まちの政治家は、こんなことしてます


2011年10月4日(火)のフジノ
● 決算議会が終わりました

 約1ヶ月間にわたって行なわれた決算議会が
 今日で終わりました。

 フジノは下の3つの決算を『不認定』としました。

  1.一般会計
  2.国民健康保険(特別会計)
  3.後期高齢者医療(特別会計)


 これらをフジノが不認定と判断した理由は昨年とほぼ同じなので
 今回、討論はあえて行ないませんでした。

 決して討論をサボった訳では無いのですが
 率直に、ここ数日は体力の限界を感じていました。

 決算議会の期間中は、議案の審議の他にも
 本当に忙しかったのですね...。

 でも、その成果もどんどん出てきていますので
 良い報告をどうか待っていて下さいね。

 さて、最終的に市議会全体としては
 全ての決算議案に対して『認定』と判断しました。

 議案への賛否一覧はこちらをご覧ください。

 (2011年10月5日・神奈川新聞より)

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 今日は、三上直樹さん(前・弘前市議会議員)
 本会議の傍聴にいらしてくださいました。


 ツイッター上では毎日のようにやりとりをしているものの
 リアルでお会いするのは2年ぶり(!)でした。

 三上さんは、高齢の方々への福祉をはじめとする福祉政策に強く、
 『ローカルマニフェスト推進地方議員連盟』の運営委員として
 日本でのマニフェスト普及に力を注いでくれています。

 東日本大震災が起こった直後の3月21日に
 『動こう津軽!』という活動をたちあげて
 今も被災地支援と復興の為に走りまわっておられます。



 本会議が終わった後、議員研修会が始まるまで
 わずか15分ほどではあったのですが
 2人で今後についての意見交換をしました。

 三上さんはさらに夕方からは
 関東の他の議員有志の方々と意見交換をする為に
 横浜へと向かわれました。

 これからの新しい動きに
 とても期待しています。

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 まだまだ報告したいことはたくさんあるのですが
 その時が来るまで、どうかお待ち下さいね。

 まずは明日です!



2011年10月1日(土)のフジノその2
● ついにスタートする『たんの吸引・研修』の説明会へ(医療的ケア)

 『NPOはむるの会』の定例会が終わると
 大急ぎで、相鉄線で横浜へ向かいました。

 夕方から、神奈川県社会福祉会館で
 『NPOフュージョンコムかながわ・県肢体不自由児協会』の主催による

 『たんの吸引などの研修』についての
 『申し込み説明会』が行なわれました。



 フジノHPでたびたびお伝えしてきましたが

 今までは『たん吸引』『経管栄養』などは
 医師・看護師などの医療職にしか許されなかったのですが

 6月の法改正を受けて今後は、介護職などの方々が
 下の行為を行なうことが可能になります。

 (1)たん吸引

  口腔内吸引、鼻腔内吸引、気管カニューレ内吸引

 (2)経管栄養

  経鼻経管栄養法、胃ろう、腸ろう



 ただ、誰でもすぐに行なって良いのではなくて
 いくつかの条件があります。

 その1つが、都道府県の登録を受けた『研修機関』による
 正式な研修を受けることです。

 神奈川県では、この11月20日から研修がスタートして
 来年3月までに基本研修(座学&演習)と実地研修が行なわれます。

 研修カリキュラムはかなりハードです。

 医療的ケアを誰に行なうかによって
 3種類のカテゴリーがあるのですが

 『不特定多数』の方々を対象とするカテゴリー1の場合は
 座学50時間、演習14時間、実地研修40時間、となっています。

 これだけのことを実際に働きながら全て行なった上で
 修了試験・考査にも合格しなければいけません。



 今日は、研修会の申し込みにあたって
 対象となる福祉関係の事業者向けの『説明会』が開かれたのでした。

 フジノはこれまで1年間にわたって
 このカリキュラムが策定される
 厚生労働省の審議会を追いかけてきたのですが

 ずっとこれからも追いかけていきます。

 これからスタートする研修も
 さらにその先の現場もしっかりと注視していきます。

 現場も、高齢の方々の特別養護老人ホームだけでなく
 障がいのある方々の施設も全てしっかりと訪れて

 より良い医療的ケアの在り方を求めて
 考えて、改善していき続けていきたいです。

 (画像:説明をして下さったNPO副理事長の江川文誠さん)


 今回、神奈川県で開かれる研修の定員は
 なんとわずか40名です。

 来年度もわずか100名(予定)、
 その翌年度以降は、未定とのこと。

 神奈川県は、医療的ケアが必要な方々がたくさんいるのに
 こんなに少ない人数しか研修を受けられないなんて...。

 県も国もこの重要性を理解していながらも
 財政的な問題なのか?

 質の高い研修によって
 じっくりと育成していく方針なのか?

 フジノには、これではスピードが遅すぎるように感じます。

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 7年半にわたって『たん吸引』『胃ろう』について
 フジノはずっとこだわりつづけているのですが

 市民のみなさまの多くにとっては
 今はまだ全く身近に感じられない事柄なのだろうなと思います。

 でも、必ず十数年のうちに
 誰にとっても
 リアルな問題として理解されることになるはず...。

 その時になってから動くのでは
 もはや政治・行政は対応できません。

 だから今からこの課題の大切さと重要さを
 とにかくフジノは訴え続けていきます。

 なかなか興味がわきづらいかもしれません。
 それでも少しでもみなさまに伝わるように
 フジノは訴え続けていきます。

 関係者のみなさまもどんどんご意見をくださいね。
 どうかお願いします。



2011年10月1日(土)のフジノその1
● はむるの会へ/ようやく1つの良い報告ができました

 今日は、相鉄線のかしわ台駅にある『湘陽かしわ台病院』へ。

 『NPOはむるの会』が2か月に1度開いている
 定例会に参加させていただきました。

 (前回はこんな感じでした)

 先週からずっと胸が痛かったのですが
 昨日になって病院に行ったら
 フジノはろっ骨が2本折れていると診断されました。

 息を吸うだけで痛くて
 歩くのもカバンを持つのも痛くて仕方が無いのですが

 でも、10月中旬までは
 どうしても休みたくない仕事が控えているので
 痛み止めをのみながら働き続けています。

 その『どうしても休みたくない仕事』の1つが
 『はむるの会』のみなさんにお会いすることです。

 とにかくみんなに会いたくて
 意地と気合いで会場へと向かいました。



 HTLV−1への対策について
 ようやく横須賀市の新たな動き(*)を報告できることになりました。

 このことをフジノ自身から
 みなさんに直接にお伝えしたかったのです。

 (*)まだ、世間全般にはオープンにできないことなのですが
   すでにHTLV−1対策に関わる方々には知られていることです。
   このHPをご覧のみなさまにはあと3週間たったらご報告します。


 もちろん、ささやかな第一歩に過ぎませんので
 その動きがスタートした後も
 継続的に、対象を広げていくことを目指していくことを誓いました。

 HTLV−1というウイルスは、撲滅することができるのです。

 撲滅を実現させるには
 キャリアである方々のご協力も必要なのですが

 その前に、まず政治と行政が
 しっかり取り組むべきことがたくさんあります。

 政治と行政が取るべき対策の進みぐあいを
 2か月に1度の『はむるの会』定例会で
 みなさまに毎回報告できるように努力を続けていきたいです。



 HTLV−1というウイルスによって
 発症する病気の1つに『HAM』があります。

 定例会が終わった後でフジノは、
 この『HAM』と25年間闘病してこられたAさんのお話を
 聴かせていただきました。

 25年間の闘病についてのお話、深く胸に刻みました。
 絶対に忘れません。

 実は、こんなふうにお話ししてもらえるなんて
 思いもしなかったのでとてもうれしかったのです。

 Aさんは、フジノが定例会におじゃまするたびに
 政治家フジノにとても厳しい意見をくださる方なのですね。

 他の参加者の方から

 「せっかくHTLV−1に関心を持ってくれている議員さんなんだから
  あんまり厳しい意見を言わなくても...」

 という声も出たりするのですが

 でも、フジノとしてはその厳しいAさんが好きで
 Aさんに喜んでもらえる成果を出したいなあといつも思っています。

 政治が本気で動くことで
 現実が変わるということを

 具体的な成果を出すことでお見せしたいのです。

 今日はようやく横須賀市の動きの
 はじめの一歩をお示しすることができました。

 25年間の日々に対して
 フジノが応えられるのはまだまだこれからです。

 ずっと取り組んでいきます。
 ずっと取り組んでいきますからね。



2011年9月23日(金)のフジノその2
● 脱原発議連の保坂展人さん講演会、会場は満員でした!

 『脱原発社会を考える議員連盟』による
 保坂展人さん講演会、大成功でした!今回も満員御礼です。

 会場に来て下さったみなさま、ありがとうございました。

 第1部では、保坂さんによる講演会でした。

 これまでの人生の道のりと共に「何故、脱原発なのか」
 「どのような取組を行なっているのか」が語られました。



 講演後、会場の参加者の方々からのご質問を受けました。

 第2部はトークセッションです。

 脱原発議連の3名が10分ずつこれまでの活動を報告しました。
 まず、山城保男議員から。



 続いて、フジノから。



 最後に、一柳議員から。



 脱原発議連からの報告について
 保坂さんからコメントをいただきました。



 そして、4人でトークセッションに突入。

 予定の9時を少し過ぎたところで終了、
 会場を出てもしばらく参加者の方々と出演者とのあいだで
 意見交換が繰り広げられました。

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 いろいろな事情で会場に来られれない方々にも
 ぜひ一緒に脱原発に向けて行動してほしいと願っていますので

 今日も講演会の様子は
 USTREAMでインターネット生中継をしました。

 録画もご覧頂けるようにしましたので
 こちらをご覧くださいね。

 ただ、会場内はWimaxを使うことができなかったので
 ビデオカメラの映像をノートパソコンで送信することができませんでした。

 急きょ、フジノのIPhoneを使って、
 しかも3G回線での中継をしました。

 その為、録画のビデオのところどころが切れてしまっています(残念!)。
 見づらいところも多々ありますが、ごめんなさいね。

 それではご覧下さい!


 (ビデオその1)
 第1部・保坂展人さん講演、質疑応答、休憩10分間、
 第2部・トークセッションの内、山城保男議員の発言部分



 (ビデオその2)
 第2部・トークセッションの内、フジノ&一柳議員の発言部分



 (ビデオその3)
 第2部・トークセッションの内、一柳議員の発言部分



 (ビデオその4)
 第2部・トークセッションの内、一柳議員の発言部分


 (ビデオその5)
 第2部・トークセッション、保坂展人さんの発言部分



 ここまででバッテリーが切れてしまって
 生中継も中断となってしまいました。

 市の公共施設は、全て無線LANを整備して
 今後は無料で誰もが利用できるくらいにしなければダメですね...。


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 前回の上杉隆さん&佐藤栄佐久さんのお2人にしても
 今回の保坂展人さんにしても

 今まさに旬で大忙しの方なのにわざわざ横須賀まで来て下さって
 脱原発議連の講師を引き受けて下さいました。

 本当にありがたいことです。

 さらに個人的な想いを言えば、以前にも書いたとおりで
 保坂さんはフジノにとって小学校5年生からのヒーローです。

 お会いするのは今回で3度目ですが
 講演会と打ち上げを通して
 こんなにも長い時間、
 保坂さんといろいろなお話をできたのは初めてでした。

 とてもうれしかったです!



 保坂さん、どうかお身体に気を付けて下さいね。

 これからも脱原発を地方自治体から進めていく為に
 一緒に闘っていきましょうね。

 そして、いわゆる性的マイノリティとされる方々の
 理解の向上と支援についても

 世田谷区と横須賀市の
 どちらがよりフレンドリーな政策を進められるか
 ぜひとも善政競争をしていきましょうね!

 (世田谷区と横須賀市はともに
  いわゆる性的マイノリティとされる方々に関する政策に
  積極的に取り組みをすすめてきたまちなのです。
  この9月議会でも、まさに良い成果をともに打ち出したばかりです!)

 保坂区長、今日は本当にありがとうございました!



2011年9月23日(金)のフジノその1
● フジノの一般質問をタウンニュースが報じてくれました

 今夜はついに『脱原発社会を考える議員連盟』の講演会です。

 保坂展人さん(世田谷区長)を講師に迎えて
 地方自治体から脱原発をすすめていく具体策を提案します。

 けさの神奈川新聞が
 この講演会をお知らせしてくれました。

 (2011年9月23日・神奈川新聞より)


 さて、この『脱原発議連』のメンバーが
 9月議会で行なった市長への一般質問が

 けさのタウンニュース1面トップに大きく報じられました。

 9月1日の山城保夫議員の質疑
 20日のフジノの質疑です。

 僕たちは事前に質問内容の打ち合わせは
 一切、行なっていません。

 でも、脱原発議連で活動する中で
 まさに同じ問題意識を持っていますので

 山城&フジノの2人の質疑を合わせて観ていただくことで
 横須賀市の脱原発への姿勢がはっきり浮き彫りになります。

 その意味で、今回のタウンニュース紙の記事は
 別の日程で行なった2人の質疑を追いかけてくれて
 本当にありがたいです。

 タウンニュース紙の素晴らしいところは
 『追いかけて書く、深い記事』です。

 日刊紙ではないから速報としては書けないかわりに
 じっくりと問題を追いかけて記事を書いているところが
 大きな長所ですね!

 (2011年9月23日・タウンニュース紙より)

 電力の「地産地消」求める声/市議会一般質問で提案


 福島第一原発事故にともなう電力不足から代替エネルギーへの関心が高まる中、
 横須賀市議会では市独自の電力供給システムの確立を求める声があがっている。

 会期中の第3回定例会本会議で
 山城保男氏と藤野英明氏(いずれも無会派)が一般質問に立ち、
 天然ガスによる発電を例に「電力の地産地消」について取り上げた。

 吉田雄人市長は、地域ごとのエネルギー確保は将来的な課題としつつも、
 財政負担などを理由に、「現状では現実的ではない」と述べた。

 環境負荷小さい発電

 山城氏は今月1日の本会議で、
 市が独自の発電所をもつことで停電のリスクを下げることができると主張。

 市の所有地にガス発電所を設置することや、
 発電事業者の誘致を提案した。

 参考例としたのが、
 浦郷町にあるガスコンバインドサイクル発電所(東京ガス横須賀パワー)だ。

 ここでは、天然ガスを燃料とし、
 ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた発電方式を採用。

 天然ガスは、石油や石炭よりもCO2の排出が少なく、
 環境への負荷も小さいとされている。

 山城氏は、こうした発電所を市内西地区に設置することで、
 「市民病院や近隣の住宅にも電力を供給でき、
  災害時にも通常の状態で病院が使用可能になる」とした。

 これに対して吉田市長は、
 「将来的には地域ごとの電力を含めたエネルギーの確保は大きな課題になる」と述べ、
 原子力だけに依存しない多様な電力供給体制への移行にも触れた。

 その一方で、市有地にガス発電所を設置することについては、
 「財政的な負担だけでなく、排出ガスや騒音の問題などもあり、
 現状では現実的ではない」と答弁。

 約50年前、久里浜に横須賀火力発電所が立地した際には、
 地域住民から”迷惑施設”と受け取られたことから、
 「市が積極的に誘致する対象ではない」とした。

 また、災害時の医療施設や避難施設での電力確保は、
 当面は自家発電の充実が必要になるとの認識を示した。

 東京都は整備検討

 一方、20日の本会議で藤野氏は、
 天然ガス発電のメリットや他都市の例をあげながら、
 こうした市長の答弁に否定的な見方で質問した。

 東京都が都有地に、
 100万キロワット規模の天然ガス発電所を、
 第三セクターやPFI方式(民間の資金やノウハウを活用する方法)で
 整備を検討していることを踏まえ、
 民間活力を活用することで
 大きな財政負担は回避できると提案。

 「横須賀市自体が発電事業に参入すべき」とただした。

 また今夏、市議会議員有志で
 浦郷町の同発電所を視察したことから、

 「騒音は敷地の外にはほぼ漏れず、排出ガスも極めてクリーン」と主張し、
 地震や津波が発生した際も、危険性が無いことを強調した。

 これに対して市長は、
 発電所は建築基準法上、一般的に工業専用地域に建築されていると述べた。
 同発電所と同規模の市有地は第一種中高層住居専用地域であることも理由に
 「市として発電事業への参入は難しい」との見解を繰り返した。

 (引用終わり)
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 吉田市長のこの答弁の誤りやおかしさは
 今夜の脱原発議連の講演会でもしっかりお話ししますね。

 それでは夜にお会いしましょう!


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