まちの政治家は、こんなことしてます新人議員の活動日記


2006年4月15日(土)のフジノ
● 『やっぱ選挙でしょ!』イベントのおしらせ

 今日の午前中は、体調が悪くて
 原島議員に誘ってもらった『原子力空母配備問題を考えるフォーラム』に
 出ることができませんでした。ごめんなさい。

 さて、午後からは品川で待ちあわせをして
 『やっぱ選挙でしょ!』プロジェクトチームのお2人に会いました。

 4月25日(火)19:00〜21:00、
 芝公園福祉会館(東京都芝公園2−7−3)にて
 『議員と一緒に考えてみよう!』というイベントを行なうのですね。

 パネリストは5名の政治家(地方議員)なのですが
 政治家フジノも参加を要請されました。

 彼ら/彼女らの活動理念に共感していることに加えて
 予算議会の前から数ヶ月にわたって
 熱心にメールを送り続けて下さったことに本気度の高さを感じて、
 イベントに喜んで協力させていただきたいと思いました。

『やっぱ選挙でしょ!』プロジェクトチームのお2人とフジノ  『やっぱ選挙でしょ!』
 プロジェクトチームの
 馬場さんと小松さん。

 そしてフジノです。

 今日は、4時間も語り合ってしまいました。

 詳しくはHPを見てほしいのですが
 内容は下のとおりです。


         イベント『議員と一緒に考えてみよう!』

  政治が遠いところにあると思っているあなた!

  実は、政治はもっと身近で手に届くところにあります。

  私たちが政治に参加することだってカンタンにできるのです。

  「どうやるかって?」

  それは、このイベントに参加してもらえばわかります!


 <内容>

 第1部 パネルディスカッション(19:00〜19:45)
 
  『地方議員ってな〜に!?』
  〜地域における課題、地方議員としての悩み〜

 第2部 グループディスカッション(19:50〜21:00)

  『あなたの街は大丈夫!?』
  〜街の在り方、地域コミュニティ、災害対応〜


 <申し込み方法>

 『やっぱ選挙でしょ!』サイトからのお申し込み
 またはメールにてお申し込みください。
 (記載事項は、名前・年齢・性別・所属・eメールアドレス)


 <主催>

 『やっぱ選挙でしょ!』プロジェクトチーム(リーダー馬場政彰)


 会場が東京なのでなかなか大変かとは思いますが
 ぜひ横須賀の方も遊びに来てくださいね。


● ペアレント・トレーニングの導入をめざして

 昨日、児童相談所を訪れた時に
 『神奈川県児童相談所・神奈川県立総合療育センター紀要』
 (vol.6、2005)を土橋副所長さんにもらいました。

 何故かというと、
 相模原児童相談所の親子支援班が書いた

 論文『家族の再構築にむけた「親子支援プログラム」について』

 が載っているからなのですね。

 かねてから、ペアレント・トレーニングの重要性
 フジノは主張してきました。
 「横須賀にも早く導入したい」と考えています。

 さて、相模原児童相談所では、
 『親子支援班』が設置されています。

 これは、児童虐待があった家族などに対して
 『親子関係の再構築の支援を行なう』という目的のために
 つくられた班なのですね。

 その1年半あまりの活動についての
 実践報告を読ませてもらいました。

 報告の中で挙げられている事例への
 ペアレント・トレーニングの内容が
 フジノの恩師である佐藤方哉先生(慶応大学名誉教授)から
 大学時代に学んだ応用行動分析(行動心理学)の実践だということが
 ますますペアレント・トレーニングを身近に感じさせました。

 横須賀にも可能な限り早く、
 導入できるようにしたいです。



2006年4月14日(金)のフジノ
● お願い:茂さんの活動を続けさせてください!(その4)

 3日前おととい昨日に引き続いて、寄附のお願いです。

 呼びかけはじめてから3日目になりますが
 早くも4人の方が協力をしてくれました。

 本当にありがとうございます。

 金額が多いとか少ないとか、
 そんなことが問題なのではありません。

 自殺予防の問題をリアルに身近なことだと感じられるかどうか、
 それが今回の寄附なのだと僕は思っています。

 どうぞご協力をお願いします!


● 児童相談所を視察してきました!

 今日の午前中は、
 4月1日にスタートした児童相談所を視察してきました。

 原島議員と
 所長さんです。








2006年4月13日(木)のフジノ
● お願い:茂さんの活動を続けさせてください!(その3)

 おととい昨日に引き続いて、寄附のお願いです。

 『横須賀をおもしろくする会』で1万円、
 藤野英明の個人で1万円、
 ささやかではありますが寄附をさせてもらいました。

 茂さんの活動に僕が胸を打たれるのは
 彼の活動が対価(もうけ)を求めていない『無私の活動』だからです。

 死にたいという方々のお話を親身に聞いてくれるだけでなく、
 帰りの電車賃まで渡してあげているのですよ。

 そんな私心を捨てた尊い活動を個人として続けてきた結果、
 200万円のもちだし、になってしまったわけです。

 政治家はよく金持ちだと思われていますが
 働けば働くほどお金は無くなっていきます。

 フジノの場合は、大変お恥ずかしい話ですが
 今日現在で68万円にも借金がふくれあがってしまいました。

 必死に仕事をすればするほど
 お金はどんどん消えていきます。

 政務調査費を1年間で160万円いただいていますが
 使い道の基準に合わないものは私費でまかなうしかありません。

 講演に来てほしいと言われれば
 秋田県にだって行きますし、
 たいていの講演は無料で引き受けています。
 やればやるほど持ち出しです。

 相談にのってほしいと言われれば
 横須賀市外にだってもちろん行きます。

 人の命が守られるならば
 「横須賀市議会議員だから横須賀市だけ」なんて
 言ってられないのです。

 こうしてお金はどんどん消えていきます。

 僕はユニクロの服が嫌いではありませんが
 ふだん着ている服の90%はユニクロの土日セールで買ったものです。

 これが『リアルな現実』なんです。

 この国は必死で働けば働いただけ
 報われるような社会ではありません。

 茂さんのことを、僕は自分のことのように苦しく感じます。

 世の中の『金持ちの勝ち組』どもには
 僕たちは笑い飛ばされるでしょう。

 でも、そんなヤツらには理解されなくてかまわない。

 僕たちには『人としての意地』があるからです。
 お金にならなくたって、やらなければならないことがあるのです。

 どうかこんな心意気を共感してくださる方は
 茂さんの活動をバックアップしてください。

 人の命がかかっているんです。

 今日、フジノの仲間たちが寄附をしてくれました。
 寄附してくれる方には、茂さんのNPOの口座番号を連絡します。
 ご協力いただける方はメールをください。

 どうかご協力お願いします!


● 岩戸にある市立養護学校の「給食室」を視察してきました

 今日は原島議員と一緒に
 市立養護学校の給食室を視察してきました。

 医療的なケアが必要なこどもたちにとって
 食事というのは本当に大切なものです。

 おおげさな例え話をしますね。

 世の中にはいろいろな雑菌があふれています。
 それは当然、目には見えません。

 ふだん食べているごはんにも
 多かれ少なかれそういう雑菌は入っているものです。

 だから、元気いっぱい健康バクハツな小学生が
 それを食べてもけろりとしているわけですね。
 抵抗力が強いから。雑菌もやっつけてしまうわけですね。

 だけど、医療的なケアが必要なこどもたちにとっては
 ささやかな雑菌でさえも致命的なことがあります。

 したがって、給食室は全ての小学校にありますが
 特に養護学校の給食室はとっても大切なものなのですね。

食事  試食をさせて
 もらいました。

 肉ジャガが
 2種類
 ありますよね?

 どちらも
 やわらかさが
 ぜんぜん
 異なるのです。

 食感が全然違う。

 というのはカンタンなようで
 料理をする人なら難しさが分かりますよね?

 こどもたちの状況に合った固さ/やわらかさを
 1人1人に応じて調理していくのです。

 こういったすさまじい活動を
 毎日行なってくれていることに
 本当に感謝です。

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 そんな養護学校の給食室が
 障がいのあるお子さんの増加にともなって
 ものすごく手狭になってしまいました。

 この問題には原島議員がずっと熱心に取り組んできました。

 その成果があって、給食室の隣にあった家庭科室を
 給食室へと転用することができました。

 それでもまだ現状は本当に厳しいものがあるのですね。

 今日はその現状を
 原島議員と一緒に視察してきました。

 実際に見てみると、まだこれでは十分とは言えません。

 現場で働く調理師・栄養士の方々が
 かなりムリをしながら働いて
 工夫を重ねて
 そして、何とかうまくまわっているのだ、とフジノは感じました。

 改善が必要です。

回転釜  回転釜です。

 図面では見ていた給食室(調理室)は、
 実際に中に入ってみると
 とても狭くて

 「これは改善しないといけない」

 と、強く思いました。

 家庭科室を
 転用した
 給食室です。

 マイナーチェンジ(小さな改装)を繰り返しても
 結局はコストが高くついてしまうだけだとフジノは感じました。

 本来ならば、教育カンケーの予算で使うべきは
 新中央図書館の建設だとかそんなハコモノではなくて
 命にかかわることが最優先であるべきです。

 こどもの命を守るためにも
 ここは教育委員会の成すべき責任をしっかりと果たすべきです。

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 しかし、1つ、大きな希望があります。

 新しく教育長が田中さんに交代した時にフジノは

 「企画調整部長として改革を進めてきた田中部長が
  新たに教育長になるということで、とても強く期待している」

 と書きました。

 その田中教育長は、現場を実際に見に来てくれて
 改善していくことを約束してくれたそうです。

 良かった!

 今後もその経過を見守りたいと思います。
 田中教育長、がんばってください!

 ハコモノではなく、命を優先してください!


● 居場所『ふれあいうらら』へ

 京急県立大学駅から歩いて5分くらいの、
 国道16号に面したところに『ふれあいうらら』があります。

 安浦町3−25、ですね。

 

 フジノは横須賀市の精神保健ボランティア6期生なのですが
 その大先輩(2期生)であるYさん。

 彼女が理事長をしている
 『NPO法人横須賀精神保健ふれあいグループうらら』が
 運営しているのがココなんですね。

 精神障がいのある人もない人も
 おいしいコーヒー(値段はなんと105円!)を飲みながら
 ゆっくりつどえる場所、それが『ふれあいうらら』なのですね。

 精神保健福祉に関心があるから、というだけでなく
 バスタ315円という値段にも惹かれて
 かねてから「行きたい!」と言い続けてきました。

 でも、いつも忙しくて、なかなか訪れることができませんでした。

 そして今日ついに行くことができました!

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 ガラスばりの開放的な入り口を入ると
 今日はまたすごく混んでました。

 「いらっしゃい!」

 と気持ちの良い声で迎えられて

 「イケメンの男性が来ましたよ。
  さあ、座って、座って」

 とテーブルに案内されました。

 お客さん同士が楽しそうに会話していて
 初お客のフジノにも声をかけてくれました。

 席について

 「アイスコーヒーお願いします」

 と注文した頃には
 市議会議員であることに気づかれてしまいました。

 でも、お店のアットホームな感じは
 気づかれてしまった後も変わりません。

 とても暖かい感じの、過ごしやすい場所です。

 それにしても、隣の人が食べているメニューが
 いちいちおいしそうで

 「それはいくらですか?」

 と尋ねてしまいました(笑)

 野菜炒め、おでん、パスタ、どれもおいしそうで
 次回来たら絶対に食べるぞ、と思いました。

 県立保健福祉大学の新入生が3人、来ていました。

ふれあいうららのみなさんと  「みんなで
  記念写真を撮ろう」

 と言ってもらえて
 何枚も写して
 もらってしまいました。

 地域の方も遊びに来ていて
 とっても良い雰囲気です。

 フジノは今、カフェトークの場所を増やしていく予定なのですが
 ぜひこの『ふれあいうらら』も会場にさせてほしいと思いました。

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 実はこの場所、以前このコーナーで書いたとおり、
 フジノが当選してすぐに
 事務所を探していた時に不動産屋さんに
 紹介してもらった場所なんです。

 そんなわけで、大家さんのことも
 少しだけ知っているのですね。

 今日はその大家さんのお子さん(中3)が書いた
 ものすごい作文を読ませてもらいました。

 マジで感動しました。素晴らしいのです。

 いつかご本人の許可が得られたら
 HPに掲載させてほしいと思うのです。

 その作文は、県のコンクールにも出て
 なんと賞もとっています。

 さらに、FM横浜のラジオ番組でも読まれたのですね。
 (番組を録音したものを聞かせてもらいました)

 理事長Yさんをはじめ、スタッフのみなさんのがんばり、
 そして、地元のみなさんの協力によって
 とても良い場所になっているなあと感じました。

 今日はお邪魔させていただいて
 ありがとうございました。

 ぜひあなたもご利用してくださいね!


● 徘徊対策について健康福祉協会にヒアリング

 徘徊する認知症の高齢の方の対策について
 今日もまたフジノはヒアリングをしました。

 今日、お話を聞かせていただいたのは
 三春町の在宅介護支援センターです。

 というよりも、フジノにとっては
 (財)横須賀市健康福祉協会の方がしっくり来るかな。

 現場で実際に介護に関わっている方々にお話をうかがいたくて、
 でも、いきなり「お話を聞かせて下さい!」というのも
 なかなか知らないところには行きづらくて...。

 そこで、かつてとてもお世話になった
 健康福祉協会にお話をうかがいに行きました。

 やっぱり現場のお話は
 とても参考になりますね...。

 事務局長さんにいろいろなお話を聞かせていただいて
 フジノは改めて勇気が出てきました。

 必ず『のろし』をあげます!

 がんばるぞ〜!


● カフェトーク(夜版)、大成功でした!

 やっぱり夜にやってみて良かった!

 20時に始まったカフェトークは
 8名もの参加者が来てくれて
 なんと夜中の23時半まで続きました。

 大成功だったと思います。

カフェトーク告知のチラシ  新宿から
 わざわざ来てくれた方を
 はじめとして、

 10代の男のコや

 20代の女性が
 3人で来てくれたりと

 いろいろな方々と
 いろいろなお話を
 することができました。

 今これを書いているのは夜中の2時45分なのですが
 ちょっと疲れでフラフラするので、また明日詳しいことを書きますね。

 さあ、明日は
 4月1日にスタートした横須賀市立児童相談所の視察です。

 がんばるぞ!



2006年4月12日(水)のフジノ
● お願い:茂さんの活動を続けさせてください!(その2)

 昨日に引き続いて
 寄附のお願いです。

 本来ならば、行政が行なうべき人命を救う活動が
 わずか2人のボランティアによる活動で行なわれてきました。

 その代表が茂さんです。

 活動は大きな実績があるのですが、
 資金が底をついています。

 持ち出しで活動をしてきて
 200万円近くなっています。

 政治家フジノは自殺予防対策を最大の仕事だと考えています。

 そこで、茂さんの活動をサポートすることも
 フジノの政治家としての当たり前の行動だと信じます。

 どうか寄附にご協力ください。

 行政がこの活動を引き継ぐまで
 どうか茂さんの活動を続けさせて下さい。

 命を救う活動を止めたくないのです。

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 今日、臨時で『横須賀をおもしろくする会』の会議を開いて
 本当にわずかな金額ではありますが、
 『横須賀をおもしろくする会』としても
 寄附をさせていただくことにしました。

 もちろんフジノも、です。

 フジノの活動を信じてもらえるならば、
 どうかフジノを助けると思ってご協力ください。

 人の命を救うのに、
 横須賀も福井県もカンケーありません。

 それに、今日、茂さんに活動実績の報告書をいただいたのですが
 茂さんが救った方の中には神奈川県の方もいらっしゃいました。

 これは決して不思議なことではありません。

 「死にたい」という方は青森県の中津軽にある
 佐藤初女さん『森のイスキア』まで
 遠く全国からやってくるのですから。

 どうか1人でも多くの方のご協力をお願いします。

 よろしくお願いします!


● 徘徊で悩んでいるご家族の方へ(その2)

 昨日に続いて、徘徊をする認知症のある方を
 介護しているご家族の方へ情報です。

 今日、横須賀市社会福祉協議会を訪れて、
 PHS発信機の実物を見せてもらってきました。

 定規を置いてあるので
 わずか6cmくらいの
 小ささがわかりますよね。

 重さも軽くて
 ほとんど感じません。

 これなら、とても
 有効な感じがします。

 しかし...!

 とても残念な報告を受けました。

 なんと、これまでサービスを行なってきたNTTドコモが
 PHS事業を撤退してしまうので、
 この探索サービスもやめてしまうのです。

 そのあおりを受けて、
 社会福祉協議会のサービスも残念ながら
 今年度いっぱい(来年3月31日まで)で終了することになりました。

 せっかく昨日紹介したばかりなのですが
 今もすでに新規の受付をしていない、とのことでした。

 期待させてしまった方々には
 本当にごめんなさい。

 この件については
 まだまだ書き足りないことがたくさんあるので
 しばらくシリーズで書いていきますね。


● 報告したいことがたくさんあります

 HPを書き続ける時間が取れなくて
 本当はもっと伝えたいことがたくさんあります。

 ・市民病院の改革について

 ・障がいのある方への差別を無くす為にできることについて

 をはじめ、たくさんあります。

 時間が取れる限り、少しずつ紹介していきますから
 どうか待っていてくださいね。

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 市民の方から教えてもらった
 映画『ぼくはうみがみたくなりました』制作準備実行委員会のHPを
 ご紹介します。

 きっとこの映画には、このまちが出てくることになるかな...。

 その市民の方は

 「きっとフジノくんもこの映画に関わるようになるよ」

 と言ってくれました。

 もしかしたらそうなるのかもしれません。
 人生は何があるか分からないから。

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 最後にもう1つお知らせです。

 明日の夜は、カフェトーク(夜版)を行います。

 13日(木)夜20時〜22時、
 横須賀中央モアーズ1階カフェレストラン『BUENO』

 参加費、無料。事前の申し込みは、無し。

 どうぞ遊びに来てくださいね。


 では、明日!



2006年4月11日(火)のフジノ
● お願い:茂さんの活動を続けさせてください!

 まず、こちらを読んでください。


(2006年4月11日・朝日新聞)


  「命の灯台」運営ピンチ 東尋坊・自殺防止相談所


 日本海に面した断崖(だんがい)絶壁の奇勝地で、
 「自殺の名所」としても知られる福井県坂井市の東尋坊で、
 元警察官が04年に開いた自殺防止相談所が
 閉鎖の危機に直面している。

 保護した人は2年間で81人に上るが、
 相談所の運営費や家族のもとに送り届ける交通費などが
 予想以上にかさんでいるためだ。

 「心の灯台」として注目された活動は大きな岐路にある。

 元福井県警警察官の茂幸雄さん(62)が開設。
 茂さんは東尋坊を管内に持つ
 三国署(現、坂井西署)の副署長を最後に04年3月に定年退職。

 在職中、相次ぐ自殺に
 相談所の設置や巡回員の配置などを行政に申し入れたが
 実現しなかった。
 翌月、退職金の一部も充て
 土産物店の旧店舗を借り、自ら相談所を開いた。

 相談所には、茂さんと、
 活動に賛同した福井市の川越みさ子さん(53)の2人が常駐。

 茂さんは水曜を除いて毎日福井市内の自宅から通って、
 自殺が多い日没前に約1時間岩場を巡回する。

 思い詰めた様子の人に声をかけて身の上話を聞き、
 自殺を考えていると感じた人には
 思いとどまるよう説得してきた。

 東尋坊の岩場などで発見される変死者は
 年間20〜30人で、多くが自殺とみられる。

 保護した81人は、
 福井県内22人、大阪府13人、石川県8人の順で多かった。

 自殺を考えた理由は、
 リストラなど仕事上の悩みが28人で最も多く、
 次いで病気26人、人間関係16人など。

 運営には賃料や交通費のほか、
 保護した人の当面の食費や宿泊費などもかかる。

 2年間で、茂さんと川越さん2人の持ち出しは
 計200万円以上に膨らんだ。

 茂さんは

 「行政による防止態勢が整うまで
  『つなぎ』の役目を果たそうと始めたが、もう限界に近い

 と訴える。



 茂さんとはフジノも面識がありまして、
 ものすごく善い方なのです。

 フジノは自分の父親が警察官だったこともあって
 茂さんの実直な姿に父親を重ねてみてしまいます。

 昨年9月10日に行なわれた世界自殺予防デーの後の打ち上げでは、
 茂さんの隣の席に座らせてもらって
 これまでの活動をじっくりと聞かせてもらいました。

 「市議会がひと段落ついたら必ず東尋坊に行きます!」

 と約束してから、すっかり忙しくて行くことができませんでした。

 本当ならば行政がきちんと
 こういう素晴らしい活動をしている人をサポートすべきなのです。

 本来は行政が行なうべき自殺予防対策を
 茂さんに肩代わりさせているとも言える訳ですよね。

 だからこそ、活動そのものに対して補助金を出すとか、
 自殺予防総合対策の相談支援事業の委託をお願いするとか
 バックアップすべきなのです。

 それを民間の茂さんが200万円近い持ちだしをして
 毎日休みもなく骨身を削って活動してきたのです。

 そこで、どうかこのHPの読者のみなさまに
 フジノからお願いがあります。

 福井県大阪府石川県にお住まいの方は
 行政に対してアクションを起こして下さい。
 それぞれの県庁に対して、アピールをしてほしいのです。

 もしもあなたに政治家のしりあいが居るならば
 この新聞記事のことを伝えてほしいのです。

 茂さんの仕事は、公益性が高くて、人の命を救っています。
 この活動をストップさせてはいけません。
 それを伝えてほしいのです。

 それから、もし可能であれば
 寄附をしていただけませんか。

 選挙管理委員会に確認していないので
 フジノがHPを通じて不特定多数の方々に寄附をお願いするのは
 もしかしたら問題があることかもしれません。

 (*明日確認します→確認しました。法的に問題ありません

 持ち出しの200万円を埋めて
 さらには運営費をも、というと一体どれくらいの金額になるのか
 正直なところ全く分かりません。

 それでもこの活動は続けられるべきだと僕は信じています。

 どちらのお願いについても
 賛同していただける方はぜひメールをください。
 お願いします。
 

 *この文章の責任は、フジノのみにあります。
   またこの文章を書いているのもフジノの独断です。
   茂さんとは一切カンケーありませんので
   意見・批判は全てフジノにお願いします。



● このまちに暮らしているのに、このまちに通学できないこと

 この数日間は、入学式シーズンでしたね。

 まちには新入生たちが
 あふれていました。

 でも僕は、そんな新入生たちの姿を見ながらも
 完全にはハッピーな気持ちではありませんでした。

 このまちで生まれると
 たいていの人々は
 自分が暮らしている家のそばの幼稚園・小中学校に通います。

 しかし、障がいがあると
 そうはいかない場合がたくさんあるのです。

 おかしくない?
 おれは全く納得できないよ。

 地域の幼稚園や小学校に入学できない場合には
 養護学校に入学することになるけれど、
 数が少ない!

 数が少ないから、
 通う人にとってはとても大変です。

 例えば、田浦や船越に住んでいる人が
 県立武山養護学校に通うことになったら
 片道8kmにもなります。

 また、数が少ないということは
 イコール「そこで納得がいく教育が受けられるか分からない」
 ということでもあるわけです。

 そうするとまた
 別の市町村の養護学校を探すということになります。

 おかしくない?全く納得できないです。

 同じように子どもとしてこのまちに生まれて
 何故いま暮らしている地域で通学させてもらえないのだろうか。

 全然、現状に納得ができません。

 こないだ、神奈川県が主催してやってた審議会が終わって
 横須賀には少なくともあと1つは
 養護学校を作るべきだという報告が出されました。

 でも、いつ作るの?いつできるの?

 子どもがそこに通えるようになるのはいつ?

 あー、全く納得がいかない!


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