まちの政治家は、こんなことしてます |
2007年7月31日(火)のフジノ | |||||
● 自死遺族の気持ちを理解する講演会にぜひ来てください! 今年3月の本会議の一般質問で フジノはこんなやりとりを行ないました。 (2007年3月5日・本会議での一般質問)
この答弁から4ヶ月が経ちました。 そして、ついに講演会の開催が告知されました! 『自死遺族講演会』 9月10日(月)14時から16時まで テーマは「自死遺族の気持ちを理解する」です。 『広報よこすか』お知らせ版(7月25日号) どうか、ひとりでも多くの方に この講演会に来ていただけたらと切実に願っています。 まだ、このまちには 遺族のわかちあいの場がありません。 フジノは自死遺族のつどいを立ち上げるために これまでもいろいろな動きをしてきましたが、今もできていません。 全国の動きを見てきた中で こうした講演会の開催がきっかけで機運が高まって わかちあいの場の設立につながることがたくさんありました。 だから、もちろん自死遺族では無い方々に 僕たちの気持ちを共感的に理解していただけたらという意味で たくさんの方々に参加してほしいという想いはあります。 それと同時に、もっと切実な願いとして どうか自死遺族の方に足を運んでいただけたらと 僕は祈るような気持ちでいます。 そしてどうかこのまちでも 自死遺族のわかちあいの場が立ち上がるきっかけに つながっていけますように...。 |
2007年8月1日(水)のフジノ、その1 | ||||||||||||||||||||||||
● フジノの提案が実現しました(多重債務問題の積極的な広報) フジノの提案が、実現しました。 多重債務に追い込まれた方々への支援の必要性を 政策として、フジノは強くうったえています。 6月議会の本会議でも市長に対して一般質問を通して 次のような提案を行ないました。 (2007年5月31日・本会議での一般質問)
こうしたやりとりの結果、 さっそく市長は答弁のとおり行動を起こしてくれました。 まず、答弁にありました 『広報よこすかおしらせ版』での広報は、 こんな風に実行されました。 (広報よこすかおしらせ版・6月25日号) さらに『おしらせ版』(文字ばかりのヤツです)だけではなく、 『広報よこすか』本体(カラー写真が表紙のもの)でも 最新号でこのようにとりあげてくれました。 (広報よこすか8月号) 広報よこすかだけでは足りませんが こうやってしつこくしつこく細かく広報していくことが大切です。 ● 多重債務に追い込まれた方々を積極的にサポートします もちろん根本的な問題として、 本当に苦しい状況に追い込まれている当事者の方々が 広報よこすかを見る余裕があるだろうか 見るはずがない、 ということがあるかもしれません。 しかし、フジノは広報には大きなメリットがいくつもあると信じています。 (1)この問題の存在を広く市民のみなさまに知ってもらう (2)多重債務を抱える方が身近にいらっしゃる方々に 対応策があることを知ってもらう こうして、苦しんでいるご本人に広報が届かなくとも まわりの市民のみなさまに理解していただくことで サポートにつながることもたくさんあるのです。 多重債務の問題は、 「単に金遣いが荒い本人が悪い」「自己責任だ」で済むような そんな簡単なことでは無いのです。 中小企業の経営者の方々に対する銀行の貸し渋り、 そこでしかたがなく消費者金融に借りざるをえない。 あるいは、様々なアディクションに追い込まれた末に サラ金や消費者金融で泥沼の借金へと追い込まれていく。 こういった複合的な問題があるのです。 だからこそ、ひとりきりでは悩まないでほしいということを もっと広報を強化していくことが大切なのです。 多重債務という『表面』にあらわれた問題をまず解決する。 ついで、そこに追い込まれた根本的な『問題』を解決する。 こうして人々を自殺に追い込まないようにしたいのです。 ぜひみなさまも、多重債務の問題について そしてそれは抜け出せるのだということを知っていてください! ● このまちの現状はどうか? それでは、このまちの現状はどうなのでしょうか? 横須賀市・消費生活センターへの多重債務の相談件数
この数字は、継続して相談している人の数は含みません。 つまり、毎年210〜260人もの方々が 電話や来所で相談をなさっているわけです。 市外の方は、その方の暮らしているまちの 消費生活センターへつないでいますので この数字は、横須賀市民オンリーの数字になります。 この数字を見て、どう思いますか? A.「えーっ、横須賀市ってこんなに多いの!?」 B.「うーん、これしか相談に来てくれていないのか...」 どちらでしょうか? フジノはBです。 何故なら、多重債務に追い込まれている方々は 全国で200万人を超えています。 このうち、何らかの相談窓口・カウンセリングへ つながっている人はわずか20%しかいないと推計されています。 (つまり、80%は全くどんな相談機関ともつながっていない!) だから、横須賀の消費生活相談センターに 毎年210〜260人の相談者がいるということは、 相談につながっていない方が 横須賀市内には さらに約920人はいるのだという推計になります。 だから、もっともっと相談に来てもらわなければならないのです。 --------------------------------------------- 今日は長文になりすぎてしまったので 多重債務についてはまた明日以降、書きたいと思います。 政治家としてフジノには やるべきことがまだまだたくさんあります。 負けずに全力で働いていきます。 |
2007年8月1日(月)のフジノ、その2 | |
● 今日は臨時議会でした/新・教育長の人事を承認しました 市議会には2種類あります。 (1)定例会 決まった月(3・6・9・12月)に行なわれる (2)臨時会 必要に応じて行なわれる 今日はこの臨時会が開かれました。 市長から出された議案は、この2つです。 (1)亡くなった前・教育長に対して、 新しい教育長の人事を承認するかどうかについて (2)市が訴えられている裁判が一審で敗訴したので、 控訴をしたことを承認するかどうかについて このうち、(1)新教育長の承認、については フジノは大賛成でした。市議会全体も承認となりました。 (07年8月2日・神奈川新聞より) こども育成部の部長であった 永妻和子さんが新しい教育長になりました。 永妻さんは、まさに適任だと思います。 彼女のこれまでの仕事ぶりに対しては フジノはとても信頼を置いています。 この人事は、このまちの行政の歴史において 最も祝福されるべき人事の1つだと思います。 ---------------------------------------------- ただ、こども育成部長としての仕事ぶりを とても信頼していただけに、 もう少し部長として残っていただきたかったと 残念に感じているのも本音です。 第1に、こども育成部が現在すすめている 『公立保育園の再編計画』づくりがあります。 市の保育園を民営化してコストを削減して、 そのコストを保育サービスの質の向上につなげる。 これが計画のメインの目的です。 この再編計画を最後まで現・部長にお願いしたかったです。 第2に、シングルファーザーの支援についてです。 前・部長は、課長時代からすでに この問題を強く認識していてくれました。 新・部長のもとでも、シングルファーザーの支援の必要性を 理解してくれることを強く望みます。 他にも実現してほしいことが いくつもありました。 けれども、限られた人財の中で 組織の活性化をはかっていく為にも 人事異動はしかたがないですね。 新・教育長のご活躍を強く期待します。 ------------------------------------------------ そして、どうしても1点、忘れられないことがあります。 本当にこころの底から悔やまれるのは 昨年2月1日に教育長への承認をしたばかりの前・教育長が 亡くなられたことです。 ...無念です。 もっと一緒に仕事をしたかったです。 彼のもとで、このまちの教育行政はもっと前進したはずなのに。 そんな、いろいろな想いが浮かんできます。 一緒に働かせていただいた期間は短いのですが 亡くなられてから何ヶ月経っても そんな想いが浮かぶ、素晴らしい方でした。 人生とは、本当に無情なものだ、とつくづく感じます。 ● 新しい教育長のもとで、このまちの教育を守っていく決意を新たにする さて、このHPでも2005年から繰り返し書いてきましたが 政治家フジノは、『教育委員会廃止』論者です。 今のままの教育委員会ならば、廃止すべきだと強く信じています。 フジノはこのまちの教育委員会も 「存在意義は無い」とハッキリ感じています。 形ばかりの教育委員会には 教育委員メンバーにも、教育委員長にも、権限は無いも同じです。 けれども、国の制度として残る限り 形ばかりで権限の無い 教育委員会を続けていかなければならない訳です。 だから、こどもの為に再生し活性化しようと自主的にしない限り 現在の教育委員会には何も期待していません。 では、教育行政で、実質的に権限があるのはどこか? それは教育委員会の『事務局』です。 (教育委員会と教育委員会事務局は全くの別物なのです) そして事務局のトップである『教育長』こそ、 教育行政の実質的なトップなのです。 だからこそ、新しい教育長には、 このまちのこどもたちを守る為にとても大きな期待をしています。 今ほど、教育に関わっている多くの方々が ボロボロに疲れきっている時期は無いと思います。 こどもたち・先生たち・親御さんたち、 誰もが問題を抱えています。 特に、こどもについてです。 こどもの自殺。 何よりも、こどもたちについて言えば、 昨年10月に横須賀で起こった こどもの自殺をフジノは忘れることができません。 統計を見ると、このまちでも毎年 10代のこどもが自殺によって亡くなっています。 横須賀市は絶対にこどもの命を 自殺によって失わせないまちにならねばいけない。 いじめ問題。 マスコミの過熱報道はブームが去りましたが 現場からいじめが完全に消えたなんてことはありえません。 不登校に追い込まれるこども。 このまちは、不登校がとても多いです。 いつも書いているとおり、不登校そのものは問題ではありません。 それよりも、何故、そのこどもは 不登校に追い込まれているのかということこそが問題であり、 切実に重要です。 大人たちが必死に原因を探って、 こどもたちを苦しみから解放してあげねばなりません。 特別支援教育。 障がいの無いこどももあるこどもも 同じ空間・同じ時間を共に過ごし、暮らし、学ぶことは 世界的に認められた当たり前のことです。 けれどもわが国ではこのインクルージョン教育が あまりにも立ち遅れています。 その解消を目的に今年4月からスタートしたのが 特別支援教育です。 また、軽度発達障がいのあるこどもたちに 適切なサポートを提供することも大切な目的です。 特別支援教育を名前だけでなく しっかりと本物として根づかせていかねければいけません。 外国籍の親のもとに生まれたこどもたち。 シングルペアレントのもとで暮らすこどもたち。 このまちには、あらゆる困難を抱えた親のもとで暮らすこどもが 本当にたくさんいます。 こどもには親を選ぶことはできません。 だからこそ、僕たち大人の世代は、 どの親のもとに生まれたとしても決して変わらない幸せを、 幸せに満ちた暮らしをこどもが送れるように 大人として全力で関わらなければいけないのです。 政治家だから、ではなくて 大人として当たり前の責任だから。 その責任ある大人の1人として 政治・行政という立場にある訳ですから この分野でやれることは全てやっていきたいと思います。 この決意はいつもあるのですが 新しい教育長の就任を良き機会にして 再び決意を新たにして、全力で取組みたいと思います。 |
2007年8月3日(金)のフジノ | |
● ラウンドワン問題とは、S区問題なのだ ゲームセンターなどの業界大手・ラウンドワンが このまちに出店しようとしたことに対して反対運動が起こった あのラウンドワン問題を覚えていますか? フジノは市議会の場でもこのHPでも ずうっと訴えてきたのは ラウンドワンが問題なのではない。 財政難のこのまちがS区という市の土地を塩漬けにしていることが 本当の問題なのだ。 という、財政の観点からの問題点です。 つまり、この問題は 『ラウンドワン問題』ではなくて 『S区問題』なのです。 (したがって今後このHPでは、『S区問題』と呼びます) その後の経過をしっかりと報告していきます、と みなさんに約束しました。 前回の報告(5月16日)から 今日、少し動きがありましたので、報告しますね。 ● ラウンドワン問題(S区問題)の続報 今日、港湾部長から全市議会議員あてに 報告がFAXされてきました。内容は、下の通りです。 (報告をpdfにしたものはこちらです)
この報告を少し説明しますね。 これまでは、人口政策の観点から 市の土地であるS区は 『住宅用地』としては販売しない、と決定されてきました。 平成町のタワーマンション群を見ても分かるように あの地域はすでに人口が多くいます。 学校などの文教施設が足りません。 だから過去3回のS区売却については 『住宅用地』としては販売しないという規制をかけてきたのです。 しかし、ラウンドワン問題のあおりを受けて この規制(『住宅用地』はダメ)をとりやめることにしました。 つまり、横須賀市はこれまでの方針をくつがえして S区の売却条件を「住宅にしても良い」と変えたのです。 こうして、新たな応募をはじめました。 この結果、9社が応募しました。 7社が「マンション」建設の目的で応募。 2社が「マンション+店とクリニック」建設の目的で応募。 10月にはこの9社のどこかに売られて、 また、新しいマンションが造られる訳です。 こうしてまたも人口政策・住宅政策とは無関係に 無秩序にマンションがただ造られていくことを 政治家としてフジノは とても残念に感じています。 財政がすさまじく厳しい横須賀市は S区(市の土地)は今すぐ売らなければいけません。 けれども、住宅政策を重視する立場から 政治家としてフジノは、この規制とりやめという 今回の蒲谷市長の判断は『失敗』だと強く抗議します。 明らかに失敗です。残念です。 |
2007年8月6日(月)のフジノ | |||
● 自殺対策についての世論調査の結果がでました こころの健康(自殺対策)に関する世論調査の結果が 内閣府のHPにて今日、発表されました。 実際に使われた質問を少し載せますので あなたご自身も、ぜひ答えてみてください。
さて、いかがでしたか? 質問の全文と、詳しい世論調査の結果は ぜひ内閣府HPの本文をご覧ください。 毎日新聞や神奈川新聞をはじめ、 いくつものメディアが報道してくれました。 (07年8月5日・毎日新聞朝刊より) (07年8月5日・神奈川新聞より) こうした世論調査はとても大切です。 自殺予防対策をすすめていく上で 「いま世間の認識はどんな状況なのか?」 を知ることはとても大切です。 今回の世論調査でも、 世間の「自殺に対する偏見や誤解」がはっきりと出ました。 ならば政治家としては、偏見や誤解を無くす為に 情報をどんどん送り出していって、 広報啓発をしっかり行なっていくのみです。 |