まちの政治家は、こんなことしてます |
2005年12月14日(水)のフジノ | |
● 希望格差社会をのりこえるために 今日は、第3回目の『タウンミーティング』inはまゆう会館でしたが フジノはおやすみしました。 というのも、政策学校『一新塾』の研修の 今夜の講師は、山田昌弘先生(東京学芸大学教授)なのです。 あの大ベストセラーかつ問題作である 『希望格差社会〜「負け組」の絶望感が日本を引き裂く〜』 の著者なのです。 本音を言えば、山田先生の講義を受けたくて フジノは『一新塾』に入塾した、と言っても大げさではありません。 昨年この本を読み終えてから この国を覆っている問題と その解決策は無いのかとずっと考えてきました。 最近、フジノは半年以上にわたって イギリスのあらゆる政策(特にブレア首相の1期目)を勉強していますが それは山田先生が提唱したこの『1998年問題』への 解決策をどうしても見つけたいからです。 そんな訳で、今日はついに 山田先生にお会いすることができました。 講義が始まる前に 少しだけお時間をいただいて サインを頂いてしまいました。 あれだけ大ベストセラーになりましたが フジノはもちろん初版で買って、すぐに読みました。 サイン、ミーハーですが かなりうれしかったです(笑)。 講義を終えた後の質疑応答でも フジノ自身も質問しましたし 一新塾の仲間たちが鋭い質問をして、とても勉強になりました。 -------------------------------------------------- フジノは、 『98年問題』をあらかじめ予見することはできなかったのだろうか と、いつも悩みます。 山田先生の答えは 「90年代前半にあらかじめこの問題を 予測することは誰であっても当時は不可能だったろう」 と言います。 けれども、この先の日本で 同じような事態が起こる時には『予測可能』になりたい。 悲劇から学んで2度と同じような事態を引き起こさせないために 政治は存在していると思うのです。 一新塾の同期生で親しくなった方(行政職をしています)も フジノと同じ問題意識を持っていました。 50年先まで見つめていきたい、と。 フジノもそう思います。 明日のことも不確実なこの社会だけれど それでも今のこの国のような激動の状況を改善する為に 一生懸命勉強して、知恵を結集して、 活動していかなければと改めて強く思いました。 ● 原子力空母配備の反対を全国に広めるために 今日は政策学校『一新塾』のご好意で 研修が始まる前の時間を使わせていただいて、 『原子力空母配備の問題』について みなさんに お話させていただきました。 ここに集う方々は、高く熱い志を持った方々ばかりなので フジノも真剣に熱をこめて語りました。 ふだん、横須賀で演説をする時には語らない 『原子力空母配備の問題の本質について』 も、あえてお話させていただきました。 どうしても街頭での演説など 同じフレーズを繰り返して話さなければならない時には こういうことをお話しすることができません。 そんなフジノの想いを がっちりと受け止めてもらえた、という実感があります。 「今のプロジェクトをストップして フジノさんを手伝いたい」 と声をかけてくれた方もいました。感謝です。 フジノの願いは、 考えうる全ての手段を使ってこの問題を広く知ってもらい、 配備を阻止するための全ての手段を行なうこと です。 しがらみも党派も全て超えて、国籍も何もかも超えて 原子力空母配備に反対していきます。 精一杯、フジノは全力で活動していきますので どうかみなさんもご協力お願いします。 ● ロブ@大月さんの最新作、魂がこもってます 自傷行為や自殺について書いているライターはたくさんいますが その中で誰よりも最もフジノが信頼している ロブ@大月さんの 最新作が出版されました。 『まわりにあわせすぎる人たち』 (IBCパブリッシング、1360円) 精神科医の名越康文さんと の対談だそうです。 実は、フジノ自身は まだこの作品を読んでいません。 というのも、1月14日に青山ブックセンターで ロブさんと名越さんのトークセッション&サイン会があるので 「そこで買おうかな」と考えています。 日頃から連絡を取るとかそういうカンケーではありませんが フジノはロブさんのことを深く信頼しています。 『引き受ける』という行為の重みは 僕自身がその苦しみを痛いほど理解しています。 だからこそ、ロブさんの著作は 他の人々とは決定的に異なります。 魂がこもった作品です。 今回は対談本ということで ルポ形式の著作よりもロブさんの言葉がよりストレートに 出ているのではないかと期待しています。 過剰適応 この言葉は、本当にまわりを見てみるだけで あまりにもあふれている人々の行動様式のように感じます。 ぜひ読んでみてくださいね。 |
2005年12月13日(火)のフジノ |
● アメリカ政府と軍の本音はいつだって日本をバカにしてる 今日は僕の大切な父さんのお見舞いの為だけに 1日を過ごそうと決めていて このコーナーも更新しないつもりだったのに...。 朝、新聞を読むとあまりにも納得のいかない事ばかりなので あえてこれを書いています。 アメリカ政府のコメントは、本当に情けない。 つい先日(8日)もアメリカ国防総省のジョン=ヒル日本部長は 日本側の不安に理解を示した上で、 「時間がたてば心配は薄れる」と説明したと報道されました。 さらに昨日12日には、 空母『キティホーク』のダグ=マクレーン第5空母群司令は 「車の買い替えと同じで、より能力のよい原子力空母に替えるので 大丈夫」 と発言したと今日報道されました。 そもそも日本へ配備予定の原子力空母を トルーマンからジョージ=ワシントンに変更した理由も 「原子力爆弾を投下したトルーマン大統領の名前の空母を やめることで日本へ配慮を示した」 なんて言ってるんだもんな。 本当に、アメリカ政府の本音は 全く日本をバカにしているとしか考えられない。 原子力空母にするのは車の買い替えと同じ。 日本人は、心配したってどうせすぐに忘れる。 日本人として こういうアメリカ政府の人間の発言は 本当に不快でならないです。 あなたは腹が立ちませんか? それとも親米ポチだから気にもなりませんか? フジノは絶対に許せないし、 ますます原子力空母配備への反対する想いが強くなりました。 ● こっちがフジノの本業です さて、最近のフジノは 『原子力空母配備の反対問題』への取り組みばかりを やっていると思われてしまっていそうです...。 フジノの本業は『自殺予防総合対策』の実現です。 テレビ番組が放送された11日も、 実は前日10日から自殺予防の必要性について 徹夜で語りまくっていました。 政策学校『一新塾』というNPO法人で 今、フジノは1年間の研修を受けているのですが 10〜11日は合宿形式での研修でした。 遅れて到着した10日の夜から翌日のお昼までほとんど寝ずに 自殺予防総合対策の必要性についてを 合宿に参加した 一新塾の同期生の方々に向けて 切々と語りまくりました。 今日も昨日も 自殺予防の為の活動を続けています。 これが政治家フジノにとっての 最も大切な仕事です。 ● 告知です。 12月18日のNHKスペシャルで 岩手医大の取り組みが取り上げられるとのことです。 タイトルは『自殺を減らしたい』。 ぜひご覧下さい。 |
2005年12月12日(月)のフジノ |
● テレビ放送の影響 今日は丸1日休暇にして 体を休めるつもりでした。 けれども、たくさんの留守番電話(事務所への)と たくさんのメールをいただいて、 夕方までかけて ひたすらお返事していました。 それでもまだお返事ができていない方々には 大変申し訳ございません。 ありがたいことに、 「原子力空母配備の問題を知った」 「何とかしなければと思った」 という内容が多くて 改めて取材を受けて良かった、と思いました。 これを追い風にして あくまでも配備阻止に向けてがんばりたいです。 ● この国を愛していればこそ、原子力空母には反対すべき こういう問題に取り組んでいると すぐに「左がかってる」とか「共産党だ」とか言うバカがいます。 フジノはいつだってそういう攻撃を受けてきましたが そういうくだらないレッテル貼りには意味がありません。 (市長選挙の時には逆に「フジノは隠れ自民党だ」と言われました。 フジノを攻撃したいだけの人々はすぐにレッテルを貼ります。 ちなみに言うまでもなく、フジノは無所属です) けれども、今回の原子力空母反対は 左も右もカンケーなく1つになって反対すべきだとつくづく思います。 特に、この国を愛していればこそ、 絶対に反対すべきだと信じています。 ---------------------------------------------- 今日、ある市民の方から こう言われました。 「原子力空母が事故を起こしたら 放射能被害で 葉山の御用邸も完全に巻き込まれますよね」 フジノはこう応えました。 「その通りなんですよ。 葉山の御用邸どころか東京の皇居だって 確実に被爆します。 天皇も放射能の被害から逃げることはできないんです。 東京湾に原子力空母を配備するということは 日本の歴史や文化なんか 根こそぎ滅んでもカンケーない、ということなんですよ」 アメリカが原子力空母を日本に配備することが 日本の国益になる、と言う人々って この問題をどう捉えているのか、と思います。 天皇家を女系も認めるかとか男系でいくか、なんてことよりも 天皇家そのものが滅びる可能性の高さを 少しは考えるべきです。 関東全域が壊滅的ダメージを受けるのに そのどこが日本の国益なのか? 日本を守りたい、と思うのであれば この国を愛している、と思うのであれば だからこそアメリカの原子力空母配備には絶対反対すべきです。 フジノを攻撃したいだけのヤツらとか アメリカに何でも言いなりになってる人々は もういいかげんに目を覚まして下さい。 この国は、世界に尊敬される国になれるのです。 天木直人さんを選挙で応援した時から 改めてフジノはこの国への想いを強くしました。 この国は、独立した1つの国です。 自分の国のことは自分たちで守っていくのです。 アメリカの為だけに成される米軍再編に 日本が何故いつまでも媚びてついていくのですか。 繰り返し書きます。 日本を守りたい、と願うのであれば この国を愛している、と信じるのであれば 絶対に日本への原子力空母配備には反対すべきです。 絶対に。 ● 政治家としてやれることは全てやります まだ日程以外に詳しいことは決まっていないのですが 来年1月中旬に、下の2つのことをします。 (1)アジアの国会議員の方々の訪日団に 原子力空母配備反対にはアジア全体で反対する必要がある、 という想いを伝えます (2)信州の知事にお会いして、この問題への共闘をお願いします 政治家としてやれることは全てやります。 ● 今年も『第九』を聴くことができました 昨日は昨年に続いて、横須賀交響楽団の『第九』演奏を聴きに 横須賀芸術劇場を訪れました。 『第九』はふだんからipodに入れてあって ふつうにしばしば聴いているのですが 僕にとってこの横須賀交響楽団の演奏は特別に大切です。 また今年も第一楽章から 涙が出てしまいました。 あんまりぽろぽろ涙がこぼれるのが恥ずかしいので 音楽そのものに集中しすぎないように 気をそらすことにしました。 すると、コントラバスを演奏している方々の中に とても気合の入ったプレイをしている人を見つけました。 特に「ダッダタ・ダッダダ(8分・16分)」と弾く時の姿は ハードロックのリフのバッキングに通じるものを感じました。 率直に素敵だと思いました。 そこで、ずっとその人を見ながら 演奏を聴き続けました。 僕の席は3階だったので ステージからは離れているのですけれど、 その人の演奏への想いが感じ取れるような気がしました。 やっぱり音楽はすごくいいものだ。 そして、音楽を愛している人々を見ることは 本当に気持ちがいいことだ。 結局、第四楽章が終わった時には 昨年同様に涙でボロボロだったのですけれど なんか前向きになりました。 気づくと1年間があまりにも早く過ぎたことを感じました。 けれども、ふりかえれば そのどの1日もラクな日はありませんでした。 ヘビーな毎日を送りつづけ、その積み重ねが1年でした。 来年のことなんて何も見えないし、 いつだって全力を尽くすだけです。 それでも、この1年間も 本当に良くがんばったなあとつくづく感じました。 これからも、どんなことがあっても、 僕はがんばっていこう。いつも全力で。 改めてそう感じさせてくれた 『第九』の演奏でした。今年もありがとうございました。 |
2005年12月11日(日)のフジノ | ||
● 『スーパーJチャンネル』、観てくれましたか? 本日夕方に放送された『スーパーJチャンネル』、 あなたは観て下さいましたか? 『横須賀のタイゾー』というテロップには かなり悲しいショックを受けましたが、 取材を受ける時にそんな扱いを受ける覚悟はできていました。 (命をかけて働いている僕にとって 彼と一緒にされることは屈辱そのものです) しかし、そんな僕のプライドよりも何よりも このまちの政治家として絶対に伝えなければならないこと、 原子力空母の配備は絶対に反対! 原子力空母配備は横須賀だけではなく関東全域の問題! どうしてもこの2つを全国ネットで伝えるために あえて『杉村タイゾー』扱いされるのは ガマンしました。 17時30分からのテレビ朝日『スーパーJチャンネル』の特集では 「この問題は横須賀だけの問題ではない」という フジノの切実な想いがかなり強く反映されていました。 原子力空母の問題は この国に生きている人であれば 誰もが当然のこととして反対の想いを抱くことがらです。 それが今は、矮小化されています。 こんな状況を打ち破る為に 番組が少しでも役立ったならば、と思います。 『おむすびまる』からの 海面からの視点はものすごく勉強になりました。 この海を守りたい。 このまちを守りたい。 この国を守りたい。 だからこそ、絶対に原子力空母配備は反対です。 政治家としてやれることを 全てやりとおします。 ------------------------------------------------ 10日に行なった海からの抗議活動を 『RIMPEACE』編集部の方々がHPにアップして下さいました。 こちらも情報満載ですごく勉強になりました。 ぜひご覧下さい!(こちらとこちら) ● 番組を観た方から電話鳴りやまず 番組が終わった直後から、3時間近くにわたって いろいろな方々から電話をもらいました。 フジノ的には 「タイゾー扱いされたことへの怒りはきっと大きいだろうな。 もうメディアには出るなという声が多いかな?」 と思っていたのですが、 かなり好意的な声が多かったので、ホッとしました。 9:1くらいで、「がんばって!」という応援の電話でした。 (残りの1は、やっぱり「タイゾー扱いされるなんて!」 という怒りの声でした。内容そのものへの批判はありませんでした) 多くの方々が 政治家フジノの真意を理解してくれているようです。 この問題を初めて知ったという方もとても多く、 デメリットを上回る大きなメリットがあったと考えています。 「できることがあればお手伝いします!」 という声もたくさんいただきました。 ぜひ、一緒に闘っていきましょうね。 ● しかし、寒くなりましたね... それにしても12月に入って 本当に寒さが強くなってきましたね。 ついにフジノは今日、こたつを出しました。 風邪もとても流行していますね。 どうぞみなさん、お体に気をつけて下さいね。 これから忘年会シーズンにも 突入していきますけれど 暴飲暴食にもどうぞ気をつけて下さいね。 ---------------------------------------------- フジノは今年、本当に休みが取れなかったので 年末は可能な限り、親しい友達と会えるようにしたいと願ってます。 緊急な相談がある限り、昨年末と同じくいくらでも働きますが それ以外は、クリスマス&忘年会を かつての会社員時代みたいに 友達と楽しく過ごすことができたらなあと思っています。 政治家に転職してからはいつも仕事に追われていて 季節感が本当に無くなってしまったので 四季の行事をすごく大切にしているんですね。 そうやってしか、なかなか季節を感じることができなくて。 先日、クリスマス会に向けて 道具を買いだしに行ったんです。 ドンキホーテに行ったのですが 『レイザーラモンHG』の衣装ってすごい人気で 売り切れ状態なのでした。あーあ、欲しかったなあ...。
テレビに映った顔、ぶくぶくでしたもんね。 本当にひどい二重アゴでした(苦笑)。 どうかみなさまも、楽しい素敵な年末を過ごして下さい。 友達や家族や恋人と 安らぎの時間を過ごして下さい。 そんな楽しい素敵な年末が 来年も再来年も誰もが送ることができるように 政治家として、安全・安心を守るために全力で働き続けます。 がんばります。 |
2005年12月10日(土)のフジノ(その2) | |
● 明日11日夕方17時30分から『スーパーJチャンネル』です 今まさに編集活動をしてくださっているところだそうですが 座間と原子力空母の問題を扱った特集は テレビ朝日『スーパーJチャンネル』で放送されます。 時間は、明日11日の夕方17時30分からです。 ほんの数分の特集のために ここまで多くの撮影や労力が払われていることに 本当に敬意を表します。 フジノもちょびっとだけですけれども 放送されるかもしれませんから、ぜひ見て下さいね。 ● 横須賀市議会の『質問王』 原島さん(原島ひろこ議員)に教えてもらって読んだ 12月8日の毎日新聞朝刊の記事は 読み終わって 胸がスッキリしました。 全体の37%もの市議会議員が もう2年半も経つのに一般質問を1度もしていないのは、 明らかに市議会議員として恥ずかしいです。 「三浦市と違って、横須賀市は委員会中心で議論するから 一般質問は少なくなるのはしかたがない」 みたいな言葉が出ています。 これが『言い訳』かどうかを確かめるためにも ぜひとも次は 『委員会での発言』を調べる記事を書いてもらいたいです。 今回の記事には 実名が取りあげられていません。 けれども、記事の中でとりあげられている 質問が多いのは、無所属(12回)、1人会派(11回)など。 という文章ですけれど、 実名を挙げれば、このとおりです。 1位 フジノ(無所属)12回 2位 原島ひろこさん(ネットワーク運動よこすか)11回 もちろん原島さんもフジノも 『委員会での質問回数』もバッチリたくさんやっています。 今回の毎日新聞の記事は1ヶ所だけ間違いがあって、 定例会17回→12回です。 フジノは全ての定例会で発言しています。 立候補した時すでにスタッフに 当然のこととして、 4年間で合計16回の市議会で フジノが行なう予定の発言スケジュールを見せています。 でもさ、市長に質問することなんて 政治家として当たり前のことをしているだけなのにね。 やれやれ。 委員会と違って本会議では、 市長に直接質疑ができる大切な場です。 だから、たった1回でさえもムダにすることはできません。 かねてからフジノは 『横須賀市議会の質問王』だと自ら名乗ってきましたが それが記事によって実証される形となってうれしいです。 報道機関や市政オンブズマンなどに ぜひともこれからも(委員会発言も含めて) 厳しくチェックしていってほしいと思います。 |
2005年12月10日(土)のフジノ | |||||||||||||||||||||
● 海からアメリカに対して『原子力空母配備に反対』を訴えました かねてからずっと乗りたかった『おむすびまる』、 それがあらゆるタイミングが一致して 今日ついに乗れることになったのです。 ジョージ=ワシントンの配備表明に憤りを感じる『ヨコスカ平和船団』と 原子力空母問題を取材しているテレビ朝日と アメリカに海から抗議したかったフジノ。 この3者の想いが一致して 急きょ特別に平和船団の船を出していただくことになりました。 そしてついに、海からアメリカ海軍に対して 原子力空母への反対行動を行ないました。 12時半にJR田浦駅の海側に集合。 田浦港町方面へ歩いていき、長浦湾へと向かいました。
船なんて、ふだん乗らないよね! 猿島行きの三笠公園から出てる定期船には 乗ったことがありましたけれども、4〜6人乗りのヨットなんて 生まれて初めてでした。 天気も晴天で、『ヨコスカ平和船団』のみなさんも 暖かく迎えて下さったのですが、海の上は風が寒そう! 落ちるといけないので、乗る人はみんな ライフジャケット着用が必須でした。 フジノスタッフから続々と携帯電話にメールが入りました。 応援のメールかと思いきや、 「海に落ちた方がおもしろいぞ」 「今日は水面の温度は寒いので気をつけて」 うちのスタッフは本当にフジノ想いですよね...。
テレビ朝日の取材クルーのみなさんも もう1隻の船に乗り込んでの取材です。
おむすびまるは、海の上をどんどん進み始めました。
おむすびまるに乗った4人のうち フジノをのぞく『ヨコスカ平和船団』のクルーのみなさんは 風の向きに合わせてヨットを操作しています。とてもカッコいいです。
フジノにとって新しい景色に遭遇するたびに 「これは何々なんですよ」「あれが何とかです」と教えてくれます。 とても親切で優しい方々です。 そして、5〜10分ほど進んだ時に ついにアメリカ軍艦ゾーンにやってきました。 そして、軍艦の前には アメリカ海軍の海上パトロール隊が姿を現しました。 一方、日本の海上保安庁の方々も おむすびまるの護衛についてくれました。 海保の方々、ありがとうございます! さあ、海の上からの『抗議行動』スタートです。 おむすびまるは、横断幕を掲げました。 揺れる海の上で強い風の中、 横断幕を掲げるのはバランスが難しくて大変でした。 続いて、平和船団の方々が メガフォンを使いながら英語で演説を始めました。
続いて、ついにフジノの演説となりました。 平和船団の方があらかじめ用意して下さった英語の原稿があって 最初はアドリブを混ぜながら、それを読み上げていました。
平和船団の方から、 「フジノくん、原稿じゃない方が良かったよ!」 と言ってもらえて、感激。 やっぱり今の生の気持ちを強い想いをこめて話す方が へたくそであろうと伝わる英語になりますね。
そんな方々のふつうの楽しい土曜日の昼下がりは 原子力艦船の事故によって、もう2度と送れなくなるかもしれません。 海のこちら側から、陸のあちら側を見て、 僕は「本当にまずいことになってしまった」と思いました。 とにかくこんなにもたくさんのアメリカ軍艦が そしてその影に隠れるようにして潜水艦がひしめていることに すごくショックを受けました。 今までフレンドシップデーとか花火大会とか 米軍基地の中に入る機会は何十回とありました。 けれども、あれはまやかしでした。 海から見る米軍基地は、戦闘基地でした。 フレンドシップデーで誰もが並んで巨大なピザを買ったりとか マクドナルドが横須賀市内のものより大きいとか 映画が日本よりも早く上映されるだとか そんなフレンドリーなアメリカの日常を わざと見せているのがオープンデーの役目だと分かりました。 つまり、日本人に友好的側面を見せるだけのフェイク。 基地に協力してもらうための、ニセモノの姿です。 海から見たアメリカ海軍基地は、 ただの人殺し兵器置き場でした。 アメリカ軍艦の駐車場として この横須賀の海が使われていることに 吐き気がしました。
僕の大好きな横須賀。 31年間も暮らし続けてきたこの大好きなまち。 船にのって海から米軍基地を見たことが 今まで1度もありませんでした。 本当に、本当に、基地さえそこに存在していなければ サイコーに素敵な土曜日の午後、 晴れた気持ちいい海をヨットでクルーズしたようなものです。 けれども目の前に並んでいる軍艦は 実際にイラクへ出撃してきたものをはじめとする 戦争のためにしか存在意義が無い、殺戮兵器なのです。 広島や栃木での殺人を防ぐために 警察や行政が必死になって対応を取っている一方で この横須賀ではすさまじい数の人殺しを わずか一瞬で行なえる兵器が何隻も並べられているのです。 アメリカの海上パトロールは 最後まで僕の演説を撮影しつづけました。 僕は彼らに対して 最後まで笑顔でピースサインを送り続けました。 けれども、軍務中の彼らはにこりともしませんでした。 そう、軍隊は人を殺すのが任務であって 民間人の笑顔に応えるのは彼らの仕事ではないのです。 (一方、海保の方々に「おつかれさまでした。ありがとうございます」と フジノが声をかけると、笑顔をかえしてくれました。ナイス海保) フジノは、1人でも多くの友達を このおむすびまるに乗せてあげたいと思いました。 僕たち横須賀市民は 現実を知らされていない。知らなすぎる。 現実を見なくちゃいけない。 イヤでもつらくても、リアルな目の前の現実を直視しなければ。 それが僕の感想です。 原子力空母配備には絶対に反対。 この気持ちが改めて強まりました。 原子力空母の配備阻止の為に やれることはどんなことでもやり続けなければ。 幸せそうに暮らしている子どもたちの笑顔を見て 改めてその決心を強くしました。 ------------------------------------------------------ 『ヨコスカ平和船団』のみなさん、 12月は船を出さないことになっていたのにもかかわらず 今日は特別にムリを聞いてくださってありがとうございました。 本当に貴重な体験ができたことを こころから感謝しています。ありがとうございます。 テレビ朝日『スーパーJチャンネル』取材クルーのみなさん、 この1週間にわたって取材活動おつかれさまでした。 ふつうの政治家とは違うフジノの行動には 今まで政治部記者として活動されてきたみなさんにとっては かなりやりづらかったのではないかと思います。 けれども、取材活動、楽しかったです。 ぜひとも次はみなさんがプライベートで この横須賀を訪れて下さることを願っています。 海の幸、おいしいですよ。 蛸壺漁で取れたばかりのタコをつかったタコ刺し丼のうまさ、 バリバリ食べれる石ガニのおいしさ、味噌汁も最高です。 食べに来て下さい。いつでも横須賀を案内してまわりますから。 本当におつかれさまでした。 そして、こころから、ありがとうございました。 ● 大切な問題が取りあげられなかった『余波』 昨日、議会運営委員会で 原子力空母配備に反対する立場からの フジノの3つの提案が取り上げてもらえなかった問題について 今日は複数の新聞が取りあげていました。 (毎日新聞05年12月10日朝刊) こういうのって、情報収集能力がすさまじい アメリカにとっては「横須賀市議会は1枚岩では無いな」という 誤ったメッセージを送ったことになります。 提案を話し合うことすらしてもらえなかったこと、 本当に残念なことだと改めて感じました。 |
2005年12月9日(金)のフジノ | ||||||
● 市民にひらかれた議会のはずなのに 全く納得ができない。 原子力空母配備へ反対するために 横須賀市議会でやれることは全てやりたい! というフジノの提案は、 あまりにも『理解できない理由』で拒否されました。 フジノの3つの提案は 結局、議会運営委員会で話し合ってすらもらえませんでした。 (この様子を報じた神奈川新聞の記事はこちら) ---------------------------------------------------- 今日の議会運営委員会のてんまつは こんな感じでした。 (1)発言通告にもとづいて、フジノが発言することへの 『許可』はもらえました。 (2)フジノが3つの提案を述べました。 (3)この提案について議会運営委員会で 『議題』としてとりあげるべきか/とりあげないか、を 会派で話し合うために いったん休憩となりました。 (4)50分間の休憩のあいだに、会派で話し合いが行なわれました。 (5)その後、議会運営委員会が再開されました。 (6)全ての会派がそれぞれ「とりあげるべきか否か」を述べました。 (7)その結果、フジノの提案は『議題』としないことに 決定となりました(共産党のみが「議題とするべき」でした)。 しかし、どうしても納得がいかないのが その『議題としてとりあげない理由』です。 事前にフジノの提案を知った テレビ朝日が議会運営委員会の撮影を求めました。 「撮影してくれ」とフジノが頼んだのではありません。 にもかかわらず、このことを指摘して ・フジノ発言を認めるかどうかも決まっていない段階で マスコミがその件について撮影を求めるのはおかしい ・自由な議論を行なう場がマスコミによって妨げられる ・このようなテレビ局とフジノ議員のカンケーという 背景を考えるとおかしい ・フジノ議員のスタンドプレーであり、 市議会としての足並みを乱すものである どの会派も「提案そのものは重要だと思うが」と前置きをしながらも 上の意見を複数の会派が述べて 「これらを考えると議題にはできない」 と結論づけました。 つまり、フジノの提案は、 議題として話し合ってすらもらえなかったのです。 議会運営委員会のメンバーではない フジノには反論の機会がありません。 そこで、このHP上で反論いたします。 重要な提案だと考えるならば どうか正式に話し合ってください。 さらに、 (1)議会運営委員会は市民に対して公開の場であり、 マスコミの撮影があるくらいで 自由な議論が妨げられてしまう脆弱な場なのですか? (2)撮影を求めたのはマスコミであり、 フジノが依頼したのではなく一切カンケーがありません (3)フジノのスタンドプレーどころか、 これだけ切羽つまった状況なのに誰も提案しないから だからフジノが提案しただけです (4)原子力空母配備への反対のために あらゆるしがらみを捨てて 1つにならなければならない時期なのに 「スタンドプレーだ(=フジノ個人が目立ちたがっている)」と うがった見方をしてしまう議員がいることは 明らかに誤解で残念です。 フジノはこのように思います。 非常に残念です。 議題としない理由として、納得ができませんでした。 フジノは原子力空母配備を撤回できるなら 別に自分が提案なんかしなくても良かったのです。 数十万人もの命がかかっているこの問題を前に フジノが売名行為をして何の意味があるのですか。 そんなことは一切考えていません。 先日のHPで書いたとおり、 フジノは今回のテレビ朝日の取材を受けたくはありませんでした。 想いはただ1つ。 原子力空母の配備を阻止することだけです。 そのためにガマンして取材を受けていることや 誰もやらないから議会運営委員会に 提案をせざるをえなかったことはスタンドプレーですか。 問題の本質は、 原子力空母を反対する、この1点だけのはずなのに。 本当に、虚しさを感じます。残念です。 ● 原子力空母反対のためにやれるべきことを全てやるべき 議会運営委員会が終わった後、 あらためて複数の新聞社やテレビ朝日から取材を受けました。 フジノは、議会運営委員会で議題とされなかったことは 気にしている時間はありません、とコメントしました。 12月2日にはアメリカ国防総省が 2008年から横須賀基地には 原子力空母ジョージ=ワシントンを配備すると正式発表しました。 「アメリカによって原子力空母の配備が どんどん既成事実化されているこの差し迫った状況を前に やれることは全てやりたい」 とインタビューに答えました。 蒲谷市長に一般質問をしても肩すかし、 横須賀市議会に提案をしても話し合いさえしてもらえない。 それならば、ここから先は 自治体の枠にとらわれない超党派の議員によって 原子力空母配備の反対のためにできることを全てやっていくのだ、と 決心しました。 ● 本会議では討論を行ないました さて、午後2時からは 本会議が行なわれました。
また、すでに提出されていた議案約50件に加えて 教育長が交代することや人権擁護委員、公平委員会メンバーなどの 人事案件も新たに追加提出されました。 全ての議案に対してフジノがどういう行動(賛成か反対か)を とったかについては明日以降に詳しく載せますね。 今日は本会議最終日でしたが 最後までずっと気が抜けない厳しい議会でした。 12月議会は今日で終わりましたが 明日からも忙しい日々が続きます。 ● 横須賀市民9条の会へ やっと時間ができたので、 フジノも呼びかけ人をしている『横須賀市民9条の会』の Yデッキでの活動へ参加しました。 『ガラスのうさぎ』の上映会のお知らせと 横須賀市民9条の会について知ってもらう為のチラシを配りました。 フジノも演説をさせていただきました。 『9条の会』の活動は楽しいんだよ、というのをアピールする為に 明るく楽しく演説させてもらいました。
精神保健福祉をとりあげてくれる方は フジノにとっては本当に数少ない同志なのです。 昨日、大きな交通事故が起こって 僕は友達を亡くしてしまった直後でした。 悲しみをふりきる為にもあえて明るく演説させてもらいました。 仕事をしている時には 悲しみを忘れることができます。 そんなフジノの悲しみはともかく、 『横須賀市民9条の会』にみなさんぜひご参加ください。 よろしくお願いします。 ● 地道にしつこくやっていく 夜は、お通夜に参列してから すぐにとんぼ帰り。 若い市民の方々20名くらいと共に 原子力空母の配備に何故反対しているのかについて お話をしました。 原島さん(原島ひろこ議員)にも ゲストとして参加していただきました。 こういう地道な語り合う活動が 実を結ぶには多くの時間がかかることでしょう。 それでもしつこく、やれるべきことを すべてやっていきます。 小泉劇場型政治に対抗する為には フジノもメディアを使った闘いを行ないます。 けれども、薄っぺらい劇場型政治をぶっ壊すには 1人1人の市民のみなさまとの対話こそが 大きな力になっていきます。 こんな間違っている政府は、 必ず変えてやる。 ● 明日は、平和船団の船に特別に乗せてもらいます あなたは『ヨコスカ平和船団』の活動を 知っていますか? 実は、今年の定期活動はすでに終了したのですが 明日、特別に船を出していただきます。 かねてから政治家フジノは平和船団の船に乗りたかったのですが ちょうどテレビ朝日の取材が重なったこともあり 特別にフジノは乗船させていただけることになりました。 ありがとうございます。
しかし、僕は同世代に対して 連帯感と親近感を覚えます。 記者さんの「原子力空母配備について徹底的に取材したい」 という想いは熱く、マスコミ嫌いのフジノも 彼については信じてみたいと思っています。 ぶっちゃけ2人とも船(特に小さいの)は苦手なのですが 米軍基地を海から見るチャンスはなかなか無いので がんばって挑戦してきます。 明日もがんばります! |