたときには、市議会で必ず取り上げます!



● 年末は、個人として会いたい人にだけ会っています

 年末は可能な限り行事には出席しないで
 政治家としての仕事は、
 相談メールと電話での対応にさせていただいてます。

 今年1年を通して、
 個人として親しい方々に本当に全くお会いできなかったので
 毎日、数名の方を訪ねては近況を報告しあっています。

 おとといは、年下の友人と数ヶ月ぶりに再会しました。
 ロースクール(法科大学院)への入学も決まり、
 法曹界をめざしてすすんでいこうとしている友人の
 希望と不安について語り合いました。

 今日は、友人夫妻&赤ちゃんと半年ぶりに再会しました。
 前回会ったのは、赤ちゃんが生まれた日。

 半年も経つと、大きくなりますね〜。

 子育てをして物事を観る角度が変わったと言う女友達。
 自分の子どもほどかわいいものはないと語る男友達。

 父・母になった友人と過ごすのは
 とても貴重な時間でした。

 夕方からは、15年くらい前からお世話になっているご夫婦に
 1年ぶりにお会いして、近況を報告しました。

 1年の間に、本当にいろいろなことがお互いにあって
 人生というのは様々だなあと改めて感じました。



2005年12月22日(木)のフジノ
● 予想された虚しい結末、蒲谷市長の訪米

 夕方、議会事務局から連絡をもらい、
 蒲谷市長がアメリカを訪れて行なった要請の結果報告を
 FAXで受け取りました。

 すでにTBSのニュース
 おおかたの結果は報道されていました。

 改めて、A4で4枚の報告を読んで
 予想された結末が
 予想どおり虚しい結末であったことを知りました。




 米国国防副長官代行兼海軍長官への要請について

 日時 平成17年12月21日(水)13:00〜13:40

 対応者 米国国防省 ゴードン=R=イングランド国防副長官代行
               兼海軍長官

               リチャード=P=ローレンス国防副次官

 要請内容 別紙要請書のとおり、口頭にて市長が発言
               (会見後、要請書を手渡した)

 回答要旨

 1.私は後継艦は原子力であると言った。

 かつていろいろな選択肢を考慮していたのは事実であり、

 (1)キティーホークの修理
 (2)J・F・ケネディの配置
 (3)原子力を配置

 という3つのオプション(選択肢)があったが、
 後継艦は原子力として
 議会の決定も得、予算獲得もし、
 日本政府も了承した以上、今は選択肢は無い。


 2.この件に関しては、もはや選択肢は無い。

 通常艦云々という議論は無く、考慮することも無い。
 能力差がものすごくある。
 米国議会、政治家による彼らの国内向けの目的で
 J・F・ケネディの温存の話があるのも事実であるが、実現はしない。


 3.海軍はハッキリとした進路を持っている。
  それは原子力しかないということ



 4.非常にハッキリと説明すると、
  J・F・ケネディは日本には配置されない。


 J・F・ケネディにいくらお金をかけても日本に配置する能力は無い。
 ジョージ=ワシントンが配置されることが決定されている。


 5.市長に協力をさせて欲しい。
  横須賀と緊密な関係があると認識している。


 (原子力空母配置による)いろいろな障害を
 日本政府を通じて取り除くよう
 何かできることがあれば言って欲しい。




 アメリカを訪れる前に蒲谷市長は
 イングランド海軍長官に期待するという発言をしていました。

 こんな人を相手に一体、何を期待していたのでしょうか。

 読んでいてムカついてくるのは
 報告書の書き方がぶっきらぼうなせいなのか、
 イングランド海軍長官の発言内容がとても不愉快だからなのか、
 あるいは両方なのか、区別がつきません。

 しかし、上の報告書を読んで
 この国を愛する人間で
 腹が立たない人はいないはずです。

 こんなくだらない内容なら、アメリカまで行かないで
 電話かメールで済むだろうに。

 こんな分かりきった結論を聞くためではなく
 ここからさらに踏み込んで話し合うためにあえてアメリカまで
 わざわざ行ったのではないのか...。




 ルーガー上院外交委員会委員長の
                 特別補佐官への要請について


 日時 平成17年12月21日(水)14:25〜15:10
      (議員会館外交委員会議会場に於いて)

 対応者 米国議会関係者 キース=ルース氏
          (ルーガー上院外交委員会委員長の特別補佐官)

 要請内容 別紙要請書のとおり、口頭にて市長が発言

 回答要旨

 1.本件については理解しており、
  市長を務めている以上、
  市民の安全を考慮することは当然である


 ルーガー上院議員は
 横須賀に配備される艦船は安全であると認識している。
 とは言いながら、市民を安心させるには情報が必要である。

 米国議会では全艦原子力になることの合意に向かっている。
 時々、そちらこちらで通常型云々の質問をする議員もいるが、
 それは短期的視点であり、
 長期的に見た場合、反対は見当たらない。


 2.軍事委員会の同僚と話をした中では原子力の反対は無い。

 J・F・ケネディとジョージ=ワシントンを比べた場合、
 後者が非常にすぐれているのは、
 一つに移動時間の早さである。
 日本に関しての防衛上の義務を課すには
 原子力がベターな機能を有する。

 例えば原子力艦船は日本に来て
 1963年以来1200回の実績があり、
 その都度、両政府は海水・土のサンプルの採取を行なっている。
 米国政府から入手したデータは
 人間・水産物にダメージを与えることは無かった。


 3.原子力空母の配置が
  どれほどセンシティブなのかは理解している。

 これらのことで横須賀市民が納得するとは思わないが、
 米国ではバージニア州ノーフォークに5隻、
 ワシントン州シアトルに2隻、
 カリフォルニア州サンディエゴに2隻、原子力空母がいる。

 米国シーファー大使に連絡を取り、
 モニタリングの詳細を受けることができると考える。
 モニタリングの詳細の事実関係の説明を聞くことは当然であろう。
 市民はそれを受ける権利を持っている。




 アメリカでは政府に対して議会の力がとても強いので
 『議会関係者に会ったこと』自体は高く評価したいと思います。

 ただ、この問題で、アメリカ政府を動かす為に
 議会関係者に会うならば、
 ルーガー上院外交委員長だけではなく
 ジョン=ワーナー上院軍事委員長にも会うべきだったのでは。

 フジノはアメリカ議会については詳しい知識を持たないけれど、
 外交委員会よりも軍事委員会の方が
 原子力空母配備の問題については
 直接的な交渉相手としてふさわしくないでしょうか。


 いずれにしても、蒲谷市長のアメリカ滞在は
 時期もふさわしくないし
 期間も短すぎる、と思います。

 日本に戻ってからも記者会見をやる予定ですが、
 特に成果は無さそうで残念です。



2005年12月21日(火)のフジノ
● 守るために

 月日が経っても僕は変わらない、というか、
 いつも同じことを考えているのだなあ、と感じました。

 僕は守るために闘っているんだ、と
 つくづく今日、感じたのです。

 けれども、全く同じことを
 すでに8月にも感じて書いていました。

 僕にとって大切なことは
 何年間も大切だと信じてきたことを守る為に闘うことです。

 大切なものを守ることはカンタンではなくて
 ぼおっと見ているだけで壊されていくことが多くあります。

 だからこそ、あえて闘わねばならないのだと
 つくづく感じています。

 僕はこれまでだっていつだって
 他の人がそれをやってくれるのならば
 自分は身を引いてきました。

 僕じゃない誰かがもっと良い結果を出してくれるならば
 いつでもその人と交代しても構わない、と思っています。

 何故ならば、結果だけが大切だからです。

 結果を出せるのであれば、
 それをやるのは誰でも良いのです。
 僕である必然性はありません。

 けれども、それが成されないから
 だから僕がやるしかない。

 必要に迫られているから
 僕はそうせざるをえないから、だから闘っている。

 もともと僕は政治家を職業としては考えていないのも
 それと全く同じ理由です。手段でしかない。

 大切なのは、守ること。

 その1つだけ。



2005年12月20日(火)のフジノ
● アメリカに行った蒲谷市長の記者会見

 市長の記者会見の日程は
 こちらをご覧下さい。

 現地時間で明日21日(ワシントンDCにて)と
 帰国して26日9時半から行なうとのこと。

 記者会見だけではなくて、
 市民のみなさんへの報告会を行なうべきだと思います。

 あるいは、市議会に対して
 市長から詳しい説明を受けるための議会運営委員会を
 開くのも良いと思います。

 いずれにしても、メディアに記者会見を行なって
 それで終わりでは『市民への説明』にはなりません。


● 蒲谷市長より1週間早くワシントンに入ったスタッフの報告

 外資系企業で働いているフジノスタッフの1人が
 蒲谷市長よりも1週間早い日程で
 ワシントンDCに入りました。

 つい先日、日本に戻ってきたので
 今日さっそく会って
 12月の首都の様子について
 いろいろと話を聞かせてもらうことができました。

 彼の目から見ても
 この時期の訪米が政治的に大きな効果をあげられるかは
 疑問を感じたとのことでした。

 だからこそ、蒲谷市長の報告が
 「結果の伴うもの」「意味があったもの」であることを
 痛切に願います。


● 今年最後のカフェトークでした

 カフェトークもそろそろ30回となりますが
 今日が今年で最終回でした。

 「今年最後なのだから
  忘年会みたいにしてみてはいかが?」

 というご意見もいただきましたが
 いつもどおり、ふつうに行ないました。

 3人と参加者は少ないおかげで
 3時間半にわたって密度の濃いお話をすることができました。

 来年こそは、『市政報告会』ツアーみたいな感じで
 本会議が終わるたびに市内行政センターを全て回るような
 そんな活動もやってきたいと考えています。

 それから、11月から行なう予定だった
 夜のカフェトークも早く始めたいです。

 原子力空母問題で延期になっているとはいえ、
 『場』をどんどん作っていくことが
 本当に必要なことだとつくづく思います。


● 来年の目標

 一足も二足も早いのですけれど
 政治家としての来年の目標を決めました。

 『対世間』です。

 スタッフのみんなにも
 MLを通じて伝えました。

 議会内のコップの中の嵐なんて
 市民のみなさんには100%関心が無いことです。

 フジノはそういうことから完全に離れて、
 『対世間』で勝負したいと思います。

 最近知りあった方が政治家フジノのことを評してくれて

 「国政レベルの市議」

 という言葉をいただきました。

 福祉問題についてはいつも国会の動向を押さえながら
 身近な出来事に引き寄せて活動してきました。

 フジノは国会議員よりも市議会議員の方が
 現場に近くて問題にリアルに近いから
 「市議会議員の方が絶対に偉い」と信じています。

 けれども、「国政レベルの市議」という言葉は
 本当にフジノの目指している姿勢を
 言い当ててもらった、とありがたく感じています。

 その言葉に恥じないように励みに感じながら
 あと1年4ヶ月の任期を最後まで
 全力で走りきりたいと思います。



2005年12月19日(月)のフジノ
● 平和ボケはどっちなのか

 他のまちの住民から批判される市議会議員も
 あまりいないと思うのですが、フジノの場合はしばしばあります。

 テレビや雑誌や新聞に出たり、
 他のまちで講演をしたり。
 必然性があれば、仕事ですからやります。

 でも、有名になんてなるもんじゃありません。

 見知らぬ人間、しかもこのまちの人ですら無い人々から
 恨まれているかと思うと、うんざりさせられます。

 今回、3日間の国家試験直前講習を終えて
 横須賀に戻って事務所の留守番電話をチェックすると
 24件の録音がありました。

 そのうち、市外局番からの電話で
 ものすごいけんまくで怒鳴りつづける
 おばあさんの声がありました。

 あんまりすごいので、留守番電話の声をmp3に変換して
 このHPで聞けるようにしてみたいと思っています(笑)。

 内容は、要するに
 「政治家フジノは平和ボケだ」というものです。

 中国・北朝鮮は、今すぐにも攻め込んでくる。
 これらの国々が
 核爆弾を日本に打ち込まないのは
 アメリカの核の傘に守られているおかげなのに
 何が原子力空母配備の反対か。平和ボケはいいかげんにしろ。

 と、まあ...(笑)。

 この人のアタマの中は
 週刊誌が垂れ流しているような内容でいっぱい。

 本気でこういうことを信じている人々がたくさんいるんでしょうね。

 ちょっとまともにミリタリーバランスなんか読めば、
 中国も北朝鮮も、そしてロシアも、
 現在の軍事力では日本に攻め込むことなんてできません。

 それでも日本を攻撃したいならば
 テロぐらいしかできないのです。

 テロの標的には『原子力空母』なんて
 もってこいなんですけどね。

 その原子力空母が日本に配備させられるデメリットの大きさなんて
 こういう人々は想像力が無いから思いもよらないわけです。

 オウム真理教とか悪徳商法に洗脳された人々と同じで
 自分の中の『正しい物語』を信じきっているから
 もうそれ以外の考え方というのは
 一切受け付けないんですね。

 ちゃんと正確な情報を調べてみようという
 気持ちにさえならないから、週刊誌の情報でストップしている。

 そういう人々にとってみると、
 政治家フジノは「平和ボケ」なんでしょうね。

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 昨日と今日、フジノは
 生活保護を受けている方からの相談と
 DV被害にあっている方からの相談を受けました。

 ●

 NHKの集金担当者が
 ひどい言葉で支払いを求めてくる。
 「生活保護を受けているから払えない」と説明をしても
 全く理解してもらえない。

 そこでNHKのお客様センターに電話して
 担当者から謝罪をさせた。

 ●

 恋人からボコボコに殴られて蹴られて
 そのせいで腹痛がもうずっと取れない。

 婦人相談センターを紹介して
 次の対応策を練った。

 ●

 おれに電話かけてきたヤツに
 改めてこのHPでも反論したい。

 こんな国のどこが平和だって言うんだ。

 おれは毎日リアルな現実を見てんぞ、おい。

 おれのどこが『平和ボケ』だって言うんだ。

 相手を見て物を言え、この平和ボケ。
 おまえこそ『平和ボケ』なんだよ。

 現実を見やがれ。

 政治家だったら反論しないとでも思ってんのかよ。
 おれはお前らみたいなヤツらには絶対に媚びない。

 お前こそ現実を見ろ。

 この平和ボケ!



2005年12月18日(日)のフジノ
● 昨日はデモがありました

 昨日は『原子力空母配備の阻止を求める緊急集会』が
 ヴェルニー公園で開かれました。

 2500人もの方々が参加したそうです。
 アピールを採択、デモ行進を行なったとのことでした。
 (神奈川新聞の記事はこちら

 志位和夫さん(衆議院議員・日本共産党委員長)も来て
 あいさつをされたそうです。

 どんどん全国から有名な人が来て
 もっとこの問題に注目を集めてほしいです。

 フジノは来賓として招待していただいたのですが
 残念ながら欠席させていただきました。
 かわりに、メッセージを送らせてもらいました。

 この問題についてはどんな政党も立場も
 フジノは一切カンケーないと固く信じています。

 一緒にがんばりましょうね。


● 市民による訪米団の活動報告に行きました

 今日は、市民訪米団による
 報告会に参加しました。
 (神奈川新聞の記事はこちら

市民の会の訪米報告

 3日間の留守中の相談がたくさんあって
 こちらの会も途中で帰ったのですが
 向こうで撮影してきた
 原子力空母ジョージ=ワシントンの映像はすさまじかったです。

 この原子力空母を配備すると
 アメリカ国防総省は発表したわけですけれど、
 こんなもんが日本に来ては絶対にいけないと改めて感じました。

 市民の会の方々の行動力に
 こころから敬意を表したいと思います。


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