まちの政治家は、こんなことしてます


2009年1月16日(金)のフジノその1
● 諏訪小学校の校舎建てかえ問題がタウンニュースで報道されました

 本日発行された『タウンニュース』の1面で
 諏訪小学校の校舎建てかえの問題について報道されました。

 フジノのコメントも載っています。



 画像では読めない方の為に、下に全文を引用します。

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 諏訪小校舎建て替え場所、常葉中グラウンドに建設方針
 市教委が昨年末に方向性示す


 校舎の建て替えが検討されている市立諏訪小学校(小川町18)に関して、
 横須賀市教育委員会は昨年末、
 新校舎を常葉中のグラウンドに建築する方針を示した。

 建設は平成22年度後半から開始し、供用は平成24年度から。
 また、既存の諏訪小の校舎は解体し、
 両校の共有グラウンドを新たに整備する構えだ。

 その一方で、現在では一部のPTAのみにしか説明がされていないことから、
 同校生徒の保護者などからは不安の声も上がっている。

 横須賀市では大地震が発生した時の備えとして、
 これまで市内小中学校の校舎等の耐震補強に取り組んでいる。

 しかし、耐震調査の結果、
 市内では唯一市立諏訪小学校が、校舎と体育館の築年数が長く、
 またその一部が特殊な構造をしていることなどから、
 他の学校と同じように補強をしても十分な耐震性が得られないことが分かった。

 このため、市では同校の校舎と体育館を建て替えることを決め、
 08年度予算案にも、地質調査・基本設計費として
 約2,435万円を計上。昨年、市議会で可決されていた。


 新校舎完成後はグラウンド共有

 こうした中、横須賀市教育委員会は昨年末、
 同校校舎の建設場所として、
 隣接する市立常葉中学校のグラウンドにする方針を示した。

 仮設グラウンドを整備した後、平成22年度後半から工事を開始。
 また屋上には、これまで両校になかったプールを新たに設置する構えだ。
 現在まで両校の児童・生徒は
 逸見にあるウェルシティのプールを使用している。

 新校舎の供用は平成24年度からを予定。
 その後、現在の諏訪小校舎を解体し、
 そこに両校共有のグラウンドを新たに整備する計画。

 建て替えにより隣接の学校同士でグラウンドを共有するのは、
 市内でも前例のないことだという。

 同地に建設する理由について市教委では

 「諏訪小だけでの建て替えを考えた場合、
  その間常葉中のグラウンドなどをどうしても使用することになる。

  それならば、プールなどの施設の利用形態を含め、
  両校で連帯した形を検討し、今回の提案に至った」

 と説明する。

 また、仮に諏訪小を廃校にし、
 生徒数減から学校再編の対象になっている汐入小学校を使用した場合でも、
 周辺のマンション建設などで生徒数増加が見込まれる
 田戸小学校(米が浜通り2−12)のマンモス化を解消することにはならないとしている。


 市のスポーツ施設の優先使用も視野に

 同校の建て替えに際して常葉中のPTAや保護者などからは、
 校舎やグラウンド整備中に体育の授業や、
 体育祭などの行事ができなくなるのではないかといった
 不安の声が早くも上がっている。

 これに対し市教委は、

 「小学校よりも中学校のほうが体育の授業は多く、
  部活動もあることから仮設グラウンドの使用は、
  常葉中生徒の使用をメインに考えている」

 と話す。

 さらに、近隣の公園を代用することや、体育祭などの学校行事には
 不入斗の体育館など市の運動施設を優先的に使用できるようにするという。


 今回の方針は拙速との声も

 その一方で、今回の市教委の方針は拙速との声も上がっている。

 常葉中PTAの1人は

 「学校の建て替え自体は進めてもらいたいが、問題はその場所。
  市は他の選択肢も提示しておらず、
  工事中の授業などについても説明不足」

 と憤りを隠せない。

 市議会で教育経済常任委員会に所属する藤野英明市議(無所属)は

 「現在『はぐくみ館』がある土地が遊休地になった際、
  なぜそこを校舎の建て替えに活用しなかったのかという声は、
  PTAや卒業生からも上がっていた。

  他にも官公庁を呼び込む前に、
  教育環境を守るため新港埠頭を活用すべきとの意見もある」

 と代替案について話す。

 さらに、

 「いまだ一部のPTAのみにしか説明がなされておらず、
  保護者は不安を募らせている。

  市教委は一刻も早くオープンな形での説明会を開き、
  代替案の検討にも着手すべき」

 と話している。


 (引用おわり)



2009年1月15日(木)のフジノ
● 『こころの元気プラス』1月号の特集に、フジノが執筆しました

 10月21日にフジノが原稿の執筆を依頼されていた
 メンタルヘルスマガジン『こころの元気プラス』の1月号が
 今日15日、ついに発行されました。

こころの元気プラス2009年1月号

 フジノはこの月刊誌『こころの元気プラス』に
 とても大きな思い入れがあります。

 かつて発行されていた精神保健福祉に関する
 2つの素晴らしい雑誌、月刊『ぜんかれん』と季刊『REVIEW』と同じように
 あるいは、それ以上に、強い想いを持って毎月読んでいます。

 この素晴らしい月刊誌から、原稿の執筆依頼をフジノは受けました。
 自殺の原因は個人だけの問題では無い、ということについて
 書いてほしいとの依頼を受けました。

 『こころの元気プラス』らしさを損なわないように
 全身全霊をかけて原稿を書かせていただきました。

 特集のタイトルは『生きていくチカラ』です。



 フジノの執筆部分のPDFファイルは
 こちらです(1ページ目2ページ目)。

 PDFファイルではご覧いただけない方の為に
 全文を引用します。

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 ● 日本は自殺が多い国です

 日本では10年連続で3万人以上もの方が自殺で亡くなっています。
 世界では9番目、先進国の中では2番目に自殺が多い日本。

 どうして日本は自殺が多いのでしょうか?

 その理由は、これまで日本では
 「自殺は本人が望んで死を選んだ」と誤解されてきたからです。

 自殺は個人的な問題だから、と日本では対策を行なってこなかったので、
 こんなにも自殺が多くなってしまったのです。

 世界の研究結果から、自殺とは、
 個人の力ではどうにもできない多くの「社会的な要因」が背景にあって、
 心理的に追いこまれた末に起こる死だと分かってきました。

 社会的な要因とは、例えば長い不況です。
 不況が続くとたくさんの会社が倒産、失業者が増えていきます。

 つぶれなかった会社もできるだけ安いお給料で人を雇います。
 それでは生活ができないので、生活費が足りなくなり、
 借金を繰り返し、
 借金が雪だるま式に増えていきます。

 こうした日々が続いて、どんどん逃げ場が無くなって
 心理的に追い詰められた末に、自殺が起こってしまうのです。


 ● 自殺は防ぐことができる

 自殺は「防ぐことができる死」です。

 自殺が社会的な要因によって起こるのならば、
 逆に社会的な取り組みで
 その要因(失業、多重債務、健康問題など)を解決すれば、
 自殺を減らせるのです。

 かつてフィンランドでは自殺がとても多かったのですが、
 国をあげて徹底的な対策を行なった結果、
 大きく自殺が減りました。

 日本でも以前から熱心に対策に取り組んできた秋田や青森では、
 すでに自殺が減りはじめています。

 自殺は社会的な取り組みで、防ぐことができるのです!

 そして国レベルでも、2006年、
 自殺対策基本法が国会で成立しました。

 この法律には、

 「自殺は、個人的な問題のみではなく、
  社会的な要因によって心理的に追いこまれてしまった末に起こる」

 「相談体制を整備するなど、
  社会全体で取り組みを行なうことで自殺は防ぐことができる」

 ことなどが書かれています。

 ようやく日本でも国をあげて自殺対策が始まりました。


 ● ぜひ、相談して下さい!

 もしもあなたが今、自殺を考えていたら、
 どうかご自分だけで苦しまないで、
 身近な市町村の窓口にぜひ相談してみてほしいのです。

 あなた1人では解決できないことも、
 今は精神科だけではなく、法律や労働など
 いろいろな分野の専門家がネットワークをつくっていますから、

 失業、過労、多重債務の問題など
 一緒に1つずつ解決していきましょう。

 「消えてしまいたい」という気持ちも解決できるはずです。

 もう1つのお願いは、
 あなたのまわりで苦しそうにしている方がいたら、
 ぜひ「どうしたの?」と声をかけてあげてほしいのです。

 心理的に追いこまれているときは、
 なかなか自分から相談できないものなのです。

 そんなときにあなたから声をかけてくれたら、
 気持ちを話せるかもしれません。

 専門家の力も重要ですが、信頼できる人がそばにいてくれたら、
 その心強さで問題の解決も進むことが多くあります。


 ● 同じ立場の1人として

 僕が政治家になったのは、
 7年前に元恋人を自殺で亡くしてしまったからです。

 僕自身もうつ病とパニック障害で10年以上も薬をのんでいるのに、
 心と体はいつもちぐはぐで苦しいです。

 毎日のように「死にたい」と思います。

 自殺対策を進める全国の地方議員の会の代表までしているのに、
 僕自身が「死にたい」なんておかしな話ですよね。

 でも、同じ苦しみを感じているからこそ、
 あなたにお伝えしたいのです。

 僕は必ず日本から自殺をなくせる、という「希望」を持っています。

 7年前、元恋人を自殺で亡くしたときには、
 法律ができるなんて想像できませんでした。

 でも今では、国も対策にのりだしています。
 ゆっくりですが、社会は確実に変わっているのです。

 だから、日本が自殺ゼロになる日が必ずくると僕は信じています。

 信じる力は必ず社会を変えていきます。

 だから、どうかあなたも
 この社会を変えていくために一緒に歩いていって下さい。
 日本も必ず自殺ゼロの国になれると信じて。


 (引用終わり)
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 どうか全国のみなさまに知ってほしいのです。

 自殺とは個人だけの問題ではありません。
 いろいろな社会的要因によって追い込まれた末の死であって
 『本当は防ぐことのできる死』なのです。

 どうか、相談してください。
 どうか、1人きりで苦しまないで下さい。

 必ず、この国から自殺を無くすことができます。
 自殺ゼロの国、希望の国へ、この国は必ず変わることができます。
                   

● 僕は、現役の「うつ病」で「パニック障がい」です

 この原稿には、自殺は社会的な要因であることを伝えるという
 本来のテーマに加えて

 政治家フジノとして、個人の僕として、
 もう1つのテーマがありました。

 それは、

 『現役の政治家』が『精神疾患がある』ことを
 全国に向けてカミングアウトする、


 というものです。

 かねてからフジノは、自分の精神疾患のことを
 仲間たちには全く隠さないでオープンにして生きてきました。

 精神障がいのある当事者のみなさんやご家族の方々をはじめ、
 市役所でも精神保健福祉班の方々や
 全国のNPOの方々など

 6年前の初めての選挙の時から
 フジノは自分の病気のことはオープンにしてきました。

 また、招かれて行なった秋田県や横浜市での講演会や
 お話をする機会に質問をされたら、隠さずにいつもお答えしてきました。

 僕は、現役の「うつ病」で「パニック障がい」があって、
 10年にもわたって闘病をしています。クスリものんでいます。

 けれども、こういう全国の雑誌や新聞記事などで
 自らカミングアウトをしたことがありませんでした。

 精神障がいに対する偏見・差別・スティグマを無くしたい、と
 政治家として世間に強く訴えているのに
 あえて自ら積極的に語る・伝えることはしてきませんでした。

 そうしてきたのは、フジノ自身の『怯えのこころ』と
 相談にのってもらった方々から、強く止められてきたからでした。

 「フジノくんの政治家生命はカミングアウトしたら終わってしまう」

 「そこまで市民の方々は、精神障がいにまだ理解をしてくれない」

 「今はフジノくんの存在が政治に必要だから、
  わざわざカミングアウトする必要は無いよ」

 「全国の政治家を探しても、誰もカミングアウトした人はいないよ。
  そんなことをすれば、大騒ぎになってしまう」

 といったものでした。

 フジノはこうした言葉に従ってきたのですが
 ずっと抱えてきた自分の中の矛盾を
 もう抱えていることがムリになってきたのです。

 たくさんの全国の精神障がいのある仲間たちが
 堂々とカミングアウトしていろいろな活動をしているのに

 何故、政治家であるだけの理由で
 自分はカミングアウトできないのだろう、と。

 誰もがかかる病気にかかっているだけなのに
 それが理由で市民の方々がフジノを拒否することがあれば
 喜んで政治家を辞めようと、強く決心しました。

 すでに昨年夏には
 決心を固めていました。

 そして、『こころの元気プラス』から執筆依頼を受けた時に
 編集部の方に僕自身の想いをお伝えしたのです。

 編集部の方は、その想いを深く理解して下さいました。

 もともと悲壮感は全くありませんでしたが、
 フジノの原稿が活字になって全国に届けられた今、
 改めて自分の判断は正しかったと信じています。

 全国の政治家の方々の中には
 フジノと同じように精神疾患のある方々がいらっしゃるはずです。

 あるマスコミ関係者によると、
 政治家が精神疾患を自らカミングアウトをするのは
 全国で初めて、とのことです。

 どうか、フジノの後に続いて下さい!

 リカバリーに際限は無い、という言葉を
 ぜひ一緒に証明していって下さい。



2009年1月14日(水)のフジノ

● 全国初!『バーチャルAD/HD』を先生方が体験しました!

 1月6日の活動日記でお伝えしました、

 全国の自治体で初めて、横須賀市教育委員会において
 『バーチャルAD/HD』の体験会が、本日、行なわれました。


 フジノHPをかねてからご覧の方には
 もうご説明は不要とは思いますが

 『バーチャルAD/HD』とは、発達障がいの1つである
 注意欠陥・多動性障がいを疑似体験することができるマシンです。
 ヤンセンファーマ株式会社が開発しました。

 現在まだ25台しかこのマシンが無い為に、
 貸し出しは医療機関のみへしか行なわれておらず

 現場でこどもたちの支援に関わっている教育関係の方々が
 こうした形で体験する機会を持ったのは、
 横須賀市教育委員会が『全国で初めて』となります。

 素晴らしい機会です!

 そもそも発達障がいに対する理解を高める為に
 『バーチャルAD/HD』の教職員研修への活用を
 12月議会で提案したのはフジノ自身ですが

 実際に今回こうした機会が実現することができたのは、
 ヤンセンファーマ社のご厚意と
 横須賀市教育委員会の熱意と
 市内の先生方で構成される『特別支援教育研究会』のみなさんの
 こどもたちへの深い愛情のおかげです。

 本当に、ご協力ありがとうございます!

 提案者ということもあり、
 フジノも立ち合わせていただいたのですが

 学校現場で実際に毎日こどもたちと接している先生方に
 『バーチャルAD/HD』を体験していただいたことは
 やはりとても素晴らしい機会になったとフジノは実感いたしました。

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 横須賀市には、市内の学校の先生方で構成される
 『特別支援教育研究会』という組織があります。

 現在、長沢中学校の川名校長先生が会長を勤められていて
 各学校の特別支援教育コーディネーターの先生方らがメンバーとなって
 定期的に学習会を行なっております。

 この研究会の理事のみなさんが
 お1人ずつ、『バーチャルAD/HD』を体験して下さいました。

 下の写真で体験しておられる方が
 会長の川名校長先生です。



 この体験会で、フジノがこころからうれしかったことが
 2つ、ありました。

 もちろん1つ目は、毎日実際に学校現場でこどもたちと接している
 現役の先生方が『バーチャルAD/HD』を通して
 ADHDの疑似体験をしてくれたことです。

 みなさん、発達障がいのあるこどもたちと
 学校の中で共に毎日を過ごしていますから

 「ああ、こういう風に感じているんだ!」

 と驚きの声をあげられたり、

 「サポートする側として接しているのとは違う、
  こどもの内側からの体験をできたことは非常に良かった!」

 との感想をいただいたり、

 「私にも『つよしくん』と共通する点がたくさんありますね」

 と、『バーチャルAD/HD』の主人公である
 『つよしくん』の体験を疑似体験することを通じて
 ADHDへの体験を通じた共感的な理解をしてくれました。



 そして、2つ目にうれしかったことは、

 現場の先生方がこどもたちに対して
 いかに深い愛情を持ってくださっているのかを
 改めてとても強く感じることができたことです。

 マシンが1台しか無いので
 1人ずつしか『バーチャルAD/HD』を体験できません。

 1人あたり約7分間かかりますから、
 待ち時間のあいだ、
 フジノは先生方と意見交換をすることができました。

 本当に現場の先生方は毎日忙しくて、
 政治家と現場の先生方が意見交換するチャンスは
 なかなかありません。

 発達障がいをはじめとする特別支援教育について
 フジノの大切なテーマなのですが
 今日はそうした想いを
 先生方とたくさん語り合うことができました。

 そうした対話を通じて、なんて先生方はこどもたちのことを
 いかに大切に考えてくれているかが、ひしひしと伝わってきました。

 お話をしている中で、
 この人たちはなんて素晴らしい先生方なのだろう、
 と強く感じました。

 横須賀市は全国的に見てもかなり早い時期に
 全ての学校に『特別支援チーム』が設立されたのですが

 そうした成果も、こうした方々のご尽力のおかげなのだと
 改めてフジノは認識しました。

 だからこそ、こうしたメンバーだからこそ
 全国初の試みになる、
 現場の先生方の『バーチャルAD/HD』体験にも
 先進的に取り組んでくれたのだと分かりました。

 研究会の先生方には、こころから感謝しております。

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 この動きが全国の教育関係者に広がっていくことを
 フジノはこころから願ってやみません。

 くりかえし書いてきたのですが
 発達障がいの理解を深めていく上で疑似体験はとても有効です。

 だからといって、『バーチャルAD/HD』だけが
 ベストな手段だともちあげるつもりもありません。

 けれども、現在とりうる手段の中で
 『バーチャルAD/HD』が非常に有効なのもまた事実です。

 どうか、全国の先生方がこの疑似体験を通じて
 発達障がいのあるこどもたちの理解をさらに深めていただいて
 毎日のこどもたちとの接し方への
 より良いヒントとなることを願っています。

 今週末(17・18日)に東京で開催される
 『日本学校メンタルヘルス学会』の年次総会の会場でも
 この『バーチャルAD/HD』を体験できるブースが置かれるとのことです。

 どうか、こうした機会を全国の先生方に
 ぜひ活用していただきたいです。どうかお願いします!

 また、今回、ヤンセンファーマ社には
 このような特別な機会をつくっていただいたのですが
 (本当にありがとうございます!)

 どうか、マシンの台数をさらに増やしてほしいです!

 そして、全国で先生方だけではなく、
 ADHDのあるこどもたちの親御さんやご家族の方々に
 ぜひとも体験をしていただきたいと願っています。

 どんな立場・職種であろうと問わず、
 1人でも多くの方々にぜひこの疑似体験を通じて
 理解を深めていただきたいです。

 その目的は、ADHDのあるこどもたちへの共感的な理解によって
 さらに暮らしやすい社会を作っていくことです。

 ぜひ全国のみなさま、一緒に活動していきましょう!
                            

● 緊急雇用対策をお知らせください

 夕方からYデッキにて、
 『緊急雇用対策』を市民のみなさまにお伝えしました。



 けさの新聞各紙を見てみたら、
 昨日の発表をとりあげてくれていない新聞もありました。

 また、仮に全ての新聞にとりあげられていたとしても
 もともと若者の新聞離れもありますが

 昨年暮れからの街頭演説をつうじて
 新聞をとることさえ難しいという経済状況を聞いていました。

 必要な情報が、必要な方に届かないことほど
 もったいないことはありません。

 そこで、これはもう街角に出て
 直接に市民のみなさまに話しかけた方が早い、と決心しました。

 こうして、1時間ほど3つの緊急対策について
 ただひたすら報告をくりかえしました。

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 どうか市民のみなさまにもお願いです。

 ぜひこの横須賀市の『緊急雇用対策』を
 必要な方に伝えてほしいのです。どうかお願いします。

 例えば、市営住宅に(共同生活とはいえ)
 1ヶ月1200〜1700円で入居できるというのは
 非常に大きいことだと思います。

 3つの対策だけでは足りない、というお叱りも
 確かにYデッキで受けました。けれどもまずはこの3つの対策が
 必要な方のもとに情報として届くように
 広報しつづけたいとフジノは考えています。

 どうかあなたもご協力をお願いします!



2009年1月13日(火)のフジノ
● 横須賀市の緊急雇用対策が発表されました!

 本日、ついに横須賀市が『緊急雇用対策』の実施を発表しました。

 内容は、大きく3つです。


 (1)市の臨時職員として約60名を採用する

 (2)市営住宅を5戸13人分、提供する

 (3)小中学校のおこさんの学用品費・給食費の援助要件を緩和する



 詳しい内容は、経済部長から市議会議員宛の報告書をご覧下さい。
 PDFファイルが見れない方の為に、下に全文を掲載します。
 
                                            
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 平成21年(2009年)1月13日
 市議会議員様


 <派遣従業員等削減に伴う本市の緊急雇用対策を実施>


 横須賀市では、
 解雇などをされた派遣従業員等への緊急雇用対策として、
 次のとおり臨時職員の募集と市営住宅の提供を行います。

 また、あわせて非正規雇用者・定住外国人等の
 児童・生徒の就学援助制度の拡充運用を行います。

 記

 1.緊急雇用対策

 (1)放置自転車対策業務 ・・・募集人員6名
      問い合わせ先:土木みどり部土木みどり総務課(822)8236

 (2)公衆トイレ等点検業務・・・募集人員2名
      問い合わせ先:環境部環境施設課(822)9525
 
 (3)ごみ分別検査ほか業務・・・募集人員3名
      問い合わせ先:環境部南処理工場(835)4990

 (4)募集方法等((1)〜(3)共通)

 ・募集方法:ハローワークを通して募集

 ・募集開始日:1月中旬を予定

 ・雇用期間 平成21年2月から3月まで(予定)

 ・時間額770円

  なお、現在、国会において審議されている
  定額給付金の給付事務における
  臨時職員の採用(50人以上)
についても、
  派遣従業員等解雇者を優先採用する予定であります。


 2.緊急住宅対策

 (1)対象住宅:森崎アパート3戸、阿部倉アパート1戸、
           久里浜改良アパート1戸

 (2)定員:居室単位で単身者の共同使用を基本とし、最大13人

 (3)使用期間:3ヶ月を限度とする

 (4)受付日時:平成21年1月22日(木)〜28日(水)
    場所:横須賀市役所分館3階

 (5)問合せ先:都市部住宅政策課(822)8415


 3.就学支援策 

 (1)対象者:市立小中学校在籍者の保護者で解雇等により求職中の方

 (2)援助内容:学用品費・学校給食費

 (3)運用変更点:前年中の所得要件を撤廃

 (4)期間:当分の間

 (5)問合せ先:教育委員会学校教育課(822)8480


 (引用終わり)
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 うーん...。がんばったとは思うのですが、厳しいですね。
 約60名の雇用(うち50名の詳細は未定)で、時給770円ですか...。

 フジノとしては特に『こどもの貧困』を防ぎたい立場から
 親御さんが失業中のこどもたちへのサポート策を考えていましたが

 今回の発表での『就学支援策』は
 残念ながら、予想を下回るものでした。

 義務教育ではなくとも、『高校生たちに対する支援策』も
 当然、不可欠ではないでしょうか。


 さらに詳細が分かりしだい、市民のみなさまにご報告いたします。
 どうか、あなたのまわりで派遣切りに遭った方々に
 これらの情報を伝えてあげてください!

 あくまでも緊急一時対策ですから
 恒久的な安心にはつながりませんし、

 あくまでも次の仕事までの『つなぎ』に過ぎませんが
 どうかご活用ください!



2009年1月12日(月)のフジノ
● 成人式へ

 今日は、不入斗の横須賀アリーナ(総合体育館)にて
 『平成21年・成人式』が行なわれました。



 毎年フジノはいつも成人式に対して
 横須賀市議会で1番の辛口で

 「税金を使って成人式をやるのは廃止するべき」

 「新成人自身に企業からの協賛金を求める活動をさせて
  協賛金をもって開催費用にすればよい」

 「現代日本社会では20才が成人とは言えない。
  あえて成人式をやる必要性は無い」

 と、廃止も含めた見直しをくりかえし訴えてきました。

 けれどもそれは、『ショック療法』として、

 市民のみなさまに愛されているイベントをあえて廃止することで
 もっと税金の使い道の優先順位について
 市民のみなさまに敏感になってほしかったからなのでした。

 本意は、成人式を廃止するかどうか、
 ということではなく、

 横須賀美術館や
 長井海の手公園ソレイユの丘などをはじめとするハコモノ行政を
 『それでも望む市民の方々』がいることへの怒りでした。

 (その証拠に、いまだに高層ビルでの新中央図書館の建設を
  強く望んでいる市民の声を聞くことです。

  いいかげんにハコモノ幻想から目を覚まして下さい。
  ハコモノでは景気は回復しません!)



 けれども今年のフジノは、成人式批判はいったんとりさげます。

 これだけ現実が厳しくて不景気な中、
 明るいニュースがほとんど聞こえてこない中で

 今日、横須賀アリーナに集まった数千名の20才の若者たちの
 希望に満ちた幸せそうな笑顔を見るにつけても

 こころから祝福したい気持ちで
 いっぱいになったからです。

 かねて書いてきたとおり、不況とは企業の業績悪化だけが全てではなくて、
 人々の消費に対するマインドが冷え切っている状態でもあります。

 思い切りシンプルに書くと、不況でも
 あえて希望を持って笑顔で生きていくことということが
 実は、景気回復へのリカバリーのスイッチとも言えるのです。

 この20才の笑顔こそ、大きな意味がある、と感じました。



 例年どおり来賓席には行かないでフジノは
 式典の最初から歓談に入るまで
 2階からみんなをじっくり見ていました。
 途中からホールに降りて、みんなの笑顔をじかに見て過ごしました。

 蒲谷市長のあいさつを聴いている人なんか誰もいない。

 20才の子たちによる成人式検討委員会のあいさつも
 誰も聴いている人なんかいません。

 成人式という名前の壮大な同窓会では、
 『旧友との再会』と『晴れ着姿を見せあうこと』だけが全てです。

 市長も市歌も祝辞もどんな権力や権威をおしつけても
 その全てが無意味なのです。

 でも、それこそが20才の今、ハッピーなのです。
 政治家としてフジノは「それでいいのだ」と考えました。

 友達との再会に喜ぶ笑顔。

 素敵な着物や髪の毛のセットなどの非日常の1日を
 思い切り楽しむこと。

 この笑顔は、希望につながるのだ、とフジノは感じました。


 今日、成人式を迎えた新成人のみなさん、
 こころからおめでとうございます。

 そして、こどもたちを20才まで育てあげて下さった
 親御さん方にもこころから感謝を申し上げます。

 成人、おめでとうございます。
                           

● 古い政治はいつも若いヤツらが変えてきた。変えていこう!

 さて、成人式が終わるとフジノはYデッキへ。

 フジノが毎年恒例で行なっている
 『はたちになったら選挙へいこう!』キャンペーンです。



 今年は、例年とは何故か違って、
 フジノが新成人のみなさんに

 「さっきまで僕も来賓として成人式に行ってきました。
  新成人のみなさん、今日は本当におめでとうございます!」

 と述べると、

 「ありがとうございます!」

 と、笑顔がたくさん返ってきました。
 男性も女性も、9割くらい返事をかえしてくれました。

 なんか、すごく礼儀正しいというか
 とても気持ちがいい成人たちだなあと思いました。

 (その割には今日の成人式は歓談の時間に
  ステージにのぼったヤツらもいたんだよなあ...フシギ)

 「成人のみなさん、今日は本当におめでとうございます。

  今日は、どうか大いにお祝いして下さい。
  友達との再会をこころから祝って下さい。
  素敵な晴れ着姿を、どうかたくさん写真に撮って下さい。

  たくさんの笑顔で今日を過ごして下さい。

  そんな今日が終わって明日になれば、
  また学校が始ったり、仕事が始まります。

  世の中は不景気で仕事もなくて、
  苦しいことや暗いニュースがあふれています。
  明日からはまた悔しいことやつらいことがきっとあるでしょう。

  でも、今日の笑顔を忘れないで下さい。
  今日再会した友達との絆を忘れないで下さい。

  つらくてたまらない時に、その友達のことを思い出して下さい。
  どんなに厳しい瞬間も必ずのりこえられることを知っていて下さい。

  そして、あなたの毎日の暮らしがもっとハッピーになるように
  お手伝いをできるのが、僕たち政治家であり、政治の力です。

  政治は、現実を変える力があります。

  けれども今の政治は、腐っています。
  古い政治による間違った政策が
  あなたやあなたのご家族を苦しめています。
  暗いニュースが毎日流れているのは、政治の失敗のせいです。

  でも今日からあなたは、成人になりました。
  政治を変える力をゲットしました。

  今まではニュースを見て、バカバカしい政治家たちに
  毒づくか2ちゃんねるに文句を書くしかできませんでした。

  けれども今日からあなたは、政治を変える力を手に入れたのです。

  いつの時代も、古い政治をぶっ壊してきたのは
  若いヤツらです。

  あなたの時代がやってきました。
  古い政治をぶっ壊しましょう。新しい政治へ一緒に変えましょう!」

 熱く語ったフジノの演説も
 かなり新成人のみなさんは真剣に聞いてくれました。

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 その後、『はたちになったら選挙へいこう』キャンペーンを終えて
 横粂勝仁さん(民主党・神奈川11区の立候補予定者)と
 合流しました。

 横粂さんのチラシをガンガン配りまくりました。
 われらが『総理』は、新成人に本当に大人気でした。

 着物の女性たち、はかま姿の男性たちと一緒に、
 何百回となく、写メを撮ってあげていました。

 6年間のフジノのYデッキ活動で顔見知りになった
 たくさんの方々と出会いましたが、

 「えっ、フジノくん、民主党に入ったの!?」

 と、驚かれてしまいました。

 「いや、民主党に入ることは永遠にありません。
  僕はずっと無所属ですよ。変わりません。

  とにかく小泉政治をもう絶対に終わらせる為に
  政策で信じられる横粂さんを応援することにしたんです」

 とお答えすると、

 「そうか、フジノくんらしいね。がんばりな。一緒に応援するから」

 と、力強いお言葉をいただきました。

 そう、この国は新しく変わるのです。
 このまちから変わるのです。



 フジノが横粂さんをサポートしたいと決めた前後、
 多くの方から「理解できない」と言われましたが
 ぜひ横粂さんご本人に会ってみて下さい。

 フジノは民主党ではなく、横粂さんを信じています。

 それはかつて天木直人さんを支援したのと全く変わらない、
 この国を正しい方向に変えたいという
 心の底からの想いです。

 もしもフジノを信じられるならば、
 僕を信じるのと同じように、彼を信じて下さい。

 一緒に、この国を変えていきましょう!
 希望の国へ、変えていきましょう。


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